トンカチ君は
鍛冶屋の息子だった
鍛冶屋の息子だけれど
大工の倅ではなかった
そして、臆病者だった
あんなことが、あるまでは
あんなことがあるまでは、我が懐かしのトンカチ君は
臆病者だっ ...
有り触れた言葉の海で溺れてしまひさうな
有り触れた言葉の川で流されてしまひさうな
飽き飽きとした危機感が侵蝕していく中で
この手を握つて世界から私を連れ出してください
有り触れた愛情の ...
陽は斜めに射して蜜蜂が群れる
垣根には今年も薔薇が咲いた
みんな二人だけのもの
手をつないで小径を駆けてゆく
ぼくたちは (わたしたちは)
村はずれにひとつの廃屋を見つけた
秘密の ...
向日葵の花はうつむき元気ない暑さに強い姿は何処へ?
電線が迷路のように伸びている人が作った目障りなもの
許すより罵るほうが簡単で許すことさえ忘れてしまう
唇が乾いたらすぐ口づけしあな ...
完成された三角形の頂点。
ふとんまくら俺。
昔、家庭教師が言いました。
人生の内4割は寝てると。
僕は今の所6割マークと順調で。
最後の十年ラストスパート寝たき ...
君は暮れ果てた記号の森ふかくで永遠と出逢うだろう
僕は知っている 泳ぐのを止めてしまった魚 そして地獄を
君は目を醒ますことなく星を抱いている 月光を 浴びながら
甘い偽 ...
まぶしくても欠けていた
陽気なあなたの翳りに
こんなにも離れてから
気がつく、それも
霞んだそらのむこうで
わたしの名前を呼んで。
わたしをあなたで確認させて。
あなたに名前を呼んでもらいたいの。
呼んで。呼んで。呼んで。
空が落ちてくる前に。
言葉はなく、光
それは
すべての
不能、わたしの夜よりもきみの
夜が、より存在する
ように、もうそこでは
何も見ることが
できないように、何もすることが
できないように、言葉は ...
目出帽 茂(めだしぼう しげる)
:今作の主人公。
県立握り込み高校一年生の男の子(?)布の塊から細長い手足が突き出しているという風貌のため社会的にアウトになりかけたが、ある日クラスメートのマユと ...
その古くて錆付いた門を出ると、少しばかりの階段があって、それを降りると右には大きな公園へ向かう道、左にはサーカス小屋続く道があります。
ロバの皮を被った男が笛を吹いています。
牙を抜かれた ...
対象を持たない殺意が
やるせないまま数日を
行き来している
ぼくが見てきた他人の堕落が
両手では抱えきれない空間を
やはり右往左往している
高校生の衣を着たぼくだったころ
ぼくは ...
ほしぞらみたいに黙っていたら
追憶が加速していった
メリーゴーランドは架空の天気をかかげていた
7月15日は存在すらしなかった
とてもしずかに追い越されたニュートラル
...
あなたに会うこと
あなたと話すこと
あなたに笑いかけること
あなたの笑顔が好きだから
いつも笑っていてほしいから
広大な海洋に寝そべる岬、山へと連なり
遥か太陽は雲間から 一つ一つの波模様を
黄金色に照らし 鏡にしていく
不穏で途切れることのないクジラのような雲は ...
疲れ果てた身体で恋しがった光を
自分の手で消す
暗闇
一寸先もみれなくて
心許なし
身体儚し
締め付けられるような
何度も言い聞かせて
強くあれ
強さ ...
テーブルの上にはボールペン
こいつで詩を書こうと思っていない
手はコントローラーを握ろうとせず
考えながらタバコに火をつけると眠くなく
誰からも相手にされないと思っていたらしい
窓に ...
言葉を発してみる
言葉の空気へ広がる
誰も知らない言葉すらないと
憎しみの色に思い出してくれるはず
ぼくは言葉を忘れた
どうつければいいのかしかし
だけどぼくの誰かのいない
地中に落 ...
神様に一番近い所に
一軒の家
想(ソウ)は暖炉の前で本を読んでいる
採ってきた野菜を水洗いして
唱(ウタ)は晩御飯の準備を始めた
想
今日はカレーだよ
...
暗くなった部屋には
見世物の憂鬱が散らばってる
明日もそいつを着込むだろう
摩擦と交渉が熱を帯びて拡散する
2009年世界は
核の導火線のそばで
マッチ棒を振り回す子供
終わりの ...
猫くせー換気扇 回すだわ
酩酊したぶって明日は休むんよ
つばさ広げ海を泳ごう
G♯の向こうを目指す
環境守っぞー
君がいるただ一つの星だで
耳塞がんぞー
君しか持ってない声だでの ...
猫なで声で獣
あわてて走り出すうてな
月読みで野原
さざめく葉ずれの音
清浄と月
見境なく神話
地面が繋がる限り
物語は途切れず
細かな螺旋行
君の耳元まで
石ころを蹴りな ...
雲海に月昇る
月はまるで僕等のようだ
月光が僕等に平等に降って
くまなくを満たしていた
僕等はキスを試みたけれど
太陽の下でも出来たこと
雲海に月昇る
月光が ...
「心地よく秘密めいた場所」で
「口に出せない習慣、奇妙な行為」に耽る君たち
ナメクジよ
ふるさとにお帰り
かたつむらないカタツムリ
「去りにし日々、今ひとたびの幻」のスローガラス
...
裸足の少年は足跡を
地面に刻んではあるく
テポドン発射37564秒前
富士の樹海にコンパス持って
キャンプでもいかないかい
考えなしの宮殿で開けない朝をまつ
愉快で ...
両の耳から{ルビ光素=エーテル}をそそぎ
彩なす色虫が交響する
雨の染む夜 騒がす静か
爪の生えた石ひとつ
白電燈のプラシーボ
唖として見つめるアルビーノ
花鳥の使い さよならいつ ...
鳥が一羽きり
ないている
夜中に
あの娘の名前を唄にして
星に見せかけた
小さな願いも いつか
君の瞳に飛び込んでいく
弓弦弾かれる
僕は見つける
きっと射抜かれた
...
その喉に包丁を突き立て
縦に腹をかっ捌く
はらわたを引きずり出して
下半身を切り落とす
心臓を握り潰し
顔は判別がつかなくなる程度に切り刻む
あれは私の ...
鬱々とした虚飾とじゃれあって
夜はアダルトビデオに群がる猿の模型
かんたんにね冷静さを失う方が
よっぽど人間らしいんだよ 先生
お金とモザイク 無価値な僕は膨らむだけ
右へ左へ あしら ...
息をした、青空が浮かんでいった。
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
トンカチ君の甚だ壮絶なる青春
ふくだわらま...
自由詩
0
09/7/22 17:24
exhaust
完食
自由詩
1
09/7/22 14:11
ふたり
石瀬琳々
自由詩
5*
09/7/22 13:47
向日葵
夏川ゆう
短歌
1
09/7/22 12:36
グーネーズ
tutty
自由詩
0
09/7/22 12:31
shiki
e.mei
自由詩
35
09/7/22 11:58
蝕
たりぽん(大...
携帯写真+...
3*
09/7/22 11:32
CALL MY NAME
アサギ
自由詩
1
09/7/22 11:11
より存在するように
こもん
自由詩
6
09/7/22 6:31
人物紹介
竜門勇気
散文(批評...
2*
09/7/22 6:15
君と僕の世界
sirone...
自由詩
2
09/7/22 5:31
ルンペン
熊野とろろ
自由詩
2*
09/7/22 5:29
ペンギン
コーリャ
自由詩
14*
09/7/22 5:10
単純な望み
アサギ
自由詩
1
09/7/22 5:09
女の借景
ヨルノテガム
自由詩
0
09/7/22 4:16
暗順応
テルテル坊主
自由詩
4*
09/7/22 3:16
テーブルとボールペンとそのままの指先と
番田
自由詩
1
09/7/22 3:05
色
〃
自由詩
0
09/7/22 3:04
神様に近い場所
蓮沼 栞
自由詩
0
09/7/22 2:33
マスターベーション・ソニック・アフター
竜門勇気
自由詩
2*
09/7/22 2:18
マスターベーション・ソニック
〃
自由詩
1*
09/7/22 1:41
NKND
瀬崎 虎彦
自由詩
1
09/7/22 1:24
雲海に月昇る
吉岡ペペロ
自由詩
8
09/7/22 0:59
短冊と落とし文月/ジメゴン故郷に帰れ
海里
自由詩
3
09/7/21 23:58
テポドン発射37564秒前
こめ
自由詩
6
09/7/21 23:52
爪の生えた石ひとつ
瑠王
自由詩
4*
09/7/21 23:32
星弓
楽恵
自由詩
2*
09/7/21 23:29
私という絶望
まさたか
自由詩
2
09/7/21 23:19
電マ
げ
自由詩
2
09/7/21 23:14
エスキース夏
草野大悟
自由詩
0
09/7/21 23:03
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4350
4351
5.01sec.