大きな空を見上げていたら
小さなクジラが降ってきた。
捕鯨船はもうとっくに捕まったていうのに
このクジラはミンクを食べてた。
ミンクのお味はどうと聞くとクジラは悪くないといった。
ク ...
とてもとても大きな鷲が
翼を広げてゆっくりと墜ちてゆきます
ジャンボジェット機ほどの「鳥」は
よく見るとハリボテでできていて
薄紙のような外側が破れて木の骨が見えたところから
メラメラと軽々 ...
君が生まれた意味を教えてあげようか
空に雲に星に風に
ただたゆたいながら流れていく
儚い人の命の意味を
君は欲しいと嘆くから
どうしてあなたはそんなに強いの、と
いつだった ...
生前の君と最後に語り合った
このCafeに来るといつも
テーブルに一つ
硝子の灰皿を置いてもらう
向かいの空席に
ぼんやりと君の面影を浮かべ
日頃誰にも言えない
秘密 ...
黒々としたものが夜じゅうぼくを焼く
それは祈りであるのか いや
白いもの 白くて細かく膨大なものを台座に見立てる
それを崩す
台座に見立てたものの上に数冊の本を置く
それを崩す
...
またリストラしている会社の話題
先日した自分の会社の先もわからないけど
稼げる時は稼いでおこう
考えるより実行するしかない
真面目にやっているから
切られないものではない
けれど なら ...
のび太が虚無におそわれ無気力になった
もともとそうだったが、あやとりすら
やらなくなり、好きな鼻糞もほじらなくなった。
ドラえもんは、もともと傍観主義者なので、
むしろこの ...
しずかなまちに
さいがいがやってくる
たてものをはかいし
こどもたちをしたじきにする
さいがいよ、おまえはばかだ
しずかなまちを
ひとはかならずさいけんし
に ...
壁紙の裏にある小さな夢を
1つずつ開いていく
紺色の帽子の夢から銀色の薄い夢
1つず重ねて足で潰した
茶色い尻尾のハテナマークは
僕の指先に絡まって
噛みついてくるから
息が苦しくな ...
ゆるやか日々が過ぎてく
屋根の上を流れる雲たちが
東の空に向かって
飛び込んでゆく
この手のひら
空にかざしてみる
あの頃
夢に見たコト
どこかに忘れていませんか?
...
李から便りが来ない
何故なんだ
結婚するんだろ
俺たち
胸が飢える
清水が欲しい
まだ来ない
李よ どうした
もう諦めるか
そもそも無理が
あったかもしれない
もうこ ...
間違っていたら、ごめんなさい
いつ、どんな時でも
一緒にいられなくて
ごめんなさい
いつ、どんな時でも
優しくなれなくて
ごめんなさい
いつ、どんな時でも
励ましてあげ ...
今日もこんな時間
なぜ生まれてきたのだろう
嫌という意味じゃなく疑問
僕がHEROならば分かりやすくていい
でもHEROじゃない
HEROならば誰のHERO
...
63階の視聴覚室で試験勉強をしていた
保健体育の先生はスパルタで
教室に入るなり生徒を叱ったりしていた
ふと大きな爆音が響くと
館内アナウンスが流れだした
「42階から火の手が上がり ...
実家から電報が届いた
「ミタイテレビアル ロクガワカラン」
お母ちゃん… 帰省を余儀なくされた
音の速度で快適クルーズ 夜行のデラ☆ウコン号を利用
乗務員に肩たたき券を見せてバ ...
二人で均衡をえられるように、ひとりは少し前に座った。
錆びた支点が何度もギーガー、鳴って、夜の星は笑った。
それから、、ジャンプして重力のないところまで行こうとした。
着地した公園に ...
目が覚める。手に握られていた、ゴミのような紙。領収書。宛名は空白だった。枕には涎が着いている。アルコールの匂いがする。カーテンから光が差す。胃に違和感があった。消化不良だろう。布団から起き上がる。水 ...
あまり美味しくない過去をまぁるくくるめて
ゴミ箱に向かって放り投げる
無回転で空中を行くそれは
不思議な軌跡を描き
僕の現実を侵犯し
散々侵犯した末
入らない
おそらく
...
真冬にもアイスティーを頼める店 焼かれた石の事情を知ってる
十一時から十四時は禁煙です やさしいふりで傷つけ合って
プレートの絡めとれないパンチェッタ欲しいものだけ手に入らな ...
点滅する上り坂を食い破れ
点滅する男とは
反転した河馬のような鉄琴
変わり続ける右腕の子供部屋
半減期と牢屋に溶けた虹
悲しいという意味をした鋸鮫
点滅する上り坂の義肢
...
少し遅れて冬が訪れた
待っていたということも
疎んじていたわけでもなく
ただポケットに両手を突っ込み
何か特別に思い煩う気持も浮かべず
ぼんやりと立ち尽くしたまま
ひゅうひゅうと喚 ...
あまたの
あふるる
あだなる
あだじお
あらぶる
あかごの
あぐねし
あらなみ
あしなみ
あそばし
あまねく
あまのめ
あこうの
あたまも
...
冬の女王がローブを翻すと 雪は地に口付ける
棺に眠る秋を抱擁する腕は 冷たく
眠りは永遠のように凍り付いてしまう
その腕は 剣のように鋭利な 痛みを持って
空から降るいつかの春 ...
子供の頃に憧れていた職業があった
世の中の正しいこととそうでないことを、
優しい目線で判断できる大人
正義の味方という職業は、
僕にとっては
僕と言っても、昔の僕ね
正しいこと ...
家に戻ると友人からもらった
お香を焚いて
映画を見ながら
死と酒を交わした
「明日は向こう岸の
バッティングセンターに
行かなきゃならない。
ここん所忙しいんだ」
...
飢えて死にいくものがいる
飢えた母は
飢えた子の体をせめて暖めようと
体を寄せていた
国旗は寒さに震える人を
覆い温めることすら出来ない
どうして いつも目を伏せてまえをみるの
どうして 気がつくとタバコのため息なの
どうして 何もかもあきらめている風なのに またひとりなの
しってるよわかっているつもりだけど
隣にあたしがい ...
(祈望)
ひとみに焼け着いた君の故郷も
見知らぬぼくの
澄み渡る戦場も最早ひと巡りして
帰る場所はみな同じ
なのになぜ、こんなにも唇は乾き喉が
二度と会えないようにつかえるのだろう ...
一人に流れている時間を消しにいった
葉っぱが枝から落ちるまでの葉っぱの時間
葉っぱの前を通り過ぎた車がかすったであろう少しの時間
それを観察するぼくの時間
それらが風とともに上 ...
脆弱にも映るその青年は話を始めるタイミングと言うものを実によく心得ていた。特に聞き分けの無い小さな友人たちにおいては、その尊敬を二時間にして勝ち得るほどの能力を惜しむことなく発揮した。それでいて気取る ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
大きな雲
すぬかんなが...
自由詩
0
08/12/7 16:42
墜ちる鷲
はなびーる
自由詩
2
08/12/7 16:04
世界一平凡なこの愛の詩
水島芳野
自由詩
0
08/12/7 16:03
硝子の灰皿 〜亡き友との対話〜
服部 剛
自由詩
2
08/12/7 13:36
黒々としたものが
オイタル
自由詩
1*
08/12/7 13:33
朝に
砂木
自由詩
4*
08/12/7 11:57
のび太の虚無の世界
パラソル
自由詩
1
08/12/7 10:54
へいたい
《81》柴田...
自由詩
3*
08/12/7 10:53
オモチャの足を
bucco
自由詩
0
08/12/7 9:04
雲のゆくえ
瀬田行生
自由詩
1*
08/12/7 8:59
愛は飢える
じゅらいち
自由詩
1
08/12/7 8:57
間違っていたら、ごめんなさい
北斗七星
自由詩
2*
08/12/7 7:22
朝焼け
クロイソラ
自由詩
3
08/12/7 5:53
世紀末デパート
1486 1...
自由詩
2+*
08/12/7 4:58
拇印アルゴリズム
サトタロ
自由詩
0*
08/12/7 3:16
シーソー後の着地
南円陣
自由詩
1
08/12/7 2:04
誰もを好きでいなければいけないのか
ブライアン
散文(批評...
3*
08/12/7 1:46
無意識ナックルボーラーの悩み事
高橋魚
自由詩
1*
08/12/7 1:43
カフェ・ロゼッタ
石畑由紀子
短歌
6*
08/12/7 0:48
準備に
井岡護
自由詩
0*
08/12/7 0:24
花
松本 卓也
自由詩
5
08/12/7 0:20
あいとし
aidani...
自由詩
1
08/12/6 23:35
ゆき
湖月
自由詩
4
08/12/6 23:30
朝8時の逢瀬
ヘンゼル
自由詩
1
08/12/6 23:21
リバースライブ 後
crowd
自由詩
1
08/12/6 23:05
国の違いとは
北斗七星
自由詩
0
08/12/6 20:39
ネェきみ
佐和
自由詩
5
08/12/6 19:29
祈望/歌声
梶谷あや子
自由詩
5
08/12/6 19:27
濃密な時間の過ごし方
ever
自由詩
1
08/12/6 19:25
笑い男
aidani...
自由詩
0*
08/12/6 19:22
4676
4677
4678
4679
4680
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4693
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4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
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4708
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
加筆訂正:
カフェ・ロゼッタ
/
石畑由紀子
[08/12/7 0:56]
微調整して再投稿。多謝。
7.02sec.