黙って 丘を 落下するように
眼をまわして
緑に飲まれていった
蚯蚓の口 蚯蚓の心臓
つやめく嘘は
夜の水飲場
たくさんの手を
切断しました
象の肌を透けて
通りすぎていった ...
あなたは 大きな氷をひとつ入れたグラスでお酒を飲むのがすきだったから
わたしも今日はまねしてみた
酔っ払ったら泣けるかなと思ったけれど
いつまでも静かだった
氷が割れてしまっただけだった
...
テレビの音が消えた時間に
アイロンをかけている
母親のすがたを見るのが好きだった
折りたたんだ洋服を
きれいに積み上げてゆく
母はやさしくて
いろんな話を聞かせてくれた
母は成人式の ...
今
見る
今
見る
口内 ...
お盆から2ヵ月半
無人だった家は思ったより荒れていなくて
ただフローリング部分を歩くたびに
キシッ、パシッと軋む音がする
家が早くも傷みだしたのか
と
大工の従兄弟に不安を口にしたら
...
さらさらと 流れる黒髪を
優しく手櫛でといて
こぼれる吐息を
その唇で閉じ込めて欲しい
白いシーツの上
五線を蹴る左足が奏でるものは
気だるく流れる シャン ...
ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ・・・!
僕は恐れることなく、この歌を君に捧げよう
{ルビ嘗=かつ}て古の国が再建されたあの日
若者達が肩を並べて合唱した
解放のう ...
ひとしずくの涙を
顕微鏡で覗けば
そこは内包された
ひとつの宇宙であり
やがて夜も更ける空に
ひとつ、ふたつ・・・
星々は灯り始める
あれはきっと ...
バカなあたしが、
唯一わかる星座。
去年の今頃、
あなたが教えてくれた星座。
あの時、他は?って聞いたら
知らねーって答えたよね。
ふと見上げた空に
...
切れ端みたいなものだよ
それは貴方であり
私でもある
片刃が錆びたハサミで
切り離され
記憶
穏やかに
眩く
公園のベンチ
二人で
手をつないで
楽しそうにブランコを漕ぐ小さい子 ...
淡白な言葉じゃつまらないから
頭から口までを迷路にした
たぶん楽しんでくれるだろう
きっと飽きられはしないだろう
事実 幾人かは認めてくれた
他の人とは違う、と言って
服を脱ぎ 鍵穴を見せ ...
兄によると
ボクは垣根のすみのくもの巣を
いつまでもじっと見てるような子供だったらしい
忘年会クリスマス正月となる前に
散髪を済ませておきたくて
さっき路地裏を歩いていた
...
悲しみもここに窮まるおらが冬
なめらかに暮れてゆくなりおらが冬
悲しみをえいっと投げておらが冬
ヨルノテガムたちが寝静まった夜
ヨルノテガムたちの月は空を埋めつくした
明るいなぁ。そして、
苦しいなぁ。と彼らのひとりは洩らした
踊るヨルノテガムたちの首筋に風は舞い
...
しんしんと今日も一日暮れてゆく無事に過ごせた感謝があふれる
色彩が鮮やかに今日広がった青赤黄色夕焼け染まれ
こめかみを揉んで一日終わったよ心ならずも笑みがこぼれる
近藤さんその笑顔に ...
怨み、憎しみ、快楽、恐怖。
どんな感情を込めて。
引き金を引こうか。
ねぇ。
まだ、引き金に掛かってない指は。
どんな感情のせいなのだろうか。
燦然と輝く希望の光
さえ、
まぶしすぎては人の心に影を生む
どうか、
この願い
朽ちるより早く
この願い
遂げることが叶うなら
あたしは
あたしの魂を
死神に差し出すことを躊躇わな ...
もどかしい気持ち
いっその事はっきりと
して欲しい
のどが詰まる
苦しい
悲しい
憎らしい
貴方らしい
貴方なしでは
生きて行けない
焦らさないで
焦がさないで
彼は今、
平和に暮らしているだろうか
彼の友達が真夜中に私の家に来た
「亡くなったから、彼に線香をあげに来てほしい」
私は戸惑った
彼の友達は言った
「君が初恋の人だったから」
...
色んなコトがビミョーなバランスで成り立っているんだと思うんだけど。
そのバランスは常に危ういものでもあるんだよね。
でも今のバランスが全ての人にとってベストかってーと、そうでもないだろうしさ。
...
音もなく夕日は眠りにつく
車のライトに照らし出されるのは寝不足の私
赤いイヤホンから頂き物の曲が飛び出してくる
私の帰宅時間と国道の車の多い時間は重なる
あえて国道沿いを歩いて帰ってくる
...
腐り落ちた果実の臭いが
こみ上げる吐き気の原因だろう
腐ったのは私の思いだ
そうだ
君への思いだ
浴びるほどシェリーに漬け込んだ
私の身体から腐り落ちた果実
艶々と赤く
...
彼女の朝食は
チーズトーストと、シリアルと、サラダ
スライスチーズを乗せたパンをトースターに入れると
シリアルとサラダの準備をする
ある朝
シリアルが10g足りないと
彼女が泣いた
...
呪い
というものについて考えている
地球が回って
日が照って
草花が生い茂って
我々は
そう
そのように生きていて
そのこと自体が
呪いであって。
祝福
と呼ばれるものはすべ ...
ある日曜日の午後、私は同期のあさぎちゃんとカフェでお茶を飲んでいた。
「今日は付き合ってくれてありがとうね」
大木を縦半分に切っただけのようなテーブルをはさんであさぎちゃんがそう言った。
...
マドンナの最新を聴いて
マドンナに似たひとを思って
そんなひと
たしかに
あいまいに
男は探している
男は開いている
だから
競べられることが多くて
...
街は聖夜祭一色で
活気立つ人々の群れに
わたくしは呼吸を顰め
冷たい空気を視るのです
ひとつふたつの声は
ざわめきと為って
天空に渦を作り消えてゆき
悴んだ指先で ...
答えは出ている。
だけど今夜はNOなんだ。
何でってオレがキミを、キミがオレを騙しきれなかったから。
そんなもんだよ。
だまし絵の中に探し物を見つけたのなら想像してみるといい。
...
長く人と
長く他人と
近くにいるのに
何を考えているのか わからないなんて
僕たちはとても不便だ
それに誰もが人を 他人を 自分を偽っていく
その嘘が露出しないように
必 ...
なぜ生まれてきたの?
冷ややかな世間はもういいよ
コンドームを使わなかったから生まれてきた。
それだけだ
そんな気持ちで過ごしたらだめかな?
誰に聞いてる?
親?恋人?友達?
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
象の肌
かとり
自由詩
1*
08/12/16 0:33
お酒を飲む
とんぼ
自由詩
5
08/12/16 0:06
缶詰
かいぶつ
自由詩
6
08/12/15 23:34
傾いた白い林檎の浮遊
井岡護
自由詩
1*
08/12/15 23:13
僕が思うより世界は強靱にできているようだ
kauzak
自由詩
5*
08/12/15 23:04
左足が奏でるもの
いのせんと
自由詩
0
08/12/15 22:41
Tonight 〜世界の何処にも無い詩の夜〜
服部 剛
自由詩
0
08/12/15 21:45
涙ノ星
〃
自由詩
4
08/12/15 21:20
オリオン座
みなた
自由詩
0
08/12/15 21:14
地図の切れ端
秋也
自由詩
0*
08/12/15 21:00
永遠パーマ
m-rod
自由詩
1*
08/12/15 20:23
さっきちょっと
よーかん
自由詩
3*
08/12/15 19:22
冬空
渡辺亘
俳句
1
08/12/15 18:10
ヨルノテガムたちの絶望
ヨルノテガム
自由詩
3
08/12/15 18:00
夕焼け
渡辺亘
短歌
1
08/12/15 17:58
想撮空間「trigger。」
狠志
携帯写真+...
3
08/12/15 17:27
この喉元をさらって
百瀬朝子
自由詩
0*
08/12/15 16:58
Without you
ペポパンプ
自由詩
3*
08/12/15 16:45
Kくん
さとう 星子
自由詩
3*
08/12/15 16:14
一山ナンボで売られている特別という名の商品
BOOKEN...
散文(批評...
1
08/12/15 15:44
寝不足パンクの憂鬱
緋月 衣瑠香
自由詩
3*
08/12/15 15:27
腐り落ちる
いのせんと
自由詩
1
08/12/15 15:24
彼女の朝
chick
自由詩
6*
08/12/15 15:02
Davidが我々を叩き落とす
いとう
自由詩
6*
08/12/15 14:49
03:野良猫たち
chick
散文(批評...
0
08/12/15 14:43
冬の夜道
吉岡ペペロ
自由詩
2
08/12/15 13:31
難解冬迷宮我
AKiHiC...
自由詩
1
08/12/15 12:24
YES
BOOKEN...
自由詩
1
08/12/15 9:20
セントラルパークブルース
瀬田行生
自由詩
3
08/12/15 6:48
よくもまあ
クロイソラ
自由詩
1
08/12/15 6:48
4665
4666
4667
4668
4669
4670
4671
4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
5.72sec.