ためらいがちな足音に
黒猫がライ麦畑を
横切るかと思えば
午睡となりました
その下を駆け抜ける
セピアというべき
むぎわらぼうし
遠い夏の風景と
すでにその風景の中 ...
捨てられた魂は堕ちてゆく
やさしく冷えた
雪の中に輝きながら
魂は堕ちてゆく
雪の中に輝きながら
手のひらに
髪の毛に
コートの上に
鞄の上に
舞い落ちる ...
負けた僕は通りを行く
のろのろと だけど進んではいた
歩いているんだ…
消えかけたヤツの瞳がまた見え隠れしている
どんな疲れた体でも
子供の笑顔 思い出しては
晴れ
手足となって歩い ...
街を見ていると
心は人混みに溶かされてしまう
鳥や木々を描きたい
この上げた手から
田畑のひろがる景色を思っていた
だけど
少しぐらいの汚れはあるのだろうか
生きていこうとするネクタ ...
081103
冗長度の高い黒髪を梳かすときに
クロネコの背中が見えた
クロネコは背中を丸め
3メートル前を走ってゆく
大馬力のハーレーだから
...
かなしみと出逢わなければいたみなど
ふわり、するり、と流れてゆくのに
よろこびと出逢わなければ涙など流れなかった
ぱさぱさとして
いつわりへ戻りはせずにここに ...
せめて僕が花だったら
誰かに笑顔を与えられたのかな
せめて僕が花だったら
誰かの悲しみを癒せたのかな
せめて僕が花だったら
誰かに健気さの意味を教えてあげられたのかな
せめて僕 ...
言葉がまといつく
言葉がからみつく
私の皮膚に型がつくほど
言葉にしぼられて
肉がはみ出て
ちぎれ飛ぶ
飛んで飛んで全部宇宙へ
あとに残された
私の骨と言葉が
もつれ合い
...
たとえ 私が死んでしまっても
あなたは知らないでしょう
長い間ログインしないうちに
彼氏でもできたのかな
と思うでしょう
さらに月日が過ぎたら
私を思い出すこともなくなるでしょう
...
夜と朝の間を行ったり来たり
熱を帯びたベットの上で
夢の浅瀬にまどろんでみる
永遠に似た瞬間は
今宵も続いていく
何かを始めなければならない時とか
何故こうも憂鬱になるのか
僕の淵源にはqualiaが程々に溢れていて
僕は僕に「ああ、そうなの」とか
「しかたない」とか
circleの中には僕にとって価値 ...
あなたの眼差しの奥には
思わず気圧されそうになるほどの
誠実さと優しさとが
ありありと描かれている
惚れ惚れしい風景のよう
柳は淑やかに陽光に凭れかかり
穏やかな心持ちでそよ風を浴びる
...
夜空から吊るされた星たちが
一番白く光り輝く 冬の始まりに
わたしは 一本の細いワイヤーの上を
小熊を抱きかかえて渡っていた
白いネグリジェはバランスをとりながら
ふわりふわりと揺れ ...
仄暗いアーケードは、まだ15:20。
明けない夜ですが何か? に負けじと、
平静を装った鼓動で、ペースで、歩き続ける。
どうもこんにちは。
スマイルすら買えないところから来 ...
腐った果実の名前を呼んで
食べてあげることはもうできなくて
名前を呼ぶことくらいしかできないけれども
だから せめて
大きな声で
腐った果実の名前を呼んで
もぎたての頃を思い出す
真 ...
町をのぞけば 花のよな
空をあおげば 星のよな
きれいなものが溢れてる
だけど私はつまないし
だけど私は拾わない
そんなにたくさん持ってても
ちゃんとお手入れ出来ないし
歌も聴か ...
綱わたりをしていると
月がきれいだったので
僕はまっさかさまに落ちていった
形の良い吉川くんがそれを見ていて
僕らはレンガ遊びを続けた
吉川くんはレンガをちゃんと地面に積んで ...
一度盛り返してきたいのちは
ぼくが再び眠らせるまでもなく
静かに去っていく
そしていつのまにか電送し合ってる
黄色信号のからだで
赤い川が流れる側を
忍び足で歩く
尿道
墜落事故
大 ...
最近空を見たんだけども、いくつもの、ちらちら光るモノを久しぶりに見たよ
それらは俺の見ていない時間でも、ずっと光っているらしい
そんなこと、そんな素敵なことを、信じられるわけねーだろ
...
真鍮のネックレスじゃらじゃら下げて
結わえた髪からのぞく 頸の細さ
焦点の合わぬ瞳で 群青の空言呟く
浮ついた魂には浮ついた言葉と時間を
...
「在る」
私にとっては未知の世界観。
「一般」
そこから私が弾かれている前提で言われることが多かったので
触れる度に劣等感を呼び起こさせる単語。
「膿み」
生まれ落ちた頃から、そ ...
生前、親友が書いた遺書には
「私が死んだときには、以前購入した白いドレスを着せて埋葬して下さい」
と、ある
何年か前に出された捜索願。むなしく過ぎた日々
ある日の報道で
“以 ...
とうに忘れたそれは
発生することも万有引力に引き摺られることもましてや大きな水の塊がボトッと落ちることも無く
何処かに行って戻って来ない
はず、だった。
...
みんなに 自分のことを
わかってもらおうなんて
思わなくていいんだよ
たったひとり
わかってくれる人が
君のそばにいてくれたら
それだけで充分なんだ ...
爪を短く切るようになりました
あなたのせいです
そのまあるい目があたしの右腕をちくちく刺すから
掻き毟る癖がついたのです
あなたのせいです
切っても切っても
まだ足りないように思えます
...
もっと
川であれば良かった
素直に
下っていれば良かった
もっと
月であれば良かった
律儀に
満ち欠けしていれば良かった
もっと
波であれば良かった
健気に
寄せては ...
人は全てのものを独占することはできない
我々は
何かを得ることによって
何かを失っている
何故なら 我々は
この2本の腕でしか 持つことが出来ないし
この1つの身体で ...
人のない 砂場の山に 落つ銀杏
眠らせて 秋の妖精 どんぐりポッケ
長い夜に 蒼い香りが 目を覚ます
月明かり 照らしておくれ 腹の底
ふと見上げた空に
鳥が一匹
町を見下ろしていた
霜降の午後4時
そのレースで彼は亡くなった
何かいつもと変わった規則をひとり、
実行しているかのように
静かなポツネンとした顔見せの並びであった
前のレースまではきれいな三分戦が続いていた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夕暮れのブランコ
鯨 勇魚
自由詩
2
08/11/3 23:27
冷えすぎた夜明け 第二部
北村 守通
自由詩
4*
08/11/3 23:23
ボクサー
K.SATO
自由詩
1*
08/11/3 23:22
手
kiriko
自由詩
1
08/11/3 23:20
仮名書き
あおば
自由詩
5*
08/11/3 23:10
◆出逢わなければ
千波 一也
短歌
3*
08/11/3 22:48
せめて僕が花だったら
戒途
自由詩
0
08/11/3 21:24
ギスギス
木葉 揺
自由詩
2*
08/11/3 21:09
幸せな私
sekka
自由詩
1
08/11/3 20:58
今宵
ゆきこ
自由詩
1
08/11/3 20:48
デルモンテ
透明な魚
自由詩
8
08/11/3 20:16
海底のラブソファ
ここあこころ
自由詩
1*
08/11/3 20:15
冬の星座
れんげ
自由詩
1
08/11/3 18:31
飛田新地
猫道
自由詩
9*
08/11/3 18:02
腐った果実の名前を呼んで
百瀬朝子
自由詩
2*
08/11/3 17:43
朱いお空とトンボ玉
ましろ
自由詩
4*
08/11/3 17:37
月光
たもつ
自由詩
25
08/11/3 17:36
消失点
.........
自由詩
0
08/11/3 17:17
ジェラルミン・キス
錯春
自由詩
2
08/11/3 17:00
無題
qipy
自由詩
1
08/11/3 16:22
『46words about darkside and re ...
長谷川智子
自由詩
2*
08/11/3 15:16
黒塗りの…
〃
散文(批評...
3*
08/11/3 15:12
The Dot...
〃
散文(批評...
0*
08/11/3 15:11
君を理解してくれる人 ちゃんといるから
なつみかん
自由詩
0+*
08/11/3 14:44
しぼる
因子
自由詩
0
08/11/3 13:46
後悔
nonya
自由詩
20*
08/11/3 12:01
幸せ保存の法則
青い風
自由詩
1*
08/11/3 11:39
2008秋の句
かとう ゆか
俳句
1*
08/11/3 10:47
冬のお告げ
緋月 衣瑠香
携帯写真+...
3*
08/11/3 9:14
車輪
ヨルノテガム
自由詩
2
08/11/3 6:36
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
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4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
加筆訂正:
しらさぎ
/
ばんざわ くにお
[08/11/3 11:41]
最後の行を柔らかい表現に変更
7.63sec.