15 嘘 (終)
結局
あたしとまゆこさんがいた場所は
なんだったのだろう
夢ではなかった
ことだけは
確かだ
ただいま
鍵 ...
窓辺に立ったあなたは
たったひとこと
「外へ行きたい」と
言った。
もしかしたら
私の隣りにいた
あなたは
私よりも
おとなだったのかもしれないと
少しおとなになった
私は ...
水玉の反射光
少しだけ、離れた目線
水滴が頬を打つ
その、一瞬くらい前
私は私より
ずっと私だった
足元が脈を打つ
それは轟きであり ...
恋と間違えちゃいけない
このせつない気持ち
会えない気持ちがふくらんで
恋という妄想を作り上げる
間違えちゃいけない
これを恋と呼んではいけない
人が壊れていく
大人が強いと言ったのはどこの誰だろう
声をはり上げて
大声で叫んで
ただ静かにわたしは暮らしたいのに
誰かの心を疑うこともなくて
意味もなく何かを恐れることなく
静か ...
闇に包まれた空の下に
僕と君がいた
なぜか分からないけど
君には幸せになって欲しい
手をつなぎたいけど
どうしても届かない
闇によって遮られている距離は
月が見 ...
薄い膜に包まれている
甘くとろける液体の中で静かに呼吸をする
触れるもの全てが薄い膜を通して
目にするものが全て薄い膜を通して
壊れそうな人の肩に触れる
悪夢を見る人の肌に触れる
とろける ...
気がついた時には箱の中にいた
体を小さく折りたたまれ身動きがとれない
ひざが箱にあたり
息苦しさは、箱のところどころにある小さな穴で和らいでいる
細い光がまだ生きていることを教えてくれる
お ...
すなおな円の中に
さかなや鳥や
そしてほ乳類を集めて
食べる
それぞれの
交差する部分で
わたしらは健康を保つ
それは罪深いことではない
ラベルには
聖書のことばのようなもの ...
虚脱して
テレビをつけて
「この人はなんでこんな顔の造りなのかな?」
と、ふと思って
吹き出して
「他人に興味を持つってこういうことなのかな?」
考えて
ちょ ...
仏教の教えに、十界論というのがあります。生命の境涯の世界を十に分けたものです。下から、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界と上がっていきます。日本の仏教では、死ん ...
ひとつ ひとつの
大切なものが
記憶と共に胸の中に
この街で過ごした日々は
君と共に僕の心に語りかける
季節が流れてゆく ひと時は
君との時間が大きな存在だった
...
母なりし君
小さな花産み
長い髪揺らして
いくつの波越えたかしら
幼子 言葉ひとつ とつ とつ 覚えてゆくたびに
通学路でぽつり唄ったメロディ
夜{ルビ来る=きたる ...
水族館のデンキウナギが
発電しているのは
何のため
自分を感電死させて
遠いところで待つ
恋人に会うため
遠いところで待つ
恋人が発電しているのは
何のため
旦那さん ...
{引用=美しい涙に沿って目をさがす
by oldsoup『内部ナイーブ』}
方舟は沈んだきみのゆびも絵も僕のなみだもノアの見る夢
...
見えていたはずの夢も
視えていたはずの君も
ぽっかり穴が空いたお月さまのせいで
夜の中に溶け込んだ
この日に生まれたのは、冷たい冷たい蛹に包まれて眠った青い蝶々でした
...
たった一度の人生だから
心のままに生きてみたい
後悔のない人生を
(照、らす/照、らす/天照、らす/照、らす/
赤い月、の/照、らす)
(真っ赤っ赤、のお月様/錆れた街を照、らす
/冷たい、光/孕んだ恐ろ、しさ/其れは形容
、出来ない/感覚)
(灰 ...
始まりではなく
初まり
無限の初まり
矛盾ではなく
今この刻も
無限の初まり
始まりも
終りもない
無限の初まり
カラスの群れが やってくる
ドヨドヨ ドヨドヨ 黒雲のように やってくる
すると,やつらは,いっせいに降りてきた
グルグル渦巻いて 円形に降りてくる
カラスがズラリと並んだコロシアム
やつら ...
泣けない
泣かない
もうそんなことでは
泣けないんだ
雨上がりの晴れた午後
本当に泣けることでしか
泣かないと
誓う
いつかこの肉体は崩壊するだろう
この精神もほどけるだろう
それまでに何ができるか
考えたい
この青く大きい空の下
両手をいっぱいに広げて
やがて命の海に融けていくとき
私は知るだろう ...
電気が止まった ガスが止まった 水道が止まった
暗い闇の中で静かに 指先が震えた 携帯電話が止まった
パソコンは友達だった 息をしなくなった 花を添えて
線香を立てて チーン
チンコ丸出し ...
路上の水溜まりに
人が落ちていく
見上げると
空を魚が泳いでいる
見えていなかった
世界の本質が
突然そのように
あらわれることもあった
今私は魚の餌になっている
愛する人が何も ...
シシャノユメ
オマエ アタマワルイ クワレル サンジゲンノリッポウタイカラ
セッソクドウブツノヨウニ クノジガタニオリマガッタ テアシ トビダシテイル
ヒロガル スキトオッタヒカリノヨウナエ ...
{引用=
年が明けたら
一月になれば
初詣に
神社へ
おみくじを
ひいてみます
"大吉"が
出れば良いなぁ
巫女さんに
「こんにちは」
声を出して ...
天井のフックに引っ掛けても
まだ
膝の裏に届く長い髪で
息をするように嘘をつく
望めば全てと言うし
少し前のことを覚えていないから
お話を作るのとも言う
とても髪がのびたから
...
紙飛行機のコックピット内
傾いた筆記体で綴られた
「ジュぺリ」
キャスター付きバックを転がす彼女は
外国人を、
エイリアンと呼んだ
マザー、
母船を彷彿させる民家の明かり
玄関 ...
愛しい愛しい愛しい愛しい
君のその笑顔が
痛い痛い痛い痛い
君のその瞳が
枯草の擦れる音は宙に舞う
暖房の暖かさより君の愛
去年今年目標はまだ決められず
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
嘘
アンテ
未詩・独白
3*
07/12/30 0:05
冬の日
ざくろパイ
自由詩
1
07/12/29 23:31
俯瞰
山中 烏流
自由詩
5
07/12/29 23:26
危険信号
ざくろパイ
自由詩
0
07/12/29 23:25
母は強くない
暗闇れもん
自由詩
4
07/12/29 23:02
ある夜の君を考えた時間
ark-ey...
自由詩
2*
07/12/29 22:50
膜
暗闇れもん
自由詩
0
07/12/29 22:40
おトイレに行きたい
〃
自由詩
1
07/12/29 22:09
食事
tonpek...
自由詩
13*
07/12/29 21:44
今夜僕は寝ないよ
udegeu...
自由詩
0*
07/12/29 21:05
よいお年を。
山崎 風雅
散文(批評...
3
07/12/29 20:44
私と友への
ark-ey...
自由詩
0*
07/12/29 20:41
元気ですか
kaori*
自由詩
1*
07/12/29 20:33
デンキウナギ
小川 葉
自由詩
3
07/12/29 19:42
Short peace
本木はじめ
短歌
9*
07/12/29 19:24
蝶々
し ん
自由詩
1*
07/12/29 18:46
無題
風花
自由詩
1
07/12/29 18:36
akai.
manabe...
自由詩
4
07/12/29 18:17
初まり
空麦
自由詩
0
07/12/29 17:52
決闘
guchi_...
自由詩
0
07/12/29 17:12
流涙
渡辺亘
自由詩
1
07/12/29 16:08
無題
〃
自由詩
1
07/12/29 16:06
支払い
狩心
自由詩
1*
07/12/29 13:56
水溜まり
小川 葉
自由詩
3
07/12/29 13:36
シシャノユメ — 死者の夢
狩心
自由詩
2*
07/12/29 13:34
来年の予定
北大路京介
未詩・独白
2*
07/12/29 13:29
まぼろしの毒をたべる友達
ミゼット
自由詩
2*
07/12/29 12:59
「ホロウェイ」
プテラノドン
自由詩
1*
07/12/29 11:46
恋ではない
ゆず
自由詩
2*
07/12/29 10:19
去年今年
夏川ゆう
俳句
2
07/12/29 8:14
5105
5106
5107
5108
5109
5110
5111
5112
5113
5114
5115
5116
5117
5118
5119
5120
5121
5122
5123
5124
5125
5126
5127
5128
5129
5130
5131
5132
5133
5134
5135
5136
5137
5138
5139
5140
5141
5142
5143
5144
5145
加筆訂正:
パレード 〜年の瀬の夜〜
/
服部 剛
[07/12/29 19:36]
一部推敲しました。
5.65sec.