目覚めも
歯磨きも
身支度も
いってきます、も
いただきます、も
今日は雨だな、も
幸せにできる方法があるんだ
だから、ここに、来てごらん
群青色の空の下であなたは自転車を押していく
わたしの歩幅を気にしながらゆっくりと歩いてくれる
オリオン座の見えるころに出会ったのに
まだ一度も喧嘩らしい喧嘩をしたことがない
わたしがとても傷つ ...
眩しい朝日に目を覚まして
窓を開けると
冷たく澄んだ空気が
まだ開けきらない
僕の目を
優しく撫でていきました
外の町は
少し霧に覆われていて
近くの山は
かかる霧に朝日が反射し ...
泣いて明かした朝の
空の青になりたい
仮染めの色が水に溶けるように
澄みきって 広がってゆきたい
ひとそろいの翅を持っていたら
昇ろう
たとえ彷徨いながらでも
空とひとつになれるとこ ...
あなたの存在こそが、あたしの生きる糧です
水のように流れ
人のように往来した
そのほとりからいくつもの
日常と非情がわき上がり
その沿線はいつもどこか湿っている
鬼門に向かって伸び
裏鬼門へと帰ってゆく
その繰り返しの中から
...
明るさを見失ったら夜。何も言うことがなくなったら朝。
西と南に窓のあるへや。背丈の伸びた笹の葉が揺れる。
道ゆく人に涙をみせてはいけないよ。お前の宝石を生け捕りにされてしまうよ。
朝。夢 ...
tasu助けてくださいと言った。声を振り絞ると聞こえるのは絶え間なく揺らぐ記憶の中で何かを誘導しようとしている集団、その中心人物に手錠をし私たちはつかの間の眠りにつく。感情が感情を呼び起こし、極々瞬間 ...
真夏の太陽の残り香が
まだ消え残る夕闇に
風は少しだけ湿り気を帯びて
僕たちの間をすり抜ける
蒼いドレスの裳裾を翻し
両手いっぱいに抱えた
星の雫に照らされて
君の瞳が輝く時
...
きみの言葉
岸辺の水草
抱き合った夜のまるい小石
わたしの言葉
艶やかな泥
探り合った分だけ{ルビ嵩=かさ}んだ枯れ草
ひとつずつ拾い集めて
一年間を歩いていく
ほら、
晴れだと ...
わたしの中は
内臓とか
血とか
脂肪とかじゃなくて
海 が広がってるんだと思う
わたしの泣き虫のレベルは
ランクをつけるならAAAだ
本を読んでは泣き
曲を聞い ...
腰袋に小さな穴を開けて
そこに花の種をつめている
みんなの言ってることが分からないのに
分かったふりで失敗したので
監督に怒られている
まばたきをしている間に
ミートボールを盗まれた
ト ...
一人が帰りだすと
帰ることが流行るので
みんな帰って
公園に
いままでつかなかった
電気がついて
細かなプラスチックの破片や
釘や
小さなバネや
少し様子が変わった石は
忘れられて ...
手のり森ちゃん
そう言って
蟻が両手を空に向けてそろえると
森は
いつも
にこっと笑って
ちょこんと座ってきた
森は
蟻の両掌にすっぽり納まる
いとおしいこころをしており
その ...
夏の 目の高さに芝があって
そこに 白爪草が 咲いていたって
むすめが おぼつかなく 歩きはじめたって
あたしが それを わらって見ていたって
あたしは やっぱり
なくしてる
...
確率変動が起こるのであれば
それわそれわ滑稽なことですね
楽に死ねると思わない方がいい
死ぬことに楽など通用しない
安楽死を望んでもそれは不可能
何故なら安らかに楽しく死 ...
ハノンにカノン
そしてバイエル
短小のタスクは
凛々と遊び
バビロンの塔は
脆くも崩れ去り
マンモンも神門も閉ざされ
幽門と噴門は灼熱と化した
そを空に問うても ...
八月さいごの夜の風
この世とあの世を
つないでいる価値観は
これでこのままで
良いはずなんだと祈りきかせる
八月さいごの夜の風
商店街を吹きわたる
球場ちかく ...
夏休みの宿題にいっさい手をつけず、
始業式がきても提出しなかったとする。
その場合、宿題をほったらかして
夏の間は毎日遊んだり怠けたりしてるわけだけど
でもずっと気がかりではあるわけ、宿題 ...
運命の時
貴方は何を考え
何をしますか?
愛は無限です。
愛は減りません。
愛は増えます。
別れの時
貴方は何をしますか?
弱き者を守って下さい。
たとえば
スクランブル交差点の
スクランブルしていないところで
深呼吸をする。
そういうことかもしれない。
掴む手は遥かとおく
温かなぬくもりは何処
夢の様な手の温かさに苛まれて
あなたの名を呼んでも
その背はわたしを忘却し
こころはうわのそら
こころはうわのそら
あな ...
海沿いに並ぶ発電風車をくぐり抜けて
海風が膝を抱えている
吹かれて揺れる磯の花が
太陽の傾きを数えている
ぼろ布のように絡みつく
影の正体をゴム底に貼り付けたまま
そらを見上げ ...
生まれ変わったらなんて
すでに考えてる
まだ若いのにね
もういい年だな
なんて言われると
苦笑い
空でも仰いで中指を立てる
やり直せるなら
何回でも死んでやるわ
ただ、また人 ...
東京は雨降り
昨日干したTシャツが
泣きながら僕を見つめる
頭が重くて
何をすることなく過ごした土日を不幸に思う
遠くで暮らしてるはずのあの子から
『いま東京にいるよ』
‥とか突 ...
らせんを描きながら
わたしとあなたは
おちていくのですね
だれにもよびとめられることなく
口を吸い合っておたがいの
すべてが分かったような
錯覚におちていくのですね
右手に左手を結び ...
大気ゆさゆさ揺れて急ぐ秋
台風を秘かに待って夜の雨
雨音に虫のすだきが溶けてゆく
「なあ俺たち元のさやに戻ろうよ」
「そんな折り畳み傘みたいに簡単に言わないでよ
よしんば傘じゃなく私が刀だったとしたら
私と一緒にさやに戻るあなたは何なの?」
「つば」
「つばが鞘の中に ...
「このおじさんを、発泡スチロールを削って
作ったおじさんがこっちのおじさんだよ」
「このおじさんが、発泡スチロールを削って、
こっちのおじさんを作ったの?」
「違う、このおじさんを模し ...
寝続けるのはつらいと笑うきみの声は
瞬く間に白い壁に吸い込まれて
ああ 病院の白さはここにあった
と林檎の皮を剥くナイフが震えた
いつかの海は
ただしっかりと海岸を歩いて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いいこと
邦秋
自由詩
4*
09/8/31 9:16
希望のフォーナ、絶望のフローラ
瀬崎 虎彦
自由詩
7*
09/8/31 9:10
朝
ミツバチ
自由詩
6*
09/8/31 8:58
青色——露草
照留 セレン
自由詩
4*
09/8/31 8:26
存在
きさらぎ し...
自由詩
1*
09/8/31 8:22
小田急線
岡部淳太郎
自由詩
3+
09/8/31 7:28
スモールワールド
あすくれかお...
自由詩
10*
09/8/31 7:05
鋸でぎこぎこ切っているのだ
人 さわこ
自由詩
2
09/8/31 4:33
星の雫
ネット詩の悪...
自由詩
3
09/8/31 3:43
巣
伊月りさ
自由詩
7*
09/8/31 2:50
奇海な言い訳
愛心
自由詩
13*
09/8/31 2:44
土工日記
馬野ミキ
自由詩
3
09/8/31 2:03
パラダイス何か
〃
自由詩
4
09/8/31 1:59
蟻と森の微妙なスタンス
草野大悟
自由詩
3*
09/8/31 1:12
「亡失」(なくしもの)
月乃助
自由詩
6*
09/8/31 1:09
白かった筈のウエディングドレス
こめ
自由詩
9
09/8/31 0:56
muse
zihan
自由詩
2*
09/8/31 0:51
九月の調べ
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/8/31 0:42
ほんの一例
人 さわこ
自由詩
0
09/8/31 0:19
人を大切に
ペポパンプ
自由詩
8*
09/8/31 0:00
見つめ直す
かとうゆえ
自由詩
3*
09/8/30 23:48
そして物哀しい秋がやってくる
リュウセイ
自由詩
1*
09/8/30 23:37
断章(海を見つめている)
たりぽん(大...
自由詩
5
09/8/30 23:22
ハーフ/ライフ
酸素の枷
自由詩
1
09/8/30 23:22
マンネリズム
海 猫
自由詩
1
09/8/30 22:32
わたしがいなくなってもあなたがそこにいる
瀬崎 虎彦
自由詩
6*
09/8/30 22:29
台風を待ちながら
アハウ
俳句
1*
09/8/30 22:26
復縁
オノ
自由詩
4
09/8/30 22:17
スチロールおじさん
〃
自由詩
4
09/8/30 22:09
おわらない白さ
みぞるる
自由詩
6*
09/8/30 22:05
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
4369
4370
4371
4372
5.72sec.