闇の中に
孤独の地鳴りが
今日もまた
聞こえてきた
耳をつんざく爆音は
彼の抱えるやるせなさ
時代遅れの刺繍や
漢字だらけのでたらめな愛情表現
通り抜けていく風は ...
朝
通学途中の自転車の上
猫がくるんと丸くなって
寝ているのが見える
猫の背中に
朝日が柔らかに射す
夕
夜の匂いが満ちてくる
まだ猫が眠っている
側に置かれた ...
変らぬ旧友
変らぬ自分
変らぬ町並み
変らぬ心
変った名前
変った駅
変った建物
変った畳
変らぬ
親心
変らぬ
気持
最後の
別れ
最後の
食事
夏の灯に魅せられて
たくさんの蝶や虫たちが
集まってきた
蒸し暑いホームで
営業を終えた若いサラリーマンが
冷えたアクエリアスを ごくり と飲んだ
ジイジ ジイジ
...
誰も来ぬ道へたっても止まってる歩いた風の走った自分を
球場は斜めの光開始せず寝ころんだ床の行かずに死んだ
革命的この歌い手のふりはせずネック押さえて壊した夢を
尾崎豊 ...
ねえアリス、君と私って天使なんだよね、だって君の背中には小さいけれど白い翼が生えてるもん
私にも生えてる
今すぐ家を出て飛びに行こう?
あそこ、学校の近くの橋の下の大きな川
私あの暗くて深い緑色を見る ...
『バイバイ』
またいつか会えるように神様に祈りながら言ったよ。
でも本当は離したくなかったんだ。
何ということか、その日の僕は、自分でも信じれない程かっこよかった。
言ってすぐ後悔した ...
いつもの朝
いつものおはよう
いつものコーヒー
いつもの食パン
いつものテレビ
いつもの出勤
いつものランチ
いつものお疲れ様でした
いつものただいま
いつものいただきます
い ...
白いボールがカート道を跳ねて
金網のそとに出てしまうのが見えた
蝉が鳴いていた
蝉はずっと鳴いているに違いなかった
集中力をかき集めてもういっかい打つ
7番アイアンで打っ ...
彼女の母親の大ファンだった。
ひと昔前の古めかしいヨーロッパ血統、シンプルな馬名、華奢な馬体。
それでいて直線では鋭い末脚で突っ込んできては、強いライバルたちに引けを取らなかった。
善戦まではい ...
門扉の前で彼女がぼくに言った
しょうがないね
きみにはリズム感がないから
そのときに気付いたけど
生垣に白い花がぽつぽつあった
この雪色の氷に散りある
風の側イソギンチャクとたわむ潮
緑なるサッカーコートRGB
死んだらああ空命ある
神様
ありがとうございます
やっぱり私今日は会えない気がしてたの
大雨
大雨が降ったの
しかもアリスお腹痛いって
だから今日は無しになった
変わりに私たちはお互いの写真を送りあっ ...
夕立の予感をたずさえて
疾走する道
夏は
風が南から来る
雲は見る間にあなたを追い越していく
あなたは風を背にして立ち尽くす
雨が降り出す
あなたは一人だ
さすべき傘など持たず
...
風呂上がりの
弱りきった小さいお婆さんの体を
気の早いOさんがタオルで拭き
気の付くMさんが傾きを支え
気の穏かなIさんが、パンツを穿かせている。
日頃ああでもないこうでもない ...
半月と曇
松明と子
大木の陰
鈴の音の色
ふたつのしずく 川岸の
あちらとこちら 同時に落ちる
ふたつの油
ふたつのむらさき
鏡ばかりがまぶしい暮れ ...
「出ておいで、準備が出来たから」
満月。午前三時。公園。
魔神の子が遊ぶ為のジャングルジムの下
魔法陣の真ん中で花束を踏みにじれば、目蓋のようにドアが開く
右手の爪。左手の爪。
自ら ...
少々頭に来ちまった
昨晩の
やさぐれた日記なんぞは
修正液でまっしろに
消してしまえばいいのです
田んぼの道ぬけて
山ひとつ越えて市街地に帰った
藍いろの街のひかり
遠くからだからかやさしい眺めだ
あのひかりの中でぼくは
ハードルを下げたまま生きているひとを
...
暗い部屋に
貴方の寝息
私は眠れないままで
貴方に寄り添っても
満たされない心
何処か寂しくて
もう終わりを
告げているのね
別れるなら今のうち
小さなトランクに
荷物を詰 ...
頬がストロベリィジャムの女の子が生まれた日にはたしか
僕は君とあたらしい世界について話していた
その日が何曜日かなんてのは僕たちにはどうでも良くて
クリィムを混ぜている水車を見るとそ ...
風が目を瞑ってる
大鴉のブランコに乗ってきたの?
綿毛のメロディを髪飾り
青空の銅像たちと仲良しになれた?
春夏秋冬 どれが好き?
キミのことが好き
...
つよく前むきにはしり飛ぶサンダル
気をぬけよ敵は手負いのカブトガニ
ストローにくらげが詰まってヤな気持ち
明日からはセリヌンティウスを忘れども
呼ぶと敬謙な祈り込められる名
明日の ...
おヘソの下ンとこが痒い痒い
鼻の穴もかゆいネ まぶたも
メガネを置く目の間のところ汗かいて痒いね
頭が痒い
さっきのおヘソの下ンとこ また痒いゾ
掻いている手も痒くなって
...
ちょっと失態に見えるような
歴史の中で真実は息をひそめていて
俺が道ですっ転んだりした拍子に
目と目がバッチリ合うのを待っている
まるで控え目な女のように
まるで手 ...
純情と憂鬱の皮を剥いて
果実のような素肌に傷をつけていく
痛くないよ
海では前髪を濡らした人魚が泣いていて
不透明な青の瞳が
もうひとつの宇宙のようだ
静かな夜の粒が少しずつ降 ...
{引用=
丑三つ時には月も冷たく
小さな路地の片隅に
眠る女神に訪れる客もない
丑三つ時の街のあるじは
月の明かりの灰色の影
闇を連ねるビルの狭間を だまったまんまで踊り続ける
...
灰色の目をしていた
水の切れかかった
向日葵のように
いつもうなだれていて
青空ももう写らない
死を模して
日常を葬って
あたしには
そんなに大きな棺は
要らないの
一輪の小さな野 ...
相変わらず将来の見通しは立たず
ピッツバーグの夜は何もない
リクナビもマイナビもエンジャパンも放置して
セブンスター吸ってブラウザを疲れさせてる
ピッツに何もないって言っても東京だって大し ...
暑い夜には
海鳴りがきこえるので
眠れない
枕の歪みを直し
蒲団の端を折りたたんで
細心の注意をはらって
寝床をととのえても
それはきこえてくる
そうして眠れないまま
目醒め ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真夜中の暴走
伊那 果
自由詩
2
09/8/23 0:45
猫のいる
いっと
自由詩
0
09/8/23 0:16
古き時代
ペポパンプ
自由詩
5*
09/8/23 0:00
蝶の舞
伊那 果
自由詩
6
09/8/22 23:56
夏を戻る
K.SATO
短歌
2
09/8/22 23:47
取り替えっこ
ゆりあ
自由詩
3
09/8/22 23:35
さよなら
海 猫
自由詩
1
09/8/22 23:27
いくつものこと
ゆでたまご
自由詩
2
09/8/22 23:21
また土曜日はゴルフをしてしまった
吉岡ペペロ
自由詩
1
09/8/22 23:06
「名」馬列伝(8) ローズバド
角田寿星
散文(批評...
3
09/8/22 22:42
生垣
えりくさちえ...
自由詩
3*
09/8/22 22:27
夏はここに
K.SATO
俳句
0
09/8/22 21:55
アリス
ゆりあ
自由詩
3
09/8/22 21:47
夕立の予感
テシノ
自由詩
4
09/8/22 21:38
私は、見た。
服部 剛
自由詩
6*
09/8/22 21:09
夜 朝 夜
木立 悟
自由詩
3
09/8/22 21:09
薄荷
ゴースト(無...
自由詩
1*
09/8/22 21:06
やさぐれ日記
服部 剛
自由詩
0
09/8/22 20:57
夜景の憂鬱
吉岡ペペロ
自由詩
8
09/8/22 20:39
別れ
ミツバチ
自由詩
3*
09/8/22 20:34
アナフラニール
e.mei
自由詩
29
09/8/22 20:06
少女読本
ヨルノテガム
自由詩
3
09/8/22 19:27
明日のサンダル
kawa
川柳
2*
09/8/22 19:25
○月×日 日直 オリオン
ヨルノテガム
自由詩
2
09/8/22 19:12
昨日のリタ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
09/8/22 17:55
デボン
アヅサ
自由詩
4*
09/8/22 17:48
丑三つ時の街に足音
リーフレイン
自由詩
1
09/8/22 17:10
灰色
ミツバチ
自由詩
4*
09/8/22 14:42
HONDA RATで
虹村 凌
自由詩
4
09/8/22 14:37
海鳴り
岡部淳太郎
自由詩
6
09/8/22 14:15
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
4369
4370
6.22sec.