声は途切れ まぎれる
指のように
熱を背に描きながら
髪の水を見あげる
まわる響き 枝のはざま
しなり したたり
森を燃す羽
ひとつまたひとつ 飛び去る
...
防水が付された言葉の鈍角が扉を叩いているのを見ていた
ロシアンティー陶器の縁が欠けていて言葉は絶えて積もる骨の春
精巧なデコイを彫った。単音の別離はかちりと錠を回した。
...
『近所から鳴き声が煩いと苦情が来た。さて、この場合学校で飼っていた鶏はどうするべきか』
そんな命題がしばしば出される。
倫理観だとか教育的配慮だとか、そんなものをこねくりあわせた結果、よく導き出さ ...
すいしょうだま こわしたよ
きみのひとみにはいりたかった
くろくてきらきらひかってる
やみのなかのかすかなひかり
なにをみているの
ぼくをみすかして
ほかのだれかをみているの
そ ...
かってもらえよ
さわったらとげがささる
ピッカピカのバナナ
せなかもおなかのママに
かってもらえよ
生きる気
マンマン
みづうみ
マンマン
日 ...
静かな夜
草を揺らす影と影
逃げるように追うように
どちらも何かを掴むため
耳を切る
指を切る
熱が集まる
息が下がらない
この鼓動は逃がさない
話せるのは ...
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ほら、くびすじに傷。
友達に言われて触ると、
ぴりりと痛んだ。
けんかしたの?
誰と?
してないよ。
先週行った美 ...
デニーズの半円形のテーブル席で
フローズンヨーグルトを飲みながら
通りを眺めてる と
フローズンは溶けて
ヨーグルトになった
すこぶる健康な昼
着信があったよ
シンガポール ...
かまわないよ
僕はうしろを歩くから
「手をつなぎたい」
ちょっとそんな気もするんだけど
かまわないよ
僕はうしろを歩くから
君の真っ白なスカートが汚れて、
ちょっと残念なんだけど ...
ハモンドオルガンの音
心が澄む。
悪を吸い取ってくれる
反省して、己を恥じる。
疲れた、
疲れきった。
もうこれ以上
できない。
心の奥底の叫び
心の悲鳴
助けてくれ、助け ...
死に髪の匂いをまく
夭折のバイオリニスト
ひとから愛を引き出して
古いピアノたたかれている
旧ソビエトの優雅なさ迷い
死に髪の匂いをまく
夭折のバイオリニス ...
美しいメロディー
美しい花々達
美しいボディー
美しい旋律
安らかな眠り
柔らかな肌
約束の時間
山のカラス
死への誘い
死への準備
死への喜び
死への諦め
皮を剥きながら
話しかけることの虚しさに気をとられて
滑ったナイフの
切っ先のその先からながれでた
一筋の金属のさまは
川を流れいく繊維の
けっして移ろわない影のように
ただ
...
ぼくの隣でいつも輝いていた。
太陽はいつだって笑っていた。
雨の日も風の日も雪の日だって。
ガス管をくわえたあの日だって。
太陽は白く笑っていた。
太陽はいつだって輝いていた。
ぽかぽ ...
中東にバーレーンっていう国あるやん
「タイン」はアラビア語で、祭りみたいな意味やねん
発音としては「バハレインテイン」のほうが近いかなぁ
紀元前からチョコレートに似たようなもんはあったん ...
濁った空の下でも
星が輝く
プラネタリウム
汚れた空気の中で
花が咲き誇る
造花の庭園
分かり合えない
人たちの中で
作り笑顔の
いつもの私
天に星を
地に花を
そ ...
光は
神殿の回廊を
巡ってくる
空は
重い記憶を消して
蘇生する
地には
新しい
人の気配がする
雨は上がったのだ。
ちいちゃい頃のぼくらは、バカの天才ばっかりだった。
プールに思い切り飛び込んで、みんなを見下ろすほどブランコをこいで。
工事現場のトタン屋根を、危うげにいくつも飛び越えて。 ...
邦楽なんか
と箒をかき鳴らし
セックス・ピストルズを崇拝していたクラスメイトが
品出しをしている店で
立ち読みだけして帰る
あんなに笑い合ったのに
ロクに目も合わせない
書き置きを残 ...
朝一 電線が雪を溶かす。そこには五千二億ターブの熱がある。
鋏でちょん切れば分かるよ。溢れ出た言葉が
地面できらきらするから。地面を溶かすから。
何を言っているかさっぱり分かりはしないけど、
...
狼よ、
何ゆえ人を憎むのですか
丘の上の孤独な魂に
真っ赤な月が涙を落とす
愚かなる二足の獣達は
私の愛する者を連れ去った
二度と帰らぬ影の為
喉笛を切り裂き ...
雪うさぎ 泪で己を溶かし消ゆ
風になり、花になり
ずっとそばで―――
今日は街に雪が積もって
めったにないことだとニュースでも騒いでいました
わたしはそのことが少しばかり怖くて
あなたの手を握ったのです
やわらかく ...
春晴れやウキウキわくわく揺れ動く
此処は何処見覚えのない銀世界
すみれ草大切な人見つめてる
朝ごはんを食べている
私は
朝ごはんを食べながら
パレスチナの報道を眺めながら
今日の数学レポートのことを悩みながら
今夜のサークル飲み会の時間と場所を思い出そうとしてい ...
同じ高さの
等高線を歩いてたら
あなたに出会ったので
二人は等高線を
同じ色で塗り潰した
眼下には
果樹園の地図記号が
広がっていた
まるで恋のように
山頂を示す記号は
...
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて
『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた
ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ...
歌が歌えなくなった姫は
この喉元に誰もが眠る夜に
そっとナイフを当てた
もう私が私じゃなくなって
しまう、と
恐れて。歌えない私など
誰も見てはくれないと
独りきり部屋に閉じ篭り
...
記念品の万年筆で
山脈なぞる
インク抜いたボールペンで
モンタージュ写真をトレース
ほころびがあるはずなんだけど
あるとおもう
線をつなげて 森林から指名手配
...
伝えたいこともなく君は背中の彼方に
誕生日はただの24時間であり
裸もただの曲線であった
一つも通じないランゲージが
シーツの上で収束していく
こうしてまた季節は過ぎるのだった
今年は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
境音
木立 悟
自由詩
3
08/2/10 21:33
デコイ
しろいろ
短歌
4*
08/2/10 21:12
いただきます
亜樹
散文(批評...
1+
08/2/10 21:08
水晶
ゆうと
自由詩
3*
08/2/10 20:51
ピッカピカのバナナ
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/2/10 20:10
「草触り」
菊尾
自由詩
1
08/2/10 20:02
傷についての会話
beebee
自由詩
0
08/2/10 19:42
デニーズへようこそ
むらさき
自由詩
4*
08/2/10 18:29
僕の迷路
友子
自由詩
0
08/2/10 17:54
苦悩
ペポパンプ
自由詩
6*
08/2/10 17:41
優雅なさ迷い
吉岡ペペロ
自由詩
3
08/2/10 17:17
デスパレート
ペポパンプ
自由詩
6*
08/2/10 17:02
刻印
clef
自由詩
1*
08/2/10 16:47
新月の家
草野大悟
自由詩
4
08/2/10 15:29
2月14日、3日前
北大路京介
自由詩
18*
08/2/10 15:26
天に星を地に花を、私に生きる力を
紀ノ川つかさ
自由詩
2
08/2/10 15:24
雨あがる
Etuji
自由詩
1
08/2/10 14:45
バカの天才
あすくれかお...
散文(批評...
0*
08/2/10 12:14
犬歯
佐々木妖精
自由詩
8*
08/2/10 12:03
「感電詩」
プテラノドン
自由詩
1
08/2/10 11:05
白銀の狼
poorgu...
自由詩
0
08/2/10 10:58
雪うさぎ
〃
俳句
2
08/2/10 10:22
さくら色の手紙
Rin.
自由詩
21*
08/2/10 9:49
すみれ草
夏川ゆう
俳句
0
08/2/10 7:15
分厚い朝
あすくれかお...
自由詩
1*
08/2/10 5:41
地図
小川 葉
自由詩
2
08/2/10 3:05
穴の夜に
石畑由紀子
短歌
35
08/2/10 2:09
うたひめ。
AKiHiC...
自由詩
2
08/2/10 1:01
破線
text
自由詩
1
08/2/10 0:56
君に発信したエラーメッセージはきちんと届きましたか?
ピッピ
自由詩
8
08/2/10 0:54
5098
5099
5100
5101
5102
5103
5104
5105
5106
5107
5108
5109
5110
5111
5112
5113
5114
5115
5116
5117
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
5128
5129
5130
5131
5132
5133
5134
5135
5136
5137
5138
8.18sec.