「とおこちゃんはしんでるからね
生きなきゃね」
と言う友の
その無邪気で純なやさしさの
受け取り方に戸惑い
そういうあなたは
「もうがんばって生きてるから『生きてね』と言わないでくれ」 ...
一列にピシャっとトミカを並べて遊んだ形跡
塗装の剥がれた車たち ふかふか布団の上に整列
ああ愛おしいな かわいいなと親の眼差し
その時 私は後ろの後ろから一線を見た
大人 ...
季節を思い出した この冬に
時間のないジェットコースターに乗った感覚で
花を一輪大切に指で包む 会話を弾ませる 微笑みを正面に
時間の感覚を麻痺させる脳処理をして
この ...
マリトッツォになりたいと
マリトッツォは思ってます
既になっているようだけど
到底にして満足いきません
大胆不敵に広がった口から
ローマの風を吹かそうとの
勢いを邪魔するクリームが ...
心の外側で謝ったり笑ったりするとき、自分を消費している感じがしてよかった。精神の空洞に合わせて身体を削って、サイズを合わせようとしていた。自分の欠けているところがはっきりと見えていて、でもなんと言 ...
起きたら、全部の指が親指になってたから、
マニキュア塗る領域は、壮大。
ブラックホールの中は、1LDK。家賃は5万。
大島てるで見たら、超がつく程の、事故物件。
スロースターターな、精液は、テ ...
一輪の花がゆっくりと、蕾を開く、宵の夢
創造のわざは、私のなかに働く
私を支える茎は背骨、密かな光合成をとめず
今日もわずかに、背丈を伸ばそうとしている
たとえまだ、日の目を ...
意識こそ人だとしてもその数は常に身体よりも少ない
なくしてしまった
兄の釣針を探しに
僕は海の底へと降りていった
そして針が刺さったかのように
姫と出逢い
糸で釣られるかのように
姫に惹き寄せられた
この海の底に
青々とした宮殿があっ ...
向こう岸に移る山崩れを即興する
格子の廊下の底が、またたくあいだに、
亡くなった人々が、浮かんできます
輸卵管から噴き出す、落葉樹の後にも先にも
無抵抗な琴線を生まれながらにして破れ
手 ...
こんなクソ寒い日
障子紙がえ
みすぼらしいらしい
寒い日
声がデカくなる
「詩とはなにか」
白紙でいいんだよ
だろう
障子紙なんか
夜の死顔は隠匿される
太陽による窒息死
視覚の分厚い曖昧に覆われて
悪夢の下着を脱いだ獣の顎骨から
乱立するギヤマンの伽藍
涸れた河床を磨かれた顔たちが遡上を始める頃
剥離した脱落者は紐で ...
寒いけれど
すがすがしい
冬の青空が広がっている
晴れた日には
必ずといって良いほど
謎の大型4発のジェット機が
まるで
異次元のトンネルから飛び出すように
上空の途中 ...
絵を飾る
遠い砂浜
日が沈む五分前
遠くに人影が
犬の散歩だろうか
それとも
心の散歩だろうか
気がつけば
絵の中に立っている
橙色に染められて
描 ...
岩
せせらぎがながれ
葉やはなびらがながれて
風
計量器の退屈を戯れ
・
無が刻印された
...
いつも通貨は飢民を迂回して流通する
いびつな地球儀の舵をとっているのは誰
鍋の底に経済の残滓がEDMみたいだ
僕は誰。僕のからだのなかには吸い殻と
古い写真と優しかった女しかいないから
...
この深夜
横殴りの雨が降り
街を冷たく濡らしていく
布団のなか僕は君のことを思う
遠くへいってしまった君のことを
二人とりとめなく温め合った時間のことなど
雨音は空虚を満たし、
...
「21年間も、遅刻して、ごめん」
遅れてきた恐怖の大王が、
謝罪しながら、世界を終わらせる。
演技でイったフリしてる、不思議の国のアリス。
スワイプしまくって、世界を吹っ飛ばす。
眼 ...
何度も凍り付きそうになる。気の利いたゴムボールのように弾む会話をするということは、きわめて難しい。それは、僕たちにとって、お題を課せられて即興の詩を書くのと同じくらい難しい事のように思われた。(これが ...
もう一人くらい私がいてもいい、はずなのにやはりいないのだ 雪
ここに太陽、街に星。
アナザー、クレイジー。
爪切り、祝日。
アナザー、クレイジー。
ひどい嘘をつくってるんだ
仕事がない日には、ずっと
キリンが逆立ちしたピアス
やっと買えたん ...
青瓷の封緘、奥に媚薬を少々
瑠璃三鳥は粧し込む、殊にムクロのたましい
金輪際 からくり時計の砂粒すら風花に充散る
それにしたって窮屈な匣である 「わたし」 は
どこへむか ...
ヘリポートに出ると猫がいた
そこにいると危ないぞと言うと
あわてて逃げていく
空は高くて雲ひとつ見えない
洗浄機の栓を抜いて顔を洗う
管理者が椈の枝を落としている
ストレッチャ ...
旅の空、ため息ついてる君をみてボクはひとりで生きてるみたいだ
新しい道を行くのはただそこが遠くの山を見わたせるから
守りたい月は遠くに輝いて諦めちゃ ...
コインランドリーの特徴的な匂いが彼の持ち味。
君は綺麗だとは言うものの斜め後方から。
日曜日の午後はいつも小雨の降る街で手を繋ぐの。
そんな決まった天候のある街などないと言う常識人。
あの人は ...
地元出て何年か後に戻ってきた地元の良さに再度気づいた
田んぼとか畑いつの間にか消えたアパートばかり建ち嫌になる
散歩する海岸沿いの遊歩道薄いブルーが南国のよう
変わらない町並みがあり ...
始まってしまったものはしかたないから終わらせていくだけである
拍子抜けするほど弱い、暴れ出す癇声と、煮詰まった鍋底を浚う
晩餐は肉体を静思し、絞り染めの疲労感がある。炎熱に筆を取る
ガサツな渋柿をひとつ。盗み読む白湯から運動場までを切り抜ける疾風。
...
残業で
すっかり遅くなってしまった
疲れた身体を引きずって
車のドアを開け乗り込むと
助手席にいる
随分大きくなった
初めて出会ったときは
小さな子猫ほどだったのに
ある日突然
姿を ...
1
もう二度と会えないねって交わした約束と
12度目の冬を迎える
寒いなーって思ったら
あなたの町に雪が降ったのね
ブラックフライデーにクリスマスプレゼントを買って
夢の中 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
友だから
凍湖(とおこ...
自由詩
3
21/12/2 16:46
トミカと神様の眼差し
朝焼彩茜色
自由詩
2
21/12/2 13:50
時間を落とし切る
〃
自由詩
3
21/12/2 13:04
マリトッツォ・バランス
ブルース瀬戸...
自由詩
4*
21/12/2 11:32
20211201
はるな
散文(批評...
4
21/12/2 8:50
粉状少女と、逃げる自販機
ツチヤタカユ...
自由詩
2
21/12/2 5:48
蕾
服部 剛
自由詩
9
21/12/2 0:35
_
いる
短歌
1
21/12/1 23:13
わだつみいろこの宮(青木繁の絵画より)
紀ノ川つかさ
自由詩
3
21/12/1 22:03
ニンフ
あらい
自由詩
2
21/12/1 22:00
障子紙
ナンモナイデ...
自由詩
5*
21/12/1 20:32
素体回帰
ただのみきや
自由詩
3*
21/12/1 18:21
異次元からの訪問者
st
自由詩
6
21/12/1 11:28
絵心
やまうちあつ...
自由詩
9*
21/12/1 11:17
#
津煙保存
自由詩
6*
21/12/1 11:06
棄民のうた
梅昆布茶
自由詩
12
21/12/1 8:11
雨は降り続ける
ひだかたけし
自由詩
6
21/12/1 4:46
空気コーヒー
ツチヤタカユ...
自由詩
2
21/12/1 2:49
Ⅾソリューション
本田憲嵩
散文(批評...
4
21/12/1 2:23
_
いる
短歌
1
21/11/30 23:24
アナザー、クレイジー。
竜門勇気
自由詩
2*
21/11/30 23:11
御玉杓子の憐憫
あらい
自由詩
1
21/11/30 21:52
4.5
mizuno...
自由詩
4
21/11/30 21:19
ボクはひとりで生きてるみたいだ
秋葉竹
短歌
1
21/11/30 20:24
写真
ふるる
自由詩
5*
21/11/30 19:01
散歩
夏川ゆう
短歌
1
21/11/30 5:43
_
いる
短歌
0
21/11/29 23:14
金魚草の死に目
あらい
自由詩
1
21/11/29 21:41
対話篇
やまうちあつ...
自由詩
2*
21/11/29 19:09
stones
mizuno...
自由詩
1
21/11/29 15:32
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
加筆訂正:
素体回帰
/
ただのみきや
[21/12/2 14:42]
修正
4.82sec.