売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます
売れればいいって もんじゃない
恋 ...
夜だった。一人だった。暗い川を筏で渡ろうとしていた。筏はとても古かった。櫂で漕ごうとするとバランスを失った。川は濁流で、僕は今にも落ちそうになった。すると、川面からぬめっとした首のような、海獣のような ...
ある日、テレビを見ていた。天気予報のキャスターが出てきて天気図の前に立った。天気図のマークはどこもかしこもこんなだった→●。キャスターがさわやかに言った。
「今夜のお天気です。東京は夜でしょう。横浜 ...
特に取り柄もない私でも
唯一確実に操れる
彼の自動を奪って
私と正反対の動きをさせることが出来る
右手を上げると左手をあげ
後ろに下がると前へ進む
私が見ていないと
何をしているかは ...
ふくろうは飛び去らなかった!子供が死んで、その子供に捧げられている音の数は少なく、和声は簡素ながら、鐘のように心を静かに打つ。失われた時間へのなごりおしさのようなものが網のように聴くものを包み込む。美 ...
木枠の純粋な匂いの内部に原始的なストロボの衣擦れを伴い
カラフル挿入を楽しむ彼
平衡感覚と投射されたとろける日差しの帯域に触れて
銀色のシェル纏うリズミカルが爪を置き去りにした水浸しで
...
(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=168092の冒頭に転載)
映画は時間とともにヨコに流れる「時間芸術」である。しかし、それはときに、一瞬にして強 ...
{引用=
2005.10/23
}
灰皿に残った
くだらない意志の燃えかす
それはただ そこにあった
その向こうで
ステレオが鳴っている
英詞を理解できない君
意 ...
その友人は小学生の頃(小学5年生)に好きになった人がいた。
ただ、当時は好きとかは思っていなかったらしい、
小学生が異性の事を意識することもなかった。
目の前の現実に溶け込む日々が限界だっ ...
いくら文字を綴ったって
孤独が紛れなかったろうよ
一晩中女を抱いたって
治まらなかったろうよ
酒を飲んだって
呑まれてたろうよ
クスリをやったって
死んでたろうよ
何 ...
朝顔の蔓をのばして、電話線
花を耳にくっつけて、受話器にした
沢山の花に見つめられながら、僕達は秘密のお話をしようと、
青い花の僕から、赤い花の君へコールをしました
一 ...
夜汽車で行こうか
わたしを捨てに
ジャズとわたしと 手を繋ぎ
星はヒトに奪われた
標本箱の琥珀にすらなれなくて
きみの血は眠り続けることだろう
夢はわたしに奪われた
心を燃やした ...
拝啓、とさせていただきます。
日々つつがなくお過ごしでいられますでしょうか?
貴方と途絶えて最後にお目にかかったのは何時かもうすでに忘却の彼方ではありますが、今まで二人でどんな時を過ごしたか想い起 ...
全身を引っ張られて
急速に上昇する
その間、身動きはとれない
雲を越えあわやの所で
やっと止まる
カラダが自由になった
星が見たくて振り返る
その速度は風の如く
回り回って大きく空 ...
列車から{ルビ放=はな}った鮮花は孤児だから一枚一枚懐柔していく
長針の長さか短針の長さかと午前午後とも振り切れてなお
隣家の瓦のいろを確認する軋む板間にうぶ着の陽光
...
暖かな色した
おれんじ
深い色した
こん
空は何時でも
こころと
りんくしてる
今僕は、ショパンの曲を聴きながら、以前古本屋で手
に取った「吉野弘詩集」を開いています。薄く赤茶けた
表紙の中心には太陽らしきもののデッサンが描かれてい
ます。なにげない日常の場面を描いた「夕 ...
自分の
息づかいばかり
きこえてくるのに
きづいて
顔をあげると
音がなくなっていた
音のかわりに
白い沈黙が
すべてを覆い尽くそうとしていた
残像を組み立てていたんです
きっと綺麗なあなたの姿になると思っていたんです
でも思い出の中のあなたと違って
歪な奇形になりました
理由は判っているんです
叶えられないことなんです
私に ...
雨が落ちる
光が走る
亡き人にはもう会えない
個人と社会の関係性を考える時にどうしても気になるのが疎外の問題だ。気になるというよりも、個人的にはぬきさしならない命題として私の頭の中に長年こびりついてしまっていると言った方が良い。恥ずかしい話だが ...
独りが好きな訳じゃないけど
記憶を消したいから
夜一人になって
雨の音を静かに聴いた。
何もかも
流れていけば
と
ただ
そう思った。
違和感ばかりの胸を掻く
赤く痕は広がっていく
通信は途絶えそう
畳と天井の距離
「こんな事しか出来ないの」
黙っていた君が洩らした最後の言葉が蘇る
その感性は初め、一瞬だけ ...
もう、
忘れてしまえないだろうわたしを置いて
片耳うさぎよ
にげなさい
どうして、
こんなにも寂しいというのに
深みにはまることを知ってきたのに
どうしても、 ...
好きと嫌い 人は生き物はこの感情によって他を淘汰し 繁栄してきた ならば その被者は 潔く消えてきたのだろうか 違う 人間は淘汰されたからここまでの知恵を身に付けたのだ しかし そろそろべつのものが現 ...
霧のような雨
わざと傘をささずに
散歩して
レインブーツはいた足が
水たまりを蹴る
なんか
足りない
フードつきの
レインコート
黄色いミトン
違う
足り ...
画面のほうでなく
カーテンを見た
おもしろみのないまっしろなやつだ
気持ちがほっとする
わたしははっとする
雨で道路はまだら
手をつなぎながら歩いて笑う
雨なんて平気
ひどくな ...
くり返す波に
届かずじまいの手を思うとき
ようやくかぜを
聞いた気がした
この世にひとつの
具象のような
二本のあしで
すれ違えるものを
まちがえながら
ここにいる
...
実を言えば、詩の現場で実際に書きつづけている人々にとっては、外部の者がどう言おうと関係ないのである。それぞれがそれぞれに優れた詩を書きつづけていれば良い。詩に向かう動機や信念は人によって様々であろう ...
君の、言葉なんか
毒にも薬にもならないんだよ 君の言葉なんか
俺のこと、貶めるなら貶めるで
励ますなら励ますで
それなりに心を傾けてくれないと、どれも
結局無価値さ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
売れればいいってもんじゃない(MTVを見て)
アハウ
自由詩
2
08/1/30 3:55
夜だった。一人だった。
鴫澤初音
散文(批評...
2
08/1/30 3:11
天気予報キャスターはさわやかに言った。
〃
散文(批評...
2
08/1/30 3:02
影遊び
麒麟
自由詩
2*
08/1/30 2:46
colorless
鴫澤初音
自由詩
2
08/1/30 2:44
湿原尖
瓜田タカヤ
自由詩
2
08/1/30 2:38
批評祭遅刻作品■時を止める—「殯の森」と「ノスタルジア」にお ...
渡邉建志
散文(批評...
10*
08/1/30 2:02
君を壊すのは
健
自由詩
9*
08/1/30 1:29
初恋
海月
自由詩
0
08/1/30 0:37
玩具
maynar...
自由詩
1
08/1/30 0:02
朝顔電話
musi
自由詩
1
08/1/29 23:49
さよならのかわりに
室生
自由詩
2
08/1/29 23:16
向こう側の貴方へ
maynar...
散文(批評...
1
08/1/29 23:13
月に守られながら遊ぶ
夜恋
自由詩
0
08/1/29 23:05
初夜
簑田伶子
短歌
14*
08/1/29 23:02
想撮空間。『こころ』
愛心
携帯写真+...
4*
08/1/29 22:34
批評祭参加作品■吉野弘氏への手紙
服部 剛
散文(批評...
5*
08/1/29 22:26
雪と子供
美砂
自由詩
0*
08/1/29 22:21
Dump Dump Dump
000
自由詩
0
08/1/29 22:15
待ち人
百合
自由詩
1
08/1/29 22:11
批評祭参加作品■怠惰な物差し ——あるいは違犯と視線について
岡部淳太郎
散文(批評...
1*
08/1/29 21:58
記憶
xたろおx
自由詩
1
08/1/29 21:53
「通信」
菊尾
自由詩
0
08/1/29 21:44
片耳うさぎ
千波 一也
自由詩
6*
08/1/29 21:44
時空
イシ
自由詩
0
08/1/29 21:29
小雨のなか
風音
自由詩
2*
08/1/29 21:26
変わらないでそこにある
よしおかさく...
自由詩
1*
08/1/29 21:12
かなしみ沿岸
千波 一也
自由詩
8*
08/1/29 20:46
批評祭参加作品■難解さへの接近
岡部淳太郎
散文(批評...
5
08/1/29 20:39
何の意味もない
musi
自由詩
1
08/1/29 20:29
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