スクランブル交差点で
ゴツゴツした緑色の肌の大男が
巨大な鉈で素振りをしている
それは腰の回転を利用した
あの野球特有のスイングで
彼の腕が伸びきる頃に鉈はブンと鳴く
彼の周りにあった ...
とても小さい頃、小学校に上がる前に書いた日記を読んだ。
「"雲"を辞書でしらべた。がっかりした。」
空気中の水分が凝結して、微細な水滴や氷晶の群れとなり、空中に浮か ...
クァルテットも今日はテナーサックスが休みで、席のひとつ空いたスタジオでは三本の糸がしなりながら折り重なり、それでもこの編曲が傑出したものだと思わせるのは、欠けた旋律の在り処がそこここに顔を出し、 ...
まずは、アマモリトオルさんのテキスポ詩集「夜はいつも旅のはじまり」を紹介させてください。(少々宣伝込みで申し訳ない)
http://texpo.jp/texpo_book/toc/2822/
...
わたしの中の犬がほえる 遠吠えくらいは威勢良く
わたしの中の猫が言う 今日は気分が乗らないの
わたしの中の少年が想う 普通の人にはなりたくない
わたしの中の少女が呟く ミン ...
わたしはじょうほうのうみのめがみである
おまえたちのアクセスを知り枝葉の言葉による意志、
意図を解析、複製された個人を呼び覚まし
膨大な量から取り出した人物像的返答を受け取っ ...
みんな帰ったオフィスで
話しかける
もしもし
わたしを
引き寄せた、その腕は
力強く
ふるえて
泣いた
産まれたのだ
けたたましい、君の産声に包まれながら
手のひらによせてくる、鼓動
二重螺旋のかなしみが
わたしのからだ ...
コンビニの浮世離れの蛍光灯 心ざわめく夏の夜の夢
「イレブン」と略して「田舎」と笑われる この町は皆「セブン」と呼ぶのか
コンビニを左に曲がれど未だ着かず そうか向こうのコンビニだったか
...
書くという漢字には斜めの線がない。
書く、という言葉を聞くとき、わたしはどうしても、カクという金属的の響きを受け取ってしまう。引掻いて、削っていくこと。
曖昧な気分や感情を、紙に写していくので ...
おまへはひとりである
と言われた。
(誰に?
わたしに。
(ではわたしをおまへと言うわたしは?
おまへである。
(それではふたりである。この文字たちを書き ...
明かりが見えなくて、手探りで帰り道を探してる
読みかけの物語みたいに、抱いた体はどこまでも原色から遠ざかる
加減を超えた吐息の中に、失った夢はいつもマボロシで
水が鳴くと潤うように
...
人と人はつながっている
時に共に喜び
時に共に泣き
時に共に気にかけている
話をして共に理解する
遠く離れていても
苦楽を一度した者は
再会するとつながる
その人の言葉が常に
...
けだるげな午后
眩暈のするような陽のひかり
遠い喧騒
ひた、ひた と
満ちている
あくびする野良猫
市場で物売りが媚を売る
温い風にひるがえっては落ちる、安宿のカーテン
音もなく
...
顔をあらうが
おとし切れない
このゆううつなまなざしはどこから来るのか
気象電波探知機はしんみりと
雲ゆきを映す
私を通りすぎて行ったはずの
宙は 青ざめ照りつける日にたちつくす。
...
自分の"じ"が嫌い
右上がりでも 左上がりでもなく
何かに迷って見えるから
特に履歴書なんかは
曲がった生き方を
無理やり
まっすぐに見せかける作業で
でもいつの ...
081212
ケータイ化並四ラジオがほぼ完成
現在部屋の真ん中において
試聴中
今までは
電源コードが必要だったから
部屋の真ん中には置 ...
ピーマンになって
人生を振り返ってみたけれど
からっぽだから
何も思いだせない
生まれた家のことも
父と母がいたことも
きょうだいがいたことも
結婚したのに
好きな人がいたこ ...
こんちきしょうめ
どこいった
まさかおめぇはポリバケツにははいんねぇだろうよ
しかしあけてみる
おおきい やさしい
こんちきしょうめ
どこいった
まさ ...
もしも、もしも、
お前がこれ以上「もしも」と言ったなら
俺はお前をぶっ飛ばすだろう
お前のもしもにはもううんざりだ
お前のもしもには夢があるようで夢がない
お前のもしもは全部過去についてのも ...
耳から聞こえる音や言葉が全く心に響かない
ワタワタして見つけだした答えが正しいはずはなく
水面に落ちたステッキのように
君を嫌って
君を愛して
縛りつけていた縄をほどいた
動かなくなっ ...
センチメンタル
ぼくをおっことす
ありとあらゆる穴に向けて
投げたボール
放物線を描いて
空のほう
白く光って
消えた
センチメンタル
あおくまぶしい空
空は空洞だから
...
回転台が欲しい
消息を絶つ直前に
息子はそう言ってました
テレビ用のものじゃなくて
中華料理屋の円卓とか
マジックで使われる人間回転ルーレットぐらいの大きなやつだよ父さん
なんでそんなもの ...
マドラーがカラカラ音を立てて回って
眼のおくの鏡をこわす
そのさらに後ろに立ち、
屈折点を見つける
湾曲したテーブル・ラインと
ホロスコープのような照明
見上げると荘厳な電飾が
取りまい ...
{引用=「さむいのなんのって、」
「あんた、八月だよ、ゆめでもみてるのかい」
「ばかにするない。おいらあ狸にだってばかされたこたあないや」
「そりゃあむこうはなのんないさ」}
…っじいじい ...
台風や ニワトリ小屋も 飛びにけり
台風や 我が身に熱気 乗り移り
台風や グンルグンルと 空を行く
台風や 宇宙(そら)から見れば 目玉焼き
あたしはあの人を信じてる
あの人はあたしを信じてる
それは嘘や偽りのない
美しい、真実。
ただ
あたしが信じてるあの人に
あの人が信じてるあたしに
嘘や偽 ...
パンジー (ものおもい)
青空の端にぼんやり頬杖をついて
ほつれた飛行機雲を指先で丸めながら
色とりどりの想いを散らかしっぱなし
冬風が口笛で呼んでも君はうわの空
...
普遍とは普遍であるがゆえに普遍なのだろう。
それだけのことだ。
普遍性を持ち得ないものを普遍的だといっても
非普遍的存在の延長線上に普遍はない。
そこには埋め合わせようがない断絶がある ...
およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる
わたしが
わたしを忘れることも
たいせつな息継ぎ
うまれもった、すべ
音色、という文 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ピーマンショック
木屋 亞万
自由詩
1*
08/12/12 22:05
学ぶ、ということ?
fuchsi...
散文(批評...
1
08/12/12 21:45
My Favorite Things
れつら
自由詩
0
08/12/12 21:29
生成されていく意識ーWeb詩の動的構築の可能性ー
リーフレイン
散文(批評...
2
08/12/12 21:11
【わたしの中の】
つむじまがり
自由詩
1*
08/12/12 21:00
_
ヨルノテガム
自由詩
3*
08/12/12 20:12
デバイス
たりぽん(大...
携帯写真+...
2
08/12/12 19:02
産声
石畑由紀子
自由詩
7*
08/12/12 18:06
言葉は都会に馴染めない
chick
短歌
1*
08/12/12 17:46
書くこと、まどろむこと、決めること
渡邉建志
散文(批評...
6*
08/12/12 16:26
おまへ
xxxxxx...
自由詩
0
08/12/12 15:37
じゃね
BOOKEN...
自由詩
0*
08/12/12 14:40
つながり
ペポパンプ
自由詩
3*
08/12/12 12:57
Breath
荷花
自由詩
4
08/12/12 10:45
おもいでの果実
こしごえ
自由詩
4*
08/12/12 9:15
尻取り
m-rod
自由詩
2*
08/12/12 6:39
ピーマンショック
あおば
自由詩
1+*
08/12/12 6:33
〃
小川 葉
自由詩
3*
08/12/12 5:42
たずねびと
カチキ
自由詩
2*
08/12/12 4:48
もしも
新守山ダダマ
自由詩
3
08/12/12 3:51
絡む
bucco
自由詩
1
08/12/12 2:22
からっぽの月
ゆうと
自由詩
4*
08/12/12 1:52
ほんとは息子じゃない
サトタロ
自由詩
1*
08/12/12 0:58
ブロークニュアイズ
aidani...
自由詩
1
08/12/11 23:38
めおとのきせつ
〃
自由詩
2
08/12/11 23:14
台風 (2003.5)
guchi_...
俳句
1
08/12/11 23:05
知らない方が良いことだってあるんだからまぁそぉ気ぃ落とすなっ ...
みなた
自由詩
1
08/12/11 22:58
花言葉四行詩 <6>
nonya
自由詩
8*
08/12/11 22:38
普遍について
七尾きよし
自由詩
0
08/12/11 21:51
水の器
千波 一也
自由詩
12+*
08/12/11 21:50
4669
4670
4671
4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
4706
4707
4708
4709
加筆訂正:
おとうさんの空
/
佐野権太
[08/12/12 16:03]
ようやく完成、ほっ^^;
9.5sec.