心臓の外壁が毛羽立って
秋が来たのだなと思う
それまではツルツルと滑らかな桃色で
トクトクと脈打っていたのに
潤いを失ったようにチクチクと壁面を広がってきている
それは太陽に透けたいつかの彼 ...
雨が降ったよ 傘をさしたよ
みえたみえた よくみえた
ああ やがてくる別れの予感に
ぼくは抵抗しない
ああ こんなに眠たいのに こんなに悲しい
ぼくはもう抵抗しな ...
星三つより
目を開けて
点数より
耳を澄まして
人の視線より
自分に見えるもの
インステップキック、アウトサイドキック
時と場所と人で使い分け
華麗に舞う
美
頭を下げると
人も下げる。
受け入れる前は
反発される
水は流れ
顔を洗う
ロンドはくり返し ...
大したことはもう出来ない
袋小路で袋の鼠
だから袋ひとつ背負ってどこかへ行くんだ
大したものは入ってない
聞かれたら「ボーリングのボールだ」って ※
答えるのさ
明るい11月の終わり
...
横たわる過去に手を添えながら眠った
まだあどけなさの残る女の汚れた横顔
真っ直ぐに純粋を求め過ぎてしまって
気づいた時には取り戻せないほどの傷みを背負っていた
溢れるほ ...
遺憾ながら
いつもながら
おそれながら
およばずながら
かげながら
ゴドーを待ちながら
さながら
さりながら
さることながら
卒爾ながら
とはいいながら
涙ながら
花柄
はば ...
{引用=
神様が、
いつもあなたの側にいますように
}
心の中に
何があるのかとか
そんなことは
知らないけど
{引用=
じゃあこれは?
}
そうやって差し出 ...
アンナは、わたしの大切な友人で、まるで姉妹のような存在でした。どんなことでも話せるし、あんなことやこんなことをして遊びました。そんなアンナが、わたしを残していなくなってしまったのは、とても辛かったので ...
押し潰されそうなほど青い空
人混みを掻き分けて取り込んだO2
変化し続ける鱗雲と
味気ない駅前の広告
しゃがれ声で歌うストリートミュージシャンは
かつての少年が憧れた姿
ダイブ ...
さびしさばかりがおしつぶすぼくのかんじょう、うねりだしていつしからせんじょうになり、そらのほうにのびてけむりになる、ぶあついあまぐもをつくりだすと、とたんにあめがふりだし、あめはつめたいので、くう ...
青空にモズが鳴く
改良された車椅子が
すっぽり
ホームエレベーターに
納まる
木枯らしが吹き抜ける
光がヨダレを流している
大便が肛門から下剤とと ...
冬の
凍った路面を
手を取り合って
老夫婦が歩いてゆく
どちらが
どちらを
かばうでもなく
どちらがどちらに
もたれるでもない
ごく自然に
互いが互いを支え合い ...
あなたのことが大好きだ
いかないでほしいわ
ぴくぴくあ はぐはぐた
今宵のダンスは
今日も軽やかだ
今宵のパーティー
激しく咲き誇ろうではないか
甘いワインを片手に話す言葉は
とても辛口な癖に甘美で
緩急自在の話し方
心は狂わされる
気持ちは少しず ...
もうすぐモズクの季節
あれは海そのものの一部分
命のスープを濃縮して濃縮して
煮凝りを作ったらあんな感じ
もうすぐスクの季節
あれは押し寄せて来る海の命
岸へ向かって岸を目指して潮の息 ...
失望のレストア
少しでも見たくない顔を見せて、
最後だけ巧く出来たって
きっとすぐに忘れてしまう
融解する手紙の背景が
何処にも流れない 鬱血を
撥ね揚げる、
残った者みなに愛されていた ...
世界中にあふれかえっている本をぜんぶ読んで
好きな言葉に蛍光ペンでラインをひいていくんだけど
本にペンでなにか書き込むなんて、ポリシー?
うん、そう。ポリシーってやつに反するんだけど、そこは ...
チャイナドレスからのびた白い足
細くて綺麗で素敵
ジュリアナ扇子 どこで売ってたの?
時代関係なくモテ期
君のこと シンデレラぐらいに思っているよ
嘘じゃないさ 大袈裟だけれどね ...
かくしごとなんて
はじめからなかったはずなのに
生きてると
知られたくないことの
ひとつやふたつあるものでした
できることなら
椅子に生まれて
何も思わずにただ生きて
人を支 ...
放課後の教室で
きみは階段をつくっている
けしごむやペンを並べて
足りなくなると
ぼくのまで使って
ふでばこも教科書もかばんも机も
なんでも使って どんどんのぼる
きみが あんまり必 ...
夜は 言った
静かに目を閉じていなさい と
不眠に何度も寝返りを繰り返すあなた
赤い南天の実に降り積もる淡雪のように
あなたの薄いまぶたに 冷たい手をあててあげましょう
...
堤防にうち寄せる波を下に
遠く霞む島を思う
冬の冷たい風を受けて
ジャンパーにつっこんだ手
シャツの襟まですくんだ首元
僕は
花火のカスを踏みしめながら
車へと戻っていった
...
昔からさ、君が居てくれた。
当たり前みたいに、さ。
どこにもいかないって思ってた。
知らない間に無くしてしまった。
何かを。
答えを聞くことが ...
渋柿を
外に吊るす
祖母の背が
あかねに染まる
晩秋の夕暮れ
綺麗だね。
って
君がそう言ってくれちゃったからさ。
あたしにとって
この写真
最高傑作になっちゃったよ。
冬だからと言いわけして
ぬるい布団に潜っている
風が冷たいから外に出る気も何もしない
小さい頃から怠けていたから
今になっても億劫で
稼ぎも無いのに働かない
インスタントで食事を済まし ...
山茶花のさいた道
日本シリーズが
まだデーゲームの頃
巨人と阪急の
夕焼けの戦いを見ていた
たき火の匂いが
鼻をかすめる道
赤やら白やらピンクやら
いまじゃ歩くといえば
山茶花のいな ...
使いかけのままのノートを広げると-そこに連なる文字。
1ページ、1ページを繰る
あの頃にまとっていた-乾いた空気、冷たい熱、弾むの葉。
1ページ、1ページを繰る
懐かし ...
真っ白な雪がつもった何もかも間違いなのにわたしは生きてる
縄梯子少女はおりるどこまでも夢の終わりへ釦は落ちて
にんにくを口うつしする秘めごとは口からださず噛み砕くだけ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心臓と銀杏
木屋 亞万
自由詩
2*
08/12/1 1:24
堀川通でさようなら
あんこ
自由詩
2
08/12/1 1:18
感性
北斗七星
自由詩
0
08/12/1 0:47
裏返し
ペポパンプ
自由詩
3+*
08/12/1 0:32
創書日和【袋】 ショルダーバック
大村 浩一
自由詩
7*
08/12/1 0:15
手遅れの迷いが映し出すものは
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
08/12/1 0:13
老婆心ながら、文法はどこにあるのか。
小池房枝
自由詩
4*
08/11/30 23:53
goodbye
依
自由詩
3*
08/11/30 23:52
アンナ
タマムシ
自由詩
6*
08/11/30 23:32
ダイブマン
1486 1...
自由詩
5*
08/11/30 23:18
ほのか
ゆうと
自由詩
2*
08/11/30 23:12
椅子
草野大悟
自由詩
0*
08/11/30 22:57
老夫婦
千波 一也
自由詩
3*
08/11/30 22:51
こどろ
十二支蝶
自由詩
0
08/11/30 22:27
LOG(愛心&ペポパンプ合作)
ペポパンプ
自由詩
2+*
08/11/30 22:16
海のモズクと銀のスクガラス
海里
自由詩
4
08/11/30 21:02
プール
梶谷あや子
自由詩
6
08/11/30 20:40
雑多なもの
かんな
自由詩
4*
08/11/30 19:15
キャラメルダンスパーティー
北大路京介
自由詩
14*
08/11/30 18:53
椅子
小川 葉
自由詩
21*
08/11/30 18:43
階段のむこう
とんぼ
自由詩
7
08/11/30 18:03
夜
いねむり猫
自由詩
2
08/11/30 18:02
ホタル
K.SATO
自由詩
4*
08/11/30 17:39
キミを知らない
終
自由詩
3
08/11/30 17:35
干し柿
ゆきこ
短歌
1
08/11/30 17:20
じがじさん。
愛心
携帯写真+...
6*
08/11/30 17:00
薄明
within
自由詩
6
08/11/30 16:22
山茶花のさいた道
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
08/11/30 15:53
ノート。
終
自由詩
3
08/11/30 14:43
【短歌祭参加作品】All's wrong with my w ...
こもん
短歌
8
08/11/30 14:39
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
4689
4690
4691
4692
4693
4694
4695
4696
4697
4698
4699
4700
4701
4702
4703
4704
4705
4706
4707
4708
4709
4710
4711
4712
4713
4714
4715
4716
4717
4718
4719
4720
4721
4722
加筆訂正:
祖谷(いや)山賛歌 (剣山)
/
青い風
[08/11/30 21:04]
孤蓬さまより、ご教授いただきました。
5.7sec.