文庫本のページで挟んで潰したわたしのうた
小さくて
みじかい
誰にも聞かれずにおわった
おわりがあるからよかった
イヤフォンでせきとめられた
音楽が出口をもとめてい ...
キャンディチョコレートの包み紙が
ふうわりと積まれて
白いテーブルの上で
落ち葉みたいにかさかさ動く
禁止されてはいないのに
たばこもお酒もたしなまないのは
...
それなりの
背丈と重みとがあるわたしに
自動扉は開いてゆく
容易に
開いてくれることが
当然でなければならない、と
わたしもすっかり
慣れてしまって
背後で閉じられる
自動扉 ...
いくぜー!
オーイェー!
男らしさを見せてやれ
強い自分を見せてやれ
疲れを知らず
責めて責めて責めまくり
額に汗して踏ん張る
どこからでもかかって来い!
罵声を浴び
蹴飛ば ...
友達には言えない愛の言葉
あなたとの
出会えるのも
たぶん
もう
カウントダウン
いつも聞かされる
あなたとあいつの恋愛話
それは
僕が前に進めなかった
あなたからのペナル ...
振られても振られ続ける宿命か?
我侭な君にお仕置きする子猫
浴槽のなかで
泣くと
温まった頬よりもっと
熱いものが滑る
首筋をかすめて鎖骨へ
塩を含んだ水滴が落ちて
水に溶けてゆく
こうしていると
かなしみはまた
薄い皮膚を通 ...
君が手に引かれるままに
ここに来るまでのことを覚えていない
余所見ばかりして 少し眠っていたのは
良い道だと称えられていたから
手が離れてしまうことなんて恐ろしすぎて
そうやって守っているも ...
マトリョーシカの
ながした涙は
乾いてのぼっていった
風が吹いている
虹のむこうに
見上げる
雪のあいま
ひらめく桜のあいま
海のつづきに
***青い星の歌によせて*** ...
漕ぎ出す手は 不完全
オールを持つ手が震えてる
手が痛いよ もう傷だらけだ
暗い暗い 先が見えない水平線
君のほうが重傷だ なのに まだ舞台は続く
MISERY 泣く子はだあれ
終わら ...
毎年、節分の時期が近づいた頃
駅には近所の小学生の作った『鬼のお面』が飾られる
"上手な子"の作品が選ばれて飾られる
自分の作ったお面が飾られる子供は
近所の おば ...
ガラス越しに夜明けを待って
カンボージ・ノーバの昼が去ると
体をちっちゃくした夜がやって来た
大体、同じ"周期"で回る "ルール"を守る
すごいなあ ...
「幸せが
逆に重荷になることだって…
あるだろ?」
そう言ってしまったあのとき
君の目を見れなかった。
あれから何年だろうか。
まだ
そんな重荷になるような
幸せに ...
雲のかたちがはっきりしてくるのは、まちがっ
ていることにいきどおっている、そのあらわれ
なのだと、すっと、受けとれる気がする。わた
しのぎざぎざのところにひっかかっている朽ち
かけた木っ端だの ...
何も見たくないから
瞳をとじて
何も聞きたくないから
耳をふさいで
何もしたくないから
僕は僕を殺めるのです
それは
ノイズじゃない
アイズだ。
雑音なんて
この世に存在しない。
そうでしょう?
*
昨夜のコト
あたし ...
私を揺する
毒苺の群生する
この森で
木々は静かに呼吸する
膝を小さく折りたたみ
瞳をとじて
二月の寒さを一口のんだ
あの
冷たい上では変わりなく
星が瞬いているのでしょうか ...
新鮮でぷりぷりしてる酢牡蠣かな
オリオンに向かう心で深呼吸
寒晴やカメラ持つ手が震えてる
街角で意味が言葉を待っている
路地裏で言葉が意味に迷ってる
大通り概念だけで埋め尽くし
僕はただ謝りたかっただけなのに
街並みに黄昏れはじめた君の影
蒼い地球
まだまだ知らないことだらけ
限られた時間の中で
出会い 別れ
笑い 泣き
誰だって光りに包まれていた時代がある
それを忘れて
それを懐かしんで
それ ...
アンリ・ミショーに「Aの肖像」という散文詩がある。以下、恣意的かつ部分的に抜粋する。
{引用= 青年期の入口に達するまで、彼は一つの球体を構築していた。密封され、充足した球体。稠密な、彼一人の ...
朝のニュースが日曜日を知らせてくれる
誰も知らない
神様はもう狂っちゃったんだって
惑星はパレード
ゴミ処理場はもう無重力
チャンネルを回して
君の孤独で朝を温めて
サイレンが掻き消 ...
会いたい人は会えない人
安易な日常の麻痺
なんだか居づらくて
その場を後にした
語尾は無機質
情感に名残りがない
あなたの言葉が数列みたい
だから一つだけ嘘をつく
...
力無く流れてゆく血液を、子猫が舐めてくれていた。
はっきりと見えた筈の血液の流れを、とっても綺麗に消 してくれたの。
音も無く脈々と。
静かに。
とっても。
留まる視線の、そ ...
求めるこころを捨てたら
いつしか
こころは穏やかなあいでいっぱいになりました
たくさんの愛と
僅かばかりの哀と
07/07/15
うさぎバトンがまわってきたので、日記を認める。
ぴょんと跳ぶのは、ウサギ。
ひょいと隠れるのは、キツネ。
猫は、 ...
ぼくは大きくなったらトラックになりたいです
トラックになったら背中を改ぞうして
大きな大きなポンプをつけます
わきばらにホースをはめて
頭にライトとかがみをつけます
そしたら体をすべて赤 ...
山のように
積みあがった吸殻
明かりが落ちた
暗い寒い部屋
安コーヒーを口に運ぶ
今日も恋人に会えなかった
来たのは酒に酔って調子のいいオッサン
キラリ
...
ハンバーガーを二口、三口
出来上がった断面は
あの子の泣き顔に姿を変えた
頭の中ではメリーゴーランドが回り続けている
もう何週したのだろうか
数えることにも執着が離れた頃
...
きょうはまめまき
おにはそと
ことしもいちねん
ふくはうち
にほんていえん
おにわそと
きぱじゃまちゃぱじゃま
ふくはうち
おきてるはずだよ
あにはどこ?
ごはんにしましょ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
100%グレープ
______...
自由詩
2*
08/2/2 18:21
チョコレートは優しい
〃
自由詩
0*
08/2/2 18:18
自動扉
千波 一也
自由詩
4*
08/2/2 17:55
★*+☆:☆*※★
ペポパンプ
自由詩
5*
08/2/2 17:44
友達には言えない愛の言葉
夢乃 綴喜
自由詩
1
08/2/2 17:22
宿命
夏川ゆう
川柳
0
08/2/2 17:01
飽和
銀猫
自由詩
16*
08/2/2 16:40
遠ざかれ
九谷夏紀
自由詩
1
08/2/2 16:21
空に
ましろ
自由詩
3*
08/2/2 15:53
クロール
電脳ノコギリ
自由詩
0
08/2/2 15:47
紫鬼のお面
北大路京介
自由詩
15*
08/2/2 14:58
opera
ぬ
自由詩
2
08/2/2 12:50
幸せ
xたろおx
自由詩
0
08/2/2 12:16
はなから、悔い
clef
自由詩
1*
08/2/2 11:51
殺人
ゆず
自由詩
2*
08/2/2 10:56
アイズのセカイで
Sa;
自由詩
3
08/2/2 9:38
ほしになったら
パンダコッタ
自由詩
4
08/2/2 8:57
新鮮
夏川ゆう
俳句
1
08/2/2 8:03
君の街で
小川 葉
俳句
3
08/2/2 6:14
さだめ
山崎 風雅
自由詩
2*
08/2/2 5:42
球体がある
パンの愛人
散文(批評...
2
08/2/2 5:29
新しい世界
000
自由詩
0
08/2/2 4:17
「ソート」
菊尾
自由詩
1*
08/2/2 4:14
こねこ
hope
自由詩
1
08/2/2 3:40
あい
あぃ
自由詩
0*
08/2/2 3:26
うさぎバトン
あおば
自由詩
4*
08/2/2 3:02
ぼくのゆめ
木屋 亞万
自由詩
1*
08/2/2 2:31
光る目
山崎 風雅
自由詩
3
08/2/2 1:01
頭上を漂う無愛想な律動
深 緑
自由詩
0
08/2/2 0:34
2月3日の日常
Honest...
自由詩
2*
08/2/2 0:21
5111
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5.7sec.