木々は空の下で動かず
静寂は燐と張り詰める
僅かに震える街灯の光は
夜となって歩道に落とされる
昼の間、風と共に遊んでいた白い雲は
いつの間にか隠れてしまった
私の耳は
街灯に群がる虫の ...
どーにもならねんだけど、とりあえずリズムが跳ねてればマシな気分になる。
取り返しはつかねんだけど、とりあえずやたら空が青いってだけで前に進めそうな気がする。
アホだ。
出掛ける準備は出来 ...
なぜ詩を書くんですか、と言われると大変惨めな気分になっていやなのは、つまり詩を書くということに関してたいした理想も意義も見出せていないからなのだと思う。
仕事をはじめて、そろそろ幾許かの稼ぎも出 ...
階段の上に子供がいる
それはぼくだ
ぼくは階段をのぼる
すると
子供はもういない
階段の下に子供はいる
それもぼくだ
ぼくは階段をおりる
するとまた
子供はいない
かつて誰 ...
ずっと気になっていた喫茶で
ブルーハワイを頼んだ
まるいグラスに注がれた液体が
一瞬で差し出された
ストローで青を吸い上げた
地球から北半球が消えてしまった
南へ行くほど薄くなって ...
愛は何処からくるのだろう。
愛し愛されて。
愛を知って。
生まれるのだろうか。
欲にまみれて。
たまたまデキた心に。
愛は、在るのだろうか。
...
牛丼の並を頼んだ後
その人は一瞬間を置いて
「すみません、ちょっと聞いて貰えますか」って
急に口を開けたから唾が絡んでる声で 言った
あたしは一瞬きょとんとしてから
「はい!」ってびっくりし ...
音楽家は線を引いた。
空には太陽と星と月。
じめんには土とくさばな。
でもそれってわたしのじゃないし。
あなたのゆってることマジわからん。
落下する音符、のおと。
今朝、垂直に打ち ...
整形をして 性格も変わったアイツがそこにいて
新幹線並みの速さで明るさを増していく
放っておけば アイツは海に殺されるけれど
その前に 天は優しい雨を地に降らし
アイツは文句と
再会 ...
故郷での暮らしは
けっして貧しいものではなかった
手に入るものは手に入り
手に入らないものは手に入らない
ただそれだけだった
小さな都会で暮らして
もう二十年になるけれど
...
あなたを忘れたかった
あなたはヨルノテガム
苦しい昨日の夕暮れの名は、
悪者のいない 味方の集まらない
必殺技をあみ出せないわたしのヒーロー。
初めて鼻血を出したのは ...
緩慢な衝動を抑制する際に生じる痙攣的な視点について。
何度呼び鈴を鳴らしても、つい数時間前まで恋人だったはずの人間が電話に出ることはなかった。
ミカヨはうんざりしていた。
身体中から ...
とある町にとある平凡なアパートがあって、それはハイツユカリだとか、中町コーポだとか、なんだかそんな感じの名前のついた、べつにオートロックでなければガスコンロが二口あるわけでもなくて、ユニットバスだっ ...
まじない交わす曲がり道射す日とがらす影
振り子の振り幅そっくりに積むごみの管
鴉の纏う銀朝焼けの一カ所に脱ぐ
家族ローソク持ちビルから材木突き落とす
有無の調べが聞こえる窓辺の ...
その一部に
足をいれた
あなたは
僕に幸せになってほしい
と
いった
僕はそれがなんなのかわからなかった
いまもよくわからないけれど
...
涙かくしてティファニーで朝食を チップとデールのデールとお茶を
深夜。
電気の消えた観覧車。
思うに、ひとつひとつがタイムカプセルで、
宇宙と地球の中間で、どこへも行けない
すき、とか
こいしい、とか
さみしい、とか
あいたい、 ...
取りこぼした一日のことを思いながら濡れた路面を漂っている午後の温い焦燥、底が破れ始めた靴のせいで靴下はすぐに嫌な湿気を持つ―吐き出したガムの形状が悲惨な最期を遂げた誰かみたいで、名前を ...
晴れた日、歩いていた。ビルと高速道路に挟まれた、歩道。国道246号線。東京で一番空が汚いらしい。それでも、空は青い。風が乾いている。もうすぐ冬だった。空も乾いていた。狭い空。見上げる。目に映るのは、 ...
ひとつのつづき
ひとつの雨
祈る者なく
響きは在る
青や灰の音
縦に巡る空
滴ひとつ
離れるうた
熱の歪みがさらに歪み
様々な濃さの黒のきれはし
羽 ...
雨上がりの鎖がゆらいでる
虹は公園に突き刺さり
今は残された赤が僕を染めている
踏切が何回鳴っても
影が3倍に伸びても
それでも鎖は揺れて、震えを続け
絡まる水滴は錆色に指を染める
囓る ...
足の爪 長いよ
切ろうよ
切ろうよ
おかし
草の原 はざま
追いかける
追いかける
おかし
波しぶき 砕け
ひらいても
ひらいても
おかし
...
元気になる権利があるので
いちいち弱くなる話は
しないでおくれ
朝からまた人の悪口言っている
どこから集めてくるの
そんなに悪いだけの人なのだろうか
どうせ にこにこと私と話していても ...
道を歩いていると
悲しみが落ちていた
僕はそれを拾うのが嫌だったから
見て見ぬ振りをした
それでも悲しみは
そんな僕に着いてきた
振り払おうと必死で走ったけれど
どうや ...
それは片隅にある
永遠にたどり着けないブラックホールの淵のような
時間の中にいるはずなのに
時間は私の外で動いている
私はそれをただ見ている傍観者で
爆発しては吸い込まれて
ま ...
それはある不幸のお話
不幸が生まれたとき
周りの人間は皆不幸せだった
毎日誰かが自殺をしたり
誰かが誰かを殺していた
みんなは早く不幸から抜け出したかったので
生まれたばか ...
新しい涙が 私を避けていく
貴方から優しい言葉が
貴方から醜い言葉が
何度でもこぼれて
私は焦って拾うだけ
失くすのは怖いから
奇跡など信じて 壊されるだけなのに
貴方から私が薄れて ...
ボロが出ない
失礼にならない
傾聴
自分の事を最後に考える
忍耐
オレオレ度を低くして
謙虚に
時に鋭い言葉
他人を立て
他人を引き出し
他人を受け止める。
気持ちを共有 ...
さるものはおわず。
さるものは負わず。
さるものたちまいもどっては
しんぼうのないことをくりかえすだけ。
のこるものを負うのはのこるものたちばかり。
さるものはおわず。
くるものはこば ...
これが泣いている、
という行為
大粒の雨が
ぼたり、ぼたり、と
音を立てる
わかってあげられない
ティッシュを差し出すこと
背中をさすること
それしかできない
それで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
傍らに明かり
結城 森士
自由詩
2
08/10/29 10:38
コントロール
BOOKEN...
自由詩
1*
08/10/29 8:57
空の時間、断筆まがいと全容
れつら
散文(批評...
5*
08/10/29 7:30
家
yo-yo
自由詩
6*
08/10/29 6:16
水槽とブルーハワイと所有と幸福
青の詩人
自由詩
4*
08/10/29 4:15
あいについて。
狠志
自由詩
1
08/10/29 3:11
す
しょう
自由詩
0
08/10/29 2:36
笑い事じゃないsmile
れつら
自由詩
2
08/10/29 2:19
広大な川で
高橋魚
自由詩
1
08/10/29 1:59
手のひら
小川 葉
自由詩
7
08/10/29 1:38
おかえり
ヨルノテガム
自由詩
3*
08/10/29 1:23
昨日は孤独な世界③
錯春
散文(批評...
0
08/10/29 1:01
ハイツユカリだとか、中町コーポだとか、なんだかそんな感じの名 ...
リヅ
散文(批評...
3*
08/10/29 0:56
息吹の質量
黒川排除 (...
川柳
2
08/10/29 0:47
夜と夕闇に蠢くぼくたちは
水平線
自由詩
0
08/10/29 0:46
デール
メメズワイ
短歌
0
08/10/29 0:31
レトロスペクティブ
R
自由詩
0*
08/10/28 23:42
刻まれたものは擦り切れるまでは息遣いで在り続ける
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
08/10/28 23:35
<SUN KILL MOON>-through
ブライアン
散文(批評...
0*
08/10/28 23:30
ひとつ なまえ
木立 悟
自由詩
3
08/10/28 22:44
雨後と彼女の物語
ススメ
自由詩
0
08/10/28 21:45
ノート(菓子)
木立 悟
自由詩
1
08/10/28 21:34
働け
砂木
自由詩
8*
08/10/28 21:33
道の真ん中の悲しみ
なかがわひろ...
自由詩
4
08/10/28 20:00
仮夢夜
〃
自由詩
1
08/10/28 19:59
幸福に満ちた世界の中で
〃
自由詩
2
08/10/28 19:58
Loneliness
cass
自由詩
2
08/10/28 19:47
黙
ペポパンプ
自由詩
4*
08/10/28 19:08
暗黒の了解を越えて
海里
自由詩
2
08/10/28 19:04
共有
小原あき
自由詩
17*
08/10/28 18:36
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
4671
4672
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4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
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4687
4688
4689
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4700
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4703
8.18sec.