みんな帰ったオフィスで
話しかける
もしもし
わたしを
引き寄せた、その腕は
力強く
ふるえて
泣いた
産まれたのだ
けたたましい、君の産声に包まれながら
手のひらによせてくる、鼓動
二重螺旋のかなしみが
わたしのからだ ...
コンビニの浮世離れの蛍光灯 心ざわめく夏の夜の夢
「イレブン」と略して「田舎」と笑われる この町は皆「セブン」と呼ぶのか
コンビニを左に曲がれど未だ着かず そうか向こうのコンビニだったか
...
書くという漢字には斜めの線がない。
書く、という言葉を聞くとき、わたしはどうしても、カクという金属的の響きを受け取ってしまう。引掻いて、削っていくこと。
曖昧な気分や感情を、紙に写していくので ...
おまへはひとりである
と言われた。
(誰に?
わたしに。
(ではわたしをおまへと言うわたしは?
おまへである。
(それではふたりである。この文字たちを書き ...
明かりが見えなくて、手探りで帰り道を探してる
読みかけの物語みたいに、抱いた体はどこまでも原色から遠ざかる
加減を超えた吐息の中に、失った夢はいつもマボロシで
水が鳴くと潤うように
...
人と人はつながっている
時に共に喜び
時に共に泣き
時に共に気にかけている
話をして共に理解する
遠く離れていても
苦楽を一度した者は
再会するとつながる
その人の言葉が常に
...
けだるげな午后
眩暈のするような陽のひかり
遠い喧騒
ひた、ひた と
満ちている
あくびする野良猫
市場で物売りが媚を売る
温い風にひるがえっては落ちる、安宿のカーテン
音もなく
...
顔をあらうが
おとし切れない
このゆううつなまなざしはどこから来るのか
気象電波探知機はしんみりと
雲ゆきを映す
私を通りすぎて行ったはずの
宙は 青ざめ照りつける日にたちつくす。
...
自分の"じ"が嫌い
右上がりでも 左上がりでもなく
何かに迷って見えるから
特に履歴書なんかは
曲がった生き方を
無理やり
まっすぐに見せかける作業で
でもいつの ...
081212
ケータイ化並四ラジオがほぼ完成
現在部屋の真ん中において
試聴中
今までは
電源コードが必要だったから
部屋の真ん中には置 ...
ピーマンになって
人生を振り返ってみたけれど
からっぽだから
何も思いだせない
生まれた家のことも
父と母がいたことも
きょうだいがいたことも
結婚したのに
好きな人がいたこ ...
こんちきしょうめ
どこいった
まさかおめぇはポリバケツにははいんねぇだろうよ
しかしあけてみる
おおきい やさしい
こんちきしょうめ
どこいった
まさ ...
もしも、もしも、
お前がこれ以上「もしも」と言ったなら
俺はお前をぶっ飛ばすだろう
お前のもしもにはもううんざりだ
お前のもしもには夢があるようで夢がない
お前のもしもは全部過去についてのも ...
耳から聞こえる音や言葉が全く心に響かない
ワタワタして見つけだした答えが正しいはずはなく
水面に落ちたステッキのように
君を嫌って
君を愛して
縛りつけていた縄をほどいた
動かなくなっ ...
センチメンタル
ぼくをおっことす
ありとあらゆる穴に向けて
投げたボール
放物線を描いて
空のほう
白く光って
消えた
センチメンタル
あおくまぶしい空
空は空洞だから
...
回転台が欲しい
消息を絶つ直前に
息子はそう言ってました
テレビ用のものじゃなくて
中華料理屋の円卓とか
マジックで使われる人間回転ルーレットぐらいの大きなやつだよ父さん
なんでそんなもの ...
マドラーがカラカラ音を立てて回って
眼のおくの鏡をこわす
そのさらに後ろに立ち、
屈折点を見つける
湾曲したテーブル・ラインと
ホロスコープのような照明
見上げると荘厳な電飾が
取りまい ...
{引用=「さむいのなんのって、」
「あんた、八月だよ、ゆめでもみてるのかい」
「ばかにするない。おいらあ狸にだってばかされたこたあないや」
「そりゃあむこうはなのんないさ」}
…っじいじい ...
台風や ニワトリ小屋も 飛びにけり
台風や 我が身に熱気 乗り移り
台風や グンルグンルと 空を行く
台風や 宇宙(そら)から見れば 目玉焼き
あたしはあの人を信じてる
あの人はあたしを信じてる
それは嘘や偽りのない
美しい、真実。
ただ
あたしが信じてるあの人に
あの人が信じてるあたしに
嘘や偽 ...
パンジー (ものおもい)
青空の端にぼんやり頬杖をついて
ほつれた飛行機雲を指先で丸めながら
色とりどりの想いを散らかしっぱなし
冬風が口笛で呼んでも君はうわの空
...
普遍とは普遍であるがゆえに普遍なのだろう。
それだけのことだ。
普遍性を持ち得ないものを普遍的だといっても
非普遍的存在の延長線上に普遍はない。
そこには埋め合わせようがない断絶がある ...
およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる
わたしが
わたしを忘れることも
たいせつな息継ぎ
うまれもった、すべ
音色、という文 ...
白と黒ビニール製の床に寝転んで
窓の外、雲の裂け目にある空は泣いていたから
目を逸らした
ダルくて堪らない 湿度は当に針を振り切っていて
重く張り付く空気を掻き分けてまで前に進む
そんな ...
真白な 事象 そのゆえに かれをあいしたのは だれ。
向日葵の咲き誇る夏であったが為に、彼の葬儀は凍り付いた二酸化炭素の煙が目に沁みた。
青ざめ強ばる腐食の膚をやんわり押せば戻らずに留ま ...
ぽつんと小石みたいなカスタネット
青と赤の二種類
人類
未達の末の、ふたつ
月の光の終着点
光は反射して
青いビームと赤いジュース
紫
ねじれ そよぎ
分かり合えない、ゆかり
...
声をすりつぶしてずっと耐えていた。
夜に吐息を描きながら、このまま私も空になりたいと思った。
砕け散ってしまっても良いから、
私を走らせておくれ、と。
まるで請うように泣き叫んだ
あなた ...
優しさの前に立ったとき
どうしようもなく
人見知りをしてしまう
なかなか差し出せない手を
ぎゅっと握って
その手のひらは
汗だくになってしまう
嬉しさの前に立ったとき
どうしよ ...
女は少し
したたかなくらいが丁度いい
「あのコはほんとにイイ人」
なんて言われてる時は
実は一番危ない
危険ゾーンのど真ん中
「イイ人」の裏に含まれた企みは想像以上にコワイもの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
デバイス
たりぽん(大...
携帯写真+...
2
08/12/12 19:02
産声
石畑由紀子
自由詩
7*
08/12/12 18:06
言葉は都会に馴染めない
chick
短歌
1*
08/12/12 17:46
書くこと、まどろむこと、決めること
渡邉建志
散文(批評...
6*
08/12/12 16:26
おまへ
xxxxxx...
自由詩
0
08/12/12 15:37
じゃね
BOOKEN...
自由詩
0*
08/12/12 14:40
つながり
ペポパンプ
自由詩
3*
08/12/12 12:57
Breath
荷花
自由詩
4
08/12/12 10:45
おもいでの果実
こしごえ
自由詩
4*
08/12/12 9:15
尻取り
m-rod
自由詩
2*
08/12/12 6:39
ピーマンショック
あおば
自由詩
1+*
08/12/12 6:33
〃
小川 葉
自由詩
3*
08/12/12 5:42
たずねびと
カチキ
自由詩
2*
08/12/12 4:48
もしも
新守山ダダマ
自由詩
3
08/12/12 3:51
絡む
bucco
自由詩
1
08/12/12 2:22
からっぽの月
ゆうと
自由詩
4*
08/12/12 1:52
ほんとは息子じゃない
サトタロ
自由詩
1*
08/12/12 0:58
ブロークニュアイズ
aidani...
自由詩
1
08/12/11 23:38
めおとのきせつ
〃
自由詩
2
08/12/11 23:14
台風 (2003.5)
guchi_...
俳句
1
08/12/11 23:05
知らない方が良いことだってあるんだからまぁそぉ気ぃ落とすなっ ...
みなた
自由詩
1
08/12/11 22:58
花言葉四行詩 <6>
nonya
自由詩
8*
08/12/11 22:38
普遍について
七尾きよし
自由詩
0
08/12/11 21:51
水の器
千波 一也
自由詩
12+*
08/12/11 21:50
不快指数120%
いのせんと
自由詩
0
08/12/11 21:43
白光事象
荷花
散文(批評...
0*
08/12/11 21:18
重ね手
m-rod
自由詩
3*
08/12/11 21:16
憂い気な朝が散らばっている。
水島芳野
自由詩
1
08/12/11 21:00
地球の丸さの前に立ったとき
小原あき
自由詩
26*
08/12/11 20:42
女のホンネ
さとう 星子
自由詩
3*
08/12/11 20:06
4670
4671
4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
4706
4707
4708
4709
4710
加筆訂正:
おとうさんの空
/
佐野権太
[08/12/12 16:03]
ようやく完成、ほっ^^;
6.1sec.