信じられないようなコトが
たまに起きる
それを偶然と呼ぶか
奇跡と呼ぶか
だけどボクが呼んでいるのは
そのどちらでもないんです
偶然なら運命に変わるかも知れないし
企みなら夜 ...
薄暗くほこりっぽい店の窓際
そっと外を眺める姿に
ひとすじの涙を見つける
はじまる前に終わっていた過去があふれ
秒針が
左回りを始めた
きっと今なら
部屋の引き出しに異空間への入口が ...
本が十四冊ある
一冊目はこんなに厚いのに
十四冊目はこんなにも薄い
空白のページがたくさんある
行間を読む
なんて言うけれど
読むことさえ困難な
その空白に
息子が落書きをは ...
あの時の私は生まれたてのハムスターのようで
たくさんの人に囲まれていたから母は
私をパクッと飲みこみたいと思っただろうか
飲み込んでください
そしたらね
母の心臓と脳みそを食べて
私は母の ...
右側の肺を押しつぶして
ゆっくりと苦しくなった
古典的なモーラスが夕暮れを真似たので
気をつけようと思っていたのに
気づいたらもう信じてしまった
わたしの上にもついに夜が来た ...
音もなく空を練り歩く人々
鞄を持ちながら青に
スーツがよく似合っている
彼処からの眺めはまさに絶景だろうか
こちらからは27.5cmの靴の底が鮮明
かんかんかんかん
終わらないから歩い ...
じゃくり、じゃくり、
掘る深夜
青いシイツに堆積する
湿った土はやさしさだ
肉刺、弾けて、抉られる
親和、臭って、掘り返されて
漂っていて
湿っていて
巣喰っているのは
人工的な ...
襖を開ける時
反対の襖を閉めて
部屋から出てゆく人を
僕はまだ
見たことがないけれど
ふと焼き魚に
醤油が欲しいと
思ったとき
どこからか
醤油を持ってきてくれる
そ ...
「どうしてこんなにあなたが好きなんだろう」
そんなタイトルの歌があった
久しぶりに聞いた(見た)言葉に
二重に施錠していた引き出しから
津波のように押し寄せる思い出
僕とあの娘 ...
その身を守る戒めを
守り続けた青年に似た
ひとつの砦がある年月に
新宿/小学校の窓ガラス
を
壊されたがっているようで
わたしの拙いピッケルが
亀裂を走らせたがっている
葉脈め ...
窓から首を出すと
「おはよう」も「おやすみ」も感傷しだい
自己犠牲な犬が明日へと走り抜ける二十九時に
眠らない太陽を眠れ
出口だらけの迷路で
みんな迷子です
終電が出発したら
それでも全部、扉を閉ざして
新宿駅の外観を知りません
面影すら忘れてしまったひとの
忘れもしない言葉
普通でいるために、目を閉じ ...
濡れたアスファルトの上
過去も未来も流れていく
反射して見えたのは
あの日の
小さな嘘だけ
温もりを忘れた右手が
所在無く揺れた
繋がれなくなった指先
ゆびきりは
も ...
怖いと瞑る眠る夢それは瞼をつぬぐ瞼の己
気になって仕方がない 皆輪になって気がしかたがない
魔法より耳より
いいんだよ明日こそ平っ子どうぞ
体重より体重が多い僕あん
耳の気持ちで その体重は何処へ吸い込まれていくの
内側か ...
言葉にすればもうすでに過去のこと
いいイメージも
どんなにステキな考えも
一体何をやっているのだろう
保存できないからこそ美しいのだとすれば
けれど僕らはその保存方法を知らない
それこ ...
闇の随にGet It On 髪をかきあげ さぁ行こう
先頭に立つ超百鬼夜行 妖気溢れて しゃなりしゃなり
異類異形の大魔神 束ね 艶やかに列島縦断Delight Night
脳内の映像 ...
荒地に花
荒心に愛
荒らしているのは
もちろんあなた
紅茶がぬるくて砂糖が溶けない
ぬるいままで わたしたち
ふわり ふわり
あなたのポケットで密航したら
見ちゃいけないもの
見えちゃったのよ
ふわり ふわり
...
地下鉄を乗り継いで煌めく世界へ
一年中冬が来ない賑やかな舞台へ
ここでは誰もが死んだ目をしている
銀色の太陽が魅せる幻覚に
心を奪われ踊り続けている
カウンターに群がる夜 ...
別れのない日などなかった
夢の覚めない日もなかった
真夜中の貨物列車の車輪の響きが
テノールのビブラートの余韻となった
日々に慰安が欲しいと言ったら
スプラウトは笑い、シルフが慰 ...
灰色のメビウスを/ねじれるままにチリチリと燃やし
きょうぼくたちは焚き火をした
冬の金網をぎゅうぎゅうと握ると
割とやさしげな声で鳴く
ミチルはミチタルに/過去をあげて ...
恋人への 贈り物を見にいった
実用品が 好きだから
筆記用具を 考えた
高そうに 見える安い洋服を
普段なら 選んでいるのに
安そうな 高い文房具を選んでいる
相手のことを 愛して ...
見た事も無い小石の集合体は
虹によって発展されたもの あるいは
雉によって提供された
石 それらは頬の川の怒りを手放した
加えて削岩機が直列の怒りにより
舌と 光のため息と光 ...
吹き渡る 初夏のかおりよ 青き空
風運ぶ 初夏のかおりよ 果てしなく
空いっぱい 初夏のかおりの 満ち満ちて
空駆けて 生命を運ぶ 初夏の風
すがすがし 初夏の風に 包まれて
...
貴方を殴り飛ばして泣いてしまおうと思う。
僕はもう何もいらないのだ
いや違う、あなたの羽を欲している
僕はもう何もいらないのだ
いや違う、あなたの歌を欲している
何も ...
やわらかな花びらが
寄り添っていた
蕾の頃
切るような白い寒さも
まぶしすぎる陽の光も
まだ知らずにいる
やわらかなその花弁に
重ねてみる
胎児の記憶
...
小さな 小さな世界
ふつうの羊に 恋のうわさが流れた お相手は 不細工なブタだった みんなが 腹を抱えて笑った 羊とブタは 悲しんだ こびとは 涙を流してなぐさめた 妖精は 羊とブタにスープをあげ ...
昼寝から覚める夕刻に
酷く冷たい床に身を縮めて
温い膝に唇を当てた
ふぅと
吐きだされた息は床の上
ずずずと
滑るようにあちら側へと
流れていくのが見えたから
私なんだか
一 ...
愛する者よ
貴方は私を憎む
私が貴方を愛することを知らず
貴方は私を憎む
愛する者よ
この世はなんと
憎悪に満ちていることか!
多くの憎悪に耳を傾けず
貴方を愛する私を憎む
...
日付順文書リスト
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ルーレット
BOOKEN...
自由詩
3
08/12/11 10:10
インスタント
FUBAR
自由詩
3*
08/12/11 7:25
十四冊目
小川 葉
自由詩
3
08/12/11 1:46
泣くことを覚えた日
そらの とこ
自由詩
4*
08/12/11 1:07
わたし、苦しい
______...
自由詩
1*
08/12/11 1:05
シュールレアリスムの部屋
Roid
自由詩
2*
08/12/11 1:03
発掘/ある方策
伊月りさ
自由詩
1*
08/12/11 0:52
襖と醤油のある家
小川 葉
自由詩
0
08/12/11 0:46
秘密の言葉
からゆきさん
自由詩
0
08/12/11 0:45
Critical Choice
伊月りさ
自由詩
1*
08/12/11 0:34
夜明け
Roid
自由詩
0
08/12/11 0:01
駅・新宿
たりぽん(大...
自由詩
6+*
08/12/11 0:01
雪待ち
いのせんと
自由詩
2
08/12/10 23:42
木草
十二支蝶
俳句
0
08/12/10 23:23
某のそなた
〃
自由詩
0
08/12/10 23:18
_
ふるる
自由詩
2
08/12/10 23:05
超百鬼夜行
北大路京介
自由詩
18*
08/12/10 22:53
荒心に愛
fuji
自由詩
1
08/12/10 22:26
ふわり
○
自由詩
7*
08/12/10 22:18
ミラーボール
1486 1...
自由詩
0
08/12/10 22:00
償いの前に
しろう
自由詩
2
08/12/10 21:50
ウィンタ・トーク
あすくれかお...
自由詩
3*
08/12/10 21:49
言いわけ探し
ヘンゼル
自由詩
0
08/12/10 20:53
日蝕
井岡護
自由詩
0*
08/12/10 19:47
初夏 (2003.5)
guchi_...
俳句
1
08/12/10 19:43
コトバ遊ビ
水島芳野
自由詩
0*
08/12/10 19:35
ねむる
koi
自由詩
1
08/12/10 18:56
オルガン
カリブー
自由詩
1
08/12/10 18:53
冷たい床
いのせんと
自由詩
2
08/12/10 17:30
愛する者へ
煙と工場
自由詩
0
08/12/10 16:31
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