風船に気体が込められていくように、
期待で想いが膨らんでいく。
一時間半のフライトが済み、
羽田空港からあなたの家まで、
もう少し、と思っていても、
地下から山手、また地下潜り、
...
立ち尽くす、夕暮れ
雷の鳴く頃
傷口を縫い付けた鋼鉄の糸を噛み切り
雷の鳴く頃
沈黙を破って
鴉等は己の声
針のように
摩天楼へ突き立て
墨が降ったかように黒い雨が注が ...
あの夜空に瞬く星は
僕が生まれるより
遥かな昔に、消えている
幾十億光年の{ルビ宇宙=そら}を渡り
あの星が
地上の僕に呼びかけるなら
すでにこの世を去った人の
あ ...
安売りした自分
零れた落ちた時
笑われる
必然に
呪われる
必然に
親の愛情貯まらなくて
愛の無い大人に成ったようで
彼、全身の骨を
等しく
折られています
折れていれば ...
(大人になった)と思う時
すでに楽園は、消えています
幼子のこころそのもので
世界に瞳を開く時
この胸はいのちの歓びに高鳴り
すでに楽園に、入っています
( 知恵の赤い ...
さっき食べたケーキが
もう喉まできてる
おいしいおいしいママのお菓子
過剰摂取した糖分が
私の脳を揺さぶっている
ストレートティーの味は確かで
お楽しみが無くなった
ママ ...
蝉時雨たまねぎ小屋のポーンてなって
佐賀 白石弁
ラッキーなことに、虫歯が出来た
私には砂糖をおつまみのように手掴みで貪る習慣があるので
虫歯くらい出来て当たり前といえば当たり前だった。
砂糖はどんな食べ物や飲み物にもよく合う。 ...
ねえ
今僕が話すこと全部忘れる
数になって苦しめる
苦い日毎の道具も
位置を理解しない
「何の為のあなたなの」か
知らないまま抱いてしまう
一日の半分あなたにあげよう
あとはず ...
私は事実に戦く
あふれでる悪霊に
どんな名前をつければいい
晩夏の夕日の中に見たあれは
途方もなく優れていた
混ざり合い せめぎ合い
光を放ち そのくせ暗黒で
愛でもない 憎悪でも ...
駅のホームから
見上げた丘の絶壁に
ひとりの{ルビ向日葵=ひまわり}はまっすぐに立ち
遠くから僕へ
小さい太陽を咲かせていた
*
昨晩、不思議な夢を見た
...
お皿の上の
丸く盛った海老ピラフに妹は
グリンピースと人参をのっけて顔を描いた
半分食べて欠けた顔の
真一文字の口は悲しげに傾いている
幼い妹
どうか最後まで食べてやって
姉さんは風 ...
{引用=ぼくたちの未来は いつも、さよならで終わっていくの?}
地球儀をまわしすぎたせいで
透きとおっていたものが
濁っていく
あの日、
チョークで描いた線路が滲んで
二十 ...
戻れるのだろうか
土を踏みしめて歩く
背の低い草に
皮膚を破られながら裸で
今にも雨が降りそうな
空を眺めている
戻れるのだろうか
世界は見知った世界に
少しも似ていない
埃っ ...
享楽に耳を盗られて金と銀
クククざわざわ命より思い
携帯に携帯されて乙る哉
星の金貨は何処にもねえよ
お塩海苔米なかりせば鬼斬りの
犬は悲しく吠えて潰され
川っ縁のベンチに座りながら、父は鼻毛を抜き、息子は顎鬚を抜いている。
昼間っから開いている呑み屋を探し疲れて途方にくれていたのだ。
暑いからと言っても喫茶店などに入ってコーヒーを啜るなどという ...
海に階段が見えたらのぼりましょうか。 つきとほしの光をふんだんに使った階段はとてもきれいですよ。 えいえんはとおいですが。
「えいえんとは マカロンの色ですか? ワインの年月ですか? シナモン ...
おまえは自分でかわいらしいなどと思ってはいなかった。
まわりはかわいいという
しかし、おまえは自分が不細工と
信じていておどおどしていた。
幼稚園からの帰り道
手をつなぐ同級生がわずらわ ...
俺は基本的には何も信じない
信じていることに背く人間を許せなくなるからだ
俺は人間が罪を許す瞬間だけを信じる
そ
の
う
ち
飛
び
立
て
る
だ
ろ
う
な
ん
て
甘
...
虚ろなひとみ
おぼろなあなた
しだいに視界は闇へと旅立つ
ゆらゆらゆら
くらくらくら
足元は暗がり
枕元には明日のひかり
暮れていく町並みは
最早昨日へと過ぎ去 ...
ねぇ、ママ
硝子の靴は
彼女にしか
履けないんだよ
暗闇は
僕らを照らしては
くれないんだよ
そうだろ?ママ
ケータイのメモリは
減らじとも増えもせず
...
野性らに歌謳わすほどに強くある
コロニーの都市満ち足りて自然なり
乱れたる人心が発す天変地妖
「もう大丈夫」
これほど安心する
言葉はない
「隣にいるから」
「私はいつも貴方の味方よ」
と言われる。
玄関を出る
ドアを開けたら倒れ込む
貴方がいるから
酒もタバコも止め ...
どんなに遠く離れていても想いが二人を繋いでいる
同じ星空を見上げてみれば愛する人に想いは届く
フォーエバーラブ
という団体のセミナーでその話を聞いた私は大変感銘を受け
愛し合う二人の想 ...
愛する人が500人ほど集まって
陸上競技大会をやっているから
ちょっと見に行きましょうかと
全然愛していない人に誘われたので
今天ぷらを揚げていて手が離せないため
また今度誘ってくださいと言 ...
尿道から練馬までの切符を買って
わたしのお金は尽き果てた
明日からどうやって暮らせばいいの
生活評論家の鳩胸先生に訊いたが
鳩胸先生は生活評論家ではなく
元大関の空間デザイナーだったため
...
死んだ僕を
続けるように
信じて眠り
明日を向いている
死なないことを
ぼんやりと信じて
人間ではないことを僕だから
人間ではないことをなりながら
歩く 歩くことが大切だ
...
言葉を、
知っているように、
つかむ、白、そこにつかむ、
黄色、
風景、
水色や、赤や、
黒もある、
花火の落下、
手を伸ばし、
手につかみ、
手にして、
のばしたこの手に
...
土曜の朝から
日曜の夕方まで仕事をして
家に帰ると
妻と息子が家の前で
途方に暮れて立っていた
買い物に行こうとして
鍵をかけて抜いていたら
鍵が折れてしまったのだと言う ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
and I love youを聴く風船
邦秋
自由詩
1*
09/8/11 22:08
サイクロン
ゴースト(無...
自由詩
1*
09/8/11 21:26
風のなかに
服部 剛
自由詩
5
09/8/11 21:02
新宿
ゴースト(無...
自由詩
1*
09/8/11 21:00
eden
服部 剛
自由詩
2
09/8/11 20:54
楽園の味
愛の嗚咽
自由詩
1
09/8/11 20:52
郷里
A-29
俳句
1*
09/8/11 20:19
ホワイトスノー
ひとなつ
自由詩
4*
09/8/11 19:54
あなたに話すなら
チャイ
自由詩
1
09/8/11 19:30
ある晩夏
渡辺亘
自由詩
0
09/8/11 19:18
ドリームハイツ行きのバスに乗って
服部 剛
自由詩
0*
09/8/11 18:12
ピラフと粥
照留 セレン
自由詩
7*
09/8/11 17:48
孕む、風を、未来を
望月 ゆき
自由詩
24*
09/8/11 17:30
今はただ水が飲みたい
瀬崎 虎彦
自由詩
5*
09/8/11 15:54
利根川法子
zihan
短歌
0*
09/8/11 15:50
かつての夏
BOOKEN...
散文(批評...
5*
09/8/11 15:23
えいえんをえんえんと。
志賀羽音
自由詩
4
09/8/11 11:55
三歳のおまえ
……とある蛙
自由詩
13*
09/8/11 11:51
罪について
udegeu...
自由詩
0
09/8/11 11:34
羽ばたき
あだっち
自由詩
1
09/8/11 9:54
たゆたう
〃
自由詩
0
09/8/11 9:51
旅に出ようか
小岩井祐子
自由詩
3
09/8/11 9:40
コロニー
アハウ
俳句
4*
09/8/11 8:24
大丈夫
ペポパンプ
自由詩
5*
09/8/11 5:18
フォーエバーラブ
セガール、ご...
自由詩
3
09/8/11 3:47
愛する人
〃
自由詩
2
09/8/11 3:46
練馬
〃
自由詩
1
09/8/11 3:46
歩く
番田
自由詩
0
09/8/11 3:28
未来を思う
〃
自由詩
2
09/8/11 3:27
愛鍵
小川 葉
自由詩
7
09/8/11 3:18
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
4369
4370
4371
4372
4373
4374
4375
4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
加筆訂正:
利根川法子
/
zihan
[09/8/11 16:51]
完
4.92sec.