密生している高木が
お辞儀をしているのでした
すると明るい時間に立つのは
随分とひさしぶりだと解ります
きらきらと光りに靡いている
真っさらな仮面をつけている
その地獄のやうな風が ...
船乗りのいない朝は 突然やってくる
脳が白い朝焼けに揺れる
瞼から忍び込んで 水平線を引く
船腹をなめる波が 意を鎮めて{ルビ誘=いざな}う
船体の軋む音が 孤絶した海を助長す ...
朝靄の折々重なり薄紫に
ほのかに明るく心地よき
香りいづこより聴こゆ
水音の感ありて
寄れば俯く人影は
ゆるり振り向き穏やかに
微笑みたたえる女貴人の
後 ...
月がとても綺麗ね
アホと呼ばれすぎたみたい
明るすぎるから
だから
迷子にならない内に
最後のママとのお家に
帰ろう
なんかさなんか最近さ
何とかと煙は
高いところ
目指すって ...
いつでも鞄の中に折りたたみ傘
そんなこの季節は
私たちの生気を吸い取って
過ぎているんじゃないか
私たちの吐くため息ひとつ
雨雲にしているんじゃないか
そんな錯覚がマジになりそうなほど
鬱々と ...
切ない瞳で彼を見つめてみよう。
心の内奥に潜んだ哀しみに、彼が触れられるのかどうか試してみるの。
その瞬間に、とある心地良いハーモニーが聴こえたのなら
目の前の世界が少しだけ実感出来ようにな ...
神の意志雨の降り止み意味に意味
雲流れ天上の者らと会話する
見晴らして煙る都市には乾いた知
私はとうとう文章でしか喋れない
現代病にかかったらしい
すべて 0と1に聞こえてしまう
変換する脳が 唯一ひとらしい
宇宙が自転をしていると仮定すれば
溶け残った氷のような地球は ...
始まったばかりの夏
の土の中、まだ摩擦の悦びを知らぬ柔かなお体の、蝉の
けれど夏の終わりにはカサリ摩擦死するお体のそのお顔の
死んで乾いた真っ黒い眼球をもう浮かべてしま ...
ひとつしかない身体が傷ついていく
潰えては芽生える花のように
太陽が昇り、一日の終わる頃に
気泡のような涙を浮かべて
あともう少しだけ頑張って、なんて
純粋で、自分勝手な願い
アンチロ ...
幸せの一時が
紫煙の曲線の様に流れて消えて
部屋を出て行った
追いかける左手を右手で制して
時間を止めてみた置時計
シャワーの放物線をローアングルで眺める
ゆっくり
ゆっくり ...
そとは 篠突く
{ルビ=雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨}
{ルビ=雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨}
{ルビ=雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨 雨 雨} 雨
失うほどに ...
忘れたわけじゃないよ
ただ忘れようとしてるだけ
どんなにラララと歌っても
ふと寂しさの穴に落ちるんだ
小さな小さな穴なのに
逆にそれで落ち込んで
圧迫する息を丸呑み ...
あ どうも こんちは
暑くなってきました でもまだ梅雨のようで
雨がしとしと降っているんですよ 降ったり止んだり。
雨は好きなほうですね
大雨や雪ってナンダカじっと見ていられま ...
やせっぽちのきみは
ちょっとやそっとじゃ
笑わない
女の子はなんでも
くすくすけたけた
笑うんだと思ってたけど
あっそこでは笑うんだ
栗色のベリーショート
奇跡の歯並び
...
寂しさの夜を歌おう
ものの寂しさにいつも
消えていくその歌はない
君へと捧げるこの歌を
さび付いた工場の跡地から
寂しさの朝を歌うから
寂しさの歌にいつも
何もあらわれるものすら ...
いくつも寝静まっている
屋上になったいくつもの水色に
やがて黒になって 緑になって
そうやって頭に夜に沈んでいくのだろう
夜のどの辺だ
そして神保町は
僕を夢中にさせた表参道と
小山 ...
信じるものがあれば情報なんてなくても生きて行ける。
多くの人は雨が降ればカサをさすだろ?
それを見て今日は雨降りなんだと思えりゃソレで十分だよ。
カサをさすかは自分で決めるけどナ ...
跡や全てが醜い。
消えてしまえ何もかも。
外に出て熱いフェンスの上を裸足で歩いたら髪の温度で温度計が割れる。
確認するまでもない暗闇。
空に語り掛けるや崩れる。
どんなに顔がくずれても
涙がかわいたらお化粧をなおして笑顔をつくる
顔を洗ったらまた泣けばいい
悲しみや寂しさは敵じゃない
どんなに足が痛くても
夜がくればねむり、朝がくれば目をあけ ...
おいで おいで
こっちは楽しくないけど
苦しくもないんだ
眼の前に詰まれた錠剤のシート
此れを全て飲み込めば
いいだけ、
それでは終わらない
灯火は消えない
甘い甘い毒を飲み干 ...
バーに行けば オーケストラが行き交う
饒舌なバーテンダーが指揮をとり
客は各々の楽器を手にする
銀行員の男性は総銀製のフルートを吹く
離婚歴のある女性が笑うようにピアノを叩 ...
ひ〜とりぼっちの世界には♪
悲しみもなにもないから〜
自由にこの世界を見下すことが
出来るんだ〜♪
友達いらない家族もいらない
恋人もいらない他人もいらない
何にも ...
生身の傷みを知った日に
熱い苦悩は溢れ出て
愛が刻んだ哀しみを
包む優しさ
つらすぎて
糖質70%オフ
なるほど
ですか
そうですか
三本目だしね今日の500缶
軽くてイイからね
まあついつい
だよ
で70%はいったいとね
気まぐれにね
なんですかまあ
一人酒してん ...
ビニール袋の柔らかさに
頬を染めた私は
君と手を繋いだまま
6月の冷たい雨に嫉妬した
鬱屈した気分を
なんとかしたくて
床下の君を
掘り起こしてみたけれど
既に冷たくなった ...
カリッて
あたしの殻を
割って
中から
とろんって
あたしが
溢れ出すから
月のひかりに近い
比重の
愁いが
瞳から溢れたとき
あなたはすでに
詩人であった
淡い湖に半身を浸して
何かを探し求め
深層に沈む
リングに手をのばす
ひと ...
(足のとれたピーターパンの人形が積もった埃の下で見る夢)
途切れがちな点字ブロック跨ぐ夏 雲の向こうに打ち寄せる青
内側にはびこる針の芽を撫ぜて微かな痛みが ...
この世の者ならぬ
あの(瞳)が
私の心の暗闇を
覗き込む時
空に薄っすら浮かぶ
あの(瞳)を
私もじっと
視るだろう
目の前に立つ
あな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
可変の風
長押 新
自由詩
1
09/7/6 17:07
船乗りのいない朝
瑠王
自由詩
4*
09/7/6 16:59
凡
柊 恵
自由詩
5*
09/7/6 16:14
精神異常者の禁句
tutty
自由詩
0
09/7/6 15:41
無気力のち君。時々笑顔。
愛心
携帯写真+...
9*
09/7/6 14:24
罠
きゃとる
自由詩
1
09/7/6 12:34
煙る都市
アハウ
俳句
3*
09/7/6 10:56
おとのし
ゆるこ
自由詩
1
09/7/6 9:25
オニキス
A道化
自由詩
4
09/7/6 5:57
縫い合わせる傷
かのこ
自由詩
1
09/7/6 4:22
time
テルテル坊主
自由詩
2*
09/7/6 3:33
紫斑
月乃助
自由詩
4+*
09/7/6 3:30
キャラメル
伽茶
自由詩
3
09/7/6 3:04
7月6日だって詩なんだもの
ヨルノテガム
自由詩
3
09/7/6 2:59
やせっぽちのきみ
はちはちよん
自由詩
11*
09/7/6 2:48
誰かへの歌
番田
自由詩
4
09/7/6 2:33
日曜の夜
〃
自由詩
2
09/7/6 2:27
15/40
BOOKEN...
自由詩
9*
09/7/6 1:24
医療ミスの
アサギ
自由詩
3
09/7/5 23:25
それぞれの夜
八月のさかな
自由詩
2
09/7/5 23:09
SiKabaNe
AKiHiC...
自由詩
2
09/7/5 23:06
奏でるものたち
瑠王
自由詩
7*
09/7/5 22:51
ひとりぼっち行進曲
こめ
自由詩
6*
09/7/5 22:19
抱擁
柊 恵
自由詩
2*
09/7/5 22:17
酔っ払いのウィッシュ (愚痴)
よーかん
自由詩
0
09/7/5 22:00
跣
ジャイコ
自由詩
4
09/7/5 21:35
クレームブリュレ
風音
携帯写真+...
6
09/7/5 21:05
月下の言霊
オリーヴ
携帯写真+...
21
09/7/5 20:55
サイクロプスの孤独
しろいろ
短歌
11
09/7/5 19:49
望遠ノ瞳
服部 剛
自由詩
2
09/7/5 19:47
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
4369
4370
4371
4372
4373
加筆訂正:
かたつむり
/
草野大悟
[09/7/6 14:14]
大幅推敲しました
ストレンジ・デイ
/
大村 浩一
[09/7/6 12:25]
2009/7/6 sorrentoのスペルを訂正
5.11sec.