Mは

もう名前すら忘れてしまった

突然消えてしまった


彼の為のコースがぽっかりと空いた
選手登録表が
一つ埋められなくなった
仕事が増えた


マリファナをやっている ...
ドキドキするのは

不安と恐怖とあなたのせいだよ。

生きている。

まだ。

この心臓という臓器が生きてると苦しくてもおしえてくれるんだ。
緑の樹

白い犬

気まぐれな空

君の視線

目が見えるから見えるんだよ

淡いな

この世界

わたしが歌を歌ったらね

君の罪深さをさっぱり洗ってあげるよ。

...
言葉を忘れれば
外には雲が漂い
青い空に白い雲が漂っている
そこにいる 雲だ

僕は いろんな色が
ポスターのデザインにされ 僕の
前にあった
ここではない場所に出かけていく

食 ...
誰の声もないままに
歩いていくと
どこまでも続いていくみたいに
寂しい限りだ
そんなものをふせこんでいる

近くには蛙がいて
向こうには谷があった
誰に会えるだろうと
近くには海 ...
パルとニュウはあやとり専門学校で出会った。
二人は毎日仲良く電車に乗って家に帰る。
MP3プレイヤーのイヤホンを二人で耳に片方ずつ着け、
パンクバンド「五体満足」のファーストアルバムを聞きながら ...
ぬめりを帯びたきみの声は、
彼女の黒髪に吸い込まれてしまい。
ぐるぐると絡め取られた手足の先に求めた意味を、
きみは簡単に剥がしては食べてしまいます。

彼女の記憶のなくした部分には緑色のわ ...
今日は日が赤かったので

ブラインドを下ろした

先ほどまで、熱く不快だった光は

今や小さく丸い粒になり

それが宝石のようで

きれいだった

体を焼き尽くす日だけども
...
干からびた夜空に、わたしの喉は辛く蠢いて。
どうにも君に見せたい星が見つけられずに困っています。

ほら、やっぱりあの日に流れ落ちてしまったのではないかな。

彼女の黒い髪と共に海に流してし ...
墨色に溶かされたあなたの体が、
ここでは美化されて壁に飾ってありました。

両の手首には楔が三本ずつ打ち込まれ、
鮮血に染まった空が少しだけ泣いているように思えます。

細長く、節のある体 ...
目と目を合わせて
喫茶店で待ち合わせる
男たちが噂をする
グラマラスな谷間

握手で出した手を
叩き落とす
ガードは難い
目をギラギラさせる

抜き足差し足忍び足
そっと近づき
...
昔あなたが
歌ってくれた
丸い月に
響く歌は
僕の心を揺らしている

懐かしさの陰で
小さな背中が
泣いている
作り笑いの
裏側で
指折り数えた夢
いくつ諦めてきたの

叶 ...
異常気象というけれど

二十四節気はまだ狂っていないようだ

啓蟄にはたしかに土の匂いが漂いだすし

きのうは処暑で

あきらかに暑さが退散している

加害者づらしてエコを論ずるよ ...
私は私の砲丸を 
(その重みを片手に乗せて) 
投げる事が、できるだろうか? 

今日という日を、生きるのか 
屍のように{ルビ彷徨=さまよ}うのか 
きっと二つに一つの事で 

いつ ...
「拝啓、ジョンレノン
ぼくも貴方もたいして変わりはしない
そんな気持ちで貴方を見ていたい
どんな人でもぼくと大差はないのさ…」
そんな詩を声高に呼ばわる声が木霊する季節があった
今からちょう ...
その合間に

Stranger から
Honesty にかわる


その合間に

今日の失敗を
またつぶやいて


その合間に

明日の仕事の
算段が溶けていって

...
今日も現場で草むしりをした
なぜ草むしりをするのかを上司に聞いたところ
みっともないからだそうだ
お客さんが来たときにみっともないからだそうだ
アメリカやフランス発で
雑草の効果的な生か ...
あゝ、なんてのんびりした夕暮れだ
虫も鳴きだしたぞ
つい昨日までのおおいばりが
まったくやる気なくして
しゅわしゅわしゅわ
わしゅわしゅわしゅ
わしゅ〜
むぐう〜
黙り込んでる
近く ...
地下を埋め尽くす8頭身の化け物
有象無象を食べている
偶に亀裂から堕ちて来る
生け贄も食べている


ビル群は高みから虫螻を踏み潰す
地下鉄網より低い場所で化け物は
虫を泥で育てている ...
わからないことがわからないよりはましだった

点滴をうたれつづけている腕はもう
黒くしなびてしまった
かつて素描を誉められたうで
私本体はいつだって二の次だ
だったら    。

整い ...
えれえるえろてかえろていく

子は鎹親のこころ子知らされず親知らず抜かされずおずおずと出された鉢に手を叩かれて蝿に集られて附けられず続けられず告げられず悩めず出あわず生み出されずなにもつくらず営ま ...
まだぼくが明日と昨日の区別もつかないときの、とってもおさないころのはなし



風邪をひいた。微熱だったけれど息が詰まるようで、頭が靄のかかったようにぐらぐらとしている。何度も眠りに付こうとす ...
この腕に
守れるものなど少なくて
そのくせなにかを
守ってみたくて
だから
たとえば
波打ち際で
きれいな貝殻を
探してる

きみは
きれいな貝殻を
よろこぶだろうから ...
盆去りても尚
陽が翳る事無く
燦々と照り付け
路面熱すと或る日の午後四時頃



やけに冷たいカゼが窓枠を叩く
何種類かの啼き声を
聞き分けられぬ程に
蝉時雨は止まず



...
否定すればするほどすくすく育つあたしの中の黒い世界樹。


信じられるひとからひとりひとり刺して殺してぱっぴーばーすでいとぅみー。

舌先でとがったことばを削 ...
 ふと思い出す両手の田園
 
 空は青く 低く
 風にふかれた若い稲は
 順々にそよとなびく

 少女は
 わずかに震え
 指を組んで 目を閉じ
 神様に感謝、
 と 言っ ...
可哀相にペンギン
一人になってしまった
強く手を握り締めると
夜の虫が鳴き出す

湿った空気でぱんぱんの
孤独な立体駐車場
壁を照らしたヘッドライトは
あの別れ際の笑顔に似ている
振 ...
夢は過去に溶かされた。
空気中に漂う粒子がやわらかい光を放つ。
それはきっとあたたかい。

立ち止まっているのは動けないだけ。
迎え撃つのは簡単だがこの手で仕掛けることはできない。
腹痛が ...
そそくさと去り行く夏の記憶を確かめようと
深緑色に澱むお堀ばたを訪れてみた

色とりどりのウエアでストレッチに余念の無い肢体は眩しく
人恋しさを見透かされてしまうようで
遠慮がちにちょっと離 ...
猫が伸びしてあくびする。
それを見ていた子猫も
ふぁ〜あ

子猫のあくびに
母猫
ふぁ〜あ

子猫が虫を追いかける。
前足交互に
しゃぁーっ
しゃぁーっ

そのあと、子猫は肉 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
失われた水泳部員北村 守通自由詩209/8/26 2:24
鼓動アサギ自由詩109/8/26 2:07
瞳にうつるもの自由詩009/8/26 2:01
希望に誰かを番田 自由詩009/8/26 1:41
触れる壁だけが自由詩009/8/26 1:40
アリクイの一生かいぶつ自由詩309/8/26 1:01
シトシンの雨を。ジャイコ自由詩309/8/26 0:20
ブラインド黒川 蔵人自由詩009/8/26 0:20
グアニンの思い出。ジャイコ自由詩209/8/26 0:18
そこにアデニンがいたのなら。自由詩109/8/26 0:02
アマゾネスペポパンプ自由詩6*09/8/26 0:00
よるの歌ミツバチ自由詩6*09/8/25 23:38
処暑吉岡ペペロ自由詩709/8/25 23:33
ひとつの砲丸 服部 剛自由詩309/8/25 23:19
あの夏「拝啓、ジョンレノン」ふくだわらま...自由詩109/8/25 23:15
紅茶が冷めるまでAB(なかほ...自由詩309/8/25 23:00
グリーングラス馬野ミキ自由詩1009/8/25 22:51
草野大悟自由詩1*09/8/25 22:47
ゴースト(無...自由詩0*09/8/25 21:20
酸性雨ソーダKETIPA自由詩109/8/25 21:17
えれえるえろてかえろていくaidani...自由詩309/8/25 20:27
健やかなるときも辞めるときも自由詩409/8/25 20:25
貝殻千波 一也自由詩6*09/8/25 20:06
「晴レテモ尚、雷鳴止マズ」Leaf自由詩009/8/25 19:52
「 否定信仰。 」PULL.短歌4*09/8/25 19:04
風はしる北村香織自由詩309/8/25 18:52
ペンギン哀歌テシノ自由詩2*09/8/25 18:32
光の粒子が紡ぐ光百瀬朝子自由詩5*09/8/25 18:24
円環のひと恋月 ぴの自由詩20*09/8/25 18:12
朝の陽だまり……とある蛙自由詩9*09/8/25 17:57

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加筆訂正:
夏の終わり /服部 剛[09/8/25 23:01]
1・4連を推敲しました。 
4.95sec.