錆色の夕陽が世界を、血の雨の跡のように見せる頃、ゴム底に画鋲がひとつ刺さったスニーカーを履いて、ぼくは巨大な工場が立ち並ぶ海の近くの道を歩いていた―なぜ画鋲を抜かないのかって?それはゴム底を貫いて ...
銀白の月の輪郭、
余白の隙間に
鮮やかな青み
浮かび上がり
コレハナンダロウ?
遠い声の木霊、
遥かな潮の満ち引き
浮遊する青み流れ出し
欠落し満たされていく
銀 ...
ポリフォニックな音群が
時を切り刻んで持続する
僕らは没頭しながら従う
開ける光景は予感を帯び
明るんだり暗んだりして
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
あなたはすっと泳ぎ ...
荒れていた問題ありの中学校今は落ち着き勉強熱心
近所には長年続く食堂が継ぐ人がいてみんな安心
百年も続く近所の魚屋さんレストランにも力を入れる
十年も時間が経てば様変わり公園も家もな ...
京都三条大橋から
どう歩いたのか 黄昏時
そこは照明も暗めな地下の酒場
会社で 見かけたことのある
顔が目につく
チケットが一枚余ったんだ、と言う
上司から強引に誘 ...
{引用=
ぼく に は わ
かる 、
きみの かわい とこ
が 、
何処かで 失われた
ないぶが
表皮の裏側で
うずくまって いる
...
枯れ葉に罵声
月に尾行の不可視世界
公共交通非営利機関
爆弾抱えた君の母
爪切りの中の
小指の爪
隠されていたi,love,you。。。
暗号財産共有関係者
夏祭りの日 ...
あめいじんぐぐれいす
爪先からふくらはぎへ太ももからはらから胸から
わたしから
歌、唄、うた
が
(喉が焼けてるんだ)(あれ、喉ってなんだっけ)
(今年の西瓜はとっても
みずみず ...
また海に来た僕は
見ていた 同じ水平線を
ラインのどこか半円形の
木と同じ 垣根の間を
レッドロブスターの黒い看板を通り過ぎて
バスで走った 道を
そして何かを探していた
コーネ ...
いつから、
あそこにゐるんだらう。
日溜まりの向かふに、
声がする。
日溜まりの向かふに、
声がする。
わたしの声だ。
それは、
...
画集の、印刷の匂い、
――――――――――
私はもはや空っぽで、
何も求めてはいない。
何もかもとお別れして、
真っ白な風の中を消えていくのも、
そう遠くはないだろう。
画集の印 ...
奇妙な生き物
近付いて来る、
一歩一歩 羽ばたいて
青い眼をして白い力線
描き湾曲しくねり唸り
空漠のひろがり
生きている意志、
その残響刻まれ
光の闇に闇の光
にか ...
- impromptu +
前略
ドライヤーで空氣猫に冷風浴をさせてる
と 思ったら自らの蓬髮だったよ {ルビBaby, ba ...
○「じいさんのできること」
「ありがとう!」の一言
勃起しなくなったじいさんのできること
ただそれだけだよ
今日も読んでくれてありがとう!
昔は僕も若かった
どんぶり飯にラーメン大盛
コーラはオームサイズ
昔は僕も若かった
100メートルを全力で走っていた
マラソンを完走していた
昔は僕も若かった
朝立ち昼立ち夕立ち
いつ ...
過夏、アキ、コメット伝言 わらべから
*大矛盾。社内で行う第三者委員会。
**超現実。分裂することでの刹那の安心。
***近未来。言葉と文字と情報で構築されたネット詩人たち。
...
窓の外からプラハの音がする
かつて愛していた人や物も
眠たい砂鉄のように
廃屋に降り積もっている
少し押し込むと
そこで手触りは行き止まり
肉体は肉体たちのメニューとなり
旧市街 ...
夜明け前のベランダからきみが飛ばした紙飛行機が
雨の匂いのする湿った風に乗って海辺までたどりついて
疲れた顔で煙草をふかす港湾作業員の肩に着陸した
薄紫色の空気を震わせるパナマ船籍のタンカーの汽 ...
力なく銃を取り落とした右手
ひとつしか置けない椅子
空にも海にも嫌われたぼくらの青い瞳
その頬に伸ばして撃ち落とされた左手
羽ばたく魚 溺れる鳥
黄色い旗 黒い丘
愛そのものだった内臓 ...
作品以前の原初の詩、
創造的な力動のこの核
ヒビキのヒカリ 踊る躍る、
ヒカリのヒビキ 踊る躍る、
荒々しく細やかなその力動
紡がれ折り重なる幾何学模様
わたしはあなたがわ ...
オーム(あるいは人の死)
その人は象徴を求めない
鏡もまがたまもいらない
その身を世界のくらやみに置かなくては
鳥たちの空を見上げることは許されない
キ ...
心の舞台に 躍動する純白
見る観る観入る
外界閉ざされ遮断され
沸々と湧き上がる
また始まる初めての現
闇の光に
裂開する瞬間に
薫り開いた一輪の色
無垢を汚 ...
六個の三列が
机の下から汚れてでてくる
それを見もせず
机の上を手で触る
その机の上も僕なのにね
お前は目の前の僕は見ない
あまたのことばが虚空を削り
ひとつの卵が残された
閉じ込められた海の幽霊は
体積も質量も持たずに時化たり凪いだり
おのれに欹てることに不自由はなかったが
鳥が縫うような眼差しのおしゃべりに
...
林檎を むきながら想う
貴方の目
どうしても思い切れない
あなたの声
リトルシガーの煙
うすく立ちのぼる果は
頼りない指の先
もはや 希望の色はなく
何か ぼ ...
ぼくはどこへゆくのかなぁ
ポケットにビー玉がじゃらじゃら
麦わら帽子に少し汚れたランニング
ビーチサンダルの鼻緒はブルーだった
あの頃のぼくはもういない
灼熱の街を黒い革靴でさまよう
...
夏が街を焼く昼間に
君の背中シャーベット
それで、もしも笑ったら
この星は砕けてしまうから
愛にならないように
でたらめな名前をつける
わにのウインク とか
ストロボ電柱 とか
...
iPhoneに入っている
お気に入りの曲をかけ
Bluetoothで飛ばして
天井のスピーカーから
流れ落ちるメロディー
これは夢の中
街路樹の並ぶ道を
誰かと歩いている
枯れ ...
君の声が僕に届く
受話器を少し曇らさせて
その空気を庇った
時間がないような気がして
一度に沢山のことを
話したくなる
僕らはまだ
何も知らないはずなのに
どうして同じ方向を
...
柔らかく白く歪な形に輝き響かせ
ふっくらふんわりふらりふゆうし
あるもの在るものと頷かせ白雲よ、
わたしのたましい大きな巨きな歌
火球燃える天空に開放されながら
こんなに色づき薫り漂 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Transit Time
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
23/8/14 18:43
詩想4
ひだかたけし
自由詩
2
23/8/14 18:36
サウンド&ヴィジョン(新訂)
〃
自由詩
3
23/8/14 16:16
食堂
夏川ゆう
短歌
6
23/8/14 12:07
ジャズライブにて[まち角23]
リリー
自由詩
4*
23/8/14 9:59
200 million°
ryinx
自由詩
7*
23/8/14 3:24
Uruu
竜門勇気
自由詩
0*
23/8/14 2:51
うた
wc
自由詩
3
23/8/14 1:38
休日の交差点で
番田
自由詩
1
23/8/14 1:10
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
12*
23/8/14 0:13
空白
由比良 倖
自由詩
4*
23/8/13 19:36
メタモルフォーゼ
ひだかたけし
自由詩
3
23/8/13 18:54
不毛れ佐
墨晶
自由詩
2*
23/8/13 13:57
独り言8.13
zenyam...
自由詩
2*
23/8/13 9:56
昔は僕も若かった
〃
自由詩
7*
23/8/13 8:07
過夏、アキ、コメット伝言 わらべから
足立らどみ
自由詩
3*
23/8/13 6:45
プラハの桜
たもつ
自由詩
5*
23/8/13 6:37
うすむらさきいろ
大覚アキラ
自由詩
7
23/8/13 3:24
テスト投稿
印あかり
自由詩
3*
23/8/12 23:28
詩想3〇原初の詩を
ひだかたけし
自由詩
3
23/8/12 20:06
オーム(あるいは人の死)
soft_m...
自由詩
5*
23/8/12 19:39
純白とワタシ
ひだかたけし
自由詩
2*
23/8/12 16:18
六家
カッラー
自由詩
2
23/8/12 15:55
リュウグウノツカイ
ただのみきや
自由詩
3*
23/8/12 13:35
秋の道
リリー
自由詩
5*
23/8/12 8:08
ビーチサンダル
atsuch...
自由詩
12*
23/8/12 4:30
でたらめ
はるな
自由詩
5
23/8/11 23:03
雪の華
銀薔薇
自由詩
2
23/8/11 21:02
月下美人
ミナト 螢
自由詩
4
23/8/11 19:19
大きな巨きな歌
ひだかたけし
自由詩
5
23/8/11 16:43
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
加筆訂正:
天使 (群馬県館林市にて)
/
ばんざわ くにお
[23/8/14 12:00]
変更を再考しました。
天使 (群馬県館林市にて)
/
ばんざわ くにお
[23/8/14 11:57]
「天使」の意味を明瞭にする為、標題を変更しました。
3.88sec.