夕暮れて昼寝の妻の寝姿をいとしく思う今日という日を
夜は更けて語り合いつつすぎゆきて二人で起きて寝酒呑みけり
妻と共庭の食卓かこみつついつも話して笑う一時
独りぽっちの君は
屋根の上に座り
じっと膝小僧を抱えて
星空を眺めていた。
独りぽっちの君は
部屋の隅に座り
じっと膝小僧を抱えて
畳の目を眺めていた。
独りぽっちの君 ...
眠れない夜を
乗り越えて
カーテンを
開ける
おはよう
朝が来たよ
今日も
世界は
美しいよ
ちゃんと
地球は
回ってるよ
真昼の明かりが網膜を焼く
秒針が動く度ゆっくり目を閉じる
まどろみに輪郭を失っていくキャンパス
頭が痛い お腹が痛い
何だか食欲もない
立ち尽くす混雑の学食
また眠れなかった
眠 ...
揺れ
流れ
光り
落ち
交錯する思い
インコ空所の籠に飽きず
私が世界を閉じ込めるカゴがある
ゼッタイ空域から出られぬセントウキ
とうめいになりたいとねがった。
かぎりなく、ゼロに近いとうめい。
たとえば、試験管の底みたいな。
たとえば、暗闇に光る街灯のオレンジみたいな。
...
はやく前に進みたくて今が楽しめない。
でも
今が楽しすぎて前に進めない。
どっちがいいんだろ?
ふりしきる、ふりしきるうるわしき影
原始の暗黒をつらぬいて
虚空の黒雨の冷たさは
墓守漂う雲のおとす
あふれる今朝を、幽かに青く息も吐く
並木道に風光りやがて歩む
無辺の肺臓澄みわたり
...
ヘビ娘冷えた喫茶にメール飛ぶ
血中を青く染めぬき涼をとる
夏サヤサヤと街角に流れ
兵隊の首が屋根裏にゴロゴロ午前三時
大鍋に歴史煮る電磁調理器
首が実 ...
さよなら
さよなら
さよなら
あなたはもう
ここにはいない
オーガスト来る前に
心 思い 切る
暑くなり
子どもたちは、オニのように
炭酸飲料を飲む・飲む・飲む!!
1日と半分で
1.5リットルが空
パックで作る麦茶も
日に1リットルが2回なくなる
その昔、
ほら、水 ...
梅雨明けが近づくと
朝焼けが色っぽい
夕焼けも色っぽい
一日のはじまりと
おしまいが色っぽい
夏が来るのだ
待ちきれずに染まるのだ
桃と橙を
混ぜたような
絵の具がしたし ...
メッセージがいっぱいになっています
この世界はメッセージがいっぱいになっています
もう留守番電話も受け付けてくれません
あなたに伝えたいことも伝えられません
伝わらないことが多すぎて ...
好きで好きで狂い死にしそうです。
想っても想っても手に届かない。
いっそあなたを殺してしまおうか。
そしてわたしも死んでしまおうか。
いや、でもあなたには幸せでいて欲しい。
...
月に幾度か
お目見えできるあの人は
恋をするんだろうか
何かに欲情したり泣いたり怒ったりするんだろうか
無表情でとてつもないオーラ
剥き出しの個性
半径5メートルの範囲で
心 ...
それなりにしおらしく
包丁でうまいこと裂いてしまった指先
はがすものがなくなって
柔らかな
ぎざぎざとした表皮が波立つばかり
もう覗きこまれない
もう声をかけられない
もう遊べない
つ ...
誰にも会うこともないだろう
私はただただ自由で そこにテントを立て
腹ごしらえなどする胃でもなく
昼間の緑を進んでいった
街のことなど知ることもなく
そんな気がしている 夕暮れの空間 ...
細かく、咀嚼されながら
私に必要とされた食べ物は
地下に、ある そして
時に巡っては 流されていくように
塊となって、けれど見た
骨だったのかもしれない、君には
私になっていない石畳に ...
君は突然突きつけられた証言に稍戸惑い、美化された自画像の絡繰りを曝すことでその場をやり過ごそうとする。一瞬の狼狽の中では、その証言の信憑性を疑う余裕がなかったのだろうか。そんな風に詭弁を弄しながら集中 ...
詩は空間を満たした
結果として
言葉は僕の口から飛び出して君の目から飛び出して僕の顔に当たって落ちた
結果として
開いた口は誰かのラブレターを読むためでもフライドポテトを放り込 ...
パラパラ
パラと
中途半端に雨が降る
傘を持って行こうか躊躇する
空は薄曇り
天気予報も曇
曖昧なことが
日常には多すぎる
学校では
正解がある問題ばかり
教えられてき ...
5時の鐘がこだますると
夕暮れにゆっくりと宇宙が染み入りはじめた
遠くの子が手のひらを揺らしてさ
どろんこの膝小僧
汚れたての白い軟球
買ってもらったばかりのグローブ
ひとりの
...
僕の杞憂は
きっと
畏れ多くて
上手く言えないので
頭部に注射器が刺さってる感じです
と・・・
...
○コンビニで買った500円のジャンプ傘の透明の寿命はどれくらい?
傘を差しながら自転車に乗ることは犯罪になりました
だから少し歩きませんか
自転車のペダルをなだめすかして
僕はブレーキ ...
この痛みは私にしかわからないわ
締め付けてくる
日に焼けてない私の腕をぎゅう、と
熱いあなたの手がみしり
海に沈もう
あなたは優しく私を抱いて
浅い海に浸った、浸っていく
海 ...
大きめなバッグにぶら下げた薄桃色のバッジが揺れている
ちょっと誇らしそうで
それでいてたわいもない気恥ずかしさも感じられ
膨らみかげんにチェックをいれてしまう
どれくらいのひとが知って ...
*1
宛先の無い便りがポストを探して彷徨っている
剥がれたかけた切手の刻印は遠い町の名が記されている
色褪せた封筒は数え切れない程の皺と手垢にまみれている
同封された写真には笑顔が二つ並んで ...
少し鼻にかかった柔らかな声が
携帯電話から溢れ出して
飾り気のない長い夜を
暖かな色で満たしていく
他愛ない話の繰り返しよりも
ひとつひとつの言葉よりも
君の声を近くに感じていたい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
妻の寝顔
生田 稔
短歌
0
09/7/14 14:16
気が遠くなるほどの時間 独りぽっちだった君へ
……とある蛙
自由詩
7*
09/7/14 14:14
おはよう
風音
携帯写真+...
8
09/7/14 13:02
キャンパス
相羽 柚希
自由詩
1*
09/7/14 12:47
Never end
瑠音
携帯写真+...
1
09/7/14 12:46
インコの空
アハウ
俳句
1*
09/7/14 10:01
硝子
ジャイコ
自由詩
4
09/7/14 9:17
せまられる選択
jam-O
自由詩
0
09/7/14 8:44
微笑む理由(dark horse)
こしごえ
自由詩
1*
09/7/14 8:04
夏のスケッチ
アハウ
俳句
4*
09/7/14 7:46
エンディング
doon
自由詩
0
09/7/14 7:25
八月が来る前に
瀬崎 虎彦
俳句
2
09/7/14 7:22
粉末ジュース
森の猫
自由詩
6*
09/7/14 6:32
夏のカプセル
小川 葉
自由詩
2
09/7/14 6:07
プレイ
新守山ダダマ
自由詩
3
09/7/14 6:01
あなたのことが
アサギ
自由詩
1
09/7/14 4:13
カタオモイ
くゆら
自由詩
4
09/7/14 3:41
生平
FUBAR
自由詩
8*
09/7/14 3:20
森から
番田
自由詩
0
09/7/14 2:52
食べもの
〃
自由詩
1
09/7/14 2:52
空と、砂と、無花果
HTNYSH...
自由詩
1
09/7/14 2:15
just a name of meanings
tutty
自由詩
0
09/7/14 1:54
中途ハンパに雨が降る
kauzak
自由詩
9*
09/7/14 0:59
君の道
うめぜき
自由詩
1*
09/7/14 0:57
泡
牛
自由詩
2*
09/7/14 0:20
透命
木屋 亞万
自由詩
2*
09/7/14 0:16
知ってた
愛の嗚咽
自由詩
3
09/7/14 0:11
さするひと
恋月 ぴの
自由詩
16*
09/7/13 23:31
迷宮組曲/第4楽章/夜空の涯
遊佐
自由詩
7*
09/7/13 22:17
声
nonya
自由詩
9*
09/7/13 22:12
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
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4344
4345
4346
4347
4348
4349
4350
4351
4352
4353
4354
4355
4356
4357
4358
4359
4360
4361
4.75sec.