夜の電車の窓の中の無数の顔色から、ぶらり、色がくだり
腸まで青ざめたわたしたちはひとりでに、ぶらり、垂れるけれど
さびしくないよ。
うまれたままのやわらかさを患い続ける腕と胴体の林の中
夏 ...
柔らかくぼんやりとした呼吸を感じる
輪郭の中に窮屈に詰め込まれた光にも
つかむことのできない流れの中の光にも
君と呼ばれた生き物を生み出すことはできない
Hello‐Hello
聞こ ...
シュークリームが
雨にうたれて溶けだしている
道端のくぼみで
まつげの長い女が
バスに乗るときに落としていった
シュークリームが
溶けて流れ出している
甘い、いくつかの体液
何もか ...
ほめられるとすぐ
ちょうしにのるから
あんまりほめないでね
でもたまにはほめてね
そくばくはするのも
されるのもきらいだから
あんまりしばらないでね
でもたま ...
目が合った
懐かしくて憎いアノ人と
すれ違ったとき
目が合った
アノ人を呪ってる自分と
いつになったら許せるのだろう
合わない歩幅を
必死に合 ...
パチパチと散る
砕け散る
線香花火
それよりも
音無く夜に
消えていく
無音の夜に
消えていく
悲しい人の
戯言と
可愛い人の
独り言
パチパチ空は
水溜り
水音高く
...
好きだよとあなた言うからアヒル口
してみただけどぶりっこみたい
母さんの中を
金魚がぷかぷか泳ぐ
雲の柔らかさ
産地とはおしなべて
そんなところなのだと思う
母さんの背中
バズーカ砲つけたら
悪いロボットみたいだ
だから僕たちは
...
あの丘には海がある
風にとけたあなたが ささやいていった
赤い自転車から 深緑の海を見上げる
深緑の糸かせから 糸の先を手繰りよせる
右腕に 螺旋を描いてゆく海の糸
ひんやりと
深緑の ...
夕焼け お日さまが沈むのを みていた。
ひさしく お会いしていなかったの?
大きな お月さまになって 西の空を染めた まま 落ちていったよ。
長い針が 文字盤をぐるっと巡って重なった ...
{ルビ絆=ほだ}されたよねえ、と
抜け殻は凄烈なまでに粉々に砕け散った
見知らぬ人格が現れた、お陰様で
嘯いたのか
御人好しね、が褒め言葉の時代じゃねえし洒落臭え
自己確 ...
そうだね、世知辛いねなんて同調気味で
やるせない想いを昇華出来ない
不毛なマゼリンの地に見立て
彼女は飽くなき野心の狐眼を秘め、
背を向け去ってった
フレンチブルドッグ小脇に抱え
大き ...
煙草に火をつけ一口目、輪っかができた。
たまにやろうとしてもできないので、珍しくて目で追う。
ゆるゆると大きく広がりながら登っていく輪っかが「出口」のように思えて、形を壊さないようにゆっくりと左手 ...
ものごころがつく前は
うおごころも
みずごころも
何も分かっていなかった
世界よりも広かった
はだかんぼうの意識
ものごころがついた後は
おんなごころも
したごころも
少 ...
意識が情(こころ)を脆くするから
私は道化師を演じてしまう
この微笑みは仮面でないと
貴女に伝える私は
いつになくおどけている
ただ、眺めていたい
罪人と罵られるのは
きっと発育 ...
首ったけになれば、
その首は討たれる。
今も昔も世の中は、首だらけ。
首だけでは、痛みは、感じない。
本来、胸の奥にあるべき ...
もう何年君のそばで本を読んでいるのだろうか?
もう何年君のそばで寝ているのだろうか?
もう何年君のそばで食事をしているのだろうか?
僕は無口になって黙々と食卓に向かう。
僕は無口になっ ...
夢がまた落ちてゆきました
いつか僕たちはまぼろしの形をした記憶のなかに沈みます
君には誰も読んだことのない本を読んでほしい
うまれる星の話
海に咲いた永遠の話を
世界中の誰も ...
風を受けて
ふいに
ことばが途切れる
頷いた
眼差しの
彼方には
夏の空の
積乱雲が
まばゆい
音楽のような
やり取りが
耳に心地よくて
話し声が
音にしか
聞こえない ...
手放さないだけ、考えてると
つないだ
手、離れていくかもしれない
べらべらべら。ごきげんな音だ。けつを拭く紙にもならないが、まともな本にも使えないような出来損ないの紙切れの束がめくれる音だ。
ユーズドの捨て台詞と共に床に落ちたままの俺の右目がたどり着いた場所は ...
内奥のリズムに遊ぶ5・7・5
定型と叫ぶ詩人あって前衛は栄え
列島の「離れ」となるや宮古島
せめぎ合え調べに反・合このスリル
情報と電子の海を渡り切れ
...
せっかく君から心を開いてくれたチャンスなのに
こんなにあわてちゃろくに話もできやしないよ
なぜだか涙がボロボロでてきて止められないんだ
いつでも君の力になりたいと思ってるんだけど
...
遮光カーテンの隙間から
容赦なく攻めてくる太陽
私の肌を灼いて
そのもっと奥をくすぶる
メラニン色素沈着して
将来しみが出来る
...でしょ?
堅物な貴方のハナシ ...
キリンの皮だろうか
わからないままで歩き続けるのは不安だけれど
どんなにか素敵だっただろう
淀みのない川を歩いて行けたのなら
自分に問いかけながら
誰かの言葉すらないままに眠ろう
眠り ...
いろいろなクジラに
進んでいこうぼんやりと
魚を釣る友達といく
繰り出すのは空の沖
どこまでも飲まされた
流れ者ではなく爽快だ
漁業組合と見て
酒をして
乗合船のように
投げ ...
ただあなたが好きだった
ほんとうに
ただそれだけ
あたしには
それだけしかなかった
あ!
が寝入っているどしゃ降りの深夜
い・
は明日の飲み会の挨拶を考え
ん?
とオーストラリアのANNA
に話しかけ
ふぅ。。
なんか
びくびく
ん
の痙攣を心底恐れて心配して
...
生乾きの父を吊るしてからコーヒー
色に例えるならば
それはそう黒に近いだろう
最も濃い闇を連想するような
どすぐろい色だろう
そこには一切色彩は存在せず
どんな色も黒に侵食されていく
白雪姫VSシン ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
果樹園
A道化
自由詩
7
09/7/26 2:05
白い呼吸
ゆたんぽ
自由詩
2*
09/7/26 2:04
午後四時十七分の雨
たりぽん(大...
自由詩
5
09/7/26 0:49
わたしの
はちはちよん
自由詩
8*
09/7/26 0:43
許
YuLia
自由詩
1*
09/7/26 0:27
パチパチ
瀬崎 虎彦
自由詩
3
09/7/26 0:07
照れれのレ
つゆ
短歌
3*
09/7/25 22:06
ベランダ
たもつ
自由詩
8
09/7/25 21:59
深緑
たちばなまこ...
自由詩
11*
09/7/25 21:28
ユウヅキヤマ
ひより
自由詩
2*
09/7/25 20:18
「絆サレナイ絆」
Leaf
自由詩
0
09/7/25 19:44
「可笑しなフレンチテイストと東京タワーの下」
〃
自由詩
0
09/7/25 19:36
土曜、午後
ゆでたまご
自由詩
3
09/7/25 17:49
ものごころ
nonya
自由詩
6*
09/7/25 17:28
柔らかな欲望
中原 那由多
自由詩
6
09/7/25 17:19
月風魔伝
zihan
自由詩
2*
09/7/25 14:50
情歌(ジョーカ)
……とある蛙
自由詩
7*
09/7/25 14:37
流星群
e.mei
自由詩
14
09/7/25 13:58
話し相手
フクスケ
自由詩
3
09/7/25 12:40
ケイコク
邦秋
自由詩
0*
09/7/25 11:08
サイエンスフィクション・オールライト2
竜門勇気
散文(批評...
0
09/7/25 11:02
俳論
アハウ
俳句
0
09/7/25 10:26
与えられる男
udegeu...
自由詩
1*
09/7/25 10:22
告
YuLia
自由詩
0*
09/7/25 9:10
呪文
番田
自由詩
0
09/7/25 3:29
漁
〃
自由詩
1
09/7/25 3:28
ごめんね
cass
自由詩
3*
09/7/25 1:47
あ!
草野大悟
自由詩
1*
09/7/25 1:19
無題
しみまん
川柳
6*
09/7/25 0:49
白雪姫VSシンデレラ
こめ
自由詩
9
09/7/25 0:42
4307
4308
4309
4310
4311
4312
4313
4314
4315
4316
4317
4318
4319
4320
4321
4322
4323
4324
4325
4326
4327
4328
4329
4330
4331
4332
4333
4334
4335
4336
4337
4338
4339
4340
4341
4342
4343
4344
4345
4346
4347
加筆訂正:
無題
/
しみまん
[09/7/25 0:53]
一個だけにした
5.07sec.