大きな水槽の中に入ってしまったのは、
久しぶりだった。


そこは、ゆらゆらうごめいていて、
別々の世界が水素と酸素を融合させている。


やさしみの泡は、その中をぷくぷくと
漂って ...
顔面を押しつける へあごむのわのなかの 果てしない おくゆきに
放射線の彼方から きゅうせっきんする 永久の しょうしつてんと 暗部
めのまえにある 黒々とまとまったつやつやの うちゅうかぶれ ...
私がまだサンタクロースを信じていた頃
父方の祖母と同居していて
私たち兄弟の面倒をみてくれていた
今にして思えば幼さ故とは言え
彼女には随分と理不尽ことしでかしたものだと悔いる

それなり ...
みじかい糸を編んでいる
時間をかけて
まるで
なんらかの意味あるものを
かたちづくろうとするように
みじかい糸を編んでいる
みじかい糸を編んでいる
その糸はもろく
...
雨が降る

洗い流して
街を、私を

傘は捨てたよ
子供の頃のように
ずぶ濡れになって
雨を楽しんで帰るから

だから、空よ

It cries more and.

...
海に沈んだ漁師たち
対流のエスカレータに乗って
しばらくぶりに海面に出るとしたら
嬉しくなって波の間に間に手を振る気持ち
ぼくには分かります

海の深さと宇宙の深さは
比べものに ...
時に終わりなんてないけど

世界に終わりなんてないけど

何かが生きている限り

僕らに命血が流れている限り

此の世は綺麗だと

彼の世へ伝えられるんだと

歪んだ赤い地平線を見ながら

そう確信し ...
誰もが足早に
小雨模様がアスファルトににじむ街
ぼやけて見える
いや、見てなかった
一人で歩くには この日は 酔いすぎる

風が吹くから
皆脇をしめて塞ぐ
でもその中身は
あったかい ...
冬の辞書には
牙が満ちている

燃えようとして
生きようと、
して

裏も表もなく
ただ、それゆえに
いたわりがたい
鋭さが
ある

つめたさに似た
熱量、として
...
黙っている時間が増えた
質問が上手になった
よく相手の話を聞くようになった
相手は話しすぎてしまう

体重が4kg減った。
腹筋を毎日する
Walkingをする
音楽を聞く

空の ...
あなたが
絶望しませんように

会社は
家族なんかじゃなかった
マルクスだとか
神の手だとか
結局
支配するものされるもの
王と下僕
契約

生きることに
契約を持ち込んだ
...
電話のベルが鳴り響き
今日も結局ドアがひらく

面と向かってきらいという
あなた
三島みたい
笑みをこらえきれない
わたし
太宰みたい

近親憎悪が絡み合い
今日も結局床がきしむ
ねえねえ教えてくださいよ

指のぬくもり それは自分の為の
このよの闇 私の為の光り

確かあなたはたかうといった
たしかあなたはあなたといった

君がためのひかり 誰のためのひかり
...
毎日 自分が最低な人間だって確認するためにパチンコにいく
何かにすがるような思いでバックに詩集を入れて持ち歩く
喫茶店の前で立ち止まるけど中には入れない

友達がひとり去って 
またひとり去 ...
去年竣工した豪奢なホテルはファサードからエントランスに到る壁、柱、床すべてがドイツ産のジュライエローの大理石で覆われている。様々な角度で切り取られたアンモナイトが磨かれた大理石の表面のいたる所にある。 ... 地球のスギと
同じ塩基配列の木が茂るこの惑星で
リョービのチェンソーをバリバリいわせて
よさそうなのを一本伐採する

たんに切ってみたかっただけだけど

ま、でも暇にまかせてさらにバリバ ...
北斗七星が突然
体の右側面に出現

痒みを伴い困惑
さらに出血、事態は最悪

嗚呼神様どうしましょう
この逝き場の無い感情

ワタシの心臓ははんぺんを丸めたカタチ
今夜はなんとか蒟 ...
 
北風に乗って
いつかの春の
手紙が届いてしまった

知らなかった
冬の街で
はじめて
君の気持ちを知った

木枯らし吹く
その街で
落葉の
ひとつひとつが
手紙だった
...
甘い嘘は
かすかに苦味を含んでいて
残酷な現実を連れてくる
優しさのつもりで吐いた嘘で
崩れていく 守りたかったもの
すべてを背負うことが出来ないと
分かっていたのだから
崩壊していく有 ...
街の電線にサンタがたくさん ぶらさがっている
こどもたちはそれをみながら 笑うに笑えない
すこしばかり怖い 気持ちでみつめている

夜になって 星がチカチカでるのを待ちましょう
それほ ...
時を止められた
異次元世界が
干潮とともに姿を現す

泥の中を
走り続ける自転車
泥を冷やし続ける
冷蔵庫
泥を映し出す
テレビ
泥を詰めている
買い物袋
泥を注ぐ
グラス
...
一晩で世界中をとびまわるサンタの時給はおいくらかしら 凍り付いた足と地面が響き合う
波紋は池の鴨を羽ばたかせ
ガードレールを伝い
荒いコンクリの山道を駆け上がり
鉄塔の先で空に弾ける
それを受けて
山の木々はわさわさと
なけなしの葉を降らせ ...
そして去年
飯島愛の上にも雪が降り

今年
小菅刑務所にも雪は積もり

来年も再来年も
ブロック塀のうえで裸足をぶらぶらしてるみなし子の上に
毛布の無い家の壊れた屋根に
...
東京近郊の街のクリスマスには雪が似合わなくて

サンタクロースの正体がこの僕だと
子供たちは知ってしまったけれど
それでもプレゼントはうれしいもので
僕のことをパパサンタさんとか呼びながら
...
[午後十一時のワルツ]

寝室で目が覚めると同時に
刺激のある独特な匂いが
     鼻腔を貫いた
赤錆と冷たい鋼鉄の感触
      血液の味と
      やがて眩暈

秒針が円 ...
今日負けたって
明日も朝日が昇る
いいじゃないか
それで

太陽は
すげぇなぁ
太陽は
あったけぇなぁ
どんなことがあっても
朝になりゃ
太陽は昇る
その偉大さに
最敬礼だ
...
辛いことがある
辛いけれど
生きていることには感謝できる
そんな自分が好きで
今日も生きている

辛いことがある
辛いけれど
今日も仕事に来られている
そのことに感謝できる
そんな ...
幻ナノカ 夢ノナカ
現ナノカ 幻ノナカ

「忘却機関車」ニ「貨車」、「貨車」、「貨車」

キキキキキキキ・・・ガタン

貨車ノ扉ガラガラ開イテ
三角帽子ノ小人ノ兵隊
ピョ ...
切っ先は悲しくて
心はいつも遠くて
空と目を合わせない
人々を笑いながら

無実の罪の僕ら
猫みたいな君が見つけたのは
色を変えた心と騒がしい世界だ
眠れなくて

別れをつ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ブレス さくら自由詩12*08/12/25 21:55
接近えりくさちえ...自由詩1*08/12/25 21:47
つくろうひと恋月 ぴの自由詩23*08/12/25 20:54
みじかい糸を編んでいるホロウ・シカ...自由詩3*08/12/25 18:16
傘はゴミ箱に三奈自由詩708/12/25 17:59
海に沈んだ漁師たちろくましん自由詩0*08/12/25 17:58
とりあえず愛心携帯写真+...4*08/12/25 17:28
slight唐草フウ自由詩2*08/12/25 15:39
冬の辞書千波 一也自由詩8*08/12/25 14:20
最近どう?ペポパンプ自由詩4*08/12/25 12:17
トワイライト・エクスプレスuminek...自由詩7*08/12/25 8:13
テロリスト的アンブッシュFUBAR自由詩4*08/12/25 7:54
ンマジン十二支蝶自由詩108/12/25 7:35
日曜日にはどこへも出かけないrabbit...自由詩9*08/12/25 3:41
隙間自由詩408/12/25 3:17
タクティクスA-29自由詩3*08/12/25 2:20
僕の頭はきっとお逝きに為ってしまわれた智哉自由詩008/12/25 1:39
北風に乗って小川 葉自由詩108/12/25 1:30
甘い嘘あきな自由詩308/12/25 1:00
クリスマスイヴのいろいろやら南円陣自由詩008/12/24 23:53
hunairegawa北村 守通自由詩1+*08/12/24 23:31
最低賃金は722円でうみとゆう短歌2*08/12/24 23:09
きっとあなたに届くでしょうススメ自由詩108/12/24 22:25
ポルノスターモリマサ公自由詩21+08/12/24 21:50
Merry Xmaskauzak自由詩6*08/12/24 20:18
午後十一時のワルツ結城 森士自由詩008/12/24 19:16
太陽渡辺亘自由詩308/12/24 18:19
自由詩108/12/24 18:00
忘却機関車ろくましん自由詩2*08/12/24 17:56
from.e昏(ヤッカ)自由詩1*08/12/24 17:34

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