死んだふり。
罪びとです。
僕はもう帰れません。
どうしてこんな風になってしまったのか
何万回も考えたけれど、
それはやっぱり僕自身の罪によるものです。
過去知り合った人々の生活を垣間見るとき
...
置かれた環境や
色の溢れる胸の内は
適度な重力を宿し
他人の腹の上をのしのし歩く
打ち明けばなしは
互いの腹をぐるぐる回り
僕ら時分を問わず
許し合うことを知る
親しい歩行が生む
...
(父、父、父、と泣く声が聞こえるがあれは誰の声か)
(息子か、ならば過去からの声か)
(父か、冥界の声か)
父は失踪をくわだてた
湿地帯の臭気が漂う家族から
父の体臭が漂う家から
父が「赤 ...
感情が鳴る。感情が鳴る。
ビープ音ですが。ビイィィィィィィイープ音ですが聞け。
誰かの膝裏をまさぐるように河川敷で石を引っくり返すように
誰かの脇を覗き見るようにおぞましい物を後ろ暗いものを僕の ...
私が物心を付いた頃
入退院を繰り返す父は、
心臓病の、体の弱い人でした
それなのに、
父の笑顔に
ひどく私を幸せにする力があって、
それを見るために小さな私は、
クレヨンで何枚も ...
つか餓鬼が
リーマンのおやじを殴る
お前にも一理はあるさ
それがどうだっていうんだい?
父のベッドのところまで
凪いだ海がきている
今日は蒸し暑い、と言って
父はむくんだ足を
海に浸して涼んでいる
僕は波打ち際で遊ぶ
水をばしゃばしゃとやって
必死になって遊 ...
私の傷口を見て
あなたは攻撃するかしら
私の傷口を見て
あなたは優しく愛撫するかしら
それとも、
あなたは私の傷口を見て
自らの傷口を見せるのかしら
私はそれを ...
{引用=
雨屋でちいさな雨をひとつ買いました
机の上においたビンのなかで
ちいさな雨雲が
元気に雨をふらせています
}
雨がまっすぐ降っている
女がじぶんのために着飾っている
お金はひとをすこし幸福にしてくれる
お花が時空の先端で揺れている
あなたの風邪が治りかけている
生物も無生物も
...
何がしたいんだっけ。
何が欲しいんだっけ。
何を求めているんだっけ。
たまに、解らなくなる。
悩んで、忘れて、思い出す、繰り返す。
それが、続いている限りは、大丈 ...
ニニロッソは
笑っている
やわらかい
トランペットの音
気持ちのいい時間
空間、関係、会話
なつかしい感触
フワフワのタオル
楽しい思い出
楽しい毎日
メトロノームが動いて ...
十字架の倒れる音して霧深く宛てなく彷徨いきみをさがしつ
ただそれは悲しみのうたでも何でもなく空からこぼれし遠い蛍火
吟じます
なんて冗談を言うけれど
私の中には日々吐き出す物がありまして
ダラダラしながら戸惑いを軌道修正し
矛盾した世間の中で自分を作り出す
母が亡くなった時は
セ ...
あの人の傘をひらくと
あんまり大きくて笑えた
ジャマじゃないの
と聞くと
あの人は静かに笑った
あの人の傘の中は
しんと静かだった
なんだか安心で
雨なのに
心強くて
それはきっと ...
そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
たくさんの染みを僕につけて
そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
いつかは去って染みは消えて
立ち尽くす僕を困らせて
乾いた心を ...
ここに基督者は神父だけだろう
神の御名を唱えれば聖霊も降りてくるようだ
ここは荘厳されてゆく
じぶんのことを素直に喜べない大人たち
こどもの頃は
じぶんの成長に得意顔してたじゃないか
きみは今世 ...
くれない匂う 露を宿して
静かに座っている
庭の王が
蝶に語った
――そろそろだから 誰かに話をしたかった
二十日目の夢のことば
咲き定まり
咲き乱れ
さよなら と 無 ...
あなたの胸に
耳をあてたら
はじめての音楽
街の魔物に
惑わされずに
ゆるやかに流る
とうめいの
とうめいを
何と呼べば
何と呼べば
とうめいの
...
雨で滑りやすくなった階段を
気の遠くなりそうなヒールが歩く
授業に間に合おうなどと
考えて
階段で
転んでくれるな
決して
○
十八、十九のころ
僕は大変に不真面目な学生だっ ...
脆弱な灯火
辛辣な横顔が唇を裂く
邪魔な存在達が邂逅を撫で合う
長い・・長い・・
君を愛した日々
長い・・長い・・
君を憎んだ日々
総てを忘れてしまうほど ...
異色の現界に
おぼろげに在るのは
猥雑な愚かさの塊
無知蒙昧で
ガラクタ遊びが好きな
背徳の酪者
"誰かに知らしめたくて
屋上から脅してみたんだ"
...
分かち合うことが
人と人との繋がりならば
いずれにせよその繋がりは
細い糸の様な物であろう
ヒステリックな世界の背景は
いつしかアメーバによって
浸食されていく
...
停車場の
傾く白熱球の下
如才無い白兎は、哀れむ赤い目に
お前を食いはしないと
処決の心意を翻せば
喜んで飛び跳ねる
私は、
蛙肉のような
兎のシチューにローズマリーの香りを思 ...
ねぇ
そのひんやりした床に
目を閉じて
耳をあててみて?
高速で道路を走り抜ける車が
ささやかに笑い合う地下水が
優しい歩調で歩いているあの人が
おしゃべりしながら列を成す蟻 ...
映画でいっぱい倒れる人
真ん中いっぱい悲しくして
はじっこにいたら消えてなくなる
廃棄のできないわだかまり
ぐらつく感じをきちんと押さえ
ぱしゃりとやったら感動一つに
そんなことより
...
いいたくても
言えなかった言葉
心の中じゃ
100回だって言えるのに
いざとなると
喉の手前まできて
声にならなくなってしまう
伝えなきゃって思うのに
心を通わせる一歩手前で
目をふ ...
くるおしいと泣きながら
少女はおんなを殺した
触れていたいと叫びながら
汚した手を嫌った
繰り返した言葉を呪い
耳を塞いだ
くるしいくるしいと心が軋んで
去りゆく少 ...
{引用=ツキが、
ツキがいないから
ぼくは今日ここで
闇にとけるんだ。
わからないことは、
知っているつもり。
うそだけは、
吐いてもゴミにならない。
すてられない。
...
日付順文書リスト
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日付
本日の独り言 その二
A-29
自由詩
0
09/6/21 21:11
懺悔
五十里 久図
自由詩
1
09/6/21 20:36
道端
佐藤真夏
自由詩
4*
09/6/21 19:42
書かれた-父
非在の虹
自由詩
1*
09/6/21 19:18
うるうるがんがん
キリギリ
自由詩
1
09/6/21 17:46
「Father’s Day」
月乃助
自由詩
5*
09/6/21 17:03
life on mars?
udegeu...
自由詩
0+*
09/6/21 15:37
遠泳
たもつ
自由詩
13
09/6/21 15:20
傷口
エチカ
自由詩
1
09/6/21 15:16
ちいさな雨
青色銀河団
自由詩
3
09/6/21 14:58
この曇り空のしたで
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/6/21 14:13
大丈夫
エルメス
自由詩
1
09/6/21 13:23
ブドウ
ペポパンプ
自由詩
6*
09/6/21 12:03
冬
青色銀河団
短歌
3
09/6/21 10:30
歩む
伽茶
自由詩
3
09/6/21 10:27
失くしモノ
衿野果歩
自由詩
1+*
09/6/21 10:05
after the rain
〃
自由詩
3+*
09/6/21 9:58
光のなかで
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
09/6/21 8:51
赤色-牡丹
照留 セレン
自由詩
2*
09/6/21 8:21
すきと るるる
青の詩人
自由詩
1
09/6/21 5:55
遅刻するにはわけがある
瀬崎 虎彦
自由詩
0
09/6/21 3:21
狂想曲108番
漣 風華
自由詩
0
09/6/21 3:08
匣遊び
〃
自由詩
0
09/6/21 3:06
道化師になりたいです。
こめ
自由詩
11
09/6/21 1:56
ウサギの駅
月乃助
自由詩
4*
09/6/21 1:41
継続する音の世界で
みぞるる
自由詩
2*
09/6/21 1:37
フォーカス
sk
自由詩
0
09/6/21 1:26
キャッチボール
モコ
自由詩
3
09/6/21 0:56
花
湖月
自由詩
2
09/6/21 0:45
指先
ゆうと
自由詩
2*
09/6/21 0:44
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
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4377
4378
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4380
4381
4382
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4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4.69sec.