野の花に
名前などあるはずがないと
思うようなあなたなのに
振り向いて欲しいのは何故

ここにいる、ここにいる、と
声を限りに叫んだとき
それを感じ、立ち止まってくれたのは
「花を愛す ...
これから
あのおも苦しくて
食欲のない時に食べなさいといわれても箸がすすまずに
高い熱があるときに自力で病院まで這って歩くときのように
とんでもない大雨で身動きのとれないひとりの空間
エレベ ...
凧に乗る夢見し夜は雪の降り


晩夏のそっと過ぎゆく音が聞こえ


夜に信仰の大胸筋盛り上がり
たましいが擦れ合って
生まれた音は
いつまでも胸のきざはしを
昇り降りしている

忘れてしまおうと思った
夕暮れの端から
温かい闇を連れてその音は
何度でも訪れる

君の仕草が ...
 


寝て起きると
いつも新しい
新しい朝が来たと
体操をしながら
希望を体にしみ込ませていた小学生


誰が今日の空を真新しいと決めるのか
夢みがちにパンを食べる
土砂降り ...
鳩ぽっぽ豆が欲しくてマシンガン

薬指欠けて宿とる舎人かな

三ツ指が足りてなくなく泥田坊

ワーグナームスカ大佐の子沢山

焼肉や夫婦仲良くあぶるかな
貴女がいなくなった日
空には虹がかかっていた

私は涙が零れない様に
いつまでも虹を見ていた

それから幾日経ったのか
私の心は未だ停まったまま

《2009-08-08》作
ひとりの僕は憂鬱な思いで
応える
僕に憂鬱であることは
寂しいから

誰かがここに来てくれたらと
窓を開けて待っている
車に乗っていた



遠くに見えるのは江戸川で
僕 ...
東京のアパートの壁に
砂の黄色がかったタイル柄を
写真に撮って張り巡らす
壁の間を進めば



共同ホテルの看板はとうとう見つからなかったのだ
小さいだろうから
ヤシの木が顔を ...
ねえ、そんなに悲しい顔しないで…
貴女が泣くと私の瞳からも涙が零れるから…

もう子供の頃の様に
声を上げて泣く事も出来ない…
悲しくても涙堪え
貴女の前では笑ってみせる

ひと粒 ...


 10個目のピアスは、9個目のすぐ下に空けた。恋人となるのが4度目となったTに空けて欲しくて用意したピアッサーを用いて、結局は自分で。相手が望まなければ意味が無い、単なる押し付けがましい願 ...
ゆるゆると祭りは終わり
その喧騒はとろとろと
静かな夜と同化する

瞼をおろしても 突き刺さる灯りを
残像を残す為に
目を見開き 睨みつけ

華やかな祭りのラストを 密かに飾る
切ないざわめきの中
此 ...
俺が自分で何かを成し遂げたと思った時は
天にも昇るほど気持ちがいい
俺が自分の中にどんなものも見つけられないとき
濁った湖の底に沈んでいくような気持ち

だけどそんな ...
 
 
 
【羅刹国】



 皺を刻む掌を合わせて
 時の重さを振り返れば、
 壁に焼き付いた影と同じく
 あの日見たあなたの顔が
 私の心に今も深く…

 時代は変わり
...
好きなのに
言えない
自分では不足だと思い
言えない。

貴方への思いは
人一倍人十倍
空回り
硬派なんだよ

意気地なし
振られるのが
怖くて
苦しくて苦しくて
助けて下 ...
何だかわからない


半分あげた所為だろうか




「半分あげた」


って


掠れた記憶の中


しるしみたいに






僕は多分パラ ...
電車から見える花火は大きくて少し悲しくてやがて消えた

いつまでも泣きたい日です悲しさも嬉しさも花火に消えてくれ

君と見た花火の色も大きさも匂いも涙もふくめ

現実に僕はいるのだとようや ...
授業中の少女たち
夏にはいったい何をしてる?
始終しゃべり通しなお茶会
トーラス風ドーナッツとクラインのティーポット

ポケットのカラフルなチョコレートは
べたつかないマジックメンブランス ...
夢みればいつも
きみは風になっていた

ぼくの右腕をまくらに
くうくう眠っていたきみは
もう、そこに吹くことをやめ
だれも頼りにできない
だれも近づけない青空へ
鎖を断ち切り
安らか ...
いつかあたりまえのことを美しい言葉で書くことが叶うのだろうか
いつか美しいものをそのまま提示して成り立つ詩が書けるだろうか

ほんとうは人生の意味を掴みたくてたまらないのに
ほんとうは美しいも ...
わたしにはとうてい知りえなかったことがある
そのやわらかな皮膚やしろいにのうで、滾る血潮
あたたかな胃液にゆれるわたしの唾液
そのすべての美しいこと

エンドロールを延々とながめているようだ ...
  昨日
  滅びていく愛が
  冬の名残の夕日のように
  山脈を焦がした


  山の向こう
  いつか
  わたしもあなたも
  あの夕日を追って
  そこへ行くのか ...
夢を蝶に変えて
貴方へ届けましょう
今宵は私と御遊戯
どうぞ近くに
でもまだ足りない
もっと近くに
そう貴方の息がかかる程
お味は如何?
味見だけじゃ勿体無い
もっと召し上がって
...
地下に茎を這わせ
自分の映し身を作りだしながら
林の下でじっとしている
木々に塞がれていなければ
もっと伸びていける 気がする のに

空を見上げたのは新芽のうちだけだった
林の土を抱き ...
・痩せた回遊魚はいつ死ぬのか
・ぶくぶくに肥えた犬が吼える
・コバルトブルーのコンドーム

・ふっくらと炊きあがった朝に午前八時の朝日で見えるあなたの産毛、瞳のなかの宇宙、小さなブラックホール ...
空という無辺際をまとって
バランスから身を乗り出し
石器時代の少し前までしなやかに跳ぶ


言葉による情報伝達のゆるやかさは
ある種の懐かしさをもって書棚から
ペール・グリーンの表紙にこ ...
動かして
もっといたくしてもいいから
すきと言ってくれたら


雪が降る
真夏の歩道に
きみの影がないことが
わたしの世界のすべてでも



祈っている


晴れた海は遠 ...
キラキラと
呼吸するとうめいに
光の塵

布目に添うように
木炭
減らす線
粉こぼしながら
描きだす

なにもかもが
変わってしまった部屋で

ゆるがない強い香り
しみいる ...
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの 
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
...
透明な風が
ぼくらを包む

夏の香り
夕暮れの風

きみは
笑うけれど

ねえ
今一瞬だけ
真顔で言わせて

きみは

きみのままでいて

きみのすべてを
ぼくが肯定するよ

無理しなくて
いいから
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
花の色西天 龍自由詩4*09/8/9 11:05
1102唐草フウ自由詩5*09/8/9 10:56
大胸筋アハウ俳句309/8/9 9:53
会いたいnonya自由詩12*09/8/9 7:44
wrong interviewあすくれかお...自由詩3*09/8/9 6:23
静かなドーンzihan川柳0*09/8/9 5:23
@ショコラ自由詩409/8/9 2:46
秋の日のオープンカー番田 自由詩009/8/9 2:27
ジミヘンドリクスの幻自由詩309/8/9 2:26
なみだ@ショコラ自由詩109/8/9 2:23
身体の海【6/6】10番目のピアスA道化散文(批評...109/8/9 1:53
あとのマツリ愛心携帯写真+...6*09/8/9 1:06
観念的な略歴(と、とりあえず名前をつけておく)ホロウ・シカ...自由詩1*09/8/9 0:33
羅刹国綾瀬たかし自由詩109/8/9 0:29
好きなのにペポパンプ自由詩9*09/8/9 0:00
インパルス自由詩3*09/8/8 23:58
夢花火の世界にうなだれるふりして立ってみようきらく短歌1*09/8/8 23:27
自由詩な葉っぱ緑/タオルケット洗濯日和海里自由詩209/8/8 23:21
夢みればいつも〜満月とスバルがなかよく散歩する深夜草野大悟自由詩8*09/8/8 23:06
あたりまえの詩/美しい詩kauzak自由詩14*09/8/8 22:56
あの子たべたいわだち彩子自由詩509/8/8 22:50
山の向う嘉野千尋自由詩5*09/8/8 21:17
甘い時間ミツバチ自由詩1*09/8/8 20:34
緑色——笹照留 セレン自由詩1*09/8/8 19:58
ふるえる前頭葉わだち彩子自由詩409/8/8 19:43
その詩集をひらくと瀬崎 虎彦自由詩209/8/8 19:06
たとえば呼吸をするようにアオゾラ誤爆自由詩209/8/8 18:43
ジャスミン紀 茉莉自由詩2*09/8/8 18:18
夏嶋 真子携帯写真+...35*09/8/8 16:16
入道雲風音携帯写真+...509/8/8 15:40

Home 戻る 最新へ 次へ
4298 4299 4300 4301 4302 4303 4304 4305 4306 4307 4308 4309 4310 4311 4312 4313 4314 4315 4316 4317 4318 4319 4320 4321 4322 4323 4324 4325 4326 4327 4328 4329 4330 4331 4332 4333 4334 4335 4336 4337 4338 
加筆訂正:
エスプレッソ/番田 [09/8/8 21:57]
1a
6.44sec.