少なくとも少し前の

デジタルの世界では

僕が総てだったんだ

体の一部取り外せば

大にも無にもなれた

時は流れ世代は移り

残り九つの仲間達も

独り立ちしていった
 花咲く路

朝 集り
妻と二人で参加して
地図を渡され
土曜日の伝道

秋の日の、花咲く路
家々の門辺に
数多の花
一つ一つ,、愛でつつ歩む

人に会えば
笑顔になり
花 ...
悠久の言の葉の邂逅の中
無限は収束する

君に幾つ与え
君に幾つ与えられただろうか

君を幾つ知り
君は幾つ知っただろうか

矛盾が行き交わす
混沌の街で

いつしか君と出逢い ...
言葉が虚しく
星に意味は無く
すべての星は
海に墜落した

月が動かした
振りをした水面と足元を
見下ろした
首が落ちた

海に沈み
海が沈み
感覚が消え

体が消え
時 ...
倦み果てた。何もかも倦み果てた。来ぬものか、陶酔のその時は。

にび色のアスファルトに映える月は虚像であった。
この世は、私には、紙を貼らない銀色フレームに感じられた。
未完成なのではないか? ...
業務用空調機は吹き出し口から花々を吐き出した。少し湿っている。
背広を抱えた中年や、帽子を被り小さい手を引いた主婦に、
鞄を襷掛けにした学生や、カートを引くお婆さんに、降りかかっていった。
熱い ...
光を波を人間を愛を闇を天使を悪魔を官能を絶望を希望を

もう全部どうでもいいよ

あの子は先輩と寝てる
テニスで鍛えた引き締まった先輩の腕の中で
きょうは飲んで
一日中不機嫌、上の空、諦 ...
わかってるよ
君たちにとって私がどれだけ取るに足らない存在かは
その存在すら危ういことも
君がどれだけある人間の女の子をすきかとかも
十分お喋りしてくれたし
私を傷つけるのが目的かと思うくらいよシスタ ...
「痛い。」
「え、ごめん痛かった?」
「うん、でももっと痛くしていいよ。」


みんな知らない
私がこんなにも死にたいということを

みんな知らない
私がこんなにも彼女が好きだという ...
新婦は足を滑らせて既に三度転び
そのたびに父親は表情を曇らせた
光輪を背負った神父は
両腕を広げ天を仰いでいた
その口から止めどなく白子が出続けていた
ヴァージンロードは白子の滝となっており ...
黒目がち腕はまっすぐ一六三センチの背で天使もどき

ヘルメット転がりやすい日に暗示もえるこころはもえつきるもの

満月を伸縮させる術を知る女子大生の手まだらもよう

「遠いってダレコーてい ...
機械のひと

超高層ビルの屋上で

タンポポの綿毛を吹いている

いのち

夕焼けに熔かされてゆく

この星の肌を流れてゆく

抱き寄せたものの輪郭も不確かな

暗い夜に聞 ...
すれちがう人の香水の匂いが

鼻にまだ残っている

僕が貴方を思っていることを

手渡しで渡してもいいですか?

今はまだ分からないけれど

いつかは答えが見つかると信じているよ
...
考えている空の縁が
目につくから
修行僧のようだ 奇妙な
そこの

そうだ、
正しさだけが
知らないけれど やけに
中国を生きることにロシアなのかもしれない
忘れて瞑想で死んでいくの ...
専用線の貨物列車を
雑草の生えた線路の際で見送る

ダダンダンダン
ダダンダンダン

それは思いがけぬ速さで駆けて行く
街の風景に似合わぬ
大きな図体に圧倒される


シズシズと ...
祖父は毎日欠かさずに山へ通った。
祖父の自慢の果樹園には、桃、栗、林檎などがなった。
かつては、興味津々だった孫たちも、もうカブトムシやらには無関心だったし、
毎年届く2箱の林檎には飽き飽きして ...
平日の真昼間からチューハイ片手に地元を闊歩すれば
ご近所さんの白い白い眼差しを否が応でも全身に浴びる
それでも歩いてしまうのは
世界の秘密が知りたいから

ふらふらと歩く私を叱責するものはも ...
自転車のハンドルと
お母さんの間に座る子供
かわいいだけじゃない子供

カルピスをあげたいな
百年に一度のいけにえにしたいな
僕に歯を見せずに笑う子供
心にらくがきをする子供

ゆう ...
影に追われながら月を追います
切り絵のような林の向こう
夜空の手鏡に手をのばし
まぶしさの向こうに空蝉をさがすと
指先にしがみつき
掴み取るとカサカサと砕ける
乾いた血のような残照の地平で ...
もう1人の自分を
親指で創りだし
自由に遊ばせてみる

どん底に落としたり
夢を与えたり

凡人のクセに
ありふれた毎日を嫌う


もう1人の自分が
手に入れたのは自由
遊ば ...
窓枠の内側に、かすかに、雲が映っていた

薄い生地で出来たカーテンで
僕は太陽の光を避けている

あの雲は、どれほど遠くまで行くのだろう
どんな風で?

カーテンの隙間から漏れる光は、 ...
後悔するとわかっていても
止められない思いが飛んでいく
羽を持った私の心は
あなたの元へ急ぐ

たった一度の恋だった
たった一度の温もりだった
たった一度の繋がりだった

いき急いだ ...
携帯の光に
照らされた
待ち人の
横顔のシルエット
夕暮れの
ショーウィンドゥに
行き交う
幾多の
「わたし」の時間が
明滅するネオンに
滲んでいる
一 あたし
十 だったら、指で数えて
百 コの飴玉ためてたよ
千 街角に風船飛んで
万 まんぼうっておいしいの?
億 一億円宝くじ買ってた 今日のおやつはなしだって
兆 2009年国債残高 ...
末の息子が帰った後は
母さん 堪えるらしい
寂しいらしい
悲しいらしい
飯も作らにゃあ
起きても来ない


 そんなに辛かりゃあ

 キャッキャ キャッキャと
 喜ばなあ いいの ...
             090907







兎の毛を毟る
ハゲタカのように
猫の缶詰を棚に探し
ついでにカップ麺を購う

今日の作業は防水シートを
校庭に拡げ
...
ひとりのおおかしぎが
海を渡ってきたのを
見ましたか?

それはどんなふうだったでしょうか
せなかを丸めて
いつものように
口もきかずに
それでいてたくさんのことを
瞳で語り
そん ...
暗い茂み
あんぐりあいた夜の口
静かに入れば夜の国へとつながっている

夜の国はほんとうの国
隠していたことがはだける
恋人たちは夜の前に身体をさらけ出し
闇の色に溶ける

寂しい者 ...
散りてなほ 濃き紫の 野牡丹に

     風秋なりと 歌ひたれども












※「紫」は野牡丹の花の色と「紫の縁」をかけたつもり。(笑)
紫の縁(ゆか ...
目を覚ました時には
世界は満ちていた
あなたのあいが溢れだして流れ出して
私は土にしがみついていた

あいの量を覚えてあなたは
それを注いだ 朝に夜に
私は垣根をめぐりながら咲き方を考え ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
えいと衰退邦秋自由詩0*09/9/8 10:12
花咲く路生田 稔自由詩209/9/8 8:07
虹の彼方に漣 風華自由詩109/9/8 6:14
Φzihan自由詩1*09/9/8 6:01
D.I.Y.主義ゼロスケ自由詩109/9/8 5:08
熱病に冒された自由詩109/9/8 4:55
ピストルゆりあ自由詩2*09/9/8 3:59
君は悪魔の様自由詩1+09/9/8 3:55
キリスト自由詩4*09/9/8 3:51
白子式サトタロ自由詩0*09/9/8 3:37
年下短歌609/9/8 3:32
日没に瞬きをしないアンドロイド相馬四弦自由詩2*09/9/8 1:30
出ることのない街こめ自由詩909/9/8 0:16
解き放つ、石を番田 自由詩109/9/8 0:00
北王子線躍動kauzak自由詩9*09/9/7 23:41
酔歌ブライアン自由詩1*09/9/7 23:39
ハタチ女の憂鬱ゆるこ自由詩8*09/9/7 23:25
夕方交差点昼寝ヒルズ自由詩709/9/7 23:12
Mtume Venusたりぽん(大...自由詩5*09/9/7 22:30
理由海 猫自由詩209/9/7 22:15
白、ガラスの碧ブロッコリー...自由詩209/9/7 22:04
はねりんりん自由詩209/9/7 22:00
ネオンフクスケ自由詩109/9/7 21:58
堆積する言葉リーフレイン自由詩109/9/7 21:41
母さんの嘆き青い風自由詩5*09/9/7 20:27
The Coo Coo Birdあおば自由詩3*09/9/7 20:27
ひとりの・・・ふるる自由詩6*09/9/7 20:00
曠野自由詩209/9/7 19:57
紫(ゆかり)の花朱雀短歌1*09/9/7 19:12
藍色——朝顔照留 セレン自由詩1*09/9/7 18:52

Home 戻る 最新へ 次へ
4320 4321 4322 4323 4324 4325 4326 4327 4328 4329 4330 4331 4332 4333 4334 4335 4336 4337 4338 4339 4340 4341 4342 4343 4344 4345 4346 4347 4348 4349 4350 4351 4352 4353 4354 4355 4356 4357 4358 4359 4360 
5.55sec.