不死のまぼろしに怯えた昼下がり、食いかけたドーナツを駐車場のゴミ箱に破棄して
敷地の終わりの公衆便所で泣くように吐いた、意識は未消化のパン生地みたいで
流しても ...
初  お前の目が集積して  垢
老  お前の目が集積して  抜
の  お前の目が集積して  け
廃  お前の目が集積して  た
材  お前の目が集積して  魚
屋  お前の目が集積して  の ...
商店街でもある坂道は

魚屋、八百屋に

ちいさなレストラン

坂道のしたには豆腐屋さん

冬にもなるともくもくと

おからの湯気を立てていた

ほったらかしの空き地には

...
ゆきが
血のように
まっている

とおくで
風のわらう
こえがする

夢は
ふたり
こたつで
すやすや
ねむっている
洗面台にけむたく匂う髪が散る大人になりたかったはずの昨日


君の名はcoffee & cigarette いつものカフェのいつもの席の


折り目良い白いリネンにはじらいを偽るた ...
雨に濡れる街

続くテールランプ

にじむ赤

隣で笑うきみ

遠く聞こえるカーラジオ

永遠に
このときが続けばいいのに


私は指先に針を刺す

にじむ小さな赤い点 ...
傷ついたハートを
癒してくれ
傷ついた羽を
繕ってくれ

命の水を
流し込み
苦しみを
取り除いてくれ

オルゴールの音
雨の滴
心の傷み
にぎった手の温もり
あんたが望むほど
世界はまだまだ熟しちゃいないが
ここで茶すすり続けているぐらい
暇でもなくなったさ
いつ動くのか
いつ動くのか
雲もみたいに
白くて巨大なあんたは
内に激しい雷を秘め ...
{引用=――「さっきのあの子、殺気立ってた」}


きみの髪がゆれてる
さっきまで凪いでいたのに
あれ、そうか
泣き出したのかな



やさしさって、さ
暗闇の中で
光 ...
先輩の女性職員が 
傘も差さずに 
雨の中、楽しげな小走りで 
施設の入口に入っていった 

来春寿退社する先輩は 
そうして幸せの入口へ 
姿を消してゆくだろう 

僕がまだ2年目 ...
壁のまんなか
写真

手の込んだアラン模様のセーター
指先がすり切れるほどのスピードで
編む
さいご
首を塞いでやる

あなたのこと

忘れないよ絶対
死ぬまで恨んでやる
死 ...
もし愛というものを 
真正面からみつめたら 
それは幻と消えるでしょう 

もし愛というものを 
少しずらしてみつめたら 
うっすらと立つ 
透明な詩人像は 
僕等の前に両手を広げるで ...
あぁこんなにも疲れた暗い顔をしていたのか
老けたオッサンだな
笑う

冷たい水でもこじ開けられない瞼は
かすかな熱を帯びたまま
どんよりとした光を漏らしている

ゆらりゆらり
三人に ...
忘れてください
と、口にした時から忘れられなくなる
ふいにこぼした言葉も
思いつめた頬の感じも


忘れてください
忘れたものは戻ってこないと知っている
ある日ふとまざまざと
風に揺 ...
きみの世界が回る
その自転を知り、触れたいと思う
わたしが逆らっても
きみは進んでしまうから
追い付くことはない
 
 
 
きみを紐解くように
その髪を梳いている
  ...
ゆうぐれを食む
四百の泡
無声音の多いスピーカーと
光沢のない爪の切れ端
みずさしに万年筆
薬瓶にクワガタソウ

柔らかなどぶのせせらぎ



羊が歩くゆめを ひととき

  ...
 
「手、繋いでもいい?」

もうすぐお別れだというのに
人で溢れかえる通り、二人の影だけ温かい

泣き出しそうで、話したくない
コートの中の手、離したくない
最後まで最低な ...
 
昔から池袋の雰囲気が好きだった。

上野より危険な香りが少ないし、新宿のような毒もない。
かといって渋谷のように媚びるわけでも恵比寿のようにお高くとまるわけでもない。
デゾレイトで ...
眠らない町で息してる
ネオンの輝き眩しすぎてくらむ
目の前が
足元が
見えないよ
迷い子の思春期 大人たちは神隠し
ミルク飲みの赤ん坊泣いている

灯りのない部屋 唯一の居場所
「探 ...
私たちは
複雑で
ランダムな現象の絡まりのようにみえて
実は
いっぽんの管なのです

とめどなく押し寄せる水流を
茫然とひらいた口腔から飲みこみ
洗われるまま
わずかな幸せの摂取と
...
ヒコーキ雲と潮の香り
指を抜ける空気の彩が変わってく
反対側に見えるのは 
曇りガラスに貼りつく外灯と
繋ぎ合わせたばかりの手のひら

絡み合わせたばかりの指先が
少しだけ不安気にボクを ...
三鷹をすぎると

一軒家なんかも見えたりした

ビルやマンションのあいだに

空も架かりはじめていた

寄り添うことのできなかったひと

引きずっている訳ではない

じぶんを慰 ...
こすりつけなすりつけても骨ひとつ炎のなかに己れ染めゆく




路地裏の真昼飛ぶ夢みるときに知らず知らずに携える骨




灰よりも大きく滴の外に出ず元のかたち ...
生きるとは、うたうこと。

時は5:57分を刻んでる。
昨夜、眠りに落ちたのは、4時37分。
どうやらこの程度の曖昧さは許されている、ということなのか。

生きること、それは愛という ...
ぼくは
よるを呼び込む
ふるい風が
吹いて
かき消されそうな

{引用=感情、
枯葉が舞うよ}

透明だからね
色をつけたの
わかるかい?
きみの目印さ

{引用= ...
口をゆすぐようにブラックコーヒーをすする

まずはじめにリズムがある
それから
フレーズを紡ぐ指先
彼の息づかいがある

ここにはまだ知らないことがたくさんあるから
大事なのは重力に逆 ...
かわせない約束が
雨が降る度
降りかかる

流れるけれど
流れるけれど
降ってくる

そこにあるような気がするものを
自分の力で形にできず

変化とか
不変とか
消滅とか
...
気づいたときには
あたしの体は
小さい傷で溢れかえっていた

顔のかさぶた
剥けた唇
腕の切り傷
胸元のできもの
指先の逆剥け
へその横の湿疹
太もものかぶれ
膝の擦り傷
ふく ...
世界の終わりを何度も見た
そこで途切れてくれたなら
傷口は増えずに済んだはず

希望を得るたび怖くなった
うっかり手放してしまえば
誰も差し伸べてはくれない

感情を言葉に出来なくて
...
寂しさを紛らす為
アルコールで満たす夜

なのに

恋しさが堪らなく

堪らなく 私

ただ

通り過ぎただけの

ただ

気まぐれの

ただ

それだけ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
半端な命は下水管で腐敗するんだホロウ・シカ...自由詩1*08/12/18 22:16
遠くはない井岡護自由詩2*08/12/18 22:11
井の頭線の久我山駅吉岡ペペロ自由詩208/12/18 21:54
正月草野大悟自由詩0*08/12/18 21:35
coffee & cigarettehachic...短歌008/12/18 20:30
SLEEPERいのせんと携帯写真+...108/12/18 19:08
ワライニードペポパンプ自由詩3*08/12/18 18:52
夕焼けの魔道士秋也自由詩008/12/18 17:37
starry-eyedのぼくゆうと自由詩0*08/12/18 17:23
幸せの入口 服部 剛自由詩208/12/18 17:07
暇があればの話チアーヌ自由詩108/12/18 17:06
告白 服部 剛自由詩108/12/18 16:50
創書日和「鏡」虹村 凌自由詩0*08/12/18 15:49
忘れるということ石瀬琳々自由詩14*08/12/18 13:44
きみが眠ったそのあとで、たった一つの本当を山中 烏流自由詩3*08/12/18 13:42
老人と詩と杠いうれ自由詩208/12/18 13:02
みれん雪間 翔自由詩208/12/18 12:10
Set me free softly散文(批評...208/12/18 12:05
息してる百瀬朝子自由詩1*08/12/18 11:55
いっぽんのくだ佐野権太自由詩7*08/12/18 10:02
まちぼうけBOOKEN...自由詩108/12/18 9:56
東京の風、光、音吉岡ペペロ自由詩108/12/18 8:11
木立 悟短歌108/12/18 7:33
生きる。megie自由詩008/12/18 6:42
keyゆうと自由詩2*08/12/18 4:32
ナイツudegeu...自由詩108/12/18 2:23
雨の日mayaco自由詩208/12/17 23:58
ヒビ入りミラー愛心自由詩7*08/12/17 23:46
聞こえない音1486 1...自由詩4*08/12/17 23:30
いのせんと自由詩0*08/12/17 23:17

Home 戻る 最新へ 次へ
4662 4663 4664 4665 4666 4667 4668 4669 4670 4671 4672 4673 4674 4675 4676 4677 4678 4679 4680 4681 4682 4683 4684 4685 4686 4687 4688 4689 4690 4691 4692 4693 4694 4695 4696 4697 4698 4699 4700 4701 4702 
加筆訂正:
老人と詩と/杠いうれ[08/12/18 16:45]
改題
5.04sec.