地下を埋め尽くす8頭身の化け物
有象無象を食べている
偶に亀裂から堕ちて来る
生け贄も食べている
ビル群は高みから虫螻を踏み潰す
地下鉄網より低い場所で化け物は
虫を泥で育てている ...
わからないことがわからないよりはましだった
点滴をうたれつづけている腕はもう
黒くしなびてしまった
かつて素描を誉められたうで
私本体はいつだって二の次だ
だったら 。
整い ...
えれえるえろてかえろていく
子は鎹親のこころ子知らされず親知らず抜かされずおずおずと出された鉢に手を叩かれて蝿に集られて附けられず続けられず告げられず悩めず出あわず生み出されずなにもつくらず営ま ...
まだぼくが明日と昨日の区別もつかないときの、とってもおさないころのはなし
風邪をひいた。微熱だったけれど息が詰まるようで、頭が靄のかかったようにぐらぐらとしている。何度も眠りに付こうとす ...
この腕に
守れるものなど少なくて
そのくせなにかを
守ってみたくて
だから
たとえば
波打ち際で
きれいな貝殻を
探してる
きみは
きれいな貝殻を
よろこぶだろうから ...
盆去りても尚
陽が翳る事無く
燦々と照り付け
路面熱すと或る日の午後四時頃
やけに冷たいカゼが窓枠を叩く
何種類かの啼き声を
聞き分けられぬ程に
蝉時雨は止まず
...
否定すればするほどすくすく育つあたしの中の黒い世界樹。
信じられるひとからひとりひとり刺して殺してぱっぴーばーすでいとぅみー。
舌先でとがったことばを削 ...
ふと思い出す両手の田園
空は青く 低く
風にふかれた若い稲は
順々にそよとなびく
少女は
わずかに震え
指を組んで 目を閉じ
神様に感謝、
と 言っ ...
可哀相にペンギン
一人になってしまった
強く手を握り締めると
夜の虫が鳴き出す
湿った空気でぱんぱんの
孤独な立体駐車場
壁を照らしたヘッドライトは
あの別れ際の笑顔に似ている
振 ...
夢は過去に溶かされた。
空気中に漂う粒子がやわらかい光を放つ。
それはきっとあたたかい。
立ち止まっているのは動けないだけ。
迎え撃つのは簡単だがこの手で仕掛けることはできない。
腹痛が ...
そそくさと去り行く夏の記憶を確かめようと
深緑色に澱むお堀ばたを訪れてみた
色とりどりのウエアでストレッチに余念の無い肢体は眩しく
人恋しさを見透かされてしまうようで
遠慮がちにちょっと離 ...
猫が伸びしてあくびする。
それを見ていた子猫も
ふぁ〜あ
子猫のあくびに
母猫
ふぁ〜あ
子猫が虫を追いかける。
前足交互に
しゃぁーっ
しゃぁーっ
そのあと、子猫は肉 ...
・
幼いころ
妹はお風呂が嫌いで
兄は爪を切られるのが嫌いで
わたしは歯を磨くのが嫌いだった
だからそのころのわたしたち三兄弟ときたら
妹は髪から極彩色のきのこを生やし
わたしはのどの奥 ...
夏が終わるのが目に見えた
夏、最後の日
ヒグラシが鳴いている
カナカナカナカナ
空が夕焼けになった
夏を思うと
サラリと涙がでた
夕焼けが美しいので
...
気が付くと、空は秋になってた。
これから、暑さの名残が消えたら。
寒くなっていくんだろう。
天気はさまざまなものを
当たりまえのものであるかのように
人に見せる
そうして見せながらも黙っている
黙っているから人は勝手に騒いで
動き回ってくれるのだ
道の真中過ぎに
坐っているもの ...
まろやかに
とろっ と
吐く 息
薄青き
夜明けみるみる
朱に染まり
今日という日が
荘厳に開(あ)く
波の音
聞こえたようで
振り向けば
遠い晩夏の
私がそこに
さわやかな
...
日没を追い越したくて海岸線
灯台よ、まだ闇を告げるな
たき火して語り合う手の缶ビール
温んでいくのはだれのしわざか
まっさきに真っ赤に落ちてしまうのも
...
{引用=
盆がすぎ、まだ青々と立つ稲の 鈴花が
まだ咲かぬのかと歯軋りする歯は黄色く毀れ
甘みが乗らなかった梨の実をもぎ
浅く掘った穴に震える足で踏みつけていく
「来年はがんばれよ」 と ...
暗い雲の海を抜けると
街の灯りは空に溶ける闇を挟んで地平線まで続いていた
塵にすら見えない人々が
眠っているのか 起きているのか
機体が揺れると町が近づいてくる
星雲のようだった光たちが ...
「冷蔵庫が壊れているから中に住みつづけることができないではないか」との鼠の苦情を戴いた。何やら冷気の確保に加えて光触媒の七色脱臭ゲルも必要だとか。そして奴らの私への攻撃が始まった。
身を切るよ ...
こうちゃんがいる
淹れたての
紅茶の湯気の向こうにいると
寝言を言って
祖母は祖父を追うように
逝ってしまった
けれども祖父は
こうちゃんという
名前ではなかった
...
好きなCDを発表しましょう。
ジャンル不問ですが、何のジャンルかは書いて下さい。曲構成、それからレビューも積極的に。
同ジャンル内、同アーティスト内で「もっとおすすめのアルバムがあるよ♪」
...
もうお姉さんになったので私は大人たちが飲む紅茶をもらえるようになりました。今までは色でごまかした甘い水を飲んでいましたが、今日はお母さんたちがいつも飲んでいるような高級なティーカップが私の前に置かれて ...
それは
地上のものではない
空にも夜空にも宇宙にもないもの
かたちの留まらないもの
それは雨でもなく
雪でもないそれは雷でもなく
彼方の蜃気楼にも
此方の胸の内にも浮かばれない
...
幸せな振りして
何気ない事に驚く仕草をする
無邪気を装って
全てを知っていたんだ
ニンゲンは醜いから
ニンゲンは不潔だから
ニンゲンは悪だから
私もニンゲンだから
罵倒する為の ...
この世の中は腐敗している
何が正しいのかさえ
洗脳に依って歪んでゆく
寡黙な人々は俯き溜息をつく
立ち止まれずに
前へ前へ押し出されて
壊されてゆく自我
自分達で創り上げた
ビ ...
言葉もなかった
ミスチルの音楽は 悲しく
言葉を奪われていくのだ
*
僕は 生まれたときらしかった
眺めている緑色に
ロゴマークで スターバックスの
コーヒーを飲んだ
...
消えていくもの
たちまちに消えてしまうとわかっているものだけがいつも
うつくしくて
それだから口を噤むしかない
かたってはならない
冒してはならないことばかり
何もかもが足りていな ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
黒
ゴースト(無...
自由詩
0*
09/8/25 21:20
酸性雨ソーダ
KETIPA
自由詩
1
09/8/25 21:17
えれえるえろてかえろていく
aidani...
自由詩
3
09/8/25 20:27
健やかなるときも辞めるときも
〃
自由詩
4
09/8/25 20:25
貝殻
千波 一也
自由詩
6*
09/8/25 20:06
「晴レテモ尚、雷鳴止マズ」
Leaf
自由詩
0
09/8/25 19:52
「 否定信仰。 」
PULL.
短歌
4*
09/8/25 19:04
風はしる
北村香織
自由詩
3
09/8/25 18:52
ペンギン哀歌
テシノ
自由詩
2*
09/8/25 18:32
光の粒子が紡ぐ光
百瀬朝子
自由詩
5*
09/8/25 18:24
円環のひと
恋月 ぴの
自由詩
20*
09/8/25 18:12
朝の陽だまり
……とある蛙
自由詩
9*
09/8/25 17:57
わたしたち三兄妹
吉田ぐんじょ...
自由詩
31
09/8/25 16:32
日暮らし
黒川 蔵人
自由詩
2*
09/8/25 14:48
秋空。
狠志
携帯写真+...
1
09/8/25 12:55
坐っているもの
岡部淳太郎
自由詩
4
09/8/25 12:43
想
長谷川智子
自由詩
3*
09/8/25 12:39
もう終わる8月。。。
Fxxxxx...
短歌
0
09/8/25 11:54
◆夏占い
千波 一也
短歌
4+*
09/8/25 11:31
まだ大丈夫だろと呟きながら
リーフレイン
自由詩
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09/8/25 10:41
夜の着陸
照留 セレン
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AKiHiC...
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乱反射思考停止合図
〃
自由詩
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09/8/25 3:05
エサを捨てる
番田
自由詩
0
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2009/8/25
鎖骨
自由詩
3
09/8/25 2:24
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