透明な
液体入りのアンプルの
それが真水か海水か
確かめ方がありまして
かしょかしょ少し振ってみて
泡立つようなら海水です
塩類はじめ金もウランも
物質全種が溶けています
命の ...
【優しい悲劇】
あなたを愛していた筈が
知らずにわたしが愛されていた悲劇。
ふたつの想いを天秤にのせたら
あなたのほうに重く傾いたのを知ったとき
...
難しいことだらけの世界で
簡単に考えろと言うけれど
余計な事を考えながら
僕は今まで生きてきた
今もまだ
余計なことばかり考えて
怒られているよ
僕は社会人失格
だから ...
オネガイ...
このまま私の中にいて
もう離れたりしないで
あなたはいつも
わたしより先に
終わらせてしまう
終わらせないで
このままふたりを
ひ ...
僕は一生けんめいやることやって
君のいない生活にもいつか慣れるだろう
君も僕を忘れるから
その頃には君に会えるのだろう
民生の言ってることが正しければ。
たすけて、たすけて、ほとけさま
ほとけはやさしい
しんじつの知恵を悟ったもの
ほとけ。
ほとけさま、
わたしはものたりない
のかもしれません
ほとけさま、わたしは、
あいしています ほ ...
神秘的で攻撃的
アマーイ誘惑の音色
神聖で荒々しい
アペラとエスニック
波紋のように反芻される音楽
揺れ、溢れるその感情
そしてピリオード・残心
おだやか ...
やわらかな慈雨が
この岩に穴をあけたのです
どこからか種がやってき
うまい具合な風や雨や光だったのでしょう
穴から松が生えようとしています
教訓を見出だしたい訳ではありま ...
もう一度チャンスをなんて言えない
手放したのは私
そばにいたのに大事にしなかったのは私
後悔なんて千回した
分かっていたなら過去の自分をひっぱたくのに
ゴメンと言えない私のち ...
いくつものナマエが
ネットワークに
撒き散らされ
いつしか
ワタシが誰だったのか
拡散し続けるワタシには
もう分からない
無意識の匿名に
ワタシはかき消され
言葉だけが
墓碑銘のよ ...
通りゃんせ、
通りゃんせ、と
いくつもの輪くぐりが待ち構える
手前の
軒先で降りしきる雨粒に濡れてから
久しい
地上を
すべらかに滑る
つめたい乗り物も
ときおり
思い出し ...
夕暮れになるといつも
彼は施設の外に出て
離れた更衣室の入口に
ランプをつける
施設の外の暗がりに
一日の仕事を終えて
疲れて戻って来る人を
(おつかれさま)と
迎え ...
介護職員達は施設の洗濯機に
{ルビ皺=しわ}くちゃの肌着やパンツの山を
無造作に投げこんでは
背を向けて去ってゆく
汚れの全てを飲みこんで
きれいに洗って返そうと
洗濯機は ...
パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型 ...
匂い/におい/おもいだす
におい/乾いた/照りつける
風のない/ひりひりとした/蒸発してゆく
粒子/記憶/おもいだす
海馬/カラスアゲハ/舞う
ひざし/におう/生/性
生まれた/おもいだす ...
淋しくないのに
手を振る友
多くを語らずもう
何も訊かない
向こう側の
隠した痛みが
人を支えている場合もあると
チガウ思いの二人は静か
見えない苦悩もハス花は咲き
...
起きたら今日が始まっていた。目を開けて瞬きをしたら夕方だった。僕は何をしていたのだろうか。テーブルにあったワッフルを食べた気がする。映画を見たような気がする。夢だったのだろうか。そうなると僕は目を開け ...
サラサラな白壁のシミ
そっけないのでテーブルを自由にしよう
国を造ろうと言ったのは誰ですかね
茶葉が頷いたぞ
灰皿に捨ててあったユニオンジャックを
稲妻のスピードで突き刺します
コップが落 ...
このはなの昨夜の花はあすか川
小石をなげるいつの春にも
告白のなよなよのことてふのごと
やぶれかぶれにはるに千切れて
灰皿に蛍の如く腐女子たち
ヤニの甘さの水をうるかも
...
教室でうずくまり光に焼かれた青みたいに小さくなって眠った子がいた
私は違う
学校が終わったら友達に黙って先生のところに行った
彼女の夢のなかで泣いていた女のひとはどうして泣いてい ...
都電駅前の踏切横
木造モルタル2階建の不動産屋一軒
木枠のガラス戸にチラシ無く
中は暗いが人の気配が…
ガラス戸がガタガタ開き
出てきた親父は
鱗なのか皺なのか
爬虫類顔した禿げ親父 ...
病気だからしょうがないよ…
周りはみんな言うけれど
実際はそうでもない
君の気持ちがわからない病気なら
病気なんて言葉で片付けないで
私はここにいる
ただ湧き出る感 ...
忘れるな
私が闇を見つめている時
闇も私を見つめている
どうせなら
光をいっぱいに浴びて生きていきたい
ひまわりのように
太陽を見つめて
これが私の人生だったと
誇らかに叫んで
...
あんドーナッツを
ためて、ためて、投げあげて
放物線の落下する地点まで
走って、セバスチャン
つぎつぎと走って
受け止めて
全部くちで
そういう無意味な訓練を
たくさんして
*
...
090722
皆既食が終わると
なにもすることが無くなった(笑
散髪してから
魚屋で
鰺を2匹買う
豆腐屋でお豆腐を買い
帰宅して
鰺のフライと
...
空を
鳥が飛んでゆくことができるのだと
もう一度知ったとき
帰ってきた言葉は
僕の知らないもう一つの自由だった
町へ向かってもう一度歩きだす僕
きっと僕は
また自由と ...
自分自身が
何も為せないと
気づいて
それから沢山詩を書いてみた
万が一俺に才能が有ったら
こりゃえれーことだと
いくら書いても
何も変わらない
一日に十編の詩を
三年書いた
...
テーブルに光るいくつかのよだれに
いろいろな画家の画集をめくっていたが
そのあるいはオイルのようなものは
水よりも高いのだろうかと
絵を完成させようとせずに
誰も人のいない画家であろうわ ...
海洋生物たちが海
私は防波堤から 波の
砕けるひとつを見つめている
見られたのは誰なのか
私の海の ミミズは誰
私はいなくなったバケツの私
しかし私の故郷から捨てさせられた
見えたバ ...
画面の中で空が暗くなった
夜になればいつでも空は光をなくす、と画面のこっちで僕は嘯いた
現実味のない画面越しでの疑似体験
興味がもてぬ大騒ぎ
なにが楽しい?
きっと太陽と月は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
短冊と落とし文月/海の粘度
海里
自由詩
2
09/7/23 23:47
優しい悲劇
綾瀬たかし
自由詩
0
09/7/23 23:27
僕は生きる
ヒロシ
自由詩
2
09/7/23 23:17
繋
YuLia
自由詩
1*
09/7/23 22:43
便所の落書き
udegeu...
自由詩
2
09/7/23 22:15
やさしいひとがすき
榊 慧
自由詩
2*
09/7/23 22:09
ストリームフロウ
夜恋
自由詩
2
09/7/23 22:07
やわらかな慈雨
吉岡ペペロ
自由詩
11
09/7/23 21:46
神様
群青
自由詩
3
09/7/23 21:34
フェイドアウト
フクスケ
自由詩
3
09/7/23 21:29
夏をかう
ことこ
自由詩
2*
09/7/23 21:07
夜の明かり
服部 剛
自由詩
3
09/7/23 21:01
洗濯機の顔
〃
自由詩
0
09/7/23 20:45
パーティーは終わらない
アオゾラ誤爆
自由詩
12*
09/7/23 19:45
匂いの記憶
within
自由詩
4
09/7/23 18:54
月とハス花
sya
自由詩
2
09/7/23 18:50
文月二十三日
志賀羽音
自由詩
5
09/7/23 17:59
トースタートースター
しべ
自由詩
2
09/7/23 15:50
マッテテコイサンマン
zihan
短歌
2*
09/7/23 14:35
鳴らない電話
e.mei
自由詩
13
09/7/23 12:56
笑う不動産屋
……とある蛙
自由詩
5*
09/7/23 12:20
不発弾
伽茶
自由詩
2
09/7/23 12:15
_
渡辺亘
自由詩
1
09/7/23 11:02
セバスチャンと一緒
佐野権太
自由詩
17*
09/7/23 10:49
夏をかう
あおば
自由詩
7*
09/7/23 5:49
空と鳥と
doon
自由詩
0
09/7/23 5:09
フルーツ
竜門勇気
自由詩
1*
09/7/23 4:20
絵
番田
自由詩
2
09/7/23 3:07
波
〃
自由詩
1
09/7/23 3:06
自然現象
ハノ
自由詩
1
09/7/23 3:05
4320
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
5.8sec.