時折
ある曲のフレーズを
思い出したように
聞きたくなる
煙の臭いと立て看板の
どれも同じような
スローガンが
かなしく
風になびいていた
安保の季節の終わりの頃
時代という過 ...
青々と生い茂った広大な芝生の丘に乾いた細身の葉先が隙間無く犇めき合い、そっと朝露の雫を麦藁帽子代わりに被っては祈り誰かを待っている
其処は天と地を糸電話よりももっと古来の伝達で繋ぎ御魂捧げる{ルビグ ...
浴そうに張ったお湯に
指を挿し入れる
前のめりになれど
湯垢の帯を隠すことなどできもせず
立ち尽くしたまま夜を明かせば
ふやけた皮膚の中には
誰の後悔が詰まるのだろう
...
温もりと
甘い言葉で
相手を酔わせる
夜になれは
魔法使いになれる
黄昏に、思い出すのはただ一人
遠くを見ては 繰り返す
あのときも
あのときも
私はあなたが好きでした
照れて視線をそらすほど
愛おしく思っていました
こう ...
だいすきと言ってしまえば
それだけのただのことばに
なってしまうの
「その辺で待ってて」だたち
にその辺にあたしの場所を
つくって待ちます
にんげんはこんなに体のお
おき ...
てっぽうゆり
武器の名を持つ 白い精神には
滑走路はありますか
新月の日の始めの朝には
草原を はだしで歩いてごらんなさいな
一足ごとに 露がはじけることでしょう
...
詩と詩論(3)
また詩について書こうと思う。昨日妻と妻の友人の女性と3人で会食をした。料理に舌鼓を打った後、我が家に立ち寄ってもらってお茶を飲んでもらった。その時の会話にふと私は落胆を覚えた。 ...
届かないと思っていた扉の取っ手は
いつの間にか腰の位置になっていた
背が伸びて視野が広がる
遮っていたものに追いつき追い越し
世界の大きさに少しずつゆびが触れる
もうすっかり ...
わたしがひねくれたようにナツの腕を引いても、
なんの音沙汰もなしに日常が会話するので、
ほんの少しだけでも触れてほしくて、
わたしは罪深い唇をカッターで、すこしだけ切り落とします
それは、最近 ...
うつくしいものは、あなたの涙
うつくしいものは、あなたのくちびる
うつくしいものを知らずに、あなたは
地上を這い回る、あなたは
哀れでいとおしく
人はたくさくんの月や星や太陽を贈る
...
わたしは
風をおよぐのがすきだから
太陽との相性は
とてもいいのだと
思う
汗ばむ腕と首筋に
水の匂いがたむろして
わたしをいっそう
およがせる
夏にはもと ...
抱きしめた白い少女は、ぼくを抱きしめていた。透けるようなその白さは光を吸い込んでいるように輝いている。
(ゆめをみる、)
遠くで男が処刑されていた。首と胴が分かれてしまった男は黒い液体 ...
「隊では一、二を争いました。」
射撃の腕を買われ、十一年式軽機関銃の射手に選ばれたというその人は、嬉しそうに話していた。日本の銃器類は思っているよりも評判は良い。その人は「十一年式は三発ずつしか撃て ...
{引用=夜}
天球儀まわる
透明に
川底をめぐる
闘魚の輪郭
壊された客間のドア
こぼれる鍵盤
遅すぎた伝令
到達しない 手
灯台の照らす
静かな波間
幼い寝 ...
ノリの良い曲を
聞きながら
君のカットを待ってる
午前9時
静かに待ってる
僕を尻目に
店員さんと楽しそうに
おしゃべり
この後何処に行こうかと
思案する僕の横を
流れる車
...
喪服を着たおばさん四人
交差点を渡り、口々に話す。
一人は楽しげに
久しぶりねぇ
などと通夜であることを忘れ
一人は怒ったような顔をして
どうしてなんでしょうねぇ
などと宣う
...
きょうは蛇口を ひねらない。
時間にとまってほしいから。
きょうはふとんを たたまない。
帰れる場所が ほしいから。
けれども窓は あけてみる。
ほんの少しだけ あけ ...
暦を一枚、捲った下に
「我事に於て後悔せず」
と云う、宮本武蔵の一行が
過去から語りかけていた。
侍の幻影、目の玉を動かさず
うらやかに 空 を観る
暦を一枚、捲 ...
090820
再導入された
資本主義と
評価を得たが
貧乏暮らしが
良くなるわけではなくて
お金持ちが再評価されて
資本の形成が促 ...
誰もいない道を歩きながら
自分の事について 考えていた
近くに 白い煙が上がっていて
とても綺麗に 思わされた
そうして 頭の中に巡らされていた
なかなかでも、手にできずに
...
どこかにいってみないかと
問いかけることのない自分に
人がいる
問い続けない誰かでなく
いる けれど 消えた全体の
言葉の破片を散らしてみる
忘れられるまで 自分の
行く 体に
...
白い部屋の
白い窓辺のあなたに
向日葵を届けたい
朔の闇夜の月を
輝かせるほど
明るい向日葵を贈りたい
七色の虹が
黄色であふれるほど
たくさんたくさん贈りたい
あなた ...
白痴にも似た怠惰と無神経さであの娘を傷付けた
頭が回らなかったんだ
君のあの日の日記の不機嫌さはおそらく私に向けたもの
悲しいから
くやしいから男の人に頼る
不機嫌になったら男の人に救っても ...
はじめて日の出を見た
はじめての春がきて
はじめて二本足で立った
はじめて箸を持って
はじめて友達ができた
はじめてひとりで電車に乗った
はじめてのピアノは嫌いだっ ...
いつまで待っていても
もう還ることなんてできない
しかたがないのでわたしは
きみをそこへ入れたがるのだけれど
きみはいつもつかれていて
あまり無理をさせられないからせつないな
と ...
君の手のひらを
あたしの心臓の上に持っていった
そっと
ふれた
あつい
やわらかさ
夢の世界で君は
あたしの乳房に触れているかしら
...
きらめいたせかいは
ぼくの髪の中に落ちていて
ゆるやかに下っていくこの青い空は
ぼくの葉の茎の部分に等しい
ほら見ていて
貝殻を青く染めて
そこから滴るプラスティックの夕焼け
君 ...
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259495
久しぶりに会って
やせたね
仕事忙しいんでしょ?
みんな夏休みです。
と声をかけて
くれた
嬉しかった
カートリッジ回収した
苦楽を共にした人は
優しくしてくれる
共に成長 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あの頃
フクスケ
自由詩
0
09/8/20 20:04
『枕木の契る丘』
Leaf
自由詩
1*
09/8/20 19:49
お題/君の居ない景色
茜井ことは
自由詩
2*
09/8/20 19:26
温もり
夏川ゆう
自由詩
1
09/8/20 18:52
黄昏の人
スウ
自由詩
2
09/8/20 18:21
むっつ もうすぐはたちのうた
はちはちよん
自由詩
5*
09/8/20 17:12
てっぽうゆり
るるりら
携帯写真+...
8*
09/8/20 17:04
詩と詩論(3)
生田 稔
散文(批評...
3
09/8/20 16:50
わたしのうた
あ。
自由詩
24*
09/8/20 16:22
ナツ
ゆるこ
自由詩
4
09/8/20 12:26
うつくしいものへ
由志キョウス...
自由詩
3
09/8/20 11:20
夏を漕ぐ
千波 一也
自由詩
5*
09/8/20 11:14
ゆめのむれ。
志賀羽音
自由詩
4
09/8/20 10:37
ある戦争体験者と話をしながら
北村 守通
散文(批評...
3
09/8/20 9:48
夜と昼
曠野
自由詩
1
09/8/20 9:41
午前9時
ミツバチ
自由詩
2*
09/8/20 9:36
通夜
……とある蛙
自由詩
11*
09/8/20 9:29
【蘇生】
白こうもり
自由詩
1
09/8/20 7:26
武蔵ノ伝言
服部 剛
自由詩
3
09/8/20 6:42
イデアの影
あおば
自由詩
10*
09/8/20 5:29
浸かる空
番田
自由詩
1
09/8/20 3:47
やってくる
〃
自由詩
1
09/8/20 3:46
向日葵
夏嶋 真子
携帯写真+...
18*
09/8/20 3:33
君と私で一緒に星になる
ゆりあ
自由詩
3
09/8/20 3:24
最初で最後の道
瑠王
自由詩
2*
09/8/20 3:04
邪魔な距離
ジャイコ
自由詩
2
09/8/20 2:18
2時
神無月まりあ
自由詩
3
09/8/20 1:57
なつめやし
marimi...
自由詩
1
09/8/20 1:43
自由詩な葉っぱ緑/札束と花束
海里
自由詩
0
09/8/20 1:05
花畑
ペポパンプ
自由詩
5*
09/8/20 0:00
4333
4334
4335
4336
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4368
4369
4370
4371
4372
4373
加筆訂正:
通夜
/
……とある蛙
[09/8/20 15:57]
見直し不足 1字削除、すみません。
武蔵ノ伝言
/
服部 剛
[09/8/20 6:44]
書き直して、再投稿。
7.01sec.