朝が嫌いだった
眩しいくらいの朝焼けが
カーテンを通り抜けて
わたしを叩き起こすような
十代の頃
セルフサービスの朝食
くりかえしのニュース
軽い頭痛に
制服を着せて
コントラディク ...
影を
その影を
見ていると
いなくなった人が
その中にいるみたい といった

姉や親の影に
似てきたのだと
その黒い動きの中に
いるのだと

そうだね
わたしもいつか
母さ ...
でもってなつははじけよう

なつのためにちぢこまろう

ふゆほんばんに

なつのひをこころにもてば

きっときつねびがからだをとりまいて

つれてってくれるさ わんだらん

で ...
幻聴が聴こえる視界がゆがむ・・ガガ・・・剃髪されて気付くナンバー



数世紀後に発掘されてああ、これは何だと問われるミシン



にんにくは嫌いだってさ人とゆう文字を憎むと呼ぶような ...
私の 不安とか 孤独とか





誰も 気づかない





私のことを 知る人は 誰も

いない  この街で





ただ ただ 歩く 歩く



...
何の解決にもなりゃしませんが
あなた一人じゃないでしょう
アンタだけじゃあないでしょう

それはただの事実であって
他に意味もなければ導いてもくれないけれど

あなた一人じゃないでしょう ...
数学のテストの時
もうそろそろ時間が終わる
って時になって
名前を書いていなかったことを思い出した

裏にしていた答案用紙をひっくり返して
名前を書こうとする
しかしそこには既に名前が書 ...
期待が風船のようにふくらめば
大きすぎれば破れてしまう
それでも手招きに
呆然ふらふら
欠陥品

だから期待や気概も捨てて
次から次へ着替えを済ませて
模様替えもしちゃえば
「所詮は ...
君に会いに行くよ

僕は何も持っていない

でも君に会いに行くよ

用なんて特にないけど

でも君に会いに行くよ

君を好きな気持ちだけを持って

あの坂をのぼって
メリー、
それは細長い
木々の根元から枝の先までがちょうど、
ひかりだけ流れているようにみえた
夢みたいな夜


ぼくらは産み落とされて
地図だけを持たされていた
しずかに痛みな ...
十二月に飛来した
結び目の青い鳥
八月に墜落した
羽ばたきが反射して
空が青い

慈愛が一番星だという
警戒‐牽制‐疑念の星座、
等距離の光年を
正義感の彗星が
ながれて
遠く
...
 
静まり返ったときの
わずかなすき間にあなたはいた
 
あのとき
置き去りにされたのは
 
何だっただろう
 
 
あのとき
 
あなたが笑って
 
ぼくが泣いていた
...
 
その人のことを
空さんと呼んでいた
空さんは
だだっ広くどこまでも
青くなったり赤くなったり
涙したりして
人のようだった

空さん

時々丘の上から
呼びかけてみるけれど ...
六本の狂ったハガネの振動唱える神さまたちと踊りたい

夜も夜中 食パンをコーラで流し込み
僕はいのる



どうか どうか神さまたちとの縁を結んでくださいませと
フェンダージャガー ...
地に足が着いたまま
一番空に近づいたキリンでも
見上げる空ははるかに遠い

空を舞うように
自由に飛びまわる鳥たちでも
見上げる空は遥か彼方だ

いかなる動物も空に到達することはできな ...
ハゼがドラムを叩いている
道路の真ん中に寝そべって
一心不乱に叩いている
小学生の甥がよく言っていた
今日も魚が道端で
口をぱくぱくさせていたと
フリスビーにつかまって登校している甥は
...
角のない重みが
つまさきから立ち昇り
しっとりと突きすすむ
その先でぶつかった

痛みが
あたたかいので
我慢して待ってみたら

どこまでも
どこまでも
...
人もまばらな
二十一時のファミレスで 
夕食を終えて 
耳に入れたイヤフォンから 
君が語りかける声を聴く 

「 あなたは今、何処にいて 
  何を美しいと思っていますか 」 

...
汗にじみ 背中の海に 風渡る
汗にじみ 風の涼しさ からだ満つ
汗にじみ 吹きゆく風に 夏の涼

ひとしずく 汗の流れに ひんやりと
ひとしずく 汗の流れに 我かえる
汗しずく  葉に垂れ ...
絶望や虚無が存在するように
希望も存在する

それは確かに存在する
否定しても
否定しても
萌えいずる双葉のように
それはしっかりと根差し
生長する

むしろ
希望は
絶望を糧 ...
  冬の肌
  そのうえに
  人生という
  響きを
  かるがるしく
  載せる



  石油の
  まるい匂いが
  通学路を
  行進している


...
冬に咲く花を知ってる?
スノードロップって言うんだ
ううん もっといろんな色
ねえ空を見て

雪と同じ白い色
君の色
どんな色にも染まります。
ウサギのボンボン送ります。

赤 青 ...
思い返せば
ほんとうにたくさんの思いを
あなたは 私に向けてくれていたのですね

あなたが黙って私を心配そうに見つめてくれる その時間は
なんと大切で この世に二つとあるはずのない 
...
そっと胸の内にあるものは
わたしの外だ、と
わたしはおもう

はるか
空の高さを
見上げることと
なんら変わりない



わたしはここだ、と言葉を放れば
わたしの手立て ...
あたしのこと、どのくらい好き?
珍しく
そんなことを聞くひと
そんなことを聞くなよというと
しゃりの分からない人ねと
あなたはおすめし顔でいう

もういいです
テレビに向かい、背を向け ...
「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった

それを時代のせいにしたところで何になるのだろう

夢とか希望を持ち難いこんなとき ...
               081218

古道具店に立ち寄ってみたら
昭和初期のラジオがあって
古民具のような顔をして
お雛様を見つめてた

並四ラジオを探す
メーカーものは
マ ...
6000系電車は小学生だった自分にも衝撃的だった
21世紀を先取りしたデザインに思えた

非常口を前面に設置しなければならない規制

それを逆手に取って貫通扉を極端に左に寄せ
かと言って左 ...
不死のまぼろしに怯えた昼下がり、食いかけたドーナツを駐車場のゴミ箱に破棄して
敷地の終わりの公衆便所で泣くように吐いた、意識は未消化のパン生地みたいで
流しても ...
初  お前の目が集積して  垢
老  お前の目が集積して  抜
の  お前の目が集積して  け
廃  お前の目が集積して  た
材  お前の目が集積して  魚
屋  お前の目が集積して  の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
香るかんな自由詩3*08/12/19 18:57
唐草フウ自由詩5*08/12/19 18:38
ありきたりなあきすぎさりてふゆきたりなばはるとおからじ短角牛自由詩008/12/19 18:27
【短歌祭参加作品】空気の底本木はじめ短歌508/12/19 16:37
9/21いのせんと自由詩1*08/12/19 15:32
だからと言ってBOOKEN...自由詩008/12/19 14:58
キミの名前は桜 葉一自由詩108/12/19 14:54
覆水ダイアモンドm-rod自由詩008/12/19 12:20
坂をのぼって中谷 カイネ自由詩008/12/19 11:19
Arrow/ぼくら石田 圭太自由詩2408/12/19 10:36
空映え伊月りさ自由詩1*08/12/19 9:57
memorial addressれるむ自由詩108/12/19 7:52
空以外の空小川 葉自由詩6*08/12/19 4:02
vs ZAZENカチキ自由詩2*08/12/19 3:11
空以外の空木屋 亞万自由詩2*08/12/19 2:15
ダボハゼ純情喫茶サトタロ自由詩3*08/12/19 1:57
サイレン______...自由詩0*08/12/19 0:39
世界で一番美しい花 服部 剛自由詩008/12/19 0:37
汗 (2003.6) guchi_...俳句008/12/19 0:15
無限の零渡辺亘自由詩008/12/18 23:39
冬の香草野春心自由詩2*08/12/18 23:36
【誕生日特別連詩】冬の花火そらの とこ自由詩4*08/12/18 23:30
病室いねむり猫自由詩108/12/18 23:15
信じることが、太陽千波 一也自由詩5*08/12/18 23:10
すしm-rod自由詩108/12/18 23:07
がらんどう恋月 ぴの自由詩34+*08/12/18 22:54
空以外の空あおば自由詩6*08/12/18 22:36
千代田線kauzak自由詩1*08/12/18 22:28
半端な命は下水管で腐敗するんだホロウ・シカ...自由詩1*08/12/18 22:16
遠くはない井岡護自由詩2*08/12/18 22:11

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