果たして、俺は目的の自動販売機の前に到着した。俺が欲する飲み物は、あまりメジャーでないのか、近所ではここの自動販売機にしかない。俺はポケットの中から小銭を取り出し、投入口に入れた。チャリン、と言う音 ... 無拓の折に苛まれる
自分がキライ 呟く

無択の檻に閉じこもる
選べないよ、見えない

御託ばかり 並べ立てる
嘘はイヤなの

望み通りに行けばいいのに

反比例する感情
沸点 ...
うつむいた君のまなざし
梅雨空の雲より重く
今日も紫

かなしいから
空は見ないの
あの深みに沈んでいけたら と願うけれど

かしこいから
夢は見ないの
重力に逆らっても必ず落ちて ...
ぼくの存在は地球にしかない
あの青くてきれいな球体にしかない
夏の匂いのまま貼られたアフリカ大陸
ぼくの存在は
あの青くて半分影のあるあそこにしかない


月にはない

太陽にはない ...
声は聞ける

顔も見られる

だけど

声を発する

顔が見えない


条件付きの日々を

与えられた二人は


偶然の叶う夜に

同じ月を見上げることとか

...
端より 染まる
ひと刷け ひと刷け 
うっすら
あかね終わるそらは るいるい
夏の夜に
開く

つくばう宵やみに 
ゆかたの えりを
赤裸な
きみへの
ほてりが すべり落つ

...
渚を歩いていたときのことだ。

波打ち際に、細くなめらかな黒い曲線が描かれていた。
それは波の姿を象って視界の及ばぬ範囲へと延々と続き、
足元に目をやれば無数の点の集まりで、なにかの種を思わせ ...
僕たちは行進する
雨と雨と雨の合間を
かなしみの残る青空に
バシュポン
圧縮した空気は開放され
白い弾丸は
砲の初速を逃れた彼方で
小さな羽を広げる

あの
遥か積乱雲と日輪草の
...
視界を折られた朝
芽吹いたはずの白い素肌や
飽和したような
そうでもないような
呼吸 鼓動は
やはらかいしろに
還ってゆく

ぎこちない脈に
わたしはただただ泣いたような
そう ...
コンタクトがかわいて
何度もまばたきする冬
きみの歩いてるところが
いちばん好きなのだ

ひとを好きになるって
誰かの強烈な信者に
なるっていうこと

ふいに抱きしめられた
湿った ...
意思のなかに空虚が
ひろがり、朝
何もすることなく、きみは
運ばれていく、
何もないという
断絶が
線路の向こうまで続いている、朝ドアが
開いて、誰も
いないということが
...
カラカラの砂漠に一筋ウーロン茶
わざと音出し飲む心地よさ
爛々 爛々

光の洪水に包まれ
さまよう僕たちは
何処にいくの

時間の歯車は止まってくれない
立ち止まって周りを見渡せば輝いていてまばゆい宝石
見たくなくて目を閉じても宝石の まば ...
声にベッドを朝にして
光たちにそれでもいいと
いた魚は空腹だと言い
見つめてひろった果実を持ち
手にしたことを思った

笑ってそれを切っていく
着ている色に
気が確かになっていくようだ ...
 
 
縁日で
祖母が買ってくれた
空色の風船が
手のひらを
するりと抜けて
空高く舞い上がっていった

東の空へ流れていく
風ははるか上空
西から東へ吹いている

お日様と ...
蝕んでいく

内からも
外からも

不用意に赤く
醜く膨らんで

わたしをじわじわと
壊していく
慣らしていく
腐らせていく

絶望の色は
必ずしも闇と同じではない ...
もう、覚えた。

昔の自分の写真、表情が無い。固まって冷えた目をしてる。

布団だけはある部屋でこんこん眠ると色んな音や声が聞こえてくる。いつだって夢の中にいるみたい。それが当たり前になってる ...
               090702




高真空を保つため
綺麗なガラスを探してる
トタン屋根の鉄を材料に
製造中の万能管ソラ
空の守りに使うんだ
ガラスのコップは溜 ...
ゆうきがないんだよね
って
いっ
てるじ
てんでそれはもう
すで

やるきがないってことなんじゃないのかなそういうことなんじゃないのかな
恋愛の醍醐味は、失恋後の愚痴というけど、本当なのか。
それは恋愛未経験者にはわからない感覚だ。

さて、今日も脳内姉とにゃんにゃんしてこようか。
涙が乾かないうち

また雨が降る
 密やかな夜に

 闇明かり  ぼんやりに浮かぶ

 眠る女の細足を

 そっと撫でた



 まるで性器を生ける白磁の質肌

 たまらず、頬鼻をそ ...
こんな世界。あんな世界。


 二つ予定された親の手術の一つを終えた晩。実家の風呂場にて。意味不明。
大きく
深く
熱く
重い

それは

宇宙に似て
海のようで
太陽に近い
身体の中身

揺らぐ大気であり
積み重なる地層

満ちて欠ける月であり
自転公転を繰り返す地球 ...
長めのタバコに
黒ずんだジッポー
傷だらけの革財布
着信のないケータイ

愛想の化粧を施し
常識の服を着て
社会の砂漠を渡る

それが私

記憶の中の地図を広げて
迷いの嵐に巻 ...
その顔で笑って

(あの表情で笑って)

その口で呼んで

(あの声で呼んで)

その体で抱きしめて

(あの心で抱きしめて)


あなたのいない
あなたへ

誰かの中 ...
甲高い空の
青を透かして 
下弦の月とすれ違う
夢の満ち潮

風の凪に
追いついていく
クラウディ・クオリア
たなびくかぎろい
こころゆれない 
レイニー・クオリア

果てしな ...
僕らはどこでも眠れる
可能性の、結果として


拘りを隠しましょうか、誇りを仕舞いましょうか
まっすぐな道をまっすぐ歩くためだけの
呼吸、でしょうか
道は裏返りながら繰り返されて
それ ...
 
 
 
【星に願いを】



 私は愛を知らない
 どうやら生まれたときからそんな感情がなかったらしい
 だから私は人を愛することを知らない
 他人にとやかく言われても冷たい瞳 ...
あなたには教えてあげないわ
そう言って海がからかうので
べつにきみから教えて貰わなくてもいいんです
そんなだいそれたことでもないし
いそいで答えをだす必要もないことですから
と、いくぶん拗ね ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
遺書(2)虹村 凌散文(批評...009/7/2 16:45
無選択爆発相羽 柚希自由詩2*09/7/2 15:21
紫君子蘭照留 セレン自由詩209/7/2 14:59
存在吉岡ペペロ自由詩1209/7/2 13:46
通信邦秋自由詩3*09/7/2 13:37
夏の宵月乃助自由詩7*09/7/2 12:44
海と蟻夏嶋 真子自由詩25*09/7/2 12:34
鳩砲佐野権太自由詩27*09/7/2 9:50
旅の始まり 祭のあとゆるこ自由詩309/7/2 9:44
かみさまはちはちよん自由詩6*09/7/2 8:57
_こもん自由詩709/7/2 7:31
お風呂上りつゆ短歌5*09/7/2 5:13
爛々群青自由詩109/7/2 3:24
あこがれ番田 自由詩209/7/2 3:20
空色の風船小川 葉自由詩409/7/2 2:36
腫瘍ジャイコ自由詩309/7/2 2:21
その匂いアサギ自由詩109/7/2 2:07
コップ一杯の宇宙あおば自由詩6*09/7/2 1:13
ゆうきサイコ自由詩009/7/2 1:04
終わりTama自由詩109/7/2 0:57
雨 のち いのせんと自由詩009/7/2 0:54
さみしがり屋のオニ姫ヨルノテガム自由詩009/7/2 0:19
本日の独り言 その七A-29自由詩2*09/7/2 0:06
好観みっきゅん自由詩009/7/1 23:54
愛鍵自由詩109/7/1 23:51
人とヒトと他人(ひと)自由詩009/7/1 23:50
雨と太陽のクオリアフミタケ自由詩3*09/7/1 23:43
うつくしい世界霜天自由詩309/7/1 23:32
星に願いを綾瀬たかし自由詩109/7/1 23:15
かたつむり草野大悟自由詩309/7/1 23:11

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加筆訂正:
1000^63こきんこかんしょてん/影山影司[09/7/2 0:16]
みっともない失敗を修正。一部残す。
1000^63個金庫館書店/影山影司[09/7/2 0:16]
みっともない失敗があったので修正。
君まちポスト/つゆ[09/7/2 0:02]
携帯からの投稿だったので、再度パソコンから縦書きに直してみました。縦って新鮮です。
5.27sec.