藍色の雲をひいて
女は降下してゆく
ひうひうとした
耳元の音を拾えば
落下であり墜落だが
彼女には
降下と認識される
微笑む猶予すら私にはある
空想のスカートから
プ ...
駅から宿に向かう道の両脇に
悪趣味な電飾に彩られた街路樹が
等間隔に我が身を嘆いていた
不自然に丈の短いスカートを履く
太い足の女達と何度すれ違っても
何を誘っているのか分かりやしない
...
世を儚む一瞬は顕著にその暴発を堪えるのだ
連綿たる道のりの中で妄想と確執を掲げてその道程に刻みつけ
乱雑な雑踏を踏み仕切る乱暴な贖罪のなかにおいて尚
その食材を掲げ頭蓋を砕くかのような仕草を真似 ...
黒髪にいたしまして
お母さま喜びまして
スーツを一着揃えまして
デキル私になりきりまして
シュウカツカツカツ
ハイヒールと
シュウカツカツカツ
ペンの音
順風満帆だった漕ぎ出し ...
黄金色した月の夜は
眠りに就くのが
もったいなくて
こっそり家を抜け出して
ひとり 月夜の散歩道‥
月の灯りは螺旋のように
冷たい夜気を振り払い
僕を優しく包んでくれる‥ ...
昨日の悲しみも喜びも
お持ち帰りは出来ません
沈む夕日と一緒にばいばい
明日はどんな日に
なるのかな
残った!残った!
言葉が残った!
この消費することされることに慣れっこの世界で
言葉が残った!力強く残った!踏ん張った!
これぞ大横綱! 言葉の海〜!!
人の心は序二段だ
絶えず打ちのめさ ...
きらきらしたものが
もっとたくさん降ったらいいな
父さんや母さんに
じぃちゃんやばぁちゃんに
兄さんと姉さんたちに
リツとレナに
友達に
幸せというものを教えてく ...
腕に触れると
ビクッとかしたんだっけ
彼女
車の中、
左手で右の腕
そのあと指先まで
ソウっとなぞってった。
手の甲から
静かに、
確かめるように
(ヨクアンナニ冷静ダ ...
音楽と光が止み
(ひそ、ひそ、)
雪など降らぬ、ましてや星など降らぬ
最初から諦めて、無数の
ただ、咳が
ただ、冬が
最初から諦めて崩れ落ちた白い灰の気配で
見知らぬマフラー ...
老人を愛しましょう
子供を愛しましょう
隣人を愛しましょう
植物を愛しましょう
動物を愛しましょう
いつもいい気持ちで
居たい。
いつも笑顔で
微笑んでいたい
辛い時を耐え忍 ...
一月一日に
七月の一日を思う
さらさらと吹く風に
合歓の花が揺れている
ここの夏はいま
見えているあの太陽の向こう
地球の軌道の
ちょうど反対側
日本の新年に
ブラジルや
...
焦っている
わけもわからず百均のオーナメントを玄関に飾る
童貞のような潔癖さをもって
変態性を受容するのがすばらしいことか
俺は知らないが
今年はそういう風に生きようと思 ...
戦いに勝っていく。
戦いをしていく。
戦いに備えて寝る。
明日は早い。
勝っていく。
勝つことを考える。
いろいろな場所へ行き写真を撮る。
勝って新しいことをする。
いろいろなことをし ...
坊主が屏風に上手に坊主の絵
を描いているところに
東京都特許許可局
の役人が訪ねて来て
裏庭には二羽庭には二羽ニワトリがいる
と教えてくれたので
青巻紙赤巻紙黄巻紙
を携えて駆けつけ ...
短針が少しずつ
牛のしっぽに圧力をかけて
時計がまんなかで 手を合わせるよ
まるで「いただきます」
みたいな「おめでとう」だね
それは温もりある言葉だね
新しくなった人々 ...
翼を張ってゆくものよ
あたたかな地に
まひるの陽に
なびく
しなやかな草たちに
昼から夜、夜明けから夕べへと
金色の弦が鳴る
翼は 風を抱く
...
さあさあかかって来い
挑みたいならかかって来い
おれが胸を貸してやる
やりたいんならかかって来い
おれにはどこも欠点がない
完全無欠の風雲児
不満も不足もありはしない
真円のように満 ...
気付けばここまで来てしまった、が安っぽくていい
ネットカフェで飲むアイスココアの氷が少しだけ
ぴったりよりも、多いので
右こめかみがざわざわと血を滞らせている
それは偽りで本当は寒さか睡眠不足 ...
数十年もの間、腐れ縁の切れない幼なじみがいる
だから数十年間、年賀状を出し合っていることになる
干からびたミミズのような字で
「さかたあけおくんへ」と書いた記憶がある
親同士の付き合いも古くか ...
躰中のやりきれなさを振り起こして
もう 誰も私を止められない
誰も私を縛りつけない
私は あなたじゃない
私自身に変わっていく
理性で抑し殺して生きるのはとっても窮屈だわ
頭でっか ...
ビャーっと貫く夜の 闇の中へ懐中電灯
透明にすかしたラインを スイベルに通し
リールをガチリと巻き取ると ふっと一息
でも足を立て 振ったロッドで もう一投
光が差し
床を やがて1 ...
「あけおめ」って君からのメールが入る
その軽いノリに時々イラつくこともある
けれど
波瀾に満ちた一年を見送ったいまは
それは灯りにしか見えなくなる
なぁ月並みだけど
いまから初日の出を見に ...
われわれは偉大な詩人『金子光晴』同志が領導される栄光の時代、『金子光晴』時代に生きて闘っている。
人類が生んだ詩の英才である『金子光晴』同志を詩人に戴いていることは、わが人民の最高の栄誉であり、 ...
敵対する国同士が紛争を解決するには
まず「言葉による対話」が行われ
想定以上の進展がなくなると
「時間切れ」と宣言し
対話は次の段階に進む
いわゆる
「爆弾を使った対話」 ...
ミラーボール
フットライト
スポットライト
シルエット
私達の青春だった
屋上で手作りの
フットライト
秘密で作った。
先輩の家で
打ち上げのパーティー
女の子は皆早く帰っ ...
たくさんの空白の間にある
酸素の泡みたいな
点々が廃れていく
そのよこで
使いすてられる女の子が
水星のような瞳を震わせて
しん、と涙をながす
宇宙のまんなかで
あの娘の好きな ...
081231
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の ...
2009年1月1日
8時59分60秒
僕は一体何をしているだろう?
ある人は笑っているだろう
ある人は喜んでいるだろう
ある人はお酒でも飲んでいるんだろう
ある人は ...
かず子の外側から
年賀状が届く
地平線から地平線へ
わたしの内側へ
できるだけ
かんたんな言葉で
内側から溢れてしまうものが
零れてしまわないように
壊すことだってできたの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
伽藍
ミゼット
自由詩
4*
09/1/2 0:31
ミッシング
松本 卓也
自由詩
4
09/1/2 0:26
瞬
風見鶏
自由詩
1
09/1/2 0:21
シュウカツ
アヴィ
自由詩
3+*
09/1/1 21:44
月灯り
夢月
自由詩
2
09/1/1 21:42
ばいばい
あ。
自由詩
3
09/1/1 20:10
横綱・言葉の海
新守山ダダマ
自由詩
3
09/1/1 19:13
desiderata
依
自由詩
1*
09/1/1 18:25
確かめるように
LIN
自由詩
2
09/1/1 18:21
冬騒
A道化
自由詩
3
09/1/1 18:18
Throw a kiss
ペポパンプ
自由詩
3*
09/1/1 17:31
合歓の花 揺れやむとき
海里
自由詩
1
09/1/1 17:05
離島
udegeu...
自由詩
0
09/1/1 16:11
いろいろな本屋で映画の歌を歌う。
寝る話。
自由詩
0
09/1/1 16:01
新春シャンソン・ショー
nonya
自由詩
12*
09/1/1 15:13
新しい年に
あすくれかお...
自由詩
6*
09/1/1 15:02
空をゆく の
紫野
自由詩
1
09/1/1 11:34
王者
つばくらめ
自由詩
0
09/1/1 7:38
iei
船田 仰
自由詩
4
09/1/1 7:10
あけおめ
木屋 亞万
自由詩
6*
09/1/1 2:55
私が私であるために
涙(ルイ)
自由詩
1*
09/1/1 2:39
釣り
K.SATO
自由詩
4
09/1/1 1:59
あけおめ
kauzak
自由詩
3*
09/1/1 0:17
唯一詩想体系確立の十大原則 序文
山田せばすち...
散文(批評...
1
08/12/31 23:35
爆弾
ろくましん
自由詩
0*
08/12/31 22:18
文化祭
ペポパンプ
自由詩
2*
08/12/31 22:12
少女惑星
アヅサ
自由詩
4*
08/12/31 22:12
あけおめ
あおば
自由詩
4*
08/12/31 21:40
8時59分60秒
1486 1...
自由詩
3*
08/12/31 21:38
あけおめ
小川 葉
自由詩
2*
08/12/31 21:23
4648
4649
4650
4651
4652
4653
4654
4655
4656
4657
4658
4659
4660
4661
4662
4663
4664
4665
4666
4667
4668
4669
4670
4671
4672
4673
4674
4675
4676
4677
4678
4679
4680
4681
4682
4683
4684
4685
4686
4687
4688
加筆訂正:
あけおめ
/
kauzak
[09/1/1 1:07]
アップしたファイルが間違っていましたので修正しました(1/1 0:40修正)
5.24sec.