夏の
匂い
蚊取り線香の匂い
湿っぽい冷房の匂い
熱くなりすぎた樹脂の匂い
アスファルトに大粒の雨
三回以上したあとの女の匂い
虫たちの
みどりの影
...
日曜の夜は
特につらいです
明日から仕事だと思うと
胸が痛くなります
しかし明日も
私は戦わなければいけません
夜をこえて 夜をこえて
明け方まで戦う勇気を
私に下さい
きっと明日 ...
たぶん何もないだろう
何もない所から宇宙は生まれた
宇宙が生まれた奇跡を知れば
人が生まれる不思議もわかるだろう
そんなことを病床から
発信しようとしています
これはつぶやき
それ以上で ...
蔓のような情欲だった。昔はもっと好かれていたような気がするんだ、赤の他人にもね。
肌に張りがなくなったとか、心の声で言うのかい。でも以前は人の眼を見るということを
しらなかったんだ、真実を隠し ...
真夏の真夜中
のどがとても渇いて
焼けるように熱くて
這うように起き上がった
冷たくてきれいな水が飲みたくて
水道のじゃ口をひねって
両手を丸めてすくってみたの
それでも私
う ...
痛みなどないのなら、舌を噛み切って殺してしまえばよかった。
覚悟という言葉が、もっと優しげな響きだったのなら、首を吊ってもよかった。
だが現実には、痛みは悔しいほど生きたいと云うし、覚悟という言葉 ...
天空が開いた
光の梯子
天使が舞い降りる
お願いだ
ぼくを連れて行って
憧れの空の上
待ってるひとが
いるんだ
でも
天使は帰っていく
空が雲に覆われる
人々の願いは
いつだって
...
ある者は
長年夢見ていた舞台に上がれず
どしゃぶりの雨の中
膝を落とし
ある者は
束の間な恋の物語に幕を下ろし
曇り日の街の迷路を
今日も彷徨い
ある者は ...
この朝
キミはまだ眠っている
ボクの横で
安らかな寝顔で
でも
ボクは気づいているんだ
キミが
ボクから去ろうとしてること
新しい船に乗り換えて
ボクから旅立とうとしてること
ボクは
ここ ...
色濃く茂った
夏の葦が
黄昏の風に
さらさらと
なびき始めるのを
あなたの気配を
感じながら
他人のように
気まぐれを装い
待っている
空で迎える最初の誕生日に
どんな言葉を送ろうか
どういうわけかわたしの周りには
夏が好きな人が多くて
きみもその中の一人で
暑いのが苦手なわたしには
何度夏の良さを説かれても
賛 ...
いつの間にかサラリーマンになっていた
立ったまま寝る通勤電車も少年ジャンプを読むおっさんにも慣れっこになっていた
まさかと思うじゃん
もう慣れた 慣れたよ
もしも誰かが「世界を征服しに ...
カーテン越しに差し込む光で目が覚める
心臓に手を当て今日も生きてることを確かめる
窓を開けても見慣れたあの風景はないけど
その代わり見えるのは青く光る地球だ
このステーションに来てからもう ...
1 光求め緑透けるほど見据えている
2 潮騒に誘われてゆく雲の先
3 月の出が遠回りした道照らす
4 神 息し丸木船乗る海潮の青
5 褐色の肉体は笑顔 南の人
...
十九歳だった
おれの周りを浮遊するものがあった
殺意だった
おれは恋人を友人を家族を学校を大人たちを
すべてを殺したくて仕方がなかった
ただの殺戮じゃ飽き足らない
何度も何度もナイフで突き ...
毎日
大学病院前の
ひろいバス停で
猫背のひと
みどりはつよく
陽にあたってきみどり
おばあちゃんのズボンは
昔からサルエル
床のタイルのここは
どうして一枚だけ
はげ ...
四半世紀ぶりに巡り逢えた
子宮の次に居心地のいい水
かえす波も照らす光も
ありのままを許す不思議な水
歩みを停めて足を浸ければ
すぐ渦創り吸い込んだ水
溺れてもいいと思えたときは
そ ...
囁く甘い言葉に
隠された戸惑いを
知っていながらも貴女は
優しく微笑む
ひねくれた冷たい心
溶かしてあげるって
貸してくれた左肩が
僕の全てになった
雨で薄められた絵の具で
空を描く
夏はまだ来ない
君もクレヨンで
空を塗りつぶす
それでも夏は
まだ来ない
夏が来ないから
母さんを探す旅に出る
灰色しかない ...
ふわり
鳥のこえ
波のおと
みどりのにおい
ゆらゆら
ゆられ
ワタシ
ちょうちょになれた
殺す為に寄せ集まる
忠実どもが沈黙した古都にて
肉体を粉砕してから
悲喜の二胡を弾く
磁石は暗夜に溶け込んだ白銀
螺子やら鉄やらガラスを巻き込み
潰れてしまった君の色は
瞬きの ...
夜中に体に違和感と吐き気を感じ
洗面台へ向かいました
けれども
嗚咽とは裏腹に
吐くものがないのです
あれ、今日何か食べたっけ
鏡を見ると
栗色の髪と白い顔の私が立っています
暑さのあまり着ていたシャ ...
穴の中に潜らされたみたい
楽しい気分になった
場所など忘れていくようだ
クラッシュしたってかまわない
ああこの街の車は多く
ハンドルの握り方さえ忘れさせられる
ぼんやり眠らされていく
...
ひとりで行かされた小沢健二のコンサートで
愛されることを感じていた
インディーズ時代の情熱は
どこに行ってしまったのだろうか
もう彼はアイドル
僕の元を去っていった
僕のカラオケに ...
その時僕は岩のようなチーズを削っていた。
背の低い空き箱に腰掛けて、股の間には薪火で炙る大鍋。
削り節のチーズはみじめったらしく焼け焦げた鉄の上に落ちて、どろどろと溶ける。
俺はどうやら ...
アフポフのピのキのキ見よ緋のポプラ
めのふたつ眼に落ちる出目金魚
電気を消すとわかること
目を閉じるとわかること
真っ黒に塗りつぶすとわかること
そういうことで世界はできてるんだと思う
ヘッドフォンから聴こえるメロディーからわかること
僕は最近よく自分が天使になる ...
090802
外れた声がうるさいと
隣の人から電話が鳴った
ぶち切れそうな声だった
歌う声が耳障りだと
嫌われますから
音楽の先生がやって来て
その声の身振りが手 ...
涼やかな
きみの眸が
語りかける夜
きみの中の空を見ている
刺すような光と
菩薩の優しさと
言葉にできない全てを
涼やかな
きみの眸が
語りかける夜に
眠る前には おやすみなさい を
目を閉じることは無い貴方へ向けて
何時でも微笑を浮かべる顔に
軽くキスを
嗚呼 冷たい
そうして片目から涙が零れていても
貴方は慰めてはくれないと知って ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の
吉岡ペペロ
自由詩
10
09/8/2 20:53
明け方まで
渡辺亘
自由詩
0
09/8/2 20:51
つぶやき
〃
自由詩
0
09/8/2 20:42
検体記
ogawa ...
自由詩
3
09/8/2 20:22
真夜中の給水
皐
自由詩
2*
09/8/2 20:20
LSP
mad.ra...
自由詩
0
09/8/2 19:20
空へ
風音
携帯写真+...
3
09/8/2 19:05
詩人達の夜明け
服部 剛
自由詩
3
09/8/2 18:39
出航
風音
携帯写真+...
2
09/8/2 16:36
風の音
フクスケ
自由詩
1
09/8/2 16:03
夏空に溶けたきみへ
あ。
自由詩
16*
09/8/2 15:50
世界征服やめた(保存用)
不可思議/w...
自由詩
10
09/8/2 15:23
銀河鉄道の夜
〃
自由詩
10
09/8/2 15:20
推敲09・6〜7
アハウ
俳句
3*
09/8/2 14:12
邂逅
熊野とろろ
自由詩
1*
09/8/2 11:29
大学病院前
はちはちよん
自由詩
9*
09/8/2 11:00
魔性の水
邦秋
自由詩
3*
09/8/2 10:22
肩
YuLia
自由詩
3*
09/8/2 8:06
誕生日
小川 葉
自由詩
3
09/8/2 5:17
風がふいて
falas ...
自由詩
0
09/8/2 3:31
KIN170
zihan
自由詩
0*
09/8/2 3:28
ANGEL SONG
ゆりあ
自由詩
5
09/8/2 3:27
都庁
番田
自由詩
0
09/8/2 2:56
コンサート
〃
自由詩
1
09/8/2 2:55
くすりとも、
影山影司
散文(批評...
2
09/8/2 2:46
2つ俳句
木左右未
俳句
1
09/8/2 2:30
君の街へ
ゆりあ
自由詩
2
09/8/2 2:09
エレジー
あおば
自由詩
5*
09/8/2 0:53
涼やかなきみの眸が
草野大悟
自由詩
3
09/8/2 0:38
恋をしたロボットへ
梨玖
自由詩
0
09/8/2 0:36
4307
4308
4309
4310
4311
4312
4313
4314
4315
4316
4317
4318
4319
4320
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
5.92sec.