アベフトシが死んだ昼に新聞記者は訃報を記事に起こし
アベフトシが死んだ夕方にCDショップは特設スペースを作り
アベフトシが死んだ夜にテレビでは追悼番組が組まれた
アベフトシが死んだ夜中に私は ...
互いに惹かれ合いながらも、別れを予感し山へ登った二人。眼下には大きな川が横たわり、その向こうには美しい山が聳える。
「あそこへ行って。」
彼女は別の山の頂上を指差し、キョヌに行け ...
{引用=アベフトシにささげる
あなたは僕の青春の多くの時間を奪った
僕は奪われてもなお満たされているという初めての経験をした}
小さなテーブルに
ショットを置いて
安物のタバコを ...
夏をください
お金なら持ってます
お金ではだめですか
嘘です
お金なんか
持ってません
夏をください
命なら持ってます
命ではだめですか
嘘です
命なんか
持って ...
俺はあんたの事をよく知らないし
あんたも俺の事なんて知らないだろうけど
一つだけわかってる事があるんだ
それを言葉にするのはすごく難しいけど
だから細かいことは言わない事にするよ
お ...
はは、、軟弱だからね
相も変わらずつらつらと羅列しているよ
うつらうつらの間違いだろ
それはうつらうつら「も」だね
正直であることは清貧でありいいことだよ
血まで色を失いかねない貧しさだけだ ...
夕暮れの窓辺から
あの煙突の上に昇り
空へ吸いこまれる
煙を見ていると
昨日
頭に来た誰かの一言や
恥ずかしかった自分の姿が
いずれ何処かへ消えゆくよ ...
密やかな町の内緒話の中で
厳かな愛を語ろうとする
辻斬りに唇を奪われる時間
六弦が風鳴りを時間に合わせて繰り返している
さっきから、さえぎられている音の正体はなんだい
景色なのかい
心 ...
血が皆既日食のようにやさしく恥じらう今日
思いっきり、おれら
狂ってみようか
そう言えば、狂児という名の詩人がいたよナ
それは、ほとんど、だれにも相手にされない狂気ではあったケレド
奴は ...
何も期待するな
自分を憐れむな
いじけるな
喪失は、いつも唐突である。
失うものは大きく、得るものは少ない。
時は突然私から大切なものを奪い去り、そのことに気づくことができたとし ...
自分で書いた自分の詩を読んで
缶ビールが飲みたくなった
そして今
この時間に
飲もうかどうしようか迷っている
今日、俺はまんまと日食を見てやった
わざわざ南の島まで皆既日食を見に行っ ...
裏庭で夏が入道雲を浮かべている
昔ながらの夏だから雲にも貫禄が出てきた
そろそろ伸び過ぎた部分を刈らなくてはならない
夏を見るたび、思い出すことがある
昔はどこも夏しか飼わなかった
...
神様もずいぶんと威厳をなくしたこの世の中に生きているよね
香水とゴシックロリータと白痴が歩く 駅からきっとどこかへ
まどろんでするセックスに溶けそうだ 脳も体も焼ける気がする
おもい ...
夏休みに、セミの木に
お願いをしに行きました
明日は晴れますように
残念、
今日は雨だから、難しいかもね
セミが答えました
今度は、お願い叶えてね
今度は、お願い聞いてあげる ...
あたしの目の前で「あ゛ー」と叫ぶアホ面女
あたしゃそれがむしょうに腹立つんだよ
あんたらを涼ませるためのあたしだってのにさ
あたしが必死こいて回してるの知らないんだろ?
あたし ...
少し 暗くなると
蝉の声は木の幹に吸い込まれてしまった
真昼の空は夕暮れの顔をして
いきものを迷わせている
雲の隙間
乱れ飛んでいる鳥たちの向こう
太陽は何処までも陽であった
光 ...
ごはんをください、
と小さく泣いた
たたかないでください、とあばれた
私は私でいたいけど、その一言を伝えることにすらふるえた
やっぱりなぐられた
つかれたよ
お ...
白くもないぼくの首を 黒くもない少年の手で絞められた音は 霧のように散布した
青くもないぼくの眼を 赤くもない少女の靴で踏みつけられた味は 露のように甘かった
♯
(メー ...
胃袋から絞り出したが、たいてい
気持ちのいい言葉にはならなかった、そもそも
てめえの中で渦を巻いてるものなんて
薄々は判っていたはずだった
俺が見ていたのは同じ景色
...
トンカチ君は
鍛冶屋の息子だった
鍛冶屋の息子だけれど
大工の倅ではなかった
そして、臆病者だった
あんなことが、あるまでは
あんなことがあるまでは、我が懐かしのトンカチ君は
臆病者だっ ...
有り触れた言葉の海で溺れてしまひさうな
有り触れた言葉の川で流されてしまひさうな
飽き飽きとした危機感が侵蝕していく中で
この手を握つて世界から私を連れ出してください
有り触れた愛情の ...
陽は斜めに射して蜜蜂が群れる
垣根には今年も薔薇が咲いた
みんな二人だけのもの
手をつないで小径を駆けてゆく
ぼくたちは (わたしたちは)
村はずれにひとつの廃屋を見つけた
秘密の ...
向日葵の花はうつむき元気ない暑さに強い姿は何処へ?
電線が迷路のように伸びている人が作った目障りなもの
許すより罵るほうが簡単で許すことさえ忘れてしまう
唇が乾いたらすぐ口づけしあな ...
完成された三角形の頂点。
ふとんまくら俺。
昔、家庭教師が言いました。
人生の内4割は寝てると。
僕は今の所6割マークと順調で。
最後の十年ラストスパート寝たき ...
君は暮れ果てた記号の森ふかくで永遠と出逢うだろう
僕は知っている 泳ぐのを止めてしまった魚 そして地獄を
君は目を醒ますことなく星を抱いている 月光を 浴びながら
甘い偽 ...
まぶしくても欠けていた
陽気なあなたの翳りに
こんなにも離れてから
気がつく、それも
霞んだそらのむこうで
わたしの名前を呼んで。
わたしをあなたで確認させて。
あなたに名前を呼んでもらいたいの。
呼んで。呼んで。呼んで。
空が落ちてくる前に。
言葉はなく、光
それは
すべての
不能、わたしの夜よりもきみの
夜が、より存在する
ように、もうそこでは
何も見ることが
できないように、何もすることが
できないように、言葉は ...
目出帽 茂(めだしぼう しげる)
:今作の主人公。
県立握り込み高校一年生の男の子(?)布の塊から細長い手足が突き出しているという風貌のため社会的にアウトになりかけたが、ある日クラスメートのマユと ...
その古くて錆付いた門を出ると、少しばかりの階段があって、それを降りると右には大きな公園へ向かう道、左にはサーカス小屋続く道があります。
ロバの皮を被った男が笛を吹いています。
牙を抜かれた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アベフトシが死んだ日に
リヅ
自由詩
2*
09/7/23 2:30
猟奇的に泣き、猟奇的に鳴く
A-29
散文(批評...
0
09/7/23 2:26
鎮魂
竜門勇気
自由詩
2*
09/7/23 2:23
夏をかう
小川 葉
自由詩
3*
09/7/23 2:09
鬼へ
風見鶏
自由詩
5
09/7/23 1:58
親友
秋也
自由詩
0
09/7/23 1:00
あたらしい太陽
服部 剛
自由詩
6*
09/7/23 0:11
追悼
ゆるこ
自由詩
1
09/7/22 23:56
狂気
草野大悟
自由詩
2*
09/7/22 23:36
循環
月焦狼
自由詩
0
09/7/22 23:24
缶ビール
ふくだわらま...
自由詩
1
09/7/22 23:11
夏をかう
木屋 亞万
自由詩
4*
09/7/22 23:03
夏と駅と夕方
きらく
短歌
2
09/7/22 22:04
23年セミ
夜恋
自由詩
1
09/7/22 22:00
某家電の気持ち
新崎
自由詩
9
09/7/22 20:13
日蝕
照留 セレン
自由詩
4*
09/7/22 19:20
無し無し
燎
自由詩
0
09/7/22 19:00
死体の独り言
志賀羽音
自由詩
3
09/7/22 18:36
毎日には特別することがない
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
09/7/22 17:59
トンカチ君の甚だ壮絶なる青春
ふくだわらま...
自由詩
0
09/7/22 17:24
exhaust
完食
自由詩
1
09/7/22 14:11
ふたり
石瀬琳々
自由詩
5*
09/7/22 13:47
向日葵
夏川ゆう
短歌
1
09/7/22 12:36
グーネーズ
tutty
自由詩
0
09/7/22 12:31
shiki
e.mei
自由詩
35
09/7/22 11:58
蝕
たりぽん(大...
携帯写真+...
3*
09/7/22 11:32
CALL MY NAME
アサギ
自由詩
1
09/7/22 11:11
より存在するように
こもん
自由詩
6
09/7/22 6:31
人物紹介
竜門勇気
散文(批評...
2*
09/7/22 6:15
君と僕の世界
sirone...
自由詩
2
09/7/22 5:31
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
7.54sec.