戦士エイソスは数十名の兵士たちをまとめあげた。
そして、敵陣に攻め込むための小隊を編成する。
そこに立ちはだかった者があった。アイソニアの騎士である。
「戦士エイソスよ、久しぶりだな」
ア ...
そんな折だった。戦士エイソスがこの戦場に到着したのは。
「何ということだ。もう、戦端が開かれているではないか。
それに、我が方の軍勢のほうが有利に見えるが……」
戦士エイソスは訝しみつつ、見知 ...
エインスベルの魔法石はついに砕け散った。
魔法石は、悪しき方向に使われ続けると、消滅してしまうのである。
その様子を、オスファハンは哀れげに見つめていた。
しかし、エインスベルは違う。背嚢からク ...
その人はよく読む
新聞・広告の類はもとより
ゴシップ雑誌から哲学書まで
どんなものでも選り好みなく
目的は特にない
賢くなりたいわけでも
褒められたいわけでも
ただ
愛を探すように
...
手の甲の痣はなにを示すのか
どこかにぶつけたのか
覚えていやしないけれど
この赤紫色の小さな円形は
どうしたことか
痛みなどないけれど
なにをどうぶつけたら
こんなところにこんな色の痣が ...
こんな時間に起きて水面を覗き込んでる
からっぽのコップに見えない水が見える
きみの水面にうつるのは
いつも何回か殺されたあとのぼく
ぼくもまたあなたを殺した
何度も
ぼくはきみの目
きみ ...
繋がり
湯上がり
一人きり
出来損ないの盃に移し出すは何故か蝕み、几帳面で無抵抗な横文字の
澄み切った稜線が紅葉する。スターライトの残滓と垂涎を引き起こし
咲いて実を結ぶ、瑠璃眦の庭園に囚われながら
はしためにも明 ...
思うに俺は、生まれてすぐに、育つはずのない骸の中に押し込まれ、どういうわけか上手い具合に育ってしまったというわけだ、ある初夏の午後、歪み木細工の椅子に沈んでぼんやりとしていた俺はふとそんな考えに行 ...
あおいブランコが
艶めかしい金髪みたいな
風の中
閉ざされた午後の公園で
ゆうらりと
ゆうらりと
ゆらされていた
目にみえる
死人に
いのちはあるのだろうか? ...
紫の
天蓋の下
こどもの日
離婚届とセーラムライト
これから子どもたちは
だれの言葉を
信じて生きていけばいいのだろう
釈迦の言葉か
キリストの言葉か
それとも父母の言葉か
科学技術はどんどん進んでいくけど
心のほうは取り残されたままだ
...
今宵、懐かしく
灯が点り
生まれたばかりの感情が
せわしくせつなく
揺れている
(遠い故郷を追いかけた
夢見の中に居るように
深い夜は透明な
滴に濡れて更けていく)
心の底の永 ...
海が果てまで引いてしまった砂浜で
音が空白に吸い込まれてしまった砂浜で
命が香りを流され尽くしてしまった砂浜で
呼ばれてもいない
道化師がひとり
断絶から浮かび出る
世の中から剥が ...
紙でできた飛行機が
街の上空を飛んで行く
折った人は
わけあって何処にも行けない
代わりに紙の飛行機が
飛び立つというわけだ
日曜の午後
雲一つない青空
街全体に
あきらめとなぐさめ ...
ヒアシム・カインを放ちながら、エインスベルは笑っていた。
彼女が「カーガリンデの魔女」と呼ばれるようになった契機である。
もちろん、そこには恐れと軽蔑がないまぜになった、
感情が込められていた。 ...
アースランテの兵士たちは、その空間の裂け目に向かって、
次々と吸い込まれていく。その数、数百。
空間の裂け目は、虹色の球体のように見えた。
そして、徐々にその大きさを縮めてゆく。
数百名の ...
クールラントの軍勢は、連合軍の最後尾に陣取っていた。
これは、敵の挟み撃ちを防ぐためである。
しかし、敵は中央突破を図ってきた。なぜだろうか?
この戦場を、冷静に観察している者がいた。エインスベ ...
○「家族登山」
子ども、ママ、パパの順です
○「ゴールデンウィーク」
海も山も街も久しぶりの人人です
○「地元の小学校の目標」
「清く 正しく 強く」とある
○「幸せのもと」
...
飛び立つ背に涙を見せなくなってから、私はよく笑うようになりました。悲しみに暮れる日も傍に居てくれた事だけが支えではないことを知って。ありがとうって伝えたい事があるの。全ての思い出に題名がついている毎日 ...
明け方の情景
聞こえる鳥たちの声
満ちてゆく心
窓を開けると初夏の匂いがした。
私の庭では赤いカーネーションが花を咲かせている。
母に贈ろうか。
親不孝を重ねてき ...
蓮華
向日葵
百日紅
物流倉庫は四角を縦横へ移動させるだけのスライドパズルだ
使用感の強い折りたたみコンテナが今日も
コンベヤベルト上を強い使命感のもとに走っている
くわえ煙草の検品係はまたハンドリフトのキックボード ...
山頂の光と影と馨りに届かぬ蛍と傅カシズく、
まるで紙吹雪の鏡写しのような
奇病、らしさ不束にも視線を預ける
薄化粧の貝塚を通り過ぎ
伝書鳩の半分の血を
白装束とする臆病な子猫の、
...
悪い癖だとわかってる
ぐちゃぐちゃに酔っ払ったあと
布団にまぶれついて
君が生きてるかどうかについて考える
開け放した窓から重たい空気が入ってくる
僕は君には拒絶された
僕は何年もたっ ...
シーッ、みんな止まれ! いま2時の方向の樹間でウロコがギラっと光った。あそこにイヨマンテノヨルがいる。いいかお前ら歌うんじゃないぞ。しょうがない迂回路を探そう。先頭はおれが行く。しんがりはジェイコブ、 ...
五月三日 水曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 十時三七分
朝礼は講堂でした
花村先生よりお掃除の事についてお注意がありました
「だまつて さつ〳〵とやること 大掃除の時はサイ ...
無我夢中 無季無句無形 夢の向こう
大きく開いた歩幅に
収まり切らないものが
青く広がっている
空だ
始まりを告げる場所
これから会いたい人
この先やりたいこと
誰にも読めない筆記体は
雲になって流れても
心の ...
淡い陽が君の横から降る朝のわたしに向けるまなざしは青
凍る髪のままでいたのはあの夜の吐息が今も溶けないからだ
髪を撫でその罪を知る限りある時間の無駄を知る ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
それぞれの戦い(三)
朧月夜
自由詩
1*
22/5/6 14:20
それぞれの戦い(二)
〃
自由詩
1*
22/5/6 14:19
それぞれの戦い(一)
〃
自由詩
1*
22/5/6 14:18
愛読者
やまうちあつ...
自由詩
7*
22/5/6 13:49
右手の痣
坂本瞳子
自由詩
0
22/5/6 11:48
逆さまの月
凪目
自由詩
1
22/5/6 4:01
令和4年5月5日(木)
みじんこ
自由詩
2*
22/5/6 1:29
Narcissus
あらい
自由詩
0
22/5/6 0:45
断層の誕生
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
22/5/5 23:12
落花
秋葉竹
自由詩
2
22/5/5 22:37
_
TAT
短歌
1
22/5/5 21:58
未来を生きる言葉
ホカチャン
自由詩
0*
22/5/5 20:13
灯火
ひだかたけし
自由詩
3*
22/5/5 18:56
道化師
宣井龍人
自由詩
4*
22/5/5 16:30
紙の飛行機
やまうちあつ...
自由詩
5
22/5/5 13:15
連合軍の反撃(十六)
朧月夜
自由詩
2*
22/5/5 10:20
連合軍の反撃(十五)
〃
自由詩
1*
22/5/5 10:19
連合軍の反撃(十四)
〃
自由詩
1*
22/5/5 10:18
独り言5.4
ホカチャン
自由詩
1*
22/5/5 9:42
止まり木
武下愛
自由詩
1*
22/5/5 8:37
新しい日
メープルコー...
自由詩
3*
22/5/5 8:10
令和4年5月4日(水)
みじんこ
自由詩
1*
22/5/5 1:56
ザ・倉庫
自由美学
自由詩
3*
22/5/5 0:54
光臨
あらい
自由詩
2
22/5/5 0:11
スモールライト ディレイ・ディレイ・ディレイ
竜門勇気
自由詩
2*
22/5/5 0:05
白紙に向かって歌うんだ 【即ゴル不参加作品】
壮佑
自由詩
5*
22/5/4 23:11
女學生日記 十四
TAT
散文(批評...
0
22/5/4 21:39
無垢を汲む
水宮うみ
俳句
1*
22/5/4 20:53
Dear
ミナト 螢
自由詩
1*
22/5/4 20:33
青の惑星
秋葉竹
短歌
1
22/5/4 19:58
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
4.31sec.