貝を漁るコククジラの背
巡り辿る源流の砂壁のようだ
果てた、終には打ち上げられた骨、骨、骨
巨大で、かそけき命の塵に項垂れた、項垂れた、項垂れた
刻み続くよ、時は砂塵へと
あの鯨の大 ...
鳥だって
ああやって生きている
人だって
そうやって生きたって良いだろ?
わたしたちは確かに孤独だけど
孤独に生きなきゃならない
わけじゃないだろ?
泣いた。小さなサリナは口足らず
言葉足りないと
ねぇ、何も伝わらないね
そう言って流す涙
君の全てを物語っている様に感じた
僕は君の全部を知ってるよ
意地っ ...
いつもの普通が、
普通じゃなくなる瞬間、たまらなく怖くなるのは自分だけなのだろうか?
ある日、
繋いだ母の手が、違う女の手だった。
お昼にいつも食べるおにぎりに、誰かの指が ...
1人で全部ってのはどうにもムリがあるようだ。オレにとっちゃ世の中できない事の方が多いんだぜ。
どう見えてるのかはわからないが、こう見えて気苦労が絶えないのである。
そして出来ればあんまり見ない ...
きみが去っていった寂しさに耐えかねて
やけくそで立候補してなんとか故郷の知事になったのに
きみは帰ってきてくれなかった
やっぱり宮崎の田舎はいやだったのかい?
金柑とマンゴーと地鶏と宮崎牛じ ...
うるう年に生まれたので、四年にいっかいしか年を取りません
目下のもくひょうは人類平和のために
ごはんを残しません
となりのおじいちゃんが言いました
戦時中はこんなぜいたくはできんかった
おじ ...
5歳の僕は風の中にいた。
底の町から吹く風は暖かかったが、
上の町から吹く風は冷たかった。
底の町から吹く風を顔面に受け止めて
膨らんでゆくと
僕は虫になって舞い上がった。
谷の反 ...
夕暮れは冬の茜色
窓辺にはバラ
ひとつひとつ、凛と咲いている
病人のひどい言葉を
なかなか許せないでいた
自分のことはすぐに
許すのに
さっきまでは
持って行こうと思って買った ...
肌を逆立てる岩は
海峡のこちらに隠れ
蒼暮雨(そうぼう)の丘は煙(けぶり)の中に
輪郭という硬さを失う
選ばれし紅(べに)の焼印に
私の濡れた唇は、許された水の細粒子をまとっては
なおさら ...
朝、晴れた日に空き缶を洗っていると
庭に群生する雑草の命の横溢に圧倒され
水遊びをしながら裸で駆け巡る稚児たちの嬌声に
私の心も浮き立ち
自らの空白を忘れてしまう
先程まで生きていた彼ら ...
心
自分の宗教を心の中で
否定しだした
一から十まで数え上げた
自分の宗教の欠点
今朝は目覚めて
妻のため歌を作った
二首の歌を
妻の携帯に送った
心って不思議だ
...
サバーン サバーン
砂浜に打ち付ける波を
追いかけるだけで
楽しかった
7歳の夏
ザバーン ザバーン
初めて友達だけで大人な
感じ
焼きすぎた卵焼きを詰めたお弁 ...
早く起き今朝のいつもの食卓を妻とかこみて庭のアジサイ
梅雨のあめしとしとと降る涼しき日妻の車はいつものように
外国を使っていちいち郷愁をあおるやつら
東北弁にセンチメントを感じてから言えよ
するめいかでロマンを語れ
できないならそれもい
全員一回死んでこい
そしたらそれが今だ
自然に勝てない芸術だ ...
雨粒がまだ見ぬ街の葉を濡らす
転生欲し現れたムカデ我殺す
濡れた木が発火するほど祈祷する
森色の匂いがついてる木漏れ日に「ぐっぴい」と娘名前をつける
由々しきは森を這い出て森に似た住居をあがなう罪の深奥
常しえに遊ぶ子らの基地宿す森あざやかに日々よ集え息して ...
牛には角が2本、かなり大くて、いつもら涎をだらら垂れいる。
あと、牛のいるところはかなり臭い。
犬は色んな大きさだいる。だいたいワンキャン鳴く。
しょっちゅうハァハァ言っている。鼻が濡れて ...
久しぶりの天気に気がいってて
あたし首筋に塗るのを忘れた
プラタナスの木陰をえらんで歩いた
もうあきらめながら一日を過ごした
一日にできることなんか知れている
十年かけて ...
オレの胸の奥底に深海魚が眠っている
時折目を覚まし尾ひれを影のように揺らす
鬼灯を口に含んだように頬をふくらませて
きゅっきゅっ
と小さく鳴く
月を見る猫の目のような
...
わからないわけにはいかない
ひかりはトトロやオームでなく
ファミリーや私の身辺が
もたらすということをです
死にそうになれても
死にゃあしないので
わからないわけにはいかない
...
やまない雨がやむのを待って
ヤマネ
雨の日には山で何をしてる?
オタマジャクシは昔には
カエルコと呼ばれていたそうです
君にも
今とは違う名前があったかな?
アライグマやら
ハ ...
玄関のドアを開けて廊下を少し進んだところにある
右側の襖を開けると真っ先にテレビが目に入るだろう?
ボーナスを貯めて買った自慢のテレビさ
DVDは録画出来ないんだけどね…
その左にあるコン ...
タイプライターを壊した
夢見がちな小説家が
歩道に絵を描く
野良犬を蹴り殺した
隣の家の長男は
私に硬いキスをする
地球を手に入れたことのある
世界で一番不幸なひとが
尊く笑う ...
となりのおっさんが着信音に出て
イソギンチャク死んだんか、
と第一声を発した
さみしいやろ、海にほったらなあかんな、
おっさんたちにとってイソギンチャクは
犬や猫のような ...
男が、兄の娘に
寝ているところを包丁で、
胸や顔や陰部をグサグサにされてしまったのか
ミザリーが、叔父に
斧でまっぷたつにされてしまったのか
どちらなのかは誰もしらない
神 ...
遠く
遠く
離れてく.
言葉じゃもう
届かないくらぃに.
もう1度君に会えるなら
あの夏の日のように
...
駅の改札を抜ける
真っ直ぐに
そこは海膿を生み出し不味を産み落とす
海だ
呑み込んで/出して
暗黙の了解が支配する
その行為は果して即ち
愛してる
という単語を繰り返すという
そもそ ...
手の平にありあまる星を抱きしめた君は
在るべき場所に
帰す気なんて初めからないのだろう?
己の記憶が 空を支配することを求める君は…
星が悲鳴をあげているよ
固く縛ってしまったの ...
私たちから見たら
虫はなにも考えていない
なにも、というのは
私たちの考えていることはなにも、ということだ
地球から見たら
私たちはなにも考えていない
なにも、とい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「かそけき命は鯨の背に生きる」
Leaf
自由詩
0
09/6/24 19:43
電線に寄り添って
小原あき
携帯写真+...
10*
09/6/24 19:28
小さな小さな女の子
蓮沼 栞
自由詩
5
09/6/24 18:53
普通に
〃
自由詩
1+
09/6/24 18:47
Riverbed Wednesday
BOOKEN...
散文(批評...
5*
09/6/24 16:34
マイ・ファーストレディ
山田せばすち...
自由詩
1*
09/6/24 16:12
遊園地
ふるる
自由詩
4*
09/6/24 14:51
そこの町
……とある蛙
自由詩
13*
09/6/24 14:26
凛と
ふるる
自由詩
5*
09/6/24 13:05
「蜂鳥」(humming bird)
月乃助
自由詩
4*
09/6/24 12:28
夏の陰
within
自由詩
7*
09/6/24 11:57
心
生田 稔
自由詩
1
09/6/24 11:57
さざなみ
群青
自由詩
1
09/6/24 11:22
朝
生田 稔
短歌
0
09/6/24 10:38
おさけのみ
sk
自由詩
1
09/6/24 10:10
見知らぬ街
アハウ
俳句
0
09/6/24 8:40
森のぐっぴい
あすくれかお...
短歌
8*
09/6/24 7:33
夜空
唖草吃音
自由詩
1
09/6/24 2:42
プラタナスの木陰
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/6/24 1:39
深海魚
shu
自由詩
5
09/6/24 1:13
さとの祭り
丘野 こ鳩
自由詩
3*
09/6/23 23:52
踊るミクロラプトル/雨の日のヤマネ
海里
自由詩
1
09/6/23 23:49
マイルーム
1486 1...
自由詩
0
09/6/23 23:43
傾覆の地平
アオゾラ誤爆
自由詩
4
09/6/23 23:27
あしたは海にゆくんだろう
吉岡ペペロ
自由詩
5
09/6/23 23:20
夢の奥にある小屋
マルタ
自由詩
0
09/6/23 23:17
想い
R*s2
自由詩
0
09/6/23 23:05
残酷な愛が呼吸する
aidani...
自由詩
3
09/6/23 22:38
もてあそばれた記憶
みぞるる
自由詩
1
09/6/23 22:34
虫の歌
吉岡ペペロ
自由詩
2
09/6/23 22:16
4359
4360
4361
4362
4363
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4370
4371
4372
4373
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4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
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4389
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4393
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4395
4396
4397
4398
4399
5.84sec.