あやめ祭りが開催されるという
そんなにあらたまって見に行かなくても
家にある花で充分だというと
それは外の世界を知らないからだと夫が言う

紅葉も 山に暮らして二十年近くになり
台所の窓か ...
木立を駈け抜ける風のように ゆく

雲になった ぬうのへ

いつか また おなじ空の旅で遇いましょう

ながく伸びた端っこが消えて ゆく

大きく手をふったなら 手紙に したため ...
踏み込む勇気、ある?

あの夏
ぼくらは
無邪気だったね

森のなかで
草をかき分けて

誰も来ない場所で
ふたりで息をひそめて

もう
ボクには
登れない

思い出が
蚊のように
つきまとうから
書いてある内容よりも君の手がやさしく見えて繰り返し読む


今日もまたいつものようないちにちが暮れ 書く程の知らせはないよ

「大丈夫。相変わらずで、元気だよ。」きれいな嘘が並ぶ返信

...
誰かが再び逃げては死ぬ真似をするための黄昏だ
昇ってまた焼け落ちるばかりの陽は淫らに中心から裂け
日ごとに爆発を激しくするばかり
親愛なる友人個体群の絶滅は容赦なく海岸まで迫り来て
平穏無事を ...
とりあえずよく笑い、水を飲み、1日3回適度に食べて、たくさん嘘を
吐く。歌を口遊んだり、花を眺めたり、煙草を吸って、夜中に時々ひと
りきり泣いて、ねむる。朝までの空白を夢で埋めてみる。いつもだいた ...
晴れがましい軽快な跳躍で
超えてった
陽は青白かった


追い付けない青の弧影は解けて
夕刻に近づいて
弛く地平線に放たれた

湖畔の涼みが運んだのは
屈んだ足下から這い上がる寂寥 ...
ひとつの卵子に
星屑が飛びちって

僕は生まれた


宇宙の端っこで
ブランコを乗り回し

木星の周りを
飛行船でもうもうと
旅をし

月で出家して
僧になり

蓮の花 ...
すっかりと丸くなった母の背中を押し込んで
いく、とバネのように弾んで台所へと消えて
しまった。庭の隅で父は、苗木のままの紫陽
花を随分と長い時間見つめている。時計の針
はここ数日で速くなった、 ...
{引用=幼稚園に通っていた頃
いつもポケットに手を入れている女の子がいた

僕はそれがどうにも気になって
幼い知恵を引き出して思いついたのが
ジャンケンだった

「ジャンケンしようよ」っ ...
まわるまわる
空間に溶けだすように
しなやかな身体を投げだす

無限ステップはミニマムなリズムに隷属し
時間を引き伸ばそうと
あるいは無化しようとする

そのリズムに身体を預けた君は
...
チューハイと懐中電灯

ガス管をコタツにくくりつけて

壊れかけたデモクラシーと暗い午後に

赤ちゃんが興味しんしん

ハイハイハイハイ

茶色いヒゲの生えた色白の男がそ ...
訪れは始まり
うまくいく段取り
責めず憎まず
調子よく

いつかは早い方がいい

悲しまず振り返らず
紡げばいい

解決の訪れ

自分が自分であるほどに
前へ進むから
白い ...
追憶が虹を
否、追憶は虹/そのものだ
/追いかけても辿りつけない
否、それは俺/そのものだ

きのう死んだ俺は
きのう生まれた
正体はどこにある


追憶が虹を
否、追憶は虹/そ ...
鳥は
空を飛べるのに
なぜ鳴いているのか
あんなに苦しそうに

だれかを追いかけていて
だれかに追われていて
鳴いているのか 鳥よ

わたしだって同じ
こんなにも求めている
それ ...
あの華に棘があるのは
私の手を赤くするため
いっそのこと、握り締めてしまえば
淡い心地を棄てられると
私に語ってくれないか


真実を述べることで報われるのは
私でないことは確かでしょ ...
目をつぶって、崩れる
その暗い暗い そこに

不規則な時計の針の音がして
落ち着かない夜
いつまでも一定になる事の無い、秒針

 カチ カチ カチカチカチ
カチ カチカチ  ...
夜が落ち
夜に鳴る
風の無い 夜の明るさ


羽 葉 紙 綿
重なりと水
空へほどけ 沈む光


緑降る日
誰もいない日
青の足跡
水へつづく坂

...
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
ぶつかった

君は少しへこんで
すぐ元にもどる
僕は角がつぶれたことを
いつまでも気にしている

君のまあるい心と
僕の角ばった心が
はず ...
皆さんは自分が生きているのは自分の意思で生きていると思っているでしょうか?
実は我々は自分の意思で生きているのではないのです。
その証拠にあなたは自分の意思で心臓を止められますか?
食物を食べた ...
そこに すっくと 立っている

ばらけた もくへん

積み上げてみたり 繋げてみたり

ふたたびの

夢を はぐしてる
泳げる海が見つからないから
青い水彩で画用紙を染めた
小さな 赤い魚
たくさん描いても
ひとりはさみしい

泣いたら 海になって泡になって
青に溶けて消えてしまうの
赤い魚も 白いクラ ...
…… 
ええ、それはもうよく聞かれるのでございますが。
本当のところ、私も理由などあったものかと
思っています。

お偉い先生方は、なにか公式でも探すように、
生き残った者達を類別しようと ...
夏の陽射しの眩しさの中から
隔離されたような
ひんやりとした影を落とす
白さに飲まれた暗い部屋

鼻孔を抜けていく他人の匂いが
なんだか心地良くて
初めての記憶が懐かしい過去を
呼び起 ...
{引用=炭酸水がほしい夜明け
ひんやりとした空気
窓から入り込む光
うすくなっていく、あお

きっと今だけ
今は、
誰のものでもないはず}
休むべき時間に
私は休まずに
飽きもせずに

教室に置いてあるメダカの水槽を見ていました

タニシが水槽に張り付いていてたまにメダカがタニシと重なって
舌打ちしながらも
飽 ...
オレノ火ハ 燃エテルカ マダ! 心臓ト星!  
 
五番線で
月行きの船が
雨と海をまちがえて
、が多い作文の
乱れた心理を誇張して
れっしゃのふりしてゆれている
 
 
自分を解放しようとする
きりがないから眠ろう僕は
そうすることが一番だろう
僕をそんなことに考える

起きている幼い頃から
その声がしている
海辺に人が立つ
人々の街に

自分を考 ...
自分がそこに
忘れてしまったそんな僕は
たとえば呪いたくなる僕に
僕を忘れてしまったそんな
河原に憎いのだろうか

君はこんなに明るかった
いつだったのだろう
祭りのときはにぎやかだっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ザ・ブーンンンンンあい砂木自由詩7*09/7/4 21:52
更紗雲 ひより自由詩4*09/7/4 21:30
過去へと続く風音携帯写真+...209/7/4 21:12
返信亀井 花名短歌209/7/4 20:59
オーバーヘッド-ステアリングの最低全力逃走【純色青色Esca ...北街かな自由詩2+*09/7/4 20:18
返信亀井 花名自由詩309/7/4 20:17
「陽は青白かった」Leaf自由詩1*09/7/4 20:02
平成アバンギャルドみぞるる自由詩409/7/4 19:56
染色霜天自由詩609/7/4 18:27
「たりない」ベンジャミン自由詩9*09/7/4 16:02
フラップダンスkauzak自由詩4*09/7/4 15:56
赤ちゃんブラウザtutty自由詩009/7/4 14:55
白い明日木葉 揺自由詩1*09/7/4 13:19
追憶吉岡ペペロ自由詩609/7/4 11:38
なき声歌川 至誠自由詩409/7/4 11:31
残酷な華中原 那由多自由詩209/7/4 11:26
不規則銀河ふく自由詩409/7/4 9:56
指とまなざし木立 悟自由詩309/7/4 9:43
nonya自由詩11*09/7/4 9:41
生かされて生きるばんざわ く...散文(批評...3*09/7/4 8:55
もくへん ひより自由詩3*09/7/4 8:38
海の絵照留 セレン自由詩5*09/7/4 8:17
ビルケナウからの手紙月乃助自由詩7*09/7/4 8:00
幻と陽炎かのこ自由詩209/7/4 5:58
bleach.ゆうと自由詩1*09/7/4 4:47
メダカ自由詩009/7/4 3:31
夏(八)青色銀河団俳句109/7/4 2:43
五月雨、乱れ小川 葉自由詩0*09/7/4 2:42
番田 自由詩309/7/4 2:18
赤い口自由詩109/7/4 2:12

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