在る朝 連星とロンドを
あたしあたしすきっぷ していたのに
連れ去られた真空管の
遠来系の
すべる 朝と朝の へだたりのたたり
に鎮座する
水溶性の大理石を すべる 首の 極ほそい ...
星は瞬きを禁じられ
月は白む空に輪郭を透かす
夜が死に
朝が生まれ落ちるまでの
混沌と森厳に漂う
四海の色を数える頂
一瞬は濃淡により誓われ
時は不動のまま移ろう
雲 ...
薄い夜に 小さな雨音を聞いて 静かに目をあける
いつの間にか 日付は変わっていて 手のひらのなかの液晶画面には顔文字がよっつ。
等間隔に並んでいて
僕は目をこすりながら 何それ とだけ返すと ...
世界の尖端に
詩人のようなものが引掛かっている
重いカーテンをどんなに引いても
夜の窓から三日月がはみ出してくる
夢の過剰摂取の副作用が
紫色に垂れ込めてくる
中空には透明な旗が翻る
誰 ...
いつか やってくると
願っていた
ゆめみた ガラスの靴
わからずに 足にすれば 先があると
いきつけると 信じていた そんな
昔話が揺らぐ あたしの
街のかたすみ靴物語り
...
夕暮れて疲れて座るこの部屋に冷茶一杯呑むにふさわし
向日葵とコリンスの咲く妻の庭目覚めてその前にしばし
妻出勤駆け出でて見おくりぬいつものごと坂はしりぬけ
鞄と間違えて
父さんが
枕をかかえて会社に行く
目を閉じたまま
夢を見てるんだろう
父さんは
目を閉じたまま電車に乗り
目を閉じたまま
タイムカードを押す
目を閉じた ...
転がり滑り落ちる悲しみ空蝉
耳鳴りが音階と為って脳を支配する
狭い部屋に鍵を掛けて
目蓋を閉ざす深夜に
飛び交う金色の鱗粉
睫に落ちて悪夢を垂らす
苦い蜜を掬って
...
音を鳴らしたい。
夜。透き通る。
道が音を立てて歩いてくる。
窓。開かない窓。
道は歩いてくる。
壁を開けて
僕は歓迎の挨拶をする。
道は音を立てずに去ってい ...
内声の矛盾した響きのなんと美しいことか
脳を溶かささる君の意味の溶けかかる声の響きに未開人のボクが
「おー」
肯定の意味もあるし否定ってこともある
嬉しいときも悲しいときも ...
働こうとしていろいろな思いは膨らんだ
亡骸にすがりつくようにする
ドラッグの手ばかりで
夢で 今頃東京で地を踏んだのだと
あの世へ考えた
マンハッタンでは海がとても赤茶色で
女たち ...
白い すてきな草花に
歩いていくところまで公園の花か
何かが あればいいのに
眠りをのばしていた葉は
一人の 太陽に
なくなってしまえと 幸福の
根もなく いると
外に願いながら
...
長距離トラックの運転手やってます
十七時間ぶっ通しで運転、なんてことも珍しくありません
砂浜を這う涙目の海亀を捕まえました
今夜も夜通し運転です
助手席に座る海亀は気を使ってくれて、
持参の ...
男は地を這うように何かを探していた。通りすがりの女は何を探しているのか男に尋ねた。
男は「イマを探しているのだ」と言った。
「それはコンタクトレンズのようなものなんですか」と女は問うた。
「似た ...
緑地帯
中央分離帯
大気圏!
目線くるくる
GoogleEarth
コスモスってね、宇宙って意味なのよ。
アスファルトの上、コスモスを握って朽ち果ててもいいとか想ってきたの。
泣きながらおさらばしてもいいかなって。
コスモスってね、宇宙って意味なのよ。
アスファルトの上、コスモスを握って朽ち果ててもいいとか想ってきたの。
泣きながらおさらばしてもいいかなって。
「心で書かれた詩」という言葉を話すとき、藤井わらびさんの『むらさきの海』を外
すことはできません。
外すことのできない理由は、連動していることです。
連動しているのは、彼女の考えていることと ...
きづいたらキーをたたいてる
書くこと なんかないのに
よくわからない
ぼくのまえにあるこのみちは
じぶんだけのみちなんだよ
きみのじゃない
生きている とは気づくけど
死んでいる とは気づけない
なんででしょ?
うまくうたえないのよ
いとでくちをつられたきぶん
にぶいじゅうせい
にぶるかんせい
もっともっとつめたくなりたいのに
とがっていたいのに
あつさでゆるくなっていく
ちゃいろのあぶ ...
正しさを正しい、間違っていると認めるのは難しい
その人が正しいと思っていれば
それは正しいんだと認めている人がいる証拠
正しさが0ではないということの証明
間違っているなんて簡単にいっ ...
もしもし、オレじゃないよ。
jam-Oではないんだ。
べつに事故も起こしてはいないし、
生活に不満を抱えてもいない
お金を振り込んでほしいとも思っていないし、
助けてほしいとも今のと ...
じぶんがわからない
じぶんがみえてこない
何をやっても極められない。
何をやっても目標が見えてこない。
自問自答の日々
しかし、問いばかりが増え、回答はでない
しかも、その問いも浮 ...
風の中で
ぼくらは佇んでいる
それは
ほんの
ひゃくねん前の
時のない時で
ただ渺々と吹く風の中で
壊れそうな心を
壊れそうな体を
懸命という文字が懸命に支え
風の中のぼくらは
...
脆弱な夜は微かな光にさえ怯えて
僕を守る暗幕はいともたやすく引き裂かれる
路地裏の隙間に残る闇の中へ逃げ込んでも
サーチライトは執拗に僕を見つける
僕はただ安息が欲しいだけ ...
太陽が昇り始め
朝がきた
キミとの
最後の夜が
終わった
寝不足の瞼に
氷を押し当てて
苦いタブレットを噛み砕く
明日から
どう生きようか
つまりは
キミのいない ...
たとえば風が、
雲が、海が、樹が、雨が、土が
この国のことばで
いつものように
語れるとするなら
月よ、
あなたは
その深淵で
かれらを
焼き尽くすのか
互いの杯を交わす
向かいの席で
微かに瞳の潤む
その人は呟いた
(今の僕は、昔より
孤独が澄んで来たようです・・・)
この胸の暗闇には
ずっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
葬列の
こしごえ
自由詩
1*
09/7/17 14:12
雲海
夏嶋 真子
携帯写真+...
17*
09/7/17 13:24
独言
ウデラコウ
自由詩
1*
09/7/17 11:55
透明な旗
塔野夏子
自由詩
8*
09/7/17 11:34
a fair, brown, trembling woman
月乃助
自由詩
7*
09/7/17 10:34
歌を作りぬ
生田 稔
短歌
0
09/7/17 8:03
父さんの夢
小川 葉
自由詩
8
09/7/17 6:10
自殺願望
AKiHiC...
自由詩
3
09/7/17 5:21
透き通る、
健
自由詩
1*
09/7/17 4:33
仇も花も
tutty
自由詩
3
09/7/17 3:12
あいつ
番田
自由詩
1
09/7/17 2:56
紙飛行機
〃
自由詩
1
09/7/17 2:56
ヘッドライト
サトタロ
自由詩
2*
09/7/17 1:49
プロ
木屋 亞万
自由詩
0*
09/7/17 1:47
映
長谷川智子
自由詩
3*
09/7/17 1:42
コスモスが好きなの
アサギ
自由詩
3
09/7/17 1:42
〃
〃
自由詩
0
09/7/17 1:42
心が運動している詩集 藤井わらび『むらさきの海』
イダヅカマコ...
散文(批評...
3
09/7/17 1:32
気まぐれな指
jam-O
短歌
0
09/7/17 1:23
わがままほうだい
〃
短歌
0
09/7/17 1:20
おしえて
〃
短歌
0
09/7/17 1:19
オンディーヌ
ミゼット
自由詩
2*
09/7/17 1:18
不思議な夏の夜
jam-O
自由詩
0
09/7/17 1:15
結局、日常
〃
自由詩
0
09/7/17 1:06
インビジブルな日々
〃
自由詩
0
09/7/17 1:01
風の中で
草野大悟
自由詩
4*
09/7/16 23:55
僕を守る夜
まさたか
自由詩
2
09/7/16 22:57
ありふれた朝
風音
携帯写真+...
9
09/7/16 22:14
エチュード
草野大悟
自由詩
2*
09/7/16 21:32
孤独ノ星
服部 剛
自由詩
5*
09/7/16 20:54
4318
4319
4320
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
加筆訂正:
心が運動している詩集 藤井わらび『むらさきの海』
/
イダヅカマコト
[09/7/17 11:07]
AmazonのURLを掲載。アフィリエイトIDは現代詩フォーラムのもの(規約による)
4.81sec.