不謹慎だと思うけど
自分が死んだ時
誰かに今まで頑張って来たのに
もう死んだのかとか
まだ死なないで欲しいと
言われるのは嫌だな
今まで頑張って来たこと
努力してきたこと
すべてが無駄 ...
この雨
歩きたい
傘はいらない
にっこり手をふる籠の中の幼児に
降りかかる
こっそり再会を約束してはやぶり
みわたす限りの氷原は
サティがあたためた
灰いろに溶け出してゆく暗い ...
プロレタリアの布石から旗号に見せかける戯曲は
もどかしくあと一息で瞳が刻む
やわらかな下弦の月の禁欲
傾けられた割れた弾ごとたどたどしく
その青臭いカゲの隔たりに貪るような
爪に火を ...
○「コロナ感染爆発」
感染死者が最多になっている
若い人たちの感染を増やして
年寄りを減らそうとしているのか
お国のために
○「寒暖差疲労」
うちの田舎は
寒暖差の激しいところである ...
焼きそば病になっちゃって
毎日、そればかり食べている
そいつを食べないと不安になる
無性に金魚掬いがしたくなる
渇いた唇が、
ソースの味を恋しがる
飢えた眼球が、
紅生姜やアオサの彩 ...
山に登れば
僕は鳥になる
下界を360度見渡す鳥になる
山に登れば
僕は風になる
峰々を流れる爽やかな風になる
山に登れば
僕は子どもになる
父と歩いたころの子どもになる
...
一歳半になる娘が
どんどん人間になっていく
言葉を理解し人格を備えていく
この発達を前にして
私は一人慄然とする
生命の恐怖というか
我々人間の仲間としての闖入者
この恐るべ ...
不定期にお紅茶が実家から送られてくる。それは、「お紅茶」と呼びたくなるシロモノなのだ。50パック250円の紅茶ではなくて、ティーバッグだけどフレーバー的なラストノート的な芳醇な香りのする、綺麗な紙に1 ...
なんにもない
もうなんにもない
これ以上なんにもない
あらわれた あらわれる、
沈黙の豊穣
響きの含蓄
たもたれる間、
たもたれる魔、
つらぬかれ
開く瞬間
無 ...
ひとりでいるのに
寂しそうに見えない
それは真っ直ぐに
歩いて行くから
派手な看板の下で
待ち合わせたりしない
ただ生きるために
必要なものを探して
好きとか嫌いとか
...
壊れた天秤が地平の距離を金色に燃やすころ
符号の片割れにされたうさぎは橋から飛び降りた
もの事が売り買いされていた
のたうつ悲鳴が
脚を生やして時間からの逃亡をはかる
そんな一日との組体操に ...
好きなひと
女性が 女性じゃ 可笑しいですか
お願いですから 勇気を下さい
もう二度と
忘れられない君の名は?
恋愛貴族と申すもの也
おも ...
海は涙の何滴分か
確かめるには
小さなスポイトが要る
それと吸い上げた
塩水を溜めておくため
海とおんなじ大きさの
容れ物が要る
バターの日
強ばった手足に蜜を塗り
小鳥たちに愛を与える
ナイフ、なにも
切らないでいられるうちは
美しく澄んでいて
でもわたしたちには生活がある
パンもバターも熊の夢も ...
ひとり山道を歩いていると大蛞蝓に遭った
私は呼吸も荒い中、足を止め
元気ですか――と、声掛けした
彼は特に気にするでもなく、じっとしていて
じっとしていることが最大の防御ですと言わんばかりに
...
一月八日 月曜
天氣 曇
起床 五時五〇分
就床 十時二〇分
今朝はとても寒かつた
雪がチラ〳〵降つてゐた
三學期始業式
お友達におたよりのお礼を云ふ
式の時 雪がたくさん降つ ...
ふるさとの夕暮れは寂しくて切ない
人声なくただ風だけが吹いている
やがて深い闇が降りてきて
この世にただ一人取り残される
大家族で食卓を囲んでいた昔が
懐かしく思い出される
ふるさとの ...
貴方に会えて
私のまわりは
めまぐるしく変わって
全てに輝きをもたせた
貴方とともに
時代の波におされながらも
頑張ろうね
私達なりのアプローチで
越えて行こうね
約束に
...
ポツポツと降る哀しみに
今夜も心に穴が空く
ホロホロと鳴る哀しみに
胸の奥までビショビショだ
帰って来ないあの方の
綺麗な小指を想い出す
夜道にゴロンと棄てられ ...
君は慣れたかな?
僕はもう慣れた
毎日人が死んでゆく
医療崩壊
救急車は来ない
搬送先もない
その数は明らかで
理解もしている
でもそれは
僕の近くじゃない
君は慣れたかな?
...
朝に、
流動する微細に
粘りつく
巨大な
極彩色の
おもちゃ箱
ひっくり返す
アパートの部屋、外に出れば
無意味の大河流れ
時間を引き裂き響かせ
そらはあいかわ ...
花をたくさん
飾ってあげて、と
テラコッタを願って積まれた花壇
日暮れを待って水をあげたの
そこに蜂とも蝶々とも感じとれない
まるでニンフの笑顔があったから
水がこぼれて唇に
涙がふ ...
噛み砕かれた
朝の死がいが転がっている
果実の並ぶ
健全な食卓からは
冬を裂く音が聞こえてくる
雪解け
のような発声で
猫が毛玉を吐いている
猫から吐き出された毛玉は
新たな猫になり ...
最近あまり見かけない
石焼き芋の販売車
寒さと共に
食べたくなってくる
甘味の強い焼き芋
家の庭で焚き火して
さつま芋を焼く
良い香りが辺りに漂う
もうすぐ程よく焼ける
...
今日は僕の誕生日だ
僕はかなり以前から
自分の年には違和感を感じてきた
近頃その違和感がひどくなってきている
僕はいつの間に
こんなに年を取ったのだろうと思う
「誕生日おめでとう!」
と ...
なんでばあちゃんの家に行くと
あんなに心やすらぐのか不思議だった
手放しで安心できる場所だった
長男が生まれてすぐ死んだ後
次に生まれた僕も病弱だった
「今度は死なせるものか」
とばあちゃ ...
来なよ
家、片付いてないけれど
これから片付けるよ
半年前に燃えちゃった家だけど
お茶、用意するよ
ガスと水道止まってるんだった
大丈夫、井戸水汲むし
火をおこすのは得意です
...
忘れていた言葉である
もう何年も発したことがない
巨大ダムの決壊のような
一大事でも起こらないと
あの場面で
言葉が詰まってしまうのはなぜ
プライドと ...
更新される混沌の時に
今、新たに生きて
ジャイアントコーン、
噛み砕き
味わい
歪む脳髄に耐えながら
溢れる言葉、
掬い拾い集め
無 波打つ響き
耳 澄ます この ...
なんだか無性に
文字が書きたくなってしまった
こんな夜更けだけれど
こんなに寒いのだけれど
もう結構晩いじかんなのだけれど
それでもしょうがないじゃないか
だって文字が書きたくなってしまっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あとがき
リィ
自由詩
1*
23/1/15 22:31
ジムノペティの雨
soft_m...
自由詩
1
23/1/15 18:37
透き徹る
あらい
自由詩
0
23/1/15 12:21
独り言1.15
zenyam...
自由詩
0*
23/1/15 9:19
焼きそば病
atsuch...
自由詩
4*
23/1/15 6:49
山に登れば
zenyam...
自由詩
1*
23/1/15 6:44
恐怖
葉leaf
自由詩
2+
23/1/15 6:03
お紅茶野郎
こんにちは!...
散文(批評...
2
23/1/15 0:03
夜想10
ひだかたけし
自由詩
3
23/1/14 22:03
凛々と
ミナト 螢
自由詩
2
23/1/14 19:21
閃光うさぎ
ただのみきや
自由詩
1*
23/1/14 18:22
オーサカラプソディー
秋葉竹
短歌
1
23/1/14 15:12
海牛
やまうちあつ...
自由詩
0
23/1/14 11:45
バターの日
はるな
自由詩
6
23/1/14 10:08
蛞蝓と私
山人
自由詩
6*
23/1/14 8:41
女學生日記 五十
TAT
散文(批評...
0
23/1/14 8:22
ふるさとの夕暮れ
zenyam...
自由詩
0
23/1/14 8:03
「私についてきな」2023.01.14(土)
ルルカ
自由詩
0
23/1/14 7:45
いっぴきの小鬼のうた
秋葉竹
自由詩
0
23/1/14 6:26
戦争なんて怖くない
紀ノ川つかさ
自由詩
2
23/1/13 20:41
おもちゃ箱
ひだかたけし
自由詩
8
23/1/13 19:50
書簡 より
soft_m...
自由詩
0
23/1/13 18:47
朝の行方
ちぇりこ。
自由詩
6
23/1/13 18:33
焼き芋が好き
夏川ゆう
自由詩
4
23/1/13 12:33
年齢
zenyam...
自由詩
1*
23/1/13 10:12
ばあちゃんの家
〃
自由詩
0
23/1/13 9:49
ぺんぺん草
雲野しっぽ
自由詩
2*
23/1/13 3:33
ごめんなさい
佐白光
自由詩
1*
23/1/13 0:40
夜想9
ひだかたけし
自由詩
4
23/1/12 23:22
文字を書きたい
坂本瞳子
自由詩
1*
23/1/12 22:46
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
3.05sec.