当事国には
非常に迷惑な話だが
自称詩人の家族にとっては
最後に残された道なので
試しにウクライナに
送り込んでみようと思う
そのまま死んでくれたら
家族は大喜びだし
ひょっとしたら
...
波は打ち寄せ
天涯孤独、
同心円形に
後光射し、
砂地に横走る
蟹の赤々、
虚ろな声の
喉は引き裂かれ
青い 深く青い空 只ひろがり
僕は泣いて笑って喚いて しずまり
輝く ...
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使、
寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変え
足早に石灰岩の舞台に水を打ち
去り逝く人々の孤独を聴き取る。
独り独りの限界と可能 ...
安らいでいる
昨夜の疼痛発作、
嘘のように
安らいでいる
街は今、彩り豊かな遠景
浮き上がり消える美の残照
時は静止し息を潜め
奥まる意識に桜の花、
散らす はらはらと
はら ...
毛糸の陽だまりにも春は来ていた
健気に母が計算した数式は
今朝、消しゴムで消しておいた
経験だけではどうしようもない
結論や結果があって
けれども僕らは
健康な明日を願うのだった
...
パイナップル
有名な文学作品との語らいの途中で「人って体裁を気
にしすぎると本質を忘れがちだと思って生きてきたけ
ど本質のエレメントの文字や概念も今やAI ...
あしたから春です
という宣言がされ
そこかしこで煙があがった
すべてを語ろうとする僕たちは
不足を抱えることになり
かろうじて嘘ではない かもしれない
くらいの言葉で
このほそい ...
あべのハルカス
シャレたビルのフロアを
こんな高いところにもってくるとは
空をオナカにあしらった
こんな素敵なクマさんがいるなんて
みんな落ち着かないよ
落ち着かないよね
ワ ...
小路を下り来た足が
民家の庭先にある酔芙蓉の木に
止まってしまいます
日差しを浴びる幾つもの
いくつもの花を
見てしまう
どれもがすっかり
酔い心地
木は通 ...
夏子は待ち遠しい
照りつける太陽が
寄せては返す小波が
小麦色の肌に
素足で歩く砂浜
麦わら帽子を被って
いちごミルクのかき氷
蝉の鳴き声が響く
忘れたい暑さは
誰のせい
項垂れた様子で
貴女が放つ色彩は
赤 青 灰
項、硬直し
瞑る眼の相貌、
ただ 沈黙
内部へと
折り重ねられた翼、
貴女の名を呼んで
一瞬に開ける光景、
貪り呑み込み羽ばたく
...
戦争が平和を利用する
平和とは略奪だ
子供たちを巻き添えにして
パンとチーズのために、
俺の家族のために、
容赦ない 機銃掃射で平和を願う
皆殺しによって、
街に平和を取りもどす
年老 ...
脳天に五寸釘を打ち込んで
血が噴水のように鮮やかに
飛び散って美しい
自称詩人が唯一人のために
なった瞬間だ
道端三姉妹の名前を
思い出せない
こんな時にネットを使うと
ボケ防止に ...
とっくに燃え尽きた私の夢、
桜の花々白く白く青空に映え
その下を忙しく歩き過ぎる人
わたしとあなたは
ばらばらに進みながら、
一つの目的地を共に切り開いている
私たちが生きる、 ...
○「独り言格言」
*「人の一生を充実させるかどうかは
学ぶ力にかかっている」
*「グローバル社会
円安によって我が家のおかずも一品減った」
*「自分を知れば道は見えてくる」
* ...
世界は崩れ落ちたりなどしない、その中で右往左往する無数の個が、語ることもままならず腐り落ちていくだけだ、眠ることのない二四時、薄暗がりの部屋の中空にそんな言葉が捨て置かれていた、後頭部を包み込む枕 ...
居心地の良い
気温 湿度 明るさ
そして 土
たくさんの植物たちが所狭しと住んでいました
大小さまざま 色とりどり
かわいいもの カッコイイもの 不思議なもの
個性豊かな たくさんの植 ...
三月十二日 火曜
天氣 晴
起床 六時二〇分
就床 十時二〇分
今日は全部の學科が東西合併でした
圖画は色の彩色を習ひました
國語は自習でした
裁縫は感想(一年間の成績につい ...
昏がり
伸ばされた少女の白い腕
僕の地平線のすべて
そうよ
私がいなくなれば
永遠に陽はのぼらないわ
僕は鳥
魂は地平線の彼方---
不意に少女が腕を下ろす
僕は
...
順番がきて
名前を呼ばれて立ちあがったけれど
なんて言えばいいのか、なにを言えばいいのか
わからなくって、ぼくはだまったまま
(だまったまま)うつむいて立っていた。
しばら ...
愚か者に短銃を突きつけ
緑青にはきれいな羽織が
しとどにも、よく似合う
とおく小高い霊廟がうつる 蝶の脆羽の鏡面は
祭の金魚のように忙しなく からにあった煎餅瓶も
どこかしことおくそ ...
異世界に迷った ヒッキーからの自分を思う
仕事から逃避の横恋慕はなしのつぶて
夜の横浜を走る ラインのくそったれ
お疲れ様の返事がお疲れ様とはよう
妙に静かな公園には萎れたバレーボール
デ ...
ゆでてあえるだけ
コーヒーのパスタを食べた
ゆで過ぎたべたべたパスタ
変わる味の微妙な茹で加減
スタバでコーヒーを飲んで
家に帰ってまたも挑戦して
ふるいレシピをコピーして
...
水 あつめるところから暮らす
俯く 嫌 こころ写すから
窓や雲を数える 迷うまで
何かの粒とうがいに使われた
白っぽい水が
くり返し吐き出され
洗面器を満たしてゆく午後
わたしの ...
いちばん好きな場所は屋上で
鳥かごみたいな制服のスカートが
風を受けるとひらひらと舞って
本当に飛べるような気がしたから
空を見ている間は
瞬きをして
雲を何針も縫ってしまう
上 ...
仄かな熱、
三本の柱、
絶えず声、
生きるために生きる
のなら、
進み化けるために
ノイズまみれの生から
溢れ出す 垂直の瞬間
切断する 時を
この燦々と日曜日、
張り ...
さくら錯乱
さくら錯乱でも気さく
サクサク歩く桜道
月あかりに照らされ
ぼんやりと
音のない映像見つめた
部屋の中にしのび寄り
現れたのはさくらの霊
染井吉野は泣い ...
みそひともじ はおまじない
歌を忘れたカナリアが
閉じ込められた鳥籠の
扉を開ける合言葉
57577
世間知らずの詩人さん
おいらも一つ考えた
ぜったいばれ ...
○「青春の回想4」
僕の友人の話である
中学生の時に二つ上の先輩から
いきなり呼び出されてめちゃめちゃに殴られた
どうして殴られたかはまったく心当たりがなかった
しかししばらくするとそれ ...
真っ直ぐ容赦なく進む時間に
春、桜の花 絢爛に舞う
花道、進み全身を浸せば
不思議なくらい、
瞬間 瞬間 現れ出て
花吹雪はいずれ
私という存在に垂直に降り
時間という緩慢な容赦 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自称詩人を戦場に送り込んでみる
花形新次
自由詩
1+
23/3/21 20:30
根なし草のうた
ひだかたけし
自由詩
3
23/3/21 20:09
使命(改訂)
〃
自由詩
2*
23/3/21 17:06
安らぎの時
〃
自由詩
6*
23/3/21 11:46
景色
たもつ
自由詩
6
23/3/21 10:46
パイナップル
足立らどみ
自由詩
3
23/3/21 9:27
すべてを語ろうとするぼくたちは
はるな
自由詩
5
23/3/21 9:02
あべのハルカス
日朗歩野
自由詩
1
23/3/21 8:28
積雲
リリー
自由詩
2*
23/3/21 1:09
夏子の熱
坂本瞳子
自由詩
0
23/3/20 23:17
シンカ
ひだかたけし
自由詩
2
23/3/20 20:07
戦争が平和を利用する
atsuch...
自由詩
4*
23/3/20 19:58
忘れて
花形新次
自由詩
1
23/3/20 18:07
夢と未知
ひだかたけし
自由詩
6*
23/3/20 17:00
独り言3.27
zenyam...
自由詩
1*
23/3/20 15:59
mechanical ventilator(人工呼吸器)
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
23/3/20 13:10
咲くやこの花館
日朗歩野
自由詩
0
23/3/20 12:52
女學生日記 五十九
TAT
散文(批評...
0
23/3/20 4:36
少女よ 地平線のすべてよ
藤原 実
自由詩
2*
23/3/20 0:01
四月になると
田中宏輔
自由詩
17*
23/3/20 0:01
わが‐ともがら
あらい
自由詩
1
23/3/19 22:39
小指と薬指から
民二郎
自由詩
0
23/3/19 21:15
ゆでてあえるだけ/ゴル参加、お題は白さん
足立らどみ
自由詩
2*
23/3/19 19:48
燕たち
soft_m...
自由詩
0
23/3/19 19:44
teenager
ミナト 螢
自由詩
0
23/3/19 19:42
捧げる。
ひだかたけし
自由詩
2*
23/3/19 19:12
さくら錯乱
足立らどみ
自由詩
2*
23/3/19 17:29
みそひともじはおまじない[私家版まざあぐうす]
藤原 実
自由詩
1*
23/3/19 17:10
独り言3.26
zenyam...
自由詩
4*
23/3/19 11:01
桜の花舞うこの時に
ひだかたけし
自由詩
5*
23/3/19 10:51
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
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512
513
514
515
516
8.49sec.