081212



ケータイ化並四ラジオがほぼ完成
現在部屋の真ん中において
試聴中
今までは
電源コードが必要だったから
部屋の真ん中には置 ...
 
ピーマンになって
人生を振り返ってみたけれど
からっぽだから
何も思いだせない

生まれた家のことも
父と母がいたことも
きょうだいがいたことも
結婚したのに
好きな人がいたこ ...
こんちきしょうめ
どこいった

まさかおめぇはポリバケツにははいんねぇだろうよ


しかしあけてみる


おおきい やさしい

こんちきしょうめ
どこいった


まさ ...
もしも、もしも、
お前がこれ以上「もしも」と言ったなら
俺はお前をぶっ飛ばすだろう
お前のもしもにはもううんざりだ
お前のもしもには夢があるようで夢がない
お前のもしもは全部過去についてのも ...
耳から聞こえる音や言葉が全く心に響かない
ワタワタして見つけだした答えが正しいはずはなく
水面に落ちたステッキのように
君を嫌って
君を愛して
縛りつけていた縄をほどいた

動かなくなっ ...
センチメンタル
ぼくをおっことす
ありとあらゆる穴に向けて
投げたボール
放物線を描いて
空のほう
白く光って
消えた

センチメンタル
あおくまぶしい空
空は空洞だから
...
回転台が欲しい
消息を絶つ直前に
息子はそう言ってました
テレビ用のものじゃなくて
中華料理屋の円卓とか
マジックで使われる人間回転ルーレットぐらいの大きなやつだよ父さん
なんでそんなもの ...
マドラーがカラカラ音を立てて回って
眼のおくの鏡をこわす
そのさらに後ろに立ち、
屈折点を見つける
湾曲したテーブル・ラインと
ホロスコープのような照明
見上げると荘厳な電飾が
取りまい ...
{引用=「さむいのなんのって、」
「あんた、八月だよ、ゆめでもみてるのかい」
「ばかにするない。おいらあ狸にだってばかされたこたあないや」
「そりゃあむこうはなのんないさ」}

…っじいじい ...
台風や ニワトリ小屋も 飛びにけり
台風や 我が身に熱気 乗り移り
台風や グンルグンルと 空を行く
台風や 宇宙(そら)から見れば 目玉焼き
あたしはあの人を信じてる
あの人はあたしを信じてる

それは嘘や偽りのない

美しい、真実。

ただ

あたしが信じてるあの人に
あの人が信じてるあたしに

嘘や偽 ...
パンジー (ものおもい)


青空の端にぼんやり頬杖をついて

ほつれた飛行機雲を指先で丸めながら

色とりどりの想いを散らかしっぱなし

冬風が口笛で呼んでも君はうわの空
...
普遍とは普遍であるがゆえに普遍なのだろう。
それだけのことだ。
普遍性を持ち得ないものを普遍的だといっても
非普遍的存在の延長線上に普遍はない。
そこには埋め合わせようがない断絶がある ...
およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる


 わたしが
 わたしを忘れることも
 たいせつな息継ぎ

 うまれもった、すべ



音色、という文 ...
白と黒ビニール製の床に寝転んで
窓の外、雲の裂け目にある空は泣いていたから
目を逸らした

ダルくて堪らない 湿度は当に針を振り切っていて
重く張り付く空気を掻き分けてまで前に進む
そんな ...
 真白な 事象 そのゆえに かれをあいしたのは だれ。

 向日葵の咲き誇る夏であったが為に、彼の葬儀は凍り付いた二酸化炭素の煙が目に沁みた。
 青ざめ強ばる腐食の膚をやんわり押せば戻らずに留ま ...
ぽつんと小石みたいなカスタネット
青と赤の二種類
人類
未達の末の、ふたつ
月の光の終着点

光は反射して
青いビームと赤いジュース

ねじれ そよぎ
分かり合えない、ゆかり
...
声をすりつぶしてずっと耐えていた。
夜に吐息を描きながら、このまま私も空になりたいと思った。
砕け散ってしまっても良いから、
私を走らせておくれ、と。
まるで請うように泣き叫んだ

あなた ...
優しさの前に立ったとき
どうしようもなく
人見知りをしてしまう
なかなか差し出せない手を
ぎゅっと握って
その手のひらは
汗だくになってしまう


嬉しさの前に立ったとき
どうしよ ...
女は少し
したたかなくらいが丁度いい

「あのコはほんとにイイ人」
なんて言われてる時は
実は一番危ない

危険ゾーンのど真ん中

「イイ人」の裏に含まれた企みは想像以上にコワイもの ...
ブラジルのミナス・ジェライス州は
さまざまに良質な鉱物の産地として有名ですが
先だって展翅された天使の化石が見つかり
大きな話題を呼びました

地下湖のほとり
エメラルドの晶洞に
一対そ ...
ヒトよ
あなたたちの隣人を覚えていますよ

わたしたちのこと
ときどき
ひらひらしているのを見ていた
かれら

わたしたちも
かれらのこと見ていた

洞窟に
花が摘み取られて
...
東京にはきれいな水がないのよね、と、
魚になった友人は天然水を買い漁っていた。
時々だけど蛇口の水をコップに注ぐと、
水草みたいに髪を揺らめかせにやっと笑う彼女がいる。


東京には濁った ...
もう、だめかと思っている
汚いところを見すぎて

もう、だめかと思っている
夢なんて幻みたいなもの

窓から降ってくる雪を
なんの情緒もなく見ている
ただの「白い結晶の塊」を

絶 ...

びんのなかにばかり
もがいたものを
さけんでいる
そんなフラスコは
こだまして
ゆれる、んるんる



かなわない
ゆうぐれに霧をはらんで
シャッターのじゅんびをすれば
...
 
ねぇ 君は知ってる
 
 
 
欲に紛れ
 
望み高らかに
 
愛を語り
 
情を盾にして
 
 
無作為な時間の中に
 
生きる意味を
 
 
ねぇ 君は知 ...
病にも負けんとする心あり悲しみ乗り越え火を抱いて臥す ため息、ひとつ
冬の空に消えた

吐き出した言葉達は汚くて
紡いで、紡いで、泥まみれ

ため息、ひとつ
冬の空に消えた

どんなに洗ってもとれない汚れ
今は不自然だけど
いつかは ...
 
 
 
純白のミルクセーキと熟れ苺 コーヒーの黒、水の透明
 
 
 
モナリザの子宮から出でたいと言う
偽物で良ければこの絵から、
 
 
 
枯れ葉で埋めたブランコに着 ...
乾いた空を見あげて泣いていると
(おとうさん
(あんまりやさしい気持ちになると
(涙がでたくなるんだよ
という

疲れたときは
ふうせんかずらの種をあげる
それから
ビールを買ってあ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ピーマンショックあおば自由詩1+*08/12/12 6:33
小川 葉自由詩3*08/12/12 5:42
たずねびとカチキ自由詩2*08/12/12 4:48
もしも新守山ダダマ自由詩308/12/12 3:51
絡むbucco自由詩108/12/12 2:22
からっぽの月ゆうと自由詩4*08/12/12 1:52
ほんとは息子じゃないサトタロ自由詩1*08/12/12 0:58
ブロークニュアイズaidani...自由詩108/12/11 23:38
めおとのきせつ自由詩208/12/11 23:14
台風 (2003.5)guchi_...俳句108/12/11 23:05
知らない方が良いことだってあるんだからまぁそぉ気ぃ落とすなっ ...みなた自由詩108/12/11 22:58
花言葉四行詩 <6>nonya自由詩8*08/12/11 22:38
普遍について七尾きよし自由詩008/12/11 21:51
水の器千波 一也自由詩12+*08/12/11 21:50
不快指数120%いのせんと自由詩008/12/11 21:43
白光事象荷花散文(批評...0*08/12/11 21:18
重ね手m-rod自由詩3*08/12/11 21:16
憂い気な朝が散らばっている。水島芳野自由詩108/12/11 21:00
地球の丸さの前に立ったとき小原あき自由詩26*08/12/11 20:42
女のホンネさとう 星子自由詩3*08/12/11 20:06
展翅された天使の化石標本海里自由詩608/12/11 19:19
蝶ちょ姫スモールスノウホワイト自由詩208/12/11 19:19
『東京』東雲 李葉自由詩3*08/12/11 18:24
ヒカリさとう 星子自由詩108/12/11 18:12
12月の莢唐草フウ自由詩6*08/12/11 18:07
光と闇、そして虹れるむ自由詩308/12/11 17:56
統合失調症渡辺亘短歌008/12/11 17:20
き、え、た。三奈自由詩7*08/12/11 17:03
ねじ曲がる山中 烏流短歌1*08/12/11 17:00
おとうさんの空佐野権太自由詩17*08/12/11 15:14

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