枝葉に風が吹いていた
茶や薄緑に、カサカサ、ゆらめく葉たち
今日で休みも終わりか…

小さく霞んだ町が 青や 白や
黄やデニーズを散らばせ びゅうびゅうと吹く
あそこは、あたたかいんだろう ...
 
手に触れると
時が止まりました
流れるように

途中なのに
同じ時に終わりました
同じ時にはじまったように

瞼が熱くなったのは
夕日のせいでした
温度もないのに

急降 ...
女の子は春に生まれました
桃色の小さな小さな靴が贈られました
風が若葉や清楚な花の匂いを運んできました

女の子の母親は六月がいっとう好きでした
雨が降ると木々や庭の草たちが
歌を歌うから ...
 
 
 
 
/億千と降る視線の海の中で、彼は息をしている/沈んだ髪の毛に吸われる水量は、きっと涙よりも多かった/十字を切る手首。首から泳ぐキリストには目もくれない/ ...
秒針は螺旋の軌道を描いて
歩くことでは辿り着けない場所に
らせんらせんを運んでいく
生まれることで届くだろう
窓の外で、まどのそとで

  ラッシュアワーに平気で押しのける
  普通に見 ...
憧れをひきよせる耳今日もまた夜のしじまにツンとしている

夜歩くてくてくとっこどこまでもてくてくどっこん行ける気のする

電車では夢中になった本だってベッドの上でちょこんと眠る

身をゆだ ...
あたしの手は
朝ふとんをたたむことからはじまって
3人ぶんのご飯を作ったり、洗濯機に洗濯物と洗剤を放り込んで、
それを干したり、部屋じゅうの掃除をしたり、車の運転、
鉛筆を持って字を書いたり
...
 僕はサバンナの中心で死にたいと思った。それはサバンナの中心ならば、よく分からない生き物にモサモサと食べてもらえると考えた末、至った結論だ。
 けれど、わざわざ、そんなことをしなくても良いんだという ...
 初めて散文欄に投稿させていただくので、
まずは自己紹介から行きましょうか。
私はそらのとこという名前を自分で付けました。そうです、ハンドルネーム兼ペンネームであります。由来は端折ります。

...
誰も知らない月の海で

明日、人魚が歌います


僕らが生まれた日のことと
サボテンが
初めて棘をもった日のこと

空爆の空を見上げた最期の{ルビ視界=ヴィジョン}や
ゴルゴダの丘 ...
光さし雲の浮山心満つ

青空にまばらに浮かぶ雲五つ

えもしれぬ木の生えている車路

湖に朝日上りて小波よ

蜘蛛のごと浮き立つ雲はえも知れぬ

陽はかくれ神もしりぞき給う朝

...
暴動の幻想の中で肋骨をいくつか失った、痛みは果てしなく体内を駆け回る、霞む視界の片隅に紛れ込む原色の感情、コンクリの壁にもたれた時の洒落たボディのアジテイターの薄笑い、誘っ ... まるまるさんが培養されるとき
相談ごとの中心部はどこにしよう
体がステンレスの上でスライドされても
限界はそれほど悪くない

流し込まれるか取り出されるか
状態を知らないから祈る
祈るう ...
               081229

面白い

心の缶詰
煮て過ごす

口直しの
通り雨
北から南へ
蹌踉けてる

巫山戯たヤツだと
猫イラズ

銀の鉱山
お金 ...
以心伝心お月さん 何も言ってくれないの
月がそっと揺れてるわ 帰って行く太陽
悲しい瞳 星はどんどん増えていくわ
ねぇ 解らないことが多すぎるのよ 気付いて欲しいの

   雲をつらぬき突き ...
味も判らない 色の思い出したくない
僕の身体が昔より 元気になったからなのか
枕元にあった 初めて見た黄色いBanana 
正月の喜びと 帰ってきた親父の笑顔

出稼ぎに父さんたち  ...
 
 
 
 
・あいじん
 
雨の色に濡れる
言わば、瞳にも似たひと
 
歌うように憂うものだから
永久という箱に
追いやられてしまった
 
 隠れる、ようにして
 
...
焦がれて眠る遠き山越え 虹の癒しを遥か夢見つ 草原の海
風さえ香るか花をほんのり 染める光に そよ風駈けて早春の草
続く旅路に梢縫う風 清き恵みを 煌めく川辺でさやかに想う 
峰の山並果てなくそ ...
ひとりになるということは 
土手の芝生に埋もれながら 
日に照らされて喜んでいる 
ひとつの石になることです 
江戸川の上に陽が昇る 
よく晴れた正午すぎ 
「矢切の渡し」の舟に乗り 

縁に腰かけた僕の向かいで 
初老の男と孫の少年は向き合い 
記念撮影をする 

カメラを構える男と 
Vサ ...
特にこれといった意図もなく、
ただふと思ったので書き綴ります。

信頼と信用という言葉は
同じような意味を持つ言葉だけれど、
しっかりと区別をしなくてはならない言葉だと
唐突におもったので ...
川の向こう岸に 
「矢切の渡し」と赤字で書かれた 
白旗が 
緩やかになびいている 

広々とした土手に座った僕は 
右半身を暖かい日にそそがれながら 
左半身を冷たい北風に吹かれながら ...
 来なくてもいいのに勝手に来たあいつ
 まるで私をあざ笑うかのように


あの日あの時あの場所に
あいつらのもとに
現れなきゃ
見なくて済んだ
知らずに済んだ
どこか別のと ...
昼下がり
太陽が暖かい
散歩に行こう
ウトウトこくこく

6拍子の曲
気持ちがいい
髪を洗って
ドライアーかけて

買い物行って
料理を作って
そよ風になって
貴方の元に届け ...
おじいちゃん
ゆうべもあかんことしはったんやてね
ビニール管抜いたら帰ってこれへんようになんのに
看護師さん かんかん
わたし とぼとぼ
  キリン…とおじいちゃん
はいはい、わかりました ...
                    081229
かいかいと
かいかい
かろり
かるり
かまんだるの部屋
かるがる石の布団部屋
みだたないよかんのふすまに
みらじらせを描く
...
祭壇に引っ張り出された若き姦婦は
蔑みと好色の視線に晒された
人々の前で命ぜられることを演ずるだけで
高額の報酬を手に入れることができた
彼女は選ばれた者が感じる高揚感に陶酔したが
...
 
なぐさめ方が
せつなすぎるから
苦笑してばかりいたけれど
ちゃんと泣いてくれる君の横顔を
ろくに見ることもできないで
最後にはいつも涙が零れていた

北風が目にしみるね
ふたりの ...
剥がれてもなお身を削る付け焼き刃



死人らの声聞き飽きて冬燃やす



首くくる光の如き窓のうた



忘れては腐りなお呑む火酒かな



...
存在の下痢のかなたで光化する睡眠の数々。赤い睡眠はいずれ被殺者の流す血として大地を吸収する。宇宙の移住のはしくれのタンポポが、葉の代わりにナイフで飾られる。ビルの鉄筋は爆薬であり、圧力の襞に生命を逃が ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ドライブインの上からK.SATO自由詩308/12/30 1:42
小川 葉自由詩308/12/30 1:39
六月ふるる自由詩8*08/12/30 1:36
最果て山中 烏流自由詩1*08/12/30 1:05
いちばん遠い朝たりぽん(大...自由詩7*08/12/30 0:55
なかやすみのろま夜短歌308/12/30 0:53
ずるい手ヤム自由詩408/12/30 0:23
この表現があってるがん自由詩708/12/29 23:59
自己紹介しながら詩を語る!?その1そらの とこ散文(批評...3*08/12/29 23:56
ザン自由詩3*08/12/29 22:51
年末句作旅行生田 稔俳句008/12/29 22:47
瓦礫の上で行くあての無い祈りが始まるホロウ・シカ...自由詩1*08/12/29 22:19
二番目の世界で木葉 揺自由詩2*08/12/29 21:54
こころあおば自由詩5*08/12/29 21:52
以心伝心お月さん板谷みきょう自由詩008/12/29 21:33
腐りかけのBanana自由詩1*08/12/29 21:31
ほしくずたち山中 烏流自由詩6*08/12/29 21:17
山を讃える歌板谷みきょう自由詩0*08/12/29 21:10
石のこころ 服部 剛自由詩408/12/29 18:49
「 矢切の渡し 」にて 自由詩008/12/29 18:35
信じて頼るか仙道君、信じて用いるかデューク・東郷。相良ゆう散文(批評...0*08/12/29 18:14
風の寅次郎・2 服部 剛自由詩408/12/29 17:36
ひなたへ長谷川智子自由詩6*08/12/29 13:51
午後のひと時ペポパンプ自由詩7*08/12/29 13:13
関のキリンyo-yo自由詩4*08/12/29 12:36
緋縮緬あおば自由詩3*08/12/29 11:21
名前ろくましん自由詩1*08/12/29 10:41
友達小川 葉自由詩708/12/29 9:42
木立 悟俳句208/12/29 9:42
積乱葉leaf自由詩2*08/12/29 9:23

Home 戻る 最新へ 次へ
4651 4652 4653 4654 4655 4656 4657 4658 4659 4660 4661 4662 4663 4664 4665 4666 4667 4668 4669 4670 4671 4672 4673 4674 4675 4676 4677 4678 4679 4680 4681 4682 4683 4684 4685 4686 4687 4688 4689 4690 4691 
5.86sec.