太古の昔に作られた土器の破片は
 彼の細い指で掘り起こされ
 想像力で埋め合わされて
 似ても似つかぬ形に仕上がった
 彼は太古の昔に思いを馳せ
 喜びを感じるのだ
 その夜 
 彼の ...
冷コーヒー旨し晩夏の街


神道の皮剥ぎ取ってもウツロ教義ナシ


体裁の偉そうなダケ袈裟・束帯
妻出勤急いで門に出てみれば車はすぎて姿なし

妻おくり庭掃きおれば何時ものごと挨拶をして過ぎゆく男性

我妻がやさしく声をかけくれば心落ちつき愛をしみじみ
花のような雨に打たれてひっそり
つま先を濡らしヴェランダを歩く
朝な朝なラヴェンダに水をやるのだが今朝は
グラデーションを確かめて新聞を取りにいく

白と水色と緑とオレンジと黄色で
僕の部 ...
動かせる物なんて何も無い
ただ、泳ぐだけ
ただ、眠るだけ


満潮の時に死ねたらいい
出来れば濃霧が立ち込めて欲しい
毛細血管しなびれて
満潮の時に死ねたらいい


動かせた物で ...
京さんは今年七十四だ。
京さんのおとっつあんとおかっさんはほんとの親じゃあなかった。
京さんが産まれる前の話、おとっつあんとおかっさんに女の子が生まれたそうだ。おとっつあんは大喜びで汽車乗って、い ...
ジーンズに挟んだ船にまたがってそこを進んでいく
自転車を転がして
鉄パイプに銀色の輝いているのを いくつもの魚を見た
篭に入った自分ではないことを 思いをめぐらして

僕は望んだ誰かではない ...
僕は結局 あの時は
食べずに高くて手が出なかった その味を思い出しながら
帰り道を歩いた どうして あの時
裏通りの黄色いレストランでは
中に石畳の街の その場所を
着いた海外のホテルに併設 ...
宇宙で
きみと待ち合わせして
渡しそびれたままの手紙を
きみに渡したい

そしてそこから
もう一度だけ
やりなおしてみたい

終電が終わったあとの
ちいさな水たまりみたいな
駅前 ...
閉じた眼
ひらこうと思えばひらけるけど
まだ まどろんでたい
そんな かんじ
 あなたが「これは奇跡だ」と思うこと、「奇跡的だった」と思うことについて語って下さい。

 良いこと限らず、良くないことでも奇跡だと思うことがあれば語って下さい。

 あなたに起こった奇跡、聞 ...
そっと まるで君がかいものに
出かけるように当たり前に
さっきこぼれた味噌汁が
君によって片付けられるような気がしてた

それは随分先に通り過ぎてった事
今から数えてもどれくらい遠いこ ...
今日また嘘をついた

私と女の子たちはカラオケで流行りの歌をたくさん歌う

でも悲しくなったから
泣きたくなったから

一番最後に最近ギターが死んでしまったロックバンドの美しいロックンロ ...
なげきのジョー

 洗髪中。意味不明。
公園で
深呼吸をする
気持ちいい
日が差して
そこはパラダイス

お茶飲んで
まったり
ゆったり
くすぐったり

ケヤキって
どんな木
石がきって
どんな石

夏休みで ...
 ぱぱ

 ぱぱ

 大好きよ

 心の中は、あなただけ


 会いたい

 いますぐに


 あなたの声を聞きたいの

 優しい声を聞きたいの

 手 ...
自動ドアから
ドヒューゥッ
と押し寄せてくる冷気に
斬新に感動する触覚がきもちいい

ドアが自動に開くすばらしさを
あたしはもはや忘れている



「あぁ
 あの小規模デパート ...
ビー玉誤飲してやさしくなりたい


注射器のなかで血とソーダが混じっている


暖かいものは信じない、たとえば唇


あの写真の私はわらってはいない


少し音程の ...
やがて季節を失った君


感覚の鈍る 僕は
時間の流れだけを
ただ感じていた

涙は
どこへ向かうのか

この笑顔に
君は気付くだろうか


痛みと引き換えに
何を得 ...
色々な形がある
男の子も女の子も

繋がったように見えても
巧妙な仕掛けで途切れる

まるいのと四角いのと細いのと太いのと
白いのと黒いのと優しいのと意地悪なのと
好きになるのもあなた ...
手術からもどってきた母が

うわごとで寒い、寒いと言ったから

クーラーを切って窓をすこし開けていた

そとからはセミの声が入ってくる

甘い緑の匂い

夏の光が静かだった

肌が粘膜のように感じやす ...
氷の角度の緩いほうから
あけるつもりもなくあけた扉から
かわいた風が入りこみ
指のふくらみのはざまに熱い


奏でること
月から目をそらさずに
奏でること
奏でつ ...
ふと、した時
この世の全部は、蜘蛛の糸に覆われているのではなかろうかと、
心配してしまう
心配性の僕は
心配してしまう
勘ぐり屋の僕は


ふと、した時
魂の全部は、蜘蛛の巣に捕らわ ...
金粉塗れの快楽
金粉塗れの快感
金粉塗れの全能感


金粉塗れのクラスメイト
金粉塗れの教育者
金粉塗れのPTA


金粉塗れが蠢き
金粉塗れが集う
作り替えられた学園

...
お前の庭は宝石箱ではない
その石は動き
お前には医師が必要だ

星から生まれ落ちた子供などどこにも居ない
お前の窮屈な庭に安住出来る者などない

占い師の僭越は
一切を箱に閉じ込めよう ...
琥珀にねむる
つややかな夕暮れは
いつまでも立ちすくむ

あふれた記憶の
樹海に沈んで
すべては満月の光で撮影された。


松林を戴く巨岩
   水の流れ
    滝
 睡蓮
      竹
巌(いわお)
   水の流れ
 渦巻


すべては満月の光で―――!
...
初めは
頼りないくらい淡い色
重ねる度に
人のこころのように
深い紅花色に
変化する
でも
一番好きなのは
染め初めの
消え入りそうな
淡い色
君の歪んだ妄想をぶち破りたくて

ことばを固めて
ぶつけても
時間の壁は揺るがない

君が紡ぐあいのうたは
100年前のアリアで

わたしは踊れない

きっと君は知らない
幸福 ...
あなたの右眼と左眼がまるで恋人同士みたいだったから、

瞼の裏でお気に入りの想い出かじり過ごす週末はヴァイブ。

噛み締めるほどの想い出もなかったはずな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
エレメント伊那 果自由詩009/8/13 11:53
可食的な神道の皮を剥ぐアハウ俳句1+*09/8/13 9:50
門口生田 稔短歌009/8/13 8:28
ぐるり瀬崎 虎彦自由詩6*09/8/13 5:40
潮騒ゴースト(無...自由詩2*09/8/13 4:46
京さん −荒川通り3丁目ーリーフレイン自由詩109/8/13 3:57
手袋番田 自由詩109/8/13 3:03
幻のイワシ自由詩109/8/13 3:00
なつやすみ大覚アキラ自由詩709/8/13 1:43
長谷川智子自由詩3*09/8/13 1:25
奇跡・奇跡的な話過去ログ倉庫09/8/13 0:55
_竜門勇気自由詩1*09/8/13 0:42
夏休みゆりあ自由詩3*09/8/13 0:29
本日の独り言 その十四A-29自由詩2*09/8/13 0:22
行楽日和ペポパンプ自由詩5*09/8/13 0:00
思慕柊 恵自由詩909/8/12 23:59
思いデパートみぞるる自由詩109/8/12 23:29
ハーフ・アンド・ハーフしろいろ川柳1109/8/12 22:37
隙間Izm自由詩209/8/12 22:16
恋のレッスンしゅわこ自由詩109/8/12 22:08
悲しみ吉岡ペペロ携帯写真+...509/8/12 21:48
夜と風木立 悟自由詩409/8/12 21:42
蜘蛛ゴースト(無...自由詩3*09/8/12 21:26
ゴールドダスト・ハイスクール自由詩1*09/8/12 21:25
star childrenzihan自由詩1*09/8/12 21:23
海の遺影ことこ自由詩2*09/8/12 20:37
「大月光浴」に寄せて由志キョウス...自由詩309/8/12 20:19
紅花フクスケ自由詩009/8/12 19:55
『君の手』あおい満月自由詩5*09/8/12 19:17
「 右眼の恋人。 」PULL.短歌1*09/8/12 18:52

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