肺をすり抜ける
君の微粒子は
混じるはずもない
足りない日々の感情を
静かな笑みで埋めてみると
ひび割れた器から
しっとりと零れてしまう
幾つかの季節が流れ
吐息が白く ...
ゆうたくん、
空の色なんてクレヨンのあお
たった一色でこと足りたはずなのに
昨日にはそんなことすらできなくなっていた
ゆうたくん、
10才のころの夢はサッカー選手、で
まぶたの裏で夕暮 ...
砂丘から砂が流れて来たら
それは夜の始まり
私は眠る準備を始める
天井を通る赤い水流を
電灯から白い汁として引き込む
煤けた電球の先から、光りながら
とめどなく溢れる白い液は
黄色い ...
頬を寄せ合って
肩を睨み合うの
貧しい地を這って
いたいけなところみせて
あの世でさよならするの
なんてありきたりなストーリー
どうして崩壊するの
まるで夢みたストーリー
...
まあたらしいビルが見える
壁一面オレンジ色だ
こぢんまりとして
建っている
括りつけの看板はない
業種もわからぬ
中の人種もわからぬ
ゆいいつ手がかりになるものは
塗りたくったような店 ...
地殻の下で芽を出した植物の憤りなんてものがお前たちに想像できるかい、ただひたすらな気持ちこそが薄暗い心を地上へいざなう、なんて、本気で信じているわけじゃないんだろ?キラキラが降 ...
2009年になりました。遂に丑年です。
明けましておめでとうございます。去年の暮に突然始めてみた散文が意外にポイント入ったので、今年も続けてみようと思います。どうかよろしくお願いします。
実 ...
朝の窓へ果てしなく
警告ランプが続いていく
ぼやっと灯ると川が広がりネズミ色に流れる
ただよう木々にラインの空を
僕は登山者だ 開かれる
アスファルトに 僕は
通り抜けていくそして ...
今にも落ちそうな
線香花火の最後の赤が
すっ
と
手元で息絶える
嗚呼
恋は終わるのだ
こんな風に
化石になって
暗い闇の中。
小さな頃に失くした涙たちをお父さんのせいにした。
そうね。わたしは卑怯者でした。
甘い甘い砂糖を撒き散らす。
−どうしてそんなことをするの?
どうしてそんなことを ...
ピンク色のドレスを着るの。
頭にお花をつけて。
「わたしの王子様は嘘つきだから。
もういいんだわ!」
髪を伸ばすことも
日傘をさすことも
全て夢のためだったけど。
ただの習慣に ...
哀しいことが
あったら
詩にすればいい
迷うことがあれば
詩にすればいい
減入る自分を
詩にすればいい
それを読んで
誰かが助からなくても
いいんだよ
それを
...
お元気ですか。
庭で椿の花が咲きました。
大きく口を開いた虎の舌。
あんまし覗き込んでいたので
ぼとりと花が落ちたのにも気がつかない有様です。
お元気ですか。
昨日の雪は解けています。 ...
大掃除の手始めに
なんとなく僕の部屋ということになっている
西向きの洋間
に置かれたまま整理していなかった
書類領収書請求書レシートパンフレット新聞記事コピー
などなんやらかんやら
雑多な ...
かもめよ、教えてください
埠頭をかすめて海に消えたひとりひら
海雪の行方を
海峡の雪雲に隠れたプロキオンだって
待てば姿をあらわすでしょう
その、抱く思いに揺れていたとしても
...
やさしい眠りが
速度を上げて
朝の向こうへ離陸する
夢の中
街はまだ目を覚まさない
けれども電車は
定刻どおりやってくる
お雑煮を
まだ食べ終えてない人が
白組、白組、 ...
夜の片隅は 窓際に満ちていて
澄みわたった天空のオリオンと
交差しています
歴史の流れを彼なら
知っていると、したら、
交差する窓際と宇宙の果てに
言葉に似たものがあると、したら、
...
裸見て笑う山見て初湯かな
裸あまた見て山笑う椿の湯
まるさんかく女体百態つばきの湯
満ちて堕ちて残る輪郭つばきの湯
垂乳根の銀杏の気根のような乳
吸い物椀二つ伏せたような満ちた乳
...
1枚の紙がたくさん集まって段ボールが出来てるんだよ
薄い紙1枚じゃ支える事ができないから
いや
薄い紙1枚でも心は支えられるんだ、心は
あと間接的に身体をもね
でも
モノは紙1 ...
大人は道化師のふりをして、子宮を配る。子供たちが記憶の中に、ゴムの匂いを思い出してることが、不思議でたまらないのだけれど、避妊された(あるいは否認された、風船からこぼれてしまった、命のは ...
人が愛し合い
自然が呼吸して
生き物の掟を守り
季節がめぐる
自然は完璧を要求しない。
自然は程程で止める。
自然は優しい
自然は正しい
信じる事を止めないで
必要の無いと思 ...
ちょこっとだけだけど。
前に進んでみた。
自分で進めなきゃ、僕の時計が動かない気がして。
時計の電池が切れるのが速くなっても。
たいして差はないはずだから。
かち ...
れっきとした おばあさんになってしまいました。いったい
これまで わたしゃ なにが身についたんでしょうねぇ。え、
なんですって ごめんなさい ちかごろ めっきり みみが
とおくなりましてねぇ。そ ...
一人ぼっちに なりたい なりたいって言ってた
私がついに一人ぼっちになった
二人でいることのわずらわしさばっかり
わかったつもりでいた私が一人ぼっちになった
そう思うとこの町は ...
五年前のあの日のように
神戸港の広場で
石段に腰かけ
体を反らし
旅先の空を仰げば
ふたつの雲は
互いにゆっくり
近づいて
( 異なるものは些細なことで
( ...
変化のなかに
充満する声、声、声、
それは真理とか、
法則だとか、
唯一だとか、とそう呼ばれ
立体を超えた次元に浮かんでいる
いっぱい買ったら気持ちよかろ
...
神戸港の
ポートタワー展望台へ上る
エレベーターの中で
チケットを財布に入れたら
納まりきらず
「 人
0円 」
とはみ出した字だけ目に入った
...
近いことは似ていることじゃないよ
目盛りは人間がつくったものだ
でもアナログって素敵だと思う
そことそこの間。そのくらい!
そしたらきっとあなたは、感覚をうけいれる。
離れているのに似て ...
祖谷は山里 遠国(おんごく)なれば
都恋しと 思いがつのる
星がざわめき 眠れぬ夜が
幾夜続くか 鉾(ほこ)杉よ
祖谷の男子(おのこ)は 豪気な者よ
破れ衣を 身にまとえども
山に ...
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い
太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月暈
Izm
自由詩
3
09/1/5 1:34
ばんそこ
夕凪ここあ
自由詩
3
09/1/5 1:28
やさしく眠る/急いで起きる
木屋 亞万
自由詩
2*
09/1/5 1:17
_
十二支蝶
自由詩
0
09/1/5 1:11
HAIYA
tomtom...
自由詩
0
09/1/5 0:55
誕生はまだか、誕生を知っているか、誕生を、誕生のことを
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
09/1/5 0:42
自己紹介しながら詩を語る!?その2〜あたま〜
そらの とこ
散文(批評...
2*
09/1/5 0:22
歩く
K.SATO
自由詩
2
09/1/5 0:21
それか ら
uminek...
自由詩
9*
09/1/4 23:57
ひとりぼっちの
浅野 すみれ
自由詩
0
09/1/4 23:55
女の子の夢
〃
自由詩
0
09/1/4 23:46
救世詩
北斗七星
自由詩
2*
09/1/4 23:30
虎と椿
亜樹
自由詩
0
09/1/4 23:18
大掃除の手始めに
kauzak
自由詩
3*
09/1/4 23:16
立待岬
たりぽん(大...
自由詩
6
09/1/4 23:03
やさしく眠る/急いで起きる
小川 葉
自由詩
4*
09/1/4 22:25
ノクターンを聴きながら、
さくら
自由詩
9*
09/1/4 22:18
女体百態
小池房枝
俳句
3
09/1/4 22:03
日曜日夜、家族の夕食後
セルフレーム
自由詩
2*
09/1/4 21:41
サーカス
小川 葉
自由詩
2
09/1/4 20:39
HOPE
ペポパンプ
自由詩
3*
09/1/4 19:48
TIME。
狠志
自由詩
1
09/1/4 18:22
冬のこだま(十九)
信天翁
自由詩
1
09/1/4 16:21
ひとりぼっち
瀬田行生
自由詩
18
09/1/4 14:25
港の囁き 〜 神戸港にて Ⅲ 〜
服部 剛
自由詩
3
09/1/4 13:21
樹陰に
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/1/4 13:11
いのちの値段 ー 神戸港にて Ⅰ ー
服部 剛
自由詩
1
09/1/4 12:28
アナログの世界を愛してください
sk
自由詩
0
09/1/4 12:04
祖谷山小唄
青い風
自由詩
2*
09/1/4 9:34
ふゆの背中
銀猫
自由詩
21*
09/1/4 6:01
4645
4646
4647
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
4671
4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
5.08sec.