暖簾靡いて
初秋を告げる
静寂の下
淡い酸味を懐かしむ
この青空はあの日と変わらず
期待を寄せてチャイム待つ
理由もないまま急ぎ足
畦道の花が愛おしい
掌ほどの綻び
ふふふ、 ...
ドアが半開き
間にボールが挟まっている
風がはいってきて
僕を冷ました
簾が斜めにかかっている
光が隙間から刺してきた
太陽の光
僕を焦がした
...
あの人と行った店
あの人と歩いた道
今は見たくない
通りたくない
いま何してるの
予想外かな
連絡が欲しいなんて
きっといっぱいいっぱいなのも
あんまり器用な人 ...
今日は月曜日である。
何故今日が月曜日だと知っていたのか私には分からないが、今日は月曜日である。
何故今日が月曜日だと確信していたのか私にも分からないが、それが変だとは思わないのだから変であ ...
夕暮れの風が民家の風鈴を鳴らし、
茜色のまなざしで今日をねぎらうように、わたしの頬を撫でてくれる。
その涼しさに、ほっとして深く息を吐く。
庭先には、萎れた朝顔が脱ぎ捨てた服のように垂れ下がり、 ...
橋の袂から川に沿って伸びる灯り
向こうは賑やかだね、と言う
川は此方から彼方へ
花火の焼けた火薬の匂い
炎に揺れる小な提灯あかり
再び鳴き始めた虫
るりり、るりり、るりり、
ばあ ...
秋の日に魚遡行して運河あり
鉄筋の錆びて曲がれる捨てた街
雑草が茂る空き地に蝶遊ぶ
楽しかったよ。
4回くらい泣いたけど楽しかったよ。
○○さんさよなら。。。
むかしなら
ほんとうの気持ちを
ほじくりかえさなければ
気が済まなかった
楽しかったよ。
...
「お前ただやりたいだけじゃねえの。」
山田さんの吐き捨てるような口調
みんなの凍るような目つき
「色々芸術的な視点からもの言おうとしてるけどさ、ほんとは高橋さんとやれるんなら、やりたいだろ。そうなん ...
誰も知らない街の中を歩いていく
暗闇の中では銃の光だけがやけにまぶしい
黒いバッグの中には一冊の聖書が入っていた
*
ただ分厚いだけの何も語らない聖書
何もかもが嫌になったときでも
...
たましいのすべてで、君のことがすきだ。
アヒルぐちのまま、右側からよだれを出して
「プリント、一枚60円になります。」と
寝言を言うきみがすきだ。
たましいのすべてで、君のこ ...
海蛸とファックしたい
大の男など 優に飲み干せるようなでかいのと。
入水孔に脚を突っ込んだら
くたびれた汗を丸ごと吸い取って
内臓はコールタール色に (それは金属の臭いか)
...
明日を30回数えた午後
空からたくさんのきのこがふってきました
私はそれをとてもきれいだとおもいました
きのこは
隣に住んでいたハイカラなおじさんを連れて行きました
私はおじさんはもう見 ...
ひとの悲しみは
心と身体で感じて
はじめて分かるものだ
あたまで理解しても
思えているかは分からない
ひとの悲しみを聞いても
いいことを言わないようにしている
...
そして、ゆっくりとその手から宝石のように煌きは落ちてゆく。
なにも嘆くことはないよ、ってきみが言うものだから
プリズムのままあたしは融けたんだ三面鏡に立つ世界樹のふもと。
*
...
プリズムからの応答
煌く都市には赤い靴の
女の子
が叫んでいて
*
あたしの一歩手前の横断歩道では
年間10数人のおばあさんがタクシーに轢かれる
そして、年間100数人のあたしが ...
いろはにほおずき くちづけしたね
緑のこころはあかい頬だった
いろはにほしくず ながれておちて
二人のなみだと彗星だった
いろはにほのぐれ ゆうやけこやけ
あなた ...
ここは金魚原産の湖
赤い金魚や
金色のや
パールピンクのや
色々泳いでる
キンギョモがたくさん生えている
金魚たちふわりひらり見え隠れ
あまり大きな魚はいないので
みんな安心して暮 ...
3分間で出来上がるカップ麺はあるけれど
3分間で出来上がる世界など存在はしないだろつ
もしそんなものが存在していたら
もうインスタントワールドは
たちまち売れてみんなが神になる ...
今日は飲ませて
だって星が泣いているから
ワインで酔わして
首に綱つけて
どっか行かないように
見張っていて
涙が流れ
一つの花が終わった
一日だけの夢を見せてくれた
詩人になれ ...
街を歩く自信がなく
最初から社会の構成員であったかのように振舞う皆は立派だ
奇跡みたいな乳をしたくびれをした夏の女
奇跡みたいじゃなくてもうずく
新宿ですれ違う一人一人をよけて歩くのは至難の業 ...
夏の夕暮れ
散歩する僕を突き放すように
雲は遠く空を覆っている
沈んで行く太陽に照らされて
黄金色に光っている
あたりには
雨の匂いが満ちてきて
遠くから雷鳴が聞こえる
...
「こんばんは。ご機嫌いかがですか?」
暗がりから現れる“青いふとっちょ”
眠れない夜半
どこからともなく
やって来ては
僕の悩みを聞いてくれるんだ
心強いんだ
「今日はどんな嫌なことがあ ...
祖母が倒れた晩
私が寝ていた土蔵の屋根から
人魂が立ったと聞いたのは
ずいぶん後のことだ
祖母のねんねんこの中から
見つめていた風景の記憶は
溶け残る雪がへばりついた
色のない晩冬の ...
予行練習を
重ねて挑んだ
あなたの恋人になるための試験
ライバルはたくさん居るから
隅々までリサーチして
差をつけるために
あなたが好きな
ガーベラの花を持って
告白したのに
結果は ...
こういう場所に来ると
スクレロフォビィによく会う
スクレロフォビィが
いちばんいなさそうな場所なのにね
なぜか集まってるのは
スクレロフォビィばっかりだったりする
*
私達 ...
朝焼けは随分きれいで
青紫のしじまに黙りこくり
そっとアクセルを踏み込む
見慣れた速度で
過ぎていく風景をやり過ごす
少し肌寒くなったようで
エアコンのスイッチを消した
仄かに燃えて ...
見通しのいい場所で
感じないのは何故だろう
グッバイガール
細い月はハイヒール
運命はやはり
あると思うんだ
遠く遥かなものに
励まされてきた
君は近くのものに
励まされ ...
アクリル板で 外を覗き込んだ
何もないことが 大きな安心を感じる
よくわからないことが 人のぬくもりを求める
浮かび上がった 真っ白な世界
そんな世界をいつも歩いていく
怒りも悲しみも かす ...
水面下で寝息をたてるわたしに
おはようのあいさつは
いつもキスだった
大切はいつも
抱えていたつもりで
放り投げていたかもしれない
川のあたりできれいな石を探すようには
見つから ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
懐古巡りて
中原 那由多
自由詩
5
09/8/24 15:54
夏朝
黒川 蔵人
自由詩
0
09/8/24 14:33
復活の時
哀音
自由詩
0
09/8/24 12:04
分からない月曜日。
志賀羽音
自由詩
2
09/8/24 11:30
帰路
夏嶋 真子
散文(批評...
21*
09/8/24 11:19
盆送り
プル式
自由詩
8*
09/8/24 10:52
見捨てられた街
アハウ
俳句
2
09/8/24 9:19
別れのメール
吉岡ペペロ
自由詩
3
09/8/24 8:40
高橋さん
ゆりあ
自由詩
1
09/8/24 4:06
風を切って
番田
自由詩
1
09/8/24 3:40
たましいのすべてで。
仲本いすら
自由詩
6
09/8/24 2:15
脊
北村香織
自由詩
1
09/8/24 1:07
放浪g
ゆるこ
自由詩
9
09/8/24 0:58
流儀
吉岡ペペロ
自由詩
7
09/8/24 0:54
ホログラムⅡ
仲本いすら
自由詩
3
09/8/24 0:51
ホログラムⅠ
〃
自由詩
0
09/8/24 0:45
いろはにほおずき
瑠王
自由詩
7*
09/8/24 0:38
自由詩な葉っぱ緑/湖のタリー
海里
自由詩
2
09/8/24 0:32
インスタントワールド
こめ
自由詩
15
09/8/24 0:03
ワルツと共に
ペポパンプ
自由詩
7*
09/8/24 0:00
Twist&暴力
馬野ミキ
自由詩
5
09/8/23 23:48
夕立
kauzak
自由詩
10*
09/8/23 23:16
神隠し
ゴースト(無...
自由詩
2*
09/8/23 22:31
祖母が倒れた晩
西天 龍
自由詩
3*
09/8/23 22:13
プレイボーイ
ミツバチ
自由詩
7*
09/8/23 22:00
スクレロフォビィ
若原光彦
自由詩
10*
09/8/23 21:25
夜明け前に、走る
within
自由詩
12*
09/8/23 21:23
夏のカーブ
昼寝ヒルズ
自由詩
10
09/8/23 21:13
かすむ
kalibo...
自由詩
0
09/8/23 21:00
いいわけ
かんな
自由詩
12*
09/8/23 20:42
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
加筆訂正:
漆黒の海
/
番田
[09/8/23 21:37]
bang
5.54sec.