ページをめくると、150にも及ぶ短編が並んだ入り口に立たされる。
題名はなく整然と数字が打たれた下に展開される世界は、まるでエッシャーの騙し絵に迷いこんだようだ。
5 女の正体が実は額縁で/ ...
いきなりそんな冷たい仕打ちかよ
どこかでお会いした事ありましたっけ?
君に何した訳でもないのに
のっけから激しい攻撃
いじめっ子を通り過ぎて
もはやケンカでも売ってんですか?
心的に打ちの ...
いつもいつも
きみのこと
考えてるわけじゃないよ
ただ
青空を見上げて
時々
どうしてるかなって
思い出すんだ
胸につかえができて
切なくなる
もうあえないきみが
...
あなたの横顔を切り取って
額の中に入れました
そっと伏せて
見えないように
見ないように
それでも
あなたはそこにいるんです
正面のあなたは
涼しげな瞳で
わたしの心を見透かすよ ...
{引用=
一、整合
ふぞろいな
ひとりひとりの
でこぼこを
いちいち罵倒するのは
たいへんな
労力だから
さ
どうせ疲れることなら
お互いのでこぼこを
い ...
{引用=
................................................................
ちらりと光る水球の、たくみな剛速球、
それを誰 ...
「予」
予め渡されたまっさらな空に
どんな雲を描いたって勝手だけど
思い込みの風力のぶんだけ
天気予報ってはずれるんだよね
「定」
定まった行先 ...
隙間無く並んだ町並み
商店街のアーケード
自転車こいでるお巡りさん
穏やかで愛想のいい
クリーニング屋のおじさん
後ろ手組んで
何かを眺めてるお婆ちゃん
雑多だけど人情が染みる
夕日が ...
僕は 海のそばに住むことにした
十月の浜は ひとけがない
足跡もなくて 夏よりきれい
海の家は ほったらかしで
風鈴がやたら 鳴っている
冷たい風に ゆれる
ガラスの音で 空気 ...
米屋の横で死んでまえ!
米穀店そばにて。意味不明。
小鳥たち華やぐ喫茶 食器わらう
万事整えながら仏霊降り来るをじっと待つ
魂は餓えて水物ばかり欲しがる我
The Solitude of existence
A fine Saturday.
The place I live stands
on a plateau full of green ...
夏の縁を走る車窓のスライド
途切れ途切れの堤防の上
影を無くした雲たちが
空に溶け切れず沈殿する
銀色に眩しい床に脚を伸ばせば
車音の波にすくわれて
すぐに溺れてしまうだろう
もたれ掛か ...
いつかは投稿しようと思っていたテーマなのですが、なかなかまとまらないので試論ということでとりあえず投稿します。
現代詩批判から
文学は読者無しには成立しませんが、その文学を愛する読者は近 ...
きりとる窓の
昨日は堕ちて、今日へ辿り着く
限りある空をつかむ 手のひらに押し上げれば
さやかなる 密な水にみたされた聖域の{ルビ室=むろ}
消毒液の洗礼に息づく朝が やってくる
...
「つよいかぜのうしろでうまれたちいさなあわがいます。
あのこはけさそらへとのぼっていくゆめをみたそうです。」
きえていくあわをとおくにみながらのぼってゆくのです
生 ...
わー!
...
{引用=
僕のアパートは猫が飼えない
窓から見えるのは隣の物置と、アルミのベランダの裏側だけ
コンビニのビニール袋が 風にふかれてカサカサ笑い
忘れられた洗濯物が 雨に打たれてしおしお泣いてる ...
最近は気候がいいせいか
調子がいいみたい
うん
嘘です
実家に帰ってます
これも嘘です
週7日勤務して
金曜なのか火曜なのか分からない
1人 ...
言葉に割れる岩道の
ひとつひとつがまたたき並び
空の底へと落ちてゆく
出せずに裂いた手紙のように
曇のほとり
ひとり祈り
この手を焼く火が
この手のみであれ
...
駅の東口を出る、二、三歩の、携帯のメロディ
ごめん、やっぱり会議で遅くなる。
待ちぼうけに、溜息が渇いた
不似合いな街の、バックグラウンド、どこか鮮やか
歩きついた香水店の、誘惑の一滴
...
君は幸せを幾つ望むだろうか?
世界が幸せである事
友達が幸せである事
大切な誰かが幸せである事
君がこの世で
唯一の存在ならば ...
金曜ロードショーや
日曜洋画劇場で
「教育にいい」ような映画を
放映する日は
子どもはコーヒー牛乳を飲んで
映画が終るまで
観てもいいことになっていた
たとえば「ローマの休日」や
...
私だってムカつくことくらいあるよ
いつだって泣き出したいもの
いくら神様を信じていたって
いくらきれいなものが好きだからって
現実、そんなこと言ってらんないでしょ
だから諦めることに ...
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」
夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので
夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし
...
お正月
母の実家から見える
山脈の麓にスキー場があった
数キロ続く田の先にある
駅前の街のそのさらに数キロ続く
田の果てに
スキー場が見えていた
とても遠いところなのに
...
手にあまる
廃屋の残照
すぼまり 壁のない木の間で
林檎の古木は やせて
皺寄せた彩雲にのばされた からまる腕
実生の木 は、
今 ほろほろと 終わりを迎える
小さな青い果実を せい ...
窓を開けると部屋に入り込む夜の冷気
あぁ、もう秋だ
日毎に高まる焦燥と新鮮な倦怠を更新して
静かに沈没していく街の灯
眩しさ。もう生まれることのない昨日の眩しさが生きたのか
透明な漂流物 ...
愛がやるせないときは
夢を見ればいい
夢がやりきれないときは
音楽を聴けばいい
音楽に疲れてしまったら
女の子に
カワイイ女の子に電話してみようか
愛がやるせないときは
...
空はどんより曇り空
それなのに憂鬱、休日出勤
だーれもいないフロアに内線が響く
>めし行く?もう昼だけど?
やったねお誘いごちそうさま
いつものきたない定食屋
おばちゃんは今日もテンパ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩集『月光苑』大原鮎美
渡 ひろこ
散文(批評...
6*
09/9/14 22:23
ツンデレラ姫
加羅
自由詩
1*
09/9/14 22:22
祈り
風音
自由詩
2
09/9/14 21:50
弱っちいな
ルナ
自由詩
7
09/9/14 21:21
小詩集【よろこび】
千波 一也
自由詩
3*
09/9/14 19:35
蒸発する夜
ogawa ...
自由詩
1
09/9/14 19:33
四行詩四態 <8>
nonya
自由詩
6*
09/9/14 19:10
下町の匂い
加羅
自由詩
2*
09/9/14 18:45
暗くあたたかい所へ
小林 柳
自由詩
3*
09/9/14 17:49
本日の想念 その一
A-29
自由詩
0
09/9/14 16:17
仏霊
アハウ
俳句
2*
09/9/14 16:12
the solitude of existence.
生田 稔
自由詩
0
09/9/14 15:56
夏の縁
ススメ
自由詩
1
09/9/14 14:45
私論・詩論・試論
……とある蛙
散文(批評...
8+*
09/9/14 14:33
「環境限界」
月乃助
自由詩
2*
09/9/14 14:32
終わる世界
e.mei
自由詩
21
09/9/14 13:49
わー!
udegeu...
自由詩
0+
09/9/14 13:27
あなたと僕と猫と猫
リーフレイン
自由詩
7
09/9/14 13:13
木綿のパンティー
udegeu...
自由詩
1
09/9/14 11:39
手のひらから
木立 悟
自由詩
5
09/9/14 11:31
想起の中で
かんな
自由詩
6*
09/9/14 10:37
【 幸せである事 】
豊嶋祐匠
自由詩
4*
09/9/14 9:56
果物の皮を剥くのが上手い理由
吉田ぐんじょ...
携帯写真+...
12
09/9/14 4:19
新しい宗教
ゆりあ
自由詩
9+*
09/9/14 2:44
結婚してよかった、とか言ったことない
吉田ぐんじょ...
短歌
22
09/9/14 2:16
スキー場
小川 葉
自由詩
7
09/9/14 2:02
ナスターシャ/Nasturtium
月乃助
自由詩
4*
09/9/14 1:53
街の灯
カナシミルク
自由詩
2
09/9/14 1:28
左耳
フミタケ
自由詩
7*
09/9/14 1:14
おひるやすみ
皐
自由詩
3*
09/9/14 1:09
4300
4301
4302
4303
4304
4305
4306
4307
4308
4309
4310
4311
4312
4313
4314
4315
4316
4317
4318
4319
4320
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
加筆訂正:
想起の中で
/
かんな
[09/9/14 17:48]
題を変更しました。
自分の外から
/
番田
[09/9/14 13:16]
ban
5.65sec.