一つと同じ数字の無い
IDが張り巡らされた部屋で
ネクタイにポロシヤツと
不揃いのフアツシヨンで溢れ
「昼白」や「電球」等の細長く
不揃い色の蛍光灯が敷き詰められる中
冷え過ぎる空調に
...
もうすぐ秋だよ
そういう風の香りがする
もっと僕を
欲しがってよ
長い夜の
秋がくる前にね
もっと僕を
高き塔 自由の名を聞く都市煙る
上腕骨 燃えて滴る髄の文字
海の深度が落す魚影
時刻む魚群深まる海の意味
明るさに愛と慈悲のみ栄えてる
音楽が満ちて今 ...
感情のもつれを
解きほぐすように
受話器から延びる線を
逆に回している
回線の向こうの
静かな苛立ちが
ザーッと時折混じる
誰か妨害しているの?
向かい合わなくて ...
かなしみの淵をなぞるゆめ
鋭利なガラスで指を切るゆめ
開いた詩集を風が繰るゆめ
その一ページに血をこぼすゆめ
うすももいろの唇に
ぼくのインクで紅を引くゆめ
まだ汚されぬやわはだに
...
あいしてる、
あいしてるよ
今日はいいたいんだ
いつもはことばにすると
びっくりするくらい
縮小されてしまうけど
ちょっとだけでもいいから
きみに見えれば
いいと思った
8月 ...
秋風が吹くいつものように
少しひんやり分け入るように
サベツなどという衝立の
こちらになったり向うになったり
風当たりはちがうと
わかっていて消化しきれないタマリ場
...
僕はパソコンの前にいて
女房はミシンで縫い物を
僕と女房の間には我が猫が、
我が黒猫が女房と僕の顔を
とっかえひっかえ
見上げていた。
猫は突然しっぽを上げ
僕の前を横切って
キー ...
ここしばらくは
疲れ過ぎていたから
なんら記号と変わりなかった
わたしの名前
わたしを呼ぶひとは
わたしを必要としているけれど
その必要を満たすのが
わたしである必要は
ど ...
進駐軍の通訳のような連中が幅を利かせている
俺たちを蔑みながら
いつも背伸びして奴らの目の中を覗き込み
ご機嫌を損ねないように細心の注意を払っている
それがいい生活ってのにありつく術なんだ
...
傷つけようとする者は
傷つくことを何より恐れる
ガラスの剣の鋭利さに惚れ
ずっと捨てられないままに握っている
だから貴女は笑えばいい
馬鹿と、馬鹿と
運命に身を委ねると言えば格 ...
閃光が走る
自分が動いているのに
世界が動いているかに思えた
明るい世界と暗い世界
薄いガラスが隔てている
僕はそれに背を向けた
もう見たくないとでも
言 ...
夏になりきれないままの陽気
心地よさを感じさせる風が流れる度に
何故か懐かしい記憶が駆ける
まるで実りの薄い穂先を満たすよう
年月という重さはまだ
温もりを保てない水の底にあって
語りかけてはくれ ...
毒舌直下の無防備のアナタ
嗚呼
ずっと一緒に居たかった
哀しませてばかりだった
嗚呼
ずっと触れて居たかった
苦しませてばかりだった
故の暴言でした
アナタを失 ...
あの時アナタの視線に気づいていたら
喧騒が支配するベガスの夜に
いつかの儚げなブロンド
鬱蒼とした森の中の協会で
何かを祈り続けるアナタが居た
その翡翠の様な瞳に
私の影は映っ ...
花垣線に乗った。
駅長さんを呼んでみたが、
もうずいぶん前から、この駅は無人だった。
乗り換えの駅に到着した。
次の電車が来ないので、
改札を通って、待合室で待った。
強風のため、 ...
「始」
新たな枝の方へ折目正しく曲ろう
幼い葉っぱにいちいち名前をつけよう
選んできたのはいつも自分だから
勇気を転がしながら歩き始めよう
「発」
...
区切りがいいって思ったりする。特に何もしないけど。
いろいろ考えなきゃなって悩んだりする。結局朝には忘れるけど。
もう何にも変わらないなってそんな性格を指で遊んで。
頑固だったり軟派だったり未だ ...
赤いくつに 白い紐をとおして
おめでたい歩調で歩いている
彼女が30mはなれたら
次のページに進んでみよう
赤いコーラの缶のふちに
黄色いハチがとまっていて
栄養を蓄えているようだから ...
窓の外に火星が出ている 部屋の中にグロキシニア
手のひらにひやりとする不在と堆積する夜 闇夜
少女のいない部屋で道具にぐるり囲まれ
憧れに取り残されてシャツを濡らす惨めな男
目に見えるもの ...
「ねえ確かに感じるこの死の匂い
わかるの
視覚でも聴覚でも感じられないこの香り
神様の匂いかなあ
わかるでしょ?君も」
私たちの宗教に入らない?
女の子だけだし
お菓子もたくさん ...
姿がないほうが
生きている気がして
その声さえ失い
わたしは言葉になって
あなたを待っている
言葉を読む
あなたにはきっと
姿があるだろう
形を維持したまま
温度を上 ...
テーブルの上に置かれたマカロンは
食べるのがもったいなくて
子供の頃大切にしていて使えなかった色鉛筆のよう
ピンク、みずいろ、きいろ、きみどり
思い出せる色はぜんぶ淡い
金魚すくい
浴 ...
僕は考える
詩を書くことを、考える
鉛筆をかじりこみ 苦悩する
ひっかからない ギョウ虫検査には
それはとっても怖いから
ノーヘルだった
ボロボロだ だけど映画みたいに
校庭のそ ...
時間があるわけではないけれど
釣り情報を収集する
〜〜〜
自分を失いそうで怖い
ぼんやりと街をさまよっていると
なにか疲れている通りで
しかし誰かがいるのだろうと
行く中へ入 ...
第一幕
私に穴があいてしまった
安物のメビウスを架けて
これはピアスだと言った
第二幕
私に穴があいている
冬場は雪で埋まるけど
夏場の私は晒し首
...
ししゃ… ししゃ… ししゃごにゅう
入浴直後。ダジャレか。
浜辺の犬がこちらを見ている
トタンの屋根を抜けて私は
君に寄せていく
同じだけ離れて
君は黒い目でかしげる
私は砂の城をこえて
水平線を臨む
幾重にも絡まって ...
wwwから電波を拾って
装う者は死ねwww
wwwのソースに痺れ
黙る者に幸あれwww
闇の中に
孤独の地鳴りが
今日もまた
聞こえてきた
耳をつんざく爆音は
彼の抱えるやるせなさ
時代遅れの刺繍や
漢字だらけのでたらめな愛情表現
通り抜けていく風は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
糸に紛れた紐
邦秋
自由詩
2*
09/8/23 20:26
もっと僕を
風音
携帯写真+...
3
09/8/23 18:26
魚群の日
アハウ
俳句
3*
09/8/23 18:25
存在のダイヤル
伊那 果
自由詩
5
09/8/23 17:38
ゆめ
瀬崎 虎彦
自由詩
8*
09/8/23 17:07
しあわせ
はちはちよん
自由詩
6
09/8/23 15:45
ワダカマリ
sya
自由詩
0
09/8/23 14:16
ねこのこごと
……とある蛙
自由詩
9*
09/8/23 14:00
ふるい名前
千波 一也
自由詩
3*
09/8/23 13:11
アメリカ殺しの歌
花形新次
自由詩
2
09/8/23 12:26
腐蝕の林檎
中原 那由多
自由詩
1
09/8/23 11:58
夜の電車で
黒川 蔵人
自由詩
1*
09/8/23 11:45
稲穂
見崎 光
携帯写真+...
4*
09/8/23 10:14
明日になればきっと・・
漣 風華
自由詩
1
09/8/23 10:06
嘆きの葬列
〃
自由詩
1
09/8/23 10:05
小説『花垣線』
オイタル
自由詩
5*
09/8/23 8:54
四行詩四態 <3>
nonya
自由詩
7*
09/8/23 7:11
[20歳]
東雲 李葉
自由詩
1*
09/8/23 6:56
日常生活 赤いもの
sk
自由詩
0
09/8/23 6:03
Explicit Circumstance
瀬崎 虎彦
自由詩
5*
09/8/23 4:42
森の少女たち
ゆりあ
自由詩
4
09/8/23 4:36
交信
小川 葉
自由詩
2
09/8/23 3:56
絵に描いたような存在
光井 新
自由詩
4
09/8/23 3:18
校舎を逃げ入る
番田
自由詩
0
09/8/23 2:42
漆黒の海
〃
自由詩
0
09/8/23 2:41
最終幕の窓辺から
瑠王
自由詩
5*
09/8/23 2:18
本日の独り言 その十六
A-29
自由詩
0*
09/8/23 1:32
犬と波
瑠王
自由詩
2*
09/8/23 1:10
WWW.***.CoM
zihan
自由詩
0*
09/8/23 0:49
真夜中の暴走
伊那 果
自由詩
2
09/8/23 0:45
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
4369
加筆訂正:
月風魔伝
/
zihan
[09/8/23 0:56]
改題
5.43sec.