{引用=ひえびえとする
部屋の冬
ふゆとよぶものか
ぶるぶる
ふるえながら
つめたくなる
部屋のなかで
るびを
ふり
ながら
ふるえだす
たとええない
わたし
の
ちぢ ...
たとえば犬をワンちゃんと呼ばなあかんような雰囲気がある場
というのがあって
決まっておどおどしてしまう
梅雨が明けた
夏の
青空に入道雲が
わくわくとしている。
空気の匂いが
夏を知らせる
夏を歌う私の魂
とくんとくんとくんと……
脈打つ
どこかで今
雨は降っている。私の
悲し ...
孔子が説いたという
ゆうざの器のいましめは
つぼ状の器に水が入っておらず
空の時は傾き
ちょうど良いときはまっすぐに立ち
水をいっぱいに入れると
ひっくり返ってこぼれてしまう
...
ゲーム、動画、音楽、SNS┅
誰が止められるの?
合法的な依存
警察も止められない
見放題やり放題で
誰が止められるの?
親も教師も止められない
歩いているときも
飯食っているときも
...
五体満足すら呂律が簡単に
まわさないいまの蠱毒も
飲料水よりたやすい常にチューハイ
ストレスの虫食いは小便洩らし
麻痺した愛は間一髪。
希にAIを重ねては空気人形の底を剃る
おひとり様ご案 ...
相変わらず、特に何もない休日で
太陽に照らされながら汚い自室で
酒に呑まれ布団に倒れた。
何処かでは
寒いコンクリートの中、子供が
「おかあさん」
冷たい女の身体に悴んだ手で触れながら ...
とっくに
日が暮れてしまった
今、正に
俺はこの白い部屋で孤独を貪る
完璧な自由
ハ
完全な孤独
冷える今宵に
エアコン壊れ
ますます真っ白に
ナッテイク
行き場なし
...
孤り寝るベッドが冷たい師走、夜
辛い日々はりさけそうで、でも聖夜
寂しさの隙間を無視するクリスマス
夢をみた貴女と好き合う死んでもいい悪
...
高くて、広くて、硬くて
人工美にかこまれ
あなたがつかむもの
さめない夢
甘くて、柔くて、叫ばない
つるされた肉片
あなたがかむもの
人工の夜
空へと指をひろげる
人もまたひ ...
いまひとつ愛する力に欠けるので憎む力で補っていく
末永く憎んで生きていけるもの たとえば性別とか国家とか
愛よりも敵意が支えになることはあるよね空缶に挿す狗麦
「こいつよ ...
教会の裏手に廃棄されたロウソクの燃えさしを持って帰った
鍋で溶かし芯を紡ぎ直してクリスマスキャンドルを作った
麻布に包まれた一斤丸ごとのパン
妹が摘んできた野生のベリー
砂糖を入れたミ ...
恋人たちの台詞も
街の灯りも
寒さの上をゆくから
サンタクロースは
くしゃみをしている
誰かに呼ばれたように
そわそわとする一日を過ごして
フォークで傷付ける
星が二つに割れた ...
クリスマスという
言葉に慣れているけれど
ノエルという言葉の響きが好き
街中のイルミネーション
取り付けが急ピッチで進んだ
子供の頃
家族全員で楽しんだ夜
それは今も続いている
...
わが弟は師走の生まれ、
誕生日には雪が降る。
故郷が初雪みるのは大抵、
わが弟の誕生日。
わたしと違って律儀なやつで、
盆と正月に帰省する。
うわばみの父と呑んで笑って、
真っ赤 ...
存在の孤独が
冷たく露わになるこの夕べ
雨滴は石を穿ち
震える胸奥を
抉るように流れ落ちる
ぽっかり深淵が口を開く
ぽっかり深淵が口を開く
遠くふるさとの汽笛が響き
わたし ...
銀河の岸で
小鬼の私
星の亡骸に
歌を歌う
「さようなら ありがとう」と
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
月光へ
進む
私の闇は闇か
闇に聞く私
答は闇のなか
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
*
おれはたったいま、ビル風に吹かれた一枚のスリップを眺めている ここは小さなアパートメントの最上階 地上ではひとりの男が戦闘機めがけてジャンプしている 声はここにない 中枢都市 ...
ルクソスの街の反徒たちは、オークの兵たちの支援を待っていた。
いつか、彼らが自分たちを助けに来ると。
しかし、レ・スペラスのオークの兵たちは、
わずか五十名ほどが送られてきたに過ぎない。
...
クールラントの歴史のなかで、もっとも厄介だった出来事の一つが、
ルクソスの街の反乱である。
ルクソスの街の反徒たちは、オークの国レ・スペラスの後援を受けていた。
そして、自分たちこそがクールラン ...
もっと散歩にいきたかった
もっと抱いてあげればよかった
もっと話しかければよかった
もっと贅沢させればよかった
もっと遊んであげればよかった
もっともっと一緒に
朝に夕に
百万回名前 ...
好きな人と好きな仕事がある人は
幸せだろう
僕は
僕でしかありえない
僕が
僕でありえたら
それで十分なのだ
いや
それでこそ願うところだ
自分の道を歩きたければ
孤立を恐れてはいけない
僕が僕を
ねじ曲げて生き ...
神田の喫茶店エリカが休店したとき
台湾の映画監督ホウ・シャオシェン
は既に未来の光を見つめていたんだ
最初から知っていたような舞台設定
ひとりひとりの俳優のその後の活躍
東京物語のオマー ...
点いたり消えたり、漏れや落ちがある、ひのあかりで。はなが曲る
悪趣味な画伯の私室で待ち望んだ。煉瓦色の長靴に(かざる)
ごわついた作り笑いに、耳元で囁く。ほころびて(わらう)
棄てられた ...
悪い人が一人も登場しないお話がいいと思った
山も谷もなく 主人公は風に靡くすすきの穂で
ささやかに生まれて ささやかに暮らして
そしてささやかに死んでいく それだけのお話
セーヌの ...
輝く満天の星に魅せられ
幾多の夢が抑えがたく渦を巻く
もしあなたがその言葉を発するなら
すべてが光り輝くだろう
すべてが夢の底を貫き
それぞれの価値に根付いて
内面のなかを力強く生き抜くだ ...
はなび
いき残って欲しかった
近所のわたしの野良犬たち
いつも 連れさられていった
空 そら、闇をてらす
町のあかりをするするすべり落ちてきた
きらきら ほら、海の向こう
火の ...
笑えないのがいけないのか
笑われることがだめなのか
春の夕陽が斜めに校舎を切り取って
ぽかん、とそこだけ取り残されたような
学童保育の真ん中で
君は三角形に座ってぼくのお迎えを待っていた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひと、の
津煙保存
自由詩
3*
21/12/25 16:27
ワンちゃん
奥畑 梨奈枝
自由詩
2*
21/12/25 15:26
ある夏の日
こしごえ
自由詩
3*
21/12/25 14:51
ゆうざの器のいましめ
st
自由詩
5
21/12/25 13:55
スマホ依存
ホカチャン
自由詩
1*
21/12/25 7:02
嫩葉の眩暈
あらい
自由詩
0
21/12/25 0:49
静謐な祈りと世界に祝福を
月夜乃海花
自由詩
2
21/12/25 0:47
聖夜に籠る(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
21/12/25 0:39
道頓堀川
秋葉竹
自由詩
2
21/12/24 23:18
夜々
soft_m...
自由詩
5*
21/12/24 22:30
ある処方 五首
いる
短歌
1
21/12/24 21:43
メリークリスマス
mizuno...
自由詩
4
21/12/24 21:13
eve
ミナト 螢
自由詩
0
21/12/24 20:54
ノエル
夏川ゆう
自由詩
9
21/12/24 18:24
わが弟は雪男
46U
自由詩
3*
21/12/24 17:50
名無し人
ひだかたけし
自由詩
9
21/12/24 17:29
※五行歌
こしごえ
自由詩
3*
21/12/24 16:29
〃
〃
自由詩
1*
21/12/24 16:28
ボストンでは禁止
中田満帆
自由詩
3
21/12/24 15:55
ルクソスの反乱(二)
朧月夜
自由詩
1*
21/12/24 13:26
ルクソスの反乱(一)
〃
自由詩
1*
21/12/24 13:25
さみしさのトンネル
そらの珊瑚
自由詩
13*
21/12/24 12:03
幸せの条件
ホカチャン
自由詩
0
21/12/24 7:48
僕は僕
〃
自由詩
1*
21/12/24 7:44
東京物語
足立らどみ
自由詩
3
21/12/24 7:27
屍斑と聖盃
あらい
自由詩
0
21/12/23 23:27
ジヴェルニー
藤原絵理子
自由詩
5
21/12/23 21:26
幸福のうた
ひだかたけし
自由詩
4
21/12/23 18:02
はなび
soft_m...
自由詩
1*
21/12/23 16:13
笑える日、笑えない日。
ちぇりこ。
自由詩
6*
21/12/23 10:39
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
加筆訂正:
玉葱
/
本田憲嵩
[21/12/24 10:38]
修正しました。
4.51sec.