そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
たくさんの染みを僕につけて
そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
いつかは去って染みは消えて
立ち尽くす僕を困らせて
乾いた心を ...
ここに基督者は神父だけだろう
神の御名を唱えれば聖霊も降りてくるようだ
ここは荘厳されてゆく
じぶんのことを素直に喜べない大人たち
こどもの頃は
じぶんの成長に得意顔してたじゃないか
きみは今世 ...
くれない匂う 露を宿して
静かに座っている
庭の王が
蝶に語った
――そろそろだから 誰かに話をしたかった
二十日目の夢のことば
咲き定まり
咲き乱れ
さよなら と 無 ...
あなたの胸に
耳をあてたら
はじめての音楽
街の魔物に
惑わされずに
ゆるやかに流る
とうめいの
とうめいを
何と呼べば
何と呼べば
とうめいの
...
雨で滑りやすくなった階段を
気の遠くなりそうなヒールが歩く
授業に間に合おうなどと
考えて
階段で
転んでくれるな
決して
○
十八、十九のころ
僕は大変に不真面目な学生だっ ...
脆弱な灯火
辛辣な横顔が唇を裂く
邪魔な存在達が邂逅を撫で合う
長い・・長い・・
君を愛した日々
長い・・長い・・
君を憎んだ日々
総てを忘れてしまうほど ...
異色の現界に
おぼろげに在るのは
猥雑な愚かさの塊
無知蒙昧で
ガラクタ遊びが好きな
背徳の酪者
"誰かに知らしめたくて
屋上から脅してみたんだ"
...
分かち合うことが
人と人との繋がりならば
いずれにせよその繋がりは
細い糸の様な物であろう
ヒステリックな世界の背景は
いつしかアメーバによって
浸食されていく
...
停車場の
傾く白熱球の下
如才無い白兎は、哀れむ赤い目に
お前を食いはしないと
処決の心意を翻せば
喜んで飛び跳ねる
私は、
蛙肉のような
兎のシチューにローズマリーの香りを思 ...
ねぇ
そのひんやりした床に
目を閉じて
耳をあててみて?
高速で道路を走り抜ける車が
ささやかに笑い合う地下水が
優しい歩調で歩いているあの人が
おしゃべりしながら列を成す蟻 ...
映画でいっぱい倒れる人
真ん中いっぱい悲しくして
はじっこにいたら消えてなくなる
廃棄のできないわだかまり
ぐらつく感じをきちんと押さえ
ぱしゃりとやったら感動一つに
そんなことより
...
いいたくても
言えなかった言葉
心の中じゃ
100回だって言えるのに
いざとなると
喉の手前まできて
声にならなくなってしまう
伝えなきゃって思うのに
心を通わせる一歩手前で
目をふ ...
くるおしいと泣きながら
少女はおんなを殺した
触れていたいと叫びながら
汚した手を嫌った
繰り返した言葉を呪い
耳を塞いだ
くるしいくるしいと心が軋んで
去りゆく少 ...
{引用=ツキが、
ツキがいないから
ぼくは今日ここで
闇にとけるんだ。
わからないことは、
知っているつもり。
うそだけは、
吐いてもゴミにならない。
すてられない。
...
‘刃渡りを阻止する事が出来ません’
そう言うと彼は
右眼の中に頭を擡げ静かに鍵を剥がした
果たして可能であったのだろうか
彼が弄りと氷と明日を前にして
正しい選択をする事は
横切ろ ...
俺は改札を離れて、家へと向かった。いや、正確には、改札を離れてから家に帰ってきた間の記憶が、すっぽりと抜けているのである。俺が何を考えて、どういう経路で帰ってきたのか、全く記憶にない。とにかく俺は家 ...
眠りが浅くなり、自然と目を覚ます。腕の中に誰も居ない事に気付き、息が詰まった。俺は布団を跳ね除けて飛び起き、リビングに通じるドアを思い切り開け放った。
「どうしたの?」
果たして、そこに女 ...
赤い血が時々生命を忘れて凝固して俺の血管はサビついたプラントみたい、尖った先端が劣化したチューブを内側から削いでいくんだ、砂浜をサンダルであてもなく歩いているみたいな… ...
白く濁った煙が、窓の外へと流れ出ていくのを、じっと見ていた。下腹部をウェットティッシュで拭き終わった女は、俺の横で椅子に座り、マルボロライトに火をつけた。
「ねぇ、さっき何ていいかけたの?」
...
深くため息をついて
指の軋みを聞きながら
風に捲れ上がる白と黒の
立ち止まっている時間の
やけに霞んだ太陽は
昔日の色をして
薄闇の縁側で見る
あなたの横顔は
丁寧に折るシャツ ...
ラウラ・ニーダーゼッセンは非-自由を求め続けている。
そしてそれを実行している。
彼女はあるシュパールカッセ信用金庫頭取の秘書だ。
仕事から帰ると彼女は、必ず初めにやることがある。
部屋の隅に ...
「自由党をば飲ませたいオッペケペーオッペケペッポーペッポッポー」
「待てど暮らせど来ぬ人を」
「メケメケ バカヤロー 情なしのケチンボ」
「おしりかじりむし」
私は明治に生まれた ...
分からないわ
何度そう言われても
私には分からない
分からないわ
そんなに泣いて頼まれても
私には分からない
分からないわ
だって別れる理由なんて私にはないもの
分かりたくない ...
「♪・・・」
「何の歌?」
「秘密」
それが呪文であったかのように、貴方が現れたことがあったわ
「雫のリズムに合わせているみたい」
オルゴールのようにカタカタと哀しい
「これからもっと ...
大人になるということ
そうか
もう、君に会えないということなんだな
甘い息を吐いてあなたがわらう
雨をつれてくる雲が
窓ガラスからはみ出すほど
声と恋に似た響きで
名前の知らない鳥が
海のほうから逃げるように
今までが嘘だったとは
言いたくな ...
四年に一度の祭典 鮭投げ選手権
世界中の荒くれ者たちが一同に介して
鮭という鮭を片っ端から豪快に投げまくり
飛距離や芸術点を競うというこの大会は
第一回大会以来年々集客数を減らして
今年はと ...
ポケットの中にビスケットがひとつある
これを叩くと二枚に割れてラッキーだが
ポケットの中に入れたまま叩き割るという方法は
ポケット内にビスケット屑が散らばるという難点があり
また均一な大きさに ...
私は学習塾を経営する44歳の独身男性です
先日、気心の知れた友人たちとの酒の席で
酔いに任せて自分の性癖を暴露したところ
その日以来友人たちとは連絡がとれなくなり
町内でも様々の蔑ろに遭うこと ...
責任は重大だが
昼寝
二度寝
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
after the rain
衿野果歩
自由詩
3+*
09/6/21 9:58
光のなかで
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
09/6/21 8:51
赤色-牡丹
照留 セレン
自由詩
2*
09/6/21 8:21
すきと るるる
青の詩人
自由詩
1
09/6/21 5:55
遅刻するにはわけがある
瀬崎 虎彦
自由詩
0
09/6/21 3:21
狂想曲108番
漣 風華
自由詩
0
09/6/21 3:08
匣遊び
〃
自由詩
0
09/6/21 3:06
道化師になりたいです。
こめ
自由詩
11
09/6/21 1:56
ウサギの駅
月乃助
自由詩
4*
09/6/21 1:41
継続する音の世界で
みぞるる
自由詩
2*
09/6/21 1:37
フォーカス
sk
自由詩
0
09/6/21 1:26
キャッチボール
モコ
自由詩
3
09/6/21 0:56
花
湖月
自由詩
2
09/6/21 0:45
指先
ゆうと
自由詩
2*
09/6/21 0:44
記 b
井岡護
自由詩
1*
09/6/21 0:35
面接(16)
虹村 凌
散文(批評...
1
09/6/21 0:33
面接(15)
〃
散文(批評...
1
09/6/21 0:32
今日が天気かどうかなんて本当はどうでもいいんだ
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
09/6/21 0:32
面接(14)
虹村 凌
散文(批評...
1
09/6/21 0:31
なし
及川三貴
自由詩
1
09/6/21 0:17
panopticon
ケンディ
散文(批評...
0*
09/6/20 23:40
「権利幸福嫌いな人に」
榊 慧
自由詩
4
09/6/20 23:38
分からないわ
友子
自由詩
1
09/6/20 22:54
ペシミスト
蝶澤
自由詩
2
09/6/20 22:48
大人になるということ
依
自由詩
0*
09/6/20 22:36
夕立ち
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/6/20 21:48
鮭投げ選手権
セガール、ご...
自由詩
3
09/6/20 21:08
思ったこと
〃
自由詩
2
09/6/20 21:00
肺魚になりたい
〃
自由詩
3
09/6/20 20:52
世界の果てとしての私
吉岡孝次
自由詩
2
09/6/20 20:37
4364
4365
4366
4367
4368
4369
4370
4371
4372
4373
4374
4375
4376
4377
4378
4379
4380
4381
4382
4383
4384
4385
4386
4387
4388
4389
4390
4391
4392
4393
4394
4395
4396
4397
4398
4399
4400
4401
4402
4403
4404
6.17sec.