屋上で独りきりなの
誰も居ないの 私、独りきり
片足立ちで両腕を拡げて
くるッと廻って
一礼、
生暖かい風がスカートを
ひらひらさせて
純白か或いは漆黒の羽根
運んでくれると信じて ...
手をつないで歩く君が
息子である前に
恋人のような気がしている
生まれた時に一目惚れして
キスしたり
抱っこしたり
一緒にお風呂入ったり
この頃は肩車がお気に入りの
恋 ...
ただ老いて待つよりも
この光と流れに賭けたいね
生意気言うな小僧
お前に何がわかる
あんたには見えるのか
あんたが望む形は小さい上に汚れているよ
わかっていない
お前だけの問題ではないん ...
思い出は
時に抗(あらが)う逆行性
たった
一文字の喘(あえ)ぎが、
砂時計の上下を違える
するり、と開いた物語の行間に滑り込む
望んでもいないのに
わずかな隙間からむしりとられ ...
骨の折れたもの
きつく縛られ 置き去りにされたもの
腕に 鞄に
ぶらさがった憂鬱の蝙蝠
その時を待つ核弾頭のように
危うく 厳かに
潜んでいるフック船長
...
ジャンルは問いません。
音楽に関するいろんなお話、しましょう。
どうにも、年がら年中、
DoragonFo ...
賢い鷹は爪を隠すけど
賢くない鷹は常に爪を立て
気高く泣き叫ぶ
月に吸収去れるまで
僕はいつも前を向き歩き続ける
近所の犬に最近雑音が煩く
眠れやしないと吠えられた ...
090622
銀ヤンマを食べる
鬼ヤンマを睨む
怖い顔をした男が
車に跳ねられて
怪我をして
病院に運ばれた
怖いから
跳ねられ ...
ブラウン管を埋め立てることは出来ない
それはあまりにも長らく視線にさらされて
人の毒を吸い込んでしまっているので
海洋生物にも良い影響を及ぼさない
月のない夜に路面をキュッと踏みしめて
...
ふいに手にした{ルビ銀匙=スプーン}を
見下ろすと
逆さの僕が
こちらを見上げてゐる
銀匙に映る小さい僕と
銀匙を持つ大きい僕の
瞳と瞳の間を
結ぶ
透きとほった時 ...
曇り空のしたを歩いている
電車に乗っている
お客様に挨拶している
仲間にメールしている
六月の闇は深くなる
雨に濡れた髪はひじきになる
宇宙のからくりをふたつ考える ...
聖堂の扉を開いて
真中の道を進み
祭壇の前に跪き
両手を、合わせる
ふと見下ろした花瓶には
親しい家族の顔を並べる
色とりどりの紫陽花達
ステンドグラスから降りそそ ...
プール開き
カタパルトからどぷんと
ことばのプール
中で深呼吸できたらいいのにね
流れるプールは円環の
ようでいて誰も全周を知らない
自分が水に触れているのか
触れられているのか
...
人でなし
森が忙しく葉を揺らす
カッコウが巣の上で木々を見渡していた
小石のような小鳥の卵を
一つ二つと落としていくのだ
真ん中に一回り大きな卵を産むと
愛しむこともなく ...
ハタチの1年間
スッピンよりも化粧をして学校に行った日の方が多かった
大人ってこういうことだと
見なくていい部分は上手に見えないようにできるようになった
誰のための化粧ですかと後輩に言われ ...
白雲をシーツに寝付かせカルテには「ただただ青い」と記す看護婦
「お水まだ、青くないね」とはしゃぐ子の満ちてくプールに濡れるくるぶし
ルウプするデイジェイのかける ...
「日常という名まえのスペクタリズム?」
そういうのがすでに
定着したニュータウンになにげなく灯ろう
白熱球と蛍光灯の下の
テーブルと人数分の椅子の数を数えて
寄り添いみんな一つの影に ...
リズミカルな樹々の風景に佇む俺は
ボーリングのピンのように突っ立ったまま
カウンター越しで待つ、曇った瞳をした青年に
酒を手渡した
幼稚な脚を露にし、
ステージで腰をくねらす女どもが
...
裁ちばさみの刃にヒカリさすシャキン
切っ先さしこんでみた、いちめん白紙の大高原を
波風たてて無理にとおして道理もひきこみ縫いこんで
頭痛も続くわ関節に激痛!
キリコミ線だけ辿って渡るの
...
公衆浴場のぼんやり広がる湯気の中
いろんな裸がごろごろしている
あたしだって そう
ひとつの肉の塊に過ぎない
すべる足元にご注意を――――
それにしてもここの照明は明るすぎます
...
地球上で
毎日 誰かが
それぞれの
日記を書いている
誰の目にも触れず
(私の)大切な日々の
記憶の断片に封印して
さっきまでいた人の
後を追うように
消え去る
確かに(私)は
...
僕は親を尊敬する
ある日
親の背中越しに系譜と呼ばれる
歴史的な城が建っているのを見た
気がつけば
親も僕もその城の門番だった
僕は親よりすこし若かった
そ ...
朽ち木 陽射し 糸 眼鏡 花 枯草 それらに纏いし風
やおら朽ち木を陽射しが蠱惑し、遍く滾る圧に諭され窄む様子を哀しげに謳う蒼氓の俯瞰に秘めたる慈しみと蔑みと戸惑いを想う
...
その可愛い顔を
曇らせないで
その奇麗な心を
輝かせて
辛い時は
いつでも一緒
悲しい時は
いつでも一緒
分らない事があったら
私に聞いて
泣いてもいいから、
そしてゆっ ...
逃げ出した黒猫を追うな
桃色肉球の柔らかな足跡、その跡を辿って捜しあてるのはやめてくれ
悲鳴だ助けだなんだと、指さして決めつけて
鉄筋のガレキのすきまに手を器具を首を突っ込んで
あたりかまわず ...
夢に溺れた人がいた
夢に溺れた人は口を閉じなかった
本棚にはおとぎ話と空想の国の絵本しかなく
晴れた日には空を眺め花と歌い
雨の日は水滴に合わせて踊っていた
夢を捨てた人がいた
...
貴方と私
キラキラと貴方が聞かせる物語に酔っていたいよ
貴方の腕の中、ありえないって心の棘がじくじく刺さっていても
温かい腕から抜け出せなくてしがみつくのは滑稽かな
貴方と ...
ソウルに出張すると飯は明洞でとることが多い
基本晴れおとこだけど
明洞はいつも雨が降っている
屋台でチゲ鍋、最初は辛くて食えなかった
野菜でも豆腐でも赤いスープがついてしまうとダメ
水を飲ん ...
幾ら
目の前の海が
素晴らしくても
窓を開けられないのなら
ただの特大ポストカード
うすい水の膜を通して
いちにちの過ぎるのを待つ
泳ぐに泳げない、
不器用な蜥蜴の成れの果ては
にんげんに良く似ているらしい
わたしは髪を切る
意地の悪い快感をもって
不運の絡 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
天使になりたい娘
AKiHiC...
自由詩
4
09/6/23 4:26
恋人
小川 葉
自由詩
3
09/6/23 3:56
イマジネーション ラフ スケッチ
秋也
自由詩
2*
09/6/23 3:27
「消夏のとき」
月乃助
自由詩
3*
09/6/23 2:51
時計ワニで晴れを呼ぶ
瑠王
自由詩
4*
09/6/23 0:58
音楽スレッド
過去ログ倉庫
09/6/23 0:17
この世界には僕がいるから
こめ
自由詩
4
09/6/23 0:10
銀の鱗
あおば
自由詩
9*
09/6/23 0:05
沈黙
瀬崎 虎彦
自由詩
0
09/6/22 23:50
銀匙の鏡
服部 剛
自由詩
4
09/6/22 23:44
曇り空が好きな心
吉岡ペペロ
自由詩
10
09/6/22 23:37
歓びの花
服部 剛
自由詩
1
09/6/22 23:32
踊るミクロラプトル/ことばプール
海里
自由詩
2
09/6/22 23:31
ふさわしい言葉
千月 話子
自由詩
8*
09/6/22 23:30
ハタチの夜に
とんぼ
自由詩
4
09/6/22 23:29
青
あすくれかお...
短歌
3*
09/6/22 22:50
しみ
モリマサ公
自由詩
5
09/6/22 22:47
リズミカルな性
みぞるる
自由詩
2*
09/6/22 22:10
カッティング・フライヤの空中工作 《ハサミと糊をご用意くださ ...
北街かな
自由詩
7*
09/6/22 22:06
パブリック・バス
百瀬朝子
自由詩
7*
09/6/22 21:52
日記
フクスケ
自由詩
0
09/6/22 21:25
尊敬
唖草吃音
自由詩
0
09/6/22 21:08
『受容〜千慮の朽ち木は湿に溺れる』
Leaf
自由詩
1*
09/6/22 20:57
悲しみの歌
ペポパンプ
自由詩
6*
09/6/22 20:45
黒猫
北街かな
自由詩
5
09/6/22 20:19
夢を見る人
あ。
自由詩
6*
09/6/22 19:53
うつつ
群青
自由詩
1
09/6/22 19:02
明洞はきょうも雨だった
吉岡ペペロ
自由詩
1
09/6/22 18:33
海
夏川ゆう
自由詩
2
09/6/22 18:30
とかげ
銀猫
自由詩
13*
09/6/22 18:23
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
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4359
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4386
4387
4388
4389
4390
4.99sec.