空に平行線をさがしてみます
飛行機雲も虹も
いつか山の端と交差して
対角は等しいのです
さっき雲の切れ目から
幾筋もの平行線がさしていましたが
やはり水平線と交差して
錯角は等しいの ...
献身
この意味を知ってる君はあまりにも大人びていて
献身
を求められ続けてきた君は あまりにも哀しい瞳をしていて
献身
この意味道理にしか生きられない君はとても儚くて
献身 この意味を知ら ...
終わってしまったはずなのに
密閉した重い蓋の透き間から
かすかにに甘くたちのぼる
胸の底 荒野の地中から
かぐわしい薫りはゆるゆると漂い
真夜中の片すみにうずくまる
そ ...
あなたはずるい
いつも
あたたかくて
明るくて
みんなに求められている
でもわたしはいつも
寒くて
真っ暗で
独りぼっちで夜の町を照らしているの
でも
こうして私が輝いてい ...
アウディーでルート246を
南にひた走る。
ジャズピアノを隣に乗せて
ベースの船に乗る
何もかも忘れて
Tea for two を歌う
心が落ち着き
時はゆっくりと流れる。
人 ...
コオロギの 声につつまれ いい湯だな
コオロギの 声につつまれ ポッカポカ
コオロギの 声につつまれ 夢心地
草の原 生命かがやく 虫の声
虫の声 生命みちゆく 草の原
秋雲も 晴 ...
瓦解
瓦解
がらがら
がかい
俺の野望
がらがら
がかい
俺の希望
がらがら
がかい
瓦解
瓦解
がらがら
がかい
俺の自信
がらがら
がかい
...
あっと気づいたときには
避けようがなくて
エンドルフィン働いてくれたのか
やっと死ねるのかなだなんて
奇妙な喜びに背筋ぞくぞくしたのだけど
むりやり右折してきたクルマに衝突した瞬間
...
渇いた世界にドライな人々
友情や恋心にさめた暁
他人に無関心を決めこんで
そのくせかまって欲しくて
涙で誘っても
あとに残るは後悔と自己嫌悪
頬をつたう一筋の涙
うつむいてこぼれた涙 ...
あなたに見つめられて色づきました
あなたを求めて降りてきました
でもあなたは私を踏みつけてゆきます
良いのです
...
教師は数を数えるのが得意
白い飲み物を毎日飲み込み
わたしたちの背は伸びきった
うららかな春の日
校舎は燃えあがり
煙にまかれながら
わたしたちは長い脚で
できるだけ早く歩いた
...
口紅であなたの背中に翼を描いた
真っ赤なラインと白い肌が美しい
口紅なんかじゃなく
もっと消えない色を刻み込みたい
あなたは私のだって証拠を
気付いたあなたに 落ちないんだからやめて ...
“beifet”
サスペンス漫画の黒幕が
戦いに破れた主人公に言い放った言葉
なんだかずっと心に残っていた
英語の辞書には載っていないし
一体どんな意味なんだろう
掃除の時間中 ...
上品で淡白な和食 ねじめ正一の『荒地の恋』
詩祭で詩人ねじめさんの朗読に魅了されて以来である。
この小説は、中央公論文芸奨受賞された作品で、気取らない文体。
詩人 ...
透明な 呼吸を繰り返す
小さく脈打つ 心臓を感じながら
遠くの空を飛ぶ気球や
赤く腫れた水分を思う
地球とひとつになれた朝
結合部分からはマグマが流れた
やがてすべて 包 ...
そこに
風の道はなかったけれど
風を運ぶものはあった
見えない軌跡を引きながら
きみの空中ブランコが接近してくる
渦まく風のすべり台では
空のクリオネたちが目をまわしていた
宙を満たして ...
季節は巡る
頭上を
部屋を
森を
海を
空を
目の前を
光のうつろいと共に
きみを抱きしめた季節を
思い出す
カキ氷が溶けた後の 蚊の乱舞
床に描かれた光の窓を 開けようともがいている
犬達は皆 昼間は外にでない
やつらは 過ぎ去った陽光の中を
影を伸ばしながら歩くのが好きなのだ
だって
家族はコンピュータだから
のひとことで
だれもが無口になった
そのことが不思議でしょうがない
子供が欲しがるものといえば
ファミリー・コンピュータ
わたしたちは家族です ...
紫を着て
紫を考え
紫に染まる
不安になる
見えなくなる
刻めなくなる
階段を1段踏み外したような
差し込む角度を間違えたような
髪を捕まえられたような
ただただからっぽに向かっ ...
いつだって飛ぼうとしていた
チャンスはどこにでもあった
少し勇気と我慢が足りなかっただけ
いつだって12月の街は
苦笑いして僕を見る
白い夢を期待して灰掛かる景色
閉ざされた扉ばか ...
生きていることと
生きていないこととが
交錯する頭に 目眩がするが
僕とは その間にこそいるものだ
人間は 言葉を出している
考えないと それから
考えるを
何度も何度も繰り返して
...
オーブントースターのパンが焼き終わった音
こんがり焼けた小麦の生地の香ばしい匂い
コーヒーの出涸らしが出す香りも良い
あるいは
葱を刻んだり、魚を焼いたりする音
出汁と味噌の香りに焼きたての ...
白いシーツにまるまって
すこしの肌寒さを
うでの内側にそっと
抱きよせる
ひきのばされた夢と
まねかれざるうつつに
うっとりとくったりと
心ち ...
わたしの母が病に倒れたとき、
もう、
何年も昔のことだけど
わたしの母が病に倒れたとき、
わたしの
不安や曇りや
行き場のない怒りを
おまえはどんな思いで聞いていただろう ...
懐かしい人に会ったのにうまく話せない
月が綺麗に差し込んでる日曜日の夜
闇の中でしなやかな薬指に光る指輪を見てしまった
少しの間目を閉じた
見つからない言葉 ただ過ぎていく八月の風 ...
小さな 小さな 観覧車
六つの部屋しかない
観覧車の先には
暗く長いトンネルがある
小さな 小さな 観覧車
僕はその内のひと部屋に押し込まれた
残りの五つの部屋は空き部 ...
廃校の探検隊だぼくたちは廊下がミシンと鳴るアンダンテ
イチゴにも砂糖をかけるアキちゃんが横目で見ているスターバックス
算数が誰より得意なユウくんは今日も釦を掛け違えている
...
4時をすぎたら
紅い血の夕焼け
気持ちをほどこう
君の手を握って
形のない願いを
たしかめるそのくちびるは
甘く
苦い
闇のよう
どこへ行くのか知れない
金色の
銀杏並木
ゆる ...
ただしい船が
たくさん
海に浮かんでいる
沈まずに
まっすぐに
まちがいのないところへ
向かって進みながら
ただしさだけを保っている
嵐にでも遭ったのか
うちあげられた ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
そらに、へいこうせん
たりぽん(大...
自由詩
6*
08/12/3 22:33
献身
fuji
自由詩
0
08/12/3 22:27
センチメンタル
渡 ひろこ
自由詩
17*
08/12/3 21:00
太陽と月
HAZIME
自由詩
1
08/12/3 20:34
無
ペポパンプ
自由詩
5*
08/12/3 19:42
秋〜冬 いろいろ
guchi_...
俳句
1
08/12/3 19:08
瓦解
+clapp
自由詩
0
08/12/3 18:31
閉ざされたひと
恋月 ぴの
携帯写真+...
18*
08/12/3 17:42
湿り
百瀬朝子
自由詩
0*
08/12/3 17:16
「落ち葉の想い」
広川 孝治
自由詩
2
08/12/3 16:46
スクリプト
ふるる
自由詩
3
08/12/3 16:34
_
fuchsi...
自由詩
2
08/12/3 15:08
beifet
1486 1...
自由詩
1*
08/12/3 14:34
上品で淡白な和食 ねじめ正一の『荒地の恋』
里欣
散文(批評...
1
08/12/3 9:58
ミィナ
ゆるこ
自由詩
1
08/12/3 9:57
サーカス
yo-yo
自由詩
11*
08/12/3 6:28
シーズン
ヒロシ
自由詩
1
08/12/3 4:43
夏
佐藤伊織
自由詩
4*
08/12/3 2:38
ファミリー・コンピュータ
小川 葉
自由詩
3*
08/12/3 2:06
あなたが望む事が輝かしいことだなんてただの主観だ
bucco
自由詩
0
08/12/3 1:24
fly out
くろね
自由詩
0
08/12/3 1:23
目眩
K.SATO
自由詩
0*
08/12/3 1:20
ファミリー・コンピュータ
木屋 亞万
自由詩
1*
08/12/3 1:10
咲きそめのひかり
朔 水
自由詩
2
08/12/3 0:23
■千羽鶴
千波 一也
散文(批評...
3*
08/12/3 0:09
初恋
瀬田行生
自由詩
7
08/12/3 0:05
観覧車
レッドラム
自由詩
2+*
08/12/2 23:50
【短歌祭参加作品】 少年少女たちの自由奏
Rin.
短歌
19*
08/12/2 23:40
金色
フミタケ
自由詩
3*
08/12/2 23:39
ただしい船
小川 葉
自由詩
4
08/12/2 23:38
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
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4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
加筆訂正:
目眩
/
K.SATO
[08/12/3 9:15]
あ
5.07sec.