アキレス腱を挟むようにして
足の外側と内側が冷える
こんなときは足が浮腫んでいる
冷え性の症状とはこんなものか
手で挟むようにしてさすってみる
厚手の靴下を履いてみる
片方の足の裏側で
...
あなたと離れてから
全力で生きるのをやめた

どうせもう笑えないし
涙の落ちる場所に
羽根を置いて貰えないから

黒いコートを羽織った
カラスみたいに

冷たい手を出して
はしご ...
何もかも整っているのに
整ったものたちを
壊して行く人が
まぶしい

手を伸ばして
届かない
この感覚が欲しかったのか
ピンクムーンに照らされて
今宵、彼方へと旅立とう
仄かな明るみと陰影と
小刻みに震える声達が
旅の一瞬と永遠と
微かなその予兆すら
静かに呑み込み
消していく

ピンクムーン、ピンク ...
「とおこちゃんはしんでるからね
生きなきゃね」
と言う友の
その無邪気で純なやさしさの
受け取り方に戸惑い

そういうあなたは
「もうがんばって生きてるから『生きてね』と言わないでくれ」 ...
一列にピシャっとトミカを並べて遊んだ形跡

塗装の剥がれた車たち ふかふか布団の上に整列

ああ愛おしいな かわいいなと親の眼差し

 その時 私は後ろの後ろから一線を見た

大人 ...
季節を思い出した この冬に
  
時間のないジェットコースターに乗った感覚で

花を一輪大切に指で包む 会話を弾ませる 微笑みを正面に

時間の感覚を麻痺させる脳処理をして

この ...
マリトッツォになりたいと
マリトッツォは思ってます

既になっているようだけど
到底にして満足いきません

大胆不敵に広がった口から
ローマの風を吹かそうとの
勢いを邪魔するクリームが ...
心の外側で謝ったり笑ったりするとき、自分を消費している感じがしてよかった。精神の空洞に合わせて身体を削って、サイズを合わせようとしていた。自分の欠けているところがはっきりと見えていて、でもなんと言 ... 起きたら、全部の指が親指になってたから、
マニキュア塗る領域は、壮大。
ブラックホールの中は、1LDK。家賃は5万。
大島てるで見たら、超がつく程の、事故物件。
スロースターターな、精液は、テ ...
一輪の花がゆっくりと、蕾を開く、宵の夢 
創造のわざは、私のなかに働く

私を支える茎は背骨、密かな光合成をとめず
今日もわずかに、背丈を伸ばそうとしている

たとえまだ、日の目を ...
意識こそ人だとしてもその数は常に身体よりも少ない なくしてしまった
兄の釣針を探しに
僕は海の底へと降りていった
そして針が刺さったかのように
姫と出逢い
糸で釣られるかのように
姫に惹き寄せられた
この海の底に
青々とした宮殿があっ ...
向こう岸に移る山崩れを即興する
格子の廊下の底が、またたくあいだに、
亡くなった人々が、浮かんできます

輸卵管から噴き出す、落葉樹の後にも先にも
無抵抗な琴線を生まれながらにして破れ
手 ...
こんなクソ寒い日
障子紙がえ
みすぼらしいらしい
寒い日
声がデカくなる
「詩とはなにか」
白紙でいいんだよ
だろう
障子紙なんか
夜の死顔は隠匿される
太陽による窒息死
視覚の分厚い曖昧に覆われて
悪夢の下着を脱いだ獣の顎骨から
乱立するギヤマンの伽藍
涸れた河床を磨かれた顔たちが遡上を始める頃
剥離した脱落者は紐で ...
寒いけれど
すがすがしい

冬の青空が広がっている

晴れた日には
必ずといって良いほど

謎の大型4発のジェット機が

まるで
異次元のトンネルから飛び出すように
上空の途中 ...
絵を飾る
 
遠い砂浜
日が沈む五分前
  
遠くに人影が
犬の散歩だろうか
それとも
心の散歩だろうか
   
気がつけば
絵の中に立っている

橙色に染められて

描 ...
    岩

   せせらぎがながれ

   葉やはなびらがながれて



    風

   計量器の退屈を戯れ




    ・

   無が刻印された
...
いつも通貨は飢民を迂回して流通する
いびつな地球儀の舵をとっているのは誰
鍋の底に経済の残滓がEDMみたいだ

僕は誰。僕のからだのなかには吸い殻と
古い写真と優しかった女しかいないから
...
この深夜
横殴りの雨が降り
街を冷たく濡らしていく

布団のなか僕は君のことを思う
遠くへいってしまった君のことを
二人とりとめなく温め合った時間のことなど

雨音は空虚を満たし、
...
「21年間も、遅刻して、ごめん」

遅れてきた恐怖の大王が、
謝罪しながら、世界を終わらせる。
演技でイったフリしてる、不思議の国のアリス。
スワイプしまくって、世界を吹っ飛ばす。

眼 ...
何度も凍り付きそうになる。気の利いたゴムボールのように弾む会話をするということは、きわめて難しい。それは、僕たちにとって、お題を課せられて即興の詩を書くのと同じくらい難しい事のように思われた。(これが ... もう一人くらい私がいてもいい、はずなのにやはりいないのだ 雪 ここに太陽、街に星。
アナザー、クレイジー。
爪切り、祝日。
アナザー、クレイジー。

ひどい嘘をつくってるんだ
仕事がない日には、ずっと
キリンが逆立ちしたピアス
やっと買えたん ...
青瓷の封緘、奥に媚薬を少々
   瑠璃三鳥は粧し込む、殊にムクロのたましい
     金輪際 からくり時計の砂粒すら風花に充散る

それにしたって窮屈な匣である 「わたし」 は
どこへむか ...
ヘリポートに出ると猫がいた
そこにいると危ないぞと言うと
あわてて逃げていく

空は高くて雲ひとつ見えない
洗浄機の栓を抜いて顔を洗う
管理者が椈の枝を落としている

ストレッチャ ...
旅の空、ため息ついてる君をみてボクはひとりで生きてるみたいだ



新しい道を行くのはただそこが遠くの山を見わたせるから



守りたい月は遠くに輝いて諦めちゃ ...
コインランドリーの特徴的な匂いが彼の持ち味。
君は綺麗だとは言うものの斜め後方から。
日曜日の午後はいつも小雨の降る街で手を繋ぐの。
そんな決まった天候のある街などないと言う常識人。
あの人は ...
地元出て何年か後に戻ってきた地元の良さに再度気づいた

田んぼとか畑いつの間にか消えたアパートばかり建ち嫌になる

散歩する海岸沿いの遊歩道薄いブルーが南国のよう

変わらない町並みがあり ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
つまらないとは坂本瞳子自由詩2*21/12/2 21:58
最近ミナト 螢自由詩421/12/2 19:43
届かない木葉 揺自由詩121/12/2 19:36
ピンクムーンひだかたけし自由詩621/12/2 18:46
友だから凍湖(とおこ...自由詩321/12/2 16:46
トミカと神様の眼差し朝焼彩茜色自由詩221/12/2 13:50
時間を落とし切る自由詩321/12/2 13:04
マリトッツォ・バランスブルース瀬戸...自由詩4*21/12/2 11:32
20211201はるな散文(批評...421/12/2 8:50
粉状少女と、逃げる自販機ツチヤタカユ...自由詩221/12/2 5:48
服部 剛自由詩921/12/2 0:35
_いる短歌121/12/1 23:13
わだつみいろこの宮(青木繁の絵画より)紀ノ川つかさ自由詩321/12/1 22:03
ニンフあらい自由詩221/12/1 22:00
障子紙ナンモナイデ...自由詩5*21/12/1 20:32
素体回帰ただのみきや自由詩3*21/12/1 18:21
異次元からの訪問者st自由詩621/12/1 11:28
絵心やまうちあつ...自由詩9*21/12/1 11:17
#津煙保存自由詩6*21/12/1 11:06
棄民のうた梅昆布茶自由詩1221/12/1 8:11
雨は降り続けるひだかたけし自由詩621/12/1 4:46
空気コーヒーツチヤタカユ...自由詩221/12/1 2:49
Ⅾソリューション本田憲嵩散文(批評...421/12/1 2:23
_いる短歌121/11/30 23:24
アナザー、クレイジー。竜門勇気自由詩2*21/11/30 23:11
御玉杓子の憐憫あらい自由詩121/11/30 21:52
4.5mizuno...自由詩421/11/30 21:19
ボクはひとりで生きてるみたいだ秋葉竹短歌121/11/30 20:24
写真ふるる自由詩5*21/11/30 19:01
散歩夏川ゆう短歌121/11/30 5:43

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加筆訂正:
素体回帰/ただのみきや[21/12/2 14:42]
修正
3.43sec.