ひとりのおおかしぎが
海を渡ってきたのを
見ましたか?
それはどんなふうだったでしょうか
せなかを丸めて
いつものように
口もきかずに
それでいてたくさんのことを
瞳で語り
そん ...
暗い茂み
あんぐりあいた夜の口
静かに入れば夜の国へとつながっている
夜の国はほんとうの国
隠していたことがはだける
恋人たちは夜の前に身体をさらけ出し
闇の色に溶ける
寂しい者 ...
散りてなほ 濃き紫の 野牡丹に
風秋なりと 歌ひたれども
※「紫」は野牡丹の花の色と「紫の縁」をかけたつもり。(笑)
紫の縁(ゆか ...
目を覚ました時には
世界は満ちていた
あなたのあいが溢れだして流れ出して
私は土にしがみついていた
あいの量を覚えてあなたは
それを注いだ 朝に夜に
私は垣根をめぐりながら咲き方を考え ...
悲しい音は置いてゆこう
きっと二人で歩めるから
君が痛みの壁にぶつかって
泣きたい夜がきたなら
私が傍に居るから大丈夫
樹木の葉が茂る季節も
大地が白く塗られる季節も
私は傍に居 ...
ゆっくり
ゆっくりと君に針を刺しました
その穴から私の偏愛を注ぎ込みたくて
剥製になった君へ
慟哭と共に御手紙を書きました
決して振り向く事のなかった二人
それを真実と信じて疑わ ...
あかん。
あかんあかん、
あかんかんかんかんかん
わたしはもう現実を直視できません
このままではだめになるので
なんでもいいので
ぶちこんでください
でき ...
夜の揺らぎの隙間を埋めるように
単調な音楽が鳴り響く
傷ついたレコード盤
あ行の旋律
は行の音階
誰にも聞こえていない
誰も聞いていない
真昼の顔を脱ぎ棄て
裸の肉体を擦り合う ...
きみをのせているシートは
みどりいろの
初夏が青々として
もしくは はんとうめいの
生はるまき
包むライスペーパーのよう
じかんのベルトコンベア
同じむきにしか
すすまないけど ...
{引用=
星空から
あなたは振り返る
貴女はふりかえる
ともしびに重なる微笑み
細い指先
星座へと続く階梯は
途絶えたまま
この小雨のように ...
各々が異界へと行く書を携えて
書を取ると旅始まるだろう 今 ここで
長い夢の中で 秋分を迎える
シルクのパジャマ着て 木星周回軌道へ
重力を打ち消すような秋の陽 ...
ハタチとか
もっと先だと思ってた
どうしよさらばティーンエイジ
陽炎を踏み越え君は手を振って、あちら側へと行ってしまった
家じゅうを掻きまわしつつ探したが、あの日の記憶が見つかりません
路傍にはいつも死骸が落ちている、人かも知れぬ、見ない振りす ...
ペットを飼うとはどういうことなのだろう
人間以外の生き物と一緒に住むということ
なぜ?
癒し?
嗜好?
ペットを飼うとはどういうことなのだろう
人は人によって癒されるべきではないのか
...
広場の端まで届く大声を出せ
ボリュームを上げろ
それでもまっすぐ伝えられない
鏡の像のように 歪んだまま
空を漂うカプセルレター
望遠鏡から顔を上げて
何を見てるんだ
高い所から ...
この題で,この文章を執筆しようと思い立って、ペンを取り上げたのはさっきだ。この小説は私たち夫婦とクリスチャンの仲間たちが主人公である。特殊な社会がそしてやはり平凡な人間 ...
そんなに難しい事でもないんよ
例えば林檎
本当は色がない
ある波長の光を反射して
目が勝手に赤と見るんだ
色彩学な友人がそう言う
私はただうんうんと頷く
そんなに難しい事でもないんよ ...
秋のある場所に走っていって
風は勇気のありかを知っている
冷めはじめた空気を味見する
終わりなんてないんだ
広がり続ける赤いカーペットの上で
コインの光に洗脳されて
朝なんてないんだ
閉じ込められたぬいぐるみは
ミラーボールのぐるぐるを眺め続けて
親なんてないんだ
...
13歳冬休み
石油ストーブの温もりで
まどろんでいた
こらから何が始まる?
いつから始まったんだろう
気付けば恋や仕事にのめりこみ
混線した人・世の弦に
張 ...
言葉ではない仕草
景色を眺めた貴方は
その判別を迫られ
男と女とが別れた
それを見た私は
白紙の上に呼び戻し
無理矢理に舞わせ
飽きるに任せた
別れとは終わり
永久に心中は
...
お帰りなさい
お疲れでしょう
揺り椅子にでもおかけになって
紅茶でもいかがでしょう
お下げを{ルビ解=ほど}いて
ブーツを脱いで
銃を置いたらいかがでしょう
母親らしくなんて
似つ ...
よるのそこにはやわらかなひかりがしづんでいる。
ひかりのまわりのよるはあさをはらんでにごる。
わたしのめはひるのひかりににごり、よるのやみにせをむける。
ほつほつとひろがってた ...
君と丸いテーブルで食事をとる。
周りを子供がくるくる回る。
君と丸いテーブルで食事をとる。
子供たちの服がゆらゆら揺れた。
ひらひらひらめいた。
昔はこうやって遊んだ。
口に含 ...
私顔が汚いって
AV女優みたいな顔してるって
「どういう意味」
「どういう意味、というかとりあえず褒めてはない」
「何それなんかむかつく」
神様、佐々木クンはひどいことを言うんです
神 ...
僕は思うことをどこまでも折り返して書き連ねてみる。文章は続いていくのだ、太く長く続いていくことだろう。白いそこに巻き取られることなく。けれどトイレットペーパーのようにそれが何らかの文章になっているかど ...
ひとりここには誰もいない
思いながら 僕は
詩作をやめている 暗い僕は
日々を手に そうたやすくはないから
いつも挫折しそうになる 詩作はそして苦悩する
楽しみの詩作は 黄色さだ
誰 ...
海で
水死体のことを
恵比寿様とも言いました
福の神です
魚を連れて来てくれるものでもあるので
寄る辺なき旅
標べなき旅
ネット詩海における
{ルビ人工漁礁=プラットホーム}として ...
ああ おれはこわれた
二丁目の角で
月見うどんすする スーン
鉄格子のなかから するどいめだま
おりまげたひざのうらには ぶっとい静脈
にわとりのしずく
...
彼女はブランコがお好き
路地裏に佇む溜まり風や
お向かいさんの飼い猫に
思いを馳せている、毎日
思いついた恥ずかしい台詞を
口癖のように好き勝手呟いて
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひとりの・・・
ふるる
自由詩
6*
09/9/7 20:00
夜
曠野
自由詩
2
09/9/7 19:57
紫(ゆかり)の花
朱雀
短歌
1*
09/9/7 19:12
藍色——朝顔
照留 セレン
自由詩
1*
09/9/7 18:52
二人
漣 風華
自由詩
1
09/9/7 18:20
剥製になった君へ
〃
自由詩
1
09/9/7 18:19
ヴァジュラエッジ
udegeu...
自由詩
2
09/9/7 18:10
落下
乱太郎
自由詩
8
09/9/7 18:03
9月の時間
唐草フウ
自由詩
3*
09/9/7 17:44
夜の頁
まどろむ海月
自由詩
3*
09/9/7 17:06
雑詠10句
アハウ
俳句
4*
09/9/7 16:23
時の流れはきら星のよう
つゆ
短歌
2*
09/9/7 15:38
kill time.
吉田ぐんじょ...
短歌
12
09/9/7 15:24
ペットを飼う
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4+
09/9/7 13:19
みかん型の真実
小林 柳
自由詩
2*
09/9/7 11:25
愛と真実(1)
生田 稔
散文(批評...
1
09/9/7 11:11
無学の飛翔
テシノ
自由詩
4*
09/9/7 10:40
秋のために
アハウ
俳句
4*
09/9/7 9:38
悲しいのは俺のほう
みぞるる
自由詩
1*
09/9/7 9:36
13歳まどろみへ
snowwo...
自由詩
2
09/9/7 4:25
秋から冬へ
zihan
自由詩
1*
09/9/7 3:09
ドーラの休日
瑠王
自由詩
1*
09/9/7 2:46
7階より
昧
自由詩
3
09/9/7 2:37
円卓はね、青かったの。
点子
自由詩
4
09/9/7 2:24
THE END OF THE WORLD
ゆりあ
自由詩
3*
09/9/7 2:14
僕のある日の過去
番田
自由詩
0
09/9/7 2:05
誰もいない街には
〃
自由詩
0
09/9/7 2:04
傀儡使い師たち/聞き菊
海里
自由詩
1
09/9/7 1:43
にわとりのしずく
カンチェルス...
自由詩
4
09/9/7 1:37
少女B
山中 烏流
自由詩
2*
09/9/7 1:30
4318
4319
4320
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4.31sec.