あなたの涙を見てみたくて
軽い気持ちで手首を切ったよ
何も終わる気配はないし
未だ始まってすらいなくて
真っ白な世界の真ん中辺り、泳がされているだけさ
此の感情を何と云うのだろう
最後 ...
「兄さん、あとそこにある段ボールだけだよ、重いから気をつけて。」
「あ、ああ。」
あと数日で、18年間慣れ親しんだ我が家を出て行くというのに、
まだ俺は実感がわかない。
「東京はも ...
{引用=
yuko「まいそう」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136784
*この論考はひとつの詩作品に対する考察でありながら、ある「歪んだ妄想 ...
鳴らない電話を握り締めて
思い耽る心は彷徨う
創造の世界の中でも僕は不自由
光の欠けた電球を見つめる
淡い希望ならば抱かない方が至福
思い出さない幸せ
忘れた時の悲しさ
半分ずつ ...
駅に人垣ができていて通れない。『ちょっと?おれ終電なんですけど?』まあ見てごらん、外国人が改札前で揉めている。終電に走る足が次々に止まる、日本人は深い溜め息をついた。
それを制する力も術も持たぬ ...
「ぼく」がYで 「せかい」がXなら
たぶんYよりXになりたいと願うだろう
「せかい」はあるがままで とても無機質なものだとしても
YはXを選ぶだろう
自分で色を変えられるカメレオン ...
そろそろかなと思い始める十月の終わり
会社が休みの日には 生家の林檎畑へ行く
林檎の収穫は九月から始まっているが
十一月にもなれば 雪が降り始めるので
積もって身動きがとれなくなる ...
という音は
もう
名前じゃない
でも
実体じゃない
呪文のようなものだ
という音は
ぼくらを
切なくする、熱くする
とい ...
雨の日には 何もせずに
暗い部屋の真ん中に
座る 僕は
四隅に巣を張り
蜘蛛になる
時が過ぎ去るのを
じっと待つ
抜け殻
上空の
重苦しい雲から
流れ落ち
煤煙に塗れ
...
痛み
胸
傷と呼べば嘘になる
負うを認めれば
悲劇に拍車がかかる
麻痺
緩和
傷と呼ぶにはおこがましい
痕を受け入れれば
強がりは陰を落とす
傷など負っていなければ
抱え ...
いいコトも
わるいコトも
全て自分で選択するしかないんだ。
それが
正しくても
間違いでも
自分で選ぶしかないコトなのだから…
鳥かごに迷い込んできた蒼い薄翅に、
向こうの空が透けて見え、少女は息を呑んで手を伸ばした
まるで、天鵞絨かオーロラのように煌く翅が、小さく羽ばたいて
鳥の児らの鼓動を早めさせる
加 ...
寒い夜が
自動車の窓を
白く塗り固めた
凍える座席に
うずくまって
眠る冥王星
冷え切った恋が
空調の隙間から漏れ
助手席に当たる
疲れ切ったエンジンが
怨恨に二度空回 ...
封印するも
解くも
操れるほどの孤独
寂しさを嘆いたところで
在りもしない
作れもしない
空想は空想でしかない
生まれゆく不安を片手に
失いし愛情を追いながら
焦りを切り刻む残酷 ...
自殺しようと思った日に、おじいちゃんが死んだ
おじいちゃんとの思い出が
たくさんよみがえってきて悲しかった
ぼくが変わりに死ねばよかった、なんて思ったけれど
そしたらおじいちゃんが悲しむだろう ...
詩を構成する要素のひとつに喩や韻律などの他に余白というものがあると思うが、それはどうも語りにくい要素のように思われる。というのも、喩や韻律などは文字としてちゃんと人の目に見える状態で表われているのに ...
「人間だから」と
宝ものだったあの人が
だからものになってしまった
「運命だから」と
宝ものだった恋心が
だからものになってしまった
「才能だから」と
宝ものだった夢が
だから ...
反射熱――りふれくと――Reflect
Reflection――反射、反射熱、影響、現れ、映像、鏡映
谺を返そう。それもより大きく、その熱にやられないように大きな熱量をもって。“りふれくと” ...
「愛されたい」と
傍で吐息混じりに呟いた
僕たちの均衡は
愛情が濃くなればなる程に
一つずつ剥がれていく
変化する形状に怯えるが
壊れたらまた創ればいいと簡単に君は言う
会う ...
月よ灯を
雪や雫を
白い夜に犬よ這い回れ
長き夢よりの無形の使者
跪けと唸る永劫の王
雪に埋まる娘は白銀の一滴
雨に声を
雲に土を
欠けた月を眼にうつし
一斉に呟く絶 ...
もういいよ 判るよ十分 物語る
連絡来ない 時の 分ほど
きっといつか小さなアパートの二階のベランダから
この世で最も醜い青と橙の冷たいグラデーションを眺めながら
冷え切った珈琲を流し込んで
ゆっくりとベッドに沈む
とても美しいその一連の仕草 ...
2月になるとチョコレート買いづらいからさ
いまのうちに大量に買い溜めておくんだ
ミルクチョコもビターなやつも欲しくなるかもしれないし
抹茶や苺 クリスピータイプも とりあえず買っておこう
...
さて詩を書こうといきごんだ。
でも、
すぐに、
ボクはとってもかしこいから、
詩を書こうは
いかんなと思った。
ボクはそいですぐ、
これまたやはりボクらしく、
書こ ...
(カウントして、さあ!)
笑えばいいかみさまのイコン
ついこないだまで生きていたと、信じないなら問題なかろう
すりこまれた誠意
フォルテッシモより馬鹿げたメルシー
ファイ ...
人間の作る直線や曲線は
そのものがかたどる影よりも少しだけ歪んで見える
美しいままでとどまって居たいと望む心が
その指にデジタルカメラのシャッターを切らせる
あまりにも、ありのままの、 ...
図書館で 独り頁を 捲る夜
埋めらんない 手帳の空白 君のため
許してる ごめんと聞ければそれでいい
一瞬の恋にも五分の魂を
隠せない傷跡を見られたとき
後にうまく接することはできないだろう
人との出会いが生み出すメリットとデメリット
両者が生み出す不協和音と神
寂しがりやな僕には
音楽を聴かずには ...
こぼさずにすくってみたら戸惑いも愛しく思うバスルームでの
シャンプーの匂いと泡とやさしさもひとり占めする君の後ろで
悲しいと誰にも言えずにトイレの中 ひとりトイレットペーパーを千切る
ゼロでいいむしろマイナスでもいいよ 大凶の可能性何パーセント?
後れ毛を引っ張り君をつかまえて触れるうなじの柔ら ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
W.R.I.S.T.C.U.T.
000
自由詩
0
08/1/27 23:25
あと幾日
はるこ
散文(批評...
2*
08/1/27 23:18
批評祭参加作品■僕たちの罪は、どうすれば癒されるのだろう
2TO
散文(批評...
4
08/1/27 23:12
19
海月
自由詩
1
08/1/27 23:06
外国人のミサイル
N哉
自由詩
2
08/1/27 22:51
たとえばの話
tatsuy...
自由詩
1
08/1/27 22:48
心が行く
砂木
自由詩
8*
08/1/27 22:13
_
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/1/27 22:12
雨の線
佐藤犀星
自由詩
0*
08/1/27 22:08
尊さ
見崎 光
自由詩
2
08/1/27 22:03
セレクト
xたろおx
自由詩
1
08/1/27 21:59
翅に焦がれる鳥児らは
musi
自由詩
1*
08/1/27 21:57
宙車
木屋 亞万
自由詩
1*
08/1/27 21:49
今を成す不本意な思考
見崎 光
自由詩
2
08/1/27 21:29
死がこんなに悲しいなんて
壺内モモ子
自由詩
1
08/1/27 21:23
批評祭参加作品■余白について考える試み
岡部淳太郎
散文(批評...
4*
08/1/27 20:33
だからもの
イオン
自由詩
1
08/1/27 20:32
批評祭参加作品■詩のない批評:「反射熱」へ宛てて
2TO
散文(批評...
5*
08/1/27 20:26
「溺れる心音」
菊尾
自由詩
6*
08/1/27 20:03
冬
湖月
自由詩
1*
08/1/27 19:46
「ひとり恋」
佐和
短歌
4
08/1/27 18:45
二階のベランダ
虹村 凌
自由詩
6*
08/1/27 18:11
2月14日、煮干しの日
北大路京介
自由詩
13*
08/1/27 17:49
ひさしぶりに
よーかん
自由詩
1
08/1/27 17:41
カウント
ぬ
自由詩
3
08/1/27 17:04
海面上昇2
rabbit...
自由詩
3
08/1/27 17:03
バイエル
ぬ
川柳
3
08/1/27 16:43
出会い
ark-ey...
自由詩
4*
08/1/27 16:02
Peach Milk
ユメミ リル
短歌
1
08/1/27 15:37
くびすじ
春日
短歌
3*
08/1/27 14:31
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加筆訂正:
海面上昇
/
rabbitfighter
[08/1/27 17:08]
加筆訂正(読みやすくした)
低い太陽(重機人間ユンボルより)
/
月見里司
[08/1/27 16:41]
タイトルに発想元を明記。
5.74sec.