しずかな喧騒にみちた夜
外灯のしたに白が溜まっていた
スーツに風が入り込んだ
たき火の匂いが鼻をかすめた
ひと肌ほどの悲しみか
しずかな喧騒をむねに聴かせた
銀 ...
周期的ヴァイブレーション
この路地から未知を痙攣させていく
浮遊する宇宙、らしきもの
を尻目にまた歩き出す
歩みは止まなかった
カワノナガレノヨウニ
...
子供等は夏の一つの決め事に
強くペダルを踏んで応える
走って行く走って行く
そのスピードに迷いはない
止まるな子供等お前等はまだ
前だけを見て振り向くなただ
今来た道に風だけを残す
その ...
憑依を着ることもある悪魔よ
進化して天使になれよ人どもよ
退化して臭い嗅ぐ毛物悪魔ども
ボタンを押すものの
今日はもう終いの表示
朝日に号泣したあの子を偲ぶ(しのぶ)
片方の靴が脱げている
吐息が焦げくさくなるまで
愛してやろうか
奴の指先つま先を
化学変化 ...
リビングの床に自分の影がまるごと抜き取られて映っている
薄暗がりの公園にぽつんと突っ立っているようだ
半径2メートルの背景が迫る
真新しい洗面所は
修学旅行の時みたく扱いにくく
...
子供が蹴りあうボールのように
想う度に僕らは不器用に
必死にそれを届けあう
色 形 音 感触 重さ 揺らぎ
届くとき
その全てが僕の思惑とはまるで
違うものだろう
そ ...
ハゲた頭を見下ろす。
ハゲた頭から、何故ハゲたのかとハゲた頭の人の人生を勝手に妄想した。
ひとしきり楽しんだあと自分も、いつか見下ろされる日が来るのかと思うと、自分の頭に触れられずにはいられなかっ ...
ゆっくり回って
メリーゴーランド
夕日に照らされて
色を変えたのね
頭の中を回る
メロディー
切なくて力強くて
世界がこの歌の通りになればと
願っている
もう少し
小声で話 ...
「ねーvirgin suicidesのどこが好きなの」
「virgin suicidesって名前」
「なまえぇ?へー。じゃあ誰が一番好き」
「次女」
こんな風にお互いが好きな外 ...
満員電車にのって
おじさんの大きなお腹に
つぶれそうになって
呼吸困難
外は真っ暗
家に着く
待ちわびた今日が
終わってしまった
なんて
玄関まできて思っ ...
美しく輝く
大きな瞳に
のみ込まれたい
泳ぐ道
聞こえる雑音
愛の歌
君が待ちわびる
命の名前は
間違いなく僕
ライバルは億単位
誰よりも速く
潜り込む
それは黒い鍵爪だった
重く垂れた空からスッと湿った宙を引っ掻いては
狡猾に隠れる
くり返される蹂躙
積乱雲はメデュ―サの含み笑いの唇をふちどり
うすく開いた
生々しいクレバスを曝け ...
三日月や少し曲がれる猫の首
朝顔や猫の寝様はぐんにゃりと
秋風やつまらなさうな猫の面
出刃入りて観念したか大西瓜
しづかさや黄菊白菊祖母の骨
夕暮れやヤンマにゆづる散歩道
...
八月の砂浜歩くカップルの背後に見える偽物の夏
薔薇にある刺より痛い失恋の痛みに歪む若者の顔
あなたは
今頃
アパートの一階、
小さな庭のある部屋で
寝転んで
テレビでも見てるんだろう
わたしは
届かない窓に
小さく手を差し伸べて
それでも足りなくて
こころのなかで
あなたの名前を呼 ...
夏草の根は深く濃く地に潜み蔓延したい
{引用=
広く 深く
深く
濃やかに
速やかに
隅々まで
しなやかに
...
眠れ眠れ
闇にその身を{ルビ埋=うず}め
誰の目にも映らぬように
眠れ眠れ
光を恐れ身を隠し
光に抱かれる夢をみる
眠れ眠れ
目覚めてはいけない
瞳を開けば絶望ばかり
...
退 屈 だ
君は太陽のように退屈だね
悪いことしたい
深夜にこっそりすること
ほんとうはそれが人生で一番大事
暗闇 沈黙 かすかな息づかい
昼間の世界 ...
花守る刺す飛ぶ火なる蜂であり
左腕 巻かれたる記章 包帯なり
魂の裸体しずかに座りおり
新しい朝の
涼やかな匂い
穏やかな川原の上空
セキレイの鳴き声
ビルの隙間を焦がす
夕日の炎
穏やかな風に
ふるえるまつげ
夏至近く
蜜蜂の金の羽音
葉の露をじ ...
一匹の昆虫
一枚の葉
それだけの世界
それだけでおしまい
卵からかえった時のことを
思い出していた
すぐそばに食べ物はあり
何も問題はなかった
ただ生きて死ぬだけだと
...
わたしが外から持ち帰った悲しみを
きざんで混ぜてふたりで分けて
あなたが少しだけ多めに食べてくれた昨日の夜
この平穏に嘘の匂いを加えて
壊しかけたのは
わたしたちの今日です
憶測に振り回さ ...
ヤマタノオロチ殺害のスサノウも同じ蛇虫
民衆だます自作自演
神道の虫ずが走る天皇も
皇居の穴に巣くう蛇虫
腹の虫に乗っ取られたり日本 ...
だきしめる
骨ごとだきしめる
フルパワーが続くまで
たましいがふれあっている
鈴のねがきこえる
宇宙からきこえている
じかんのまえで
ぼくらは迷える子羊だ
...
川底で
歌う 水草
舞う くらげ。
青や緑の
小さな波が、
彼らを邪魔せず
漂う時、
橋から注ぐ
私の影は、
何度も何度も
揺らぎます。
言葉にならないことを
言葉にする
しなければならない
そんな時
壊れやすいものを
投げつけて
壊してしまった
そのことを
生きてるだけでいいのだと
ゆるしてくれた
生き ...
どこかにいきたいと思う
ここはとても寂しい場所だ
自分からの声もないけれど
夜の帳の中に入ると
木の葉の破片を見た
*
ヤゴかゲンゴロウかもしれない
光っぽいものを掬い上 ...
その人の詩
遠い外国語の
耳慣れぬ響きと
一通の手紙の文面
進化し続けることは
数多くのものを淘汰し
個体は自分自身の経験で
宇宙を語りなおすばかりだ
いつしか循環する日水辺に ...
あの娘は色のない世界に住んでる
あの娘は色のない街を歩いてる
汚れた天使
僕の天使さん
今夜はどこにいるんだい?
電話もつながらず
どこで今日は涙を流すんだい?
あ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
しずかな喧騒
吉岡ペペロ
自由詩
4
09/8/19 23:53
life/noise/impatience
熊野とろろ
自由詩
1+*
09/8/19 23:30
夏の行軍
テシノ
自由詩
1*
09/8/19 22:40
進化セヨ!
アハウ
俳句
2
09/8/19 22:16
充血した眼は私の本音
こうや
自由詩
0*
09/8/19 22:13
怠けた速度
〃
自由詩
0*
09/8/19 22:08
ボール
松本 涼
自由詩
1
09/8/19 21:22
ディパーテッド
海 猫
自由詩
1
09/8/19 20:59
メリーゴーランド
ミツバチ
自由詩
6*
09/8/19 20:54
8月の殺人事件
ゆりあ
自由詩
3
09/8/19 20:20
わたしの小さな身体の微熱について
みお
自由詩
5
09/8/19 20:16
『いのちの奇跡』
海 猫
自由詩
3
09/8/19 20:03
トルネード・トラジェディ
渡 ひろこ
自由詩
12*
09/8/19 20:02
初秋十句
三州生桑
俳句
1
09/8/19 19:56
八月の砂浜
夏川ゆう
短歌
2
09/8/19 19:12
天窓
風音
携帯写真+...
3
09/8/19 18:32
ラプンツェル
亀井 花名
自由詩
2*
09/8/19 18:19
眠れ 眠れ
花音
自由詩
0*
09/8/19 17:21
退屈が好き
ゆりあ
自由詩
4+
09/8/19 16:39
魂の裸体
アハウ
俳句
2*
09/8/19 15:46
愛
曠野
自由詩
0+*
09/8/19 13:54
花
〃
自由詩
2
09/8/19 13:53
苦行
佐藤真夏
自由詩
5*
09/8/19 11:59
蛇人間
アハウ
短歌
0
09/8/19 11:50
えきをはしる
吉岡ペペロ
自由詩
9
09/8/19 7:54
【無常】
白こうもり
自由詩
3*
09/8/19 7:14
夏の命日
小川 葉
自由詩
4
09/8/19 4:51
ひかり
番田
自由詩
1
09/8/19 4:27
ゲーテ生誕260周年
瀬崎 虎彦
自由詩
6
09/8/19 4:09
色のない街
フミタケ
自由詩
6*
09/8/19 3:08
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4362
4363
4364
4365
4366
4367
4368
4369
4370
4371
4372
4373
4374
6.92sec.