君は幸せを幾つ望むだろうか?


  世界が幸せである事

  友達が幸せである事

  大切な誰かが幸せである事


  君がこの世で

  唯一の存在ならば ...
金曜ロードショーや
日曜洋画劇場で
「教育にいい」ような映画を
放映する日は
子どもはコーヒー牛乳を飲んで
映画が終るまで
観てもいいことになっていた
たとえば「ローマの休日」や
...
私だってムカつくことくらいあるよ
いつだって泣き出したいもの

いくら神様を信じていたって
いくらきれいなものが好きだからって
現実、そんなこと言ってらんないでしょ

だから諦めることに ...
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」

夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので

夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし

...
 
 
お正月
母の実家から見える
山脈の麓にスキー場があった
数キロ続く田の先にある
駅前の街のそのさらに数キロ続く
田の果てに
スキー場が見えていた

とても遠いところなのに
...
手にあまる
廃屋の残照
すぼまり 壁のない木の間で
林檎の古木は やせて
皺寄せた彩雲にのばされた からまる腕

実生の木 は、
今 ほろほろと 終わりを迎える
小さな青い果実を せい ...
窓を開けると部屋に入り込む夜の冷気
あぁ、もう秋だ
日毎に高まる焦燥と新鮮な倦怠を更新して
静かに沈没していく街の灯

眩しさ。もう生まれることのない昨日の眩しさが生きたのか
透明な漂流物 ...
愛がやるせないときは
夢を見ればいい
夢がやりきれないときは
音楽を聴けばいい
音楽に疲れてしまったら
女の子に
カワイイ女の子に電話してみようか
愛がやるせないときは
...
空はどんより曇り空
それなのに憂鬱、休日出勤
だーれもいないフロアに内線が響く
>めし行く?もう昼だけど?
やったねお誘いごちそうさま

いつものきたない定食屋
おばちゃんは今日もテンパ ...
コップの縁からあふれている
緑は
泣き出しそうに
低いところへ向かっていく

その底辺で
受け止めて
手の中に溜まっていくのをみてる

私の睫毛の先から漏れた
藍色と
手の中 ...
 
 ただいまは義務となってリビングのぬるい牛乳 面を震わす

 朝の床夢の旅路に疲れ果てただいまと言いおかえりを聞く 

 ただいまと家族にただいま話しかけただいまはまだただいまのまま
...
  妻の腹 しわにはさまれ 蚊がもがく
秋さびし 猫の声にも 堅くなり
 沼は待っていてくれた。ホテイアオイは相変わらず所狭しと繁殖し、岸際を覆っていたが昨日ほどではなく、私は胸をなでおろした。この分ならば、釣りになるだろう。キャスティングするのに邪魔になる風もない。まだ ... ことばカタパルト

秋には空が高くなる
魚たちもぽんぽん跳ねる

ぴちぴちと
身をくねらせて青空に踊り
それからぽちゃんとするだけだけど
きれいだし面白いし
十分じゃないか
ボラ、 ...
インフルエンザの{ルビ影響=インフルーエンス}でしょうか
秋風に風邪をひきました
夕方になると熱が出て
夢だとわかっている夢の中から
戻ってくるのが一苦労

彼岸花がそろそろだと思っていた ...
二週間に一度
電車に揺られ
ヘッドフォンで耳を塞いでもうなんにも余計な物は聞かないように

通い慣れた踏切/目的地以外は何もわからない駅/ひゃくにじゅうえんで三時間珈琲

先生はどうですか ...
変われなくて悲しい?
楽しくなくて寂しい?
誰もいなくて孤独?

君は17才
生きてるって思えるだけでいい
快感でしょ?
周りのみんなが輝いて見える
でも君は神様に選ばれたわけじゃない ...
こみどり待たせた道路の白線
丸い木の輪に赤い手のびる
二本の足に根の指下がり
みじんぎりの水 羽根切り回り

枯れてく管に門出の粉族
ふくらむ尾の顔
爪先に笑う

部屋に屋根飾り 灯 ...
はたしてそれは

恋だったのでしょうか


はたしてそれは

愛だったのでしょうか


はたしてそれは


はたしてそれは・・・


本当に


私の想いだっ ...
揚げたてのエビなら隣テーブルで男が食ってるよ

おいしそうにね
『顔を売れ』というアドバイスは、セールスなら一度は耳にしたことがあるだろう
『顔を売れ』とは、『人間性を売れ』ということだともよく聞く

では、『人間性を売れ』とはどういうことなのだろう

...
珈琲を二つ注文昼過ぎのサンエバーに二人来てみし

薄暗きコーヒ・スタンド今日も来て伝道終えしたまさかの日

耳かさぬ家々巡りのべ伝う秋のある日に妻と二人で

赤坂ブレンドという豆挽きしコー ...
俺は放とうとする
微かな 狭間は
巡られていないのだろうかと 部屋に
投げ捨てようとする 自分ではないものを 

黄緑色の 抱こうとしてきたもので立つ
風景をそんなふうに 
響きを 立ち ...
  さよならの日は 風の日だ
  けれど 怖がらなくていい
  雲はいつだって自分を壊してゆくし
  空だって ためらうことなく色を捨ててゆく
  こうして みんな秋になってゆくんだ
  ...
書物に手を伸ばす 善行


坐したままのAV行為が業となり


昏い体に妙法は良薬


悪魔・天使 流動して 築く
七年ぐらい土にいて
一週間だけ空にいて
今は何処を飛んでいるんだろう

部屋に落ちていた蝉の抜け殻
そんなこんなに想いを馳せる
ゴミ箱に詰め込んで火をつける
灰になったらそのうち土に還る

巡り巡って僕になる
白くて深い雲の色
ゆらゆら揺れて流れていった

カラカラカラと鳴り響く
雲の音あれは色

白くて深い雲の色
客体の僕と主体の僕がゆらゆら揺れる日和見主義きれいな言葉にくるまれている嫌いなキャンディ砂鉄の匂い少しは解るよ誇大妄想思案が足りない苛ついている本当の自分に鏡張りの部屋看守の自由は吸い込まれている魂み ... 思い通りに行かない事
沢山あるけど
結果その方が良かったと
後になって思う事もある
時には見えない引力に
身を任せてみるの
流れ着いた場所で
振り返った時に
初めて気付く何故の理由
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【 幸せである事 】豊嶋祐匠自由詩4*09/9/14 9:56
果物の皮を剥くのが上手い理由吉田ぐんじょ...携帯写真+...1209/9/14 4:19
新しい宗教ゆりあ自由詩9+*09/9/14 2:44
結婚してよかった、とか言ったことない吉田ぐんじょ...短歌2209/9/14 2:16
スキー場小川 葉自由詩709/9/14 2:02
ナスターシャ/Nasturtium月乃助自由詩4*09/9/14 1:53
街の灯カナシミルク自由詩209/9/14 1:28
左耳フミタケ自由詩7*09/9/14 1:14
おひるやすみ自由詩3*09/9/14 1:09
幸福な夜にはミゼット自由詩4*09/9/14 0:28
家族にただいまキッチン短歌1*09/9/14 0:01
夏の終わり西尾川柳109/9/13 22:04
帰ってきた沼でフライロッドを継ぐ北村 守通自由詩109/9/13 21:33
傀儡使い師たち/ことばカタパルト海里自由詩109/9/13 21:22
傀儡使い師たち/風邪の色自由詩109/9/13 21:21
おくすりはあなたにひつようだろうあぐり自由詩8*09/9/13 21:20
悲しみのセーラー服ゆりあ自由詩1*09/9/13 20:20
くすりすりくすり砂木自由詩4*09/9/13 20:13
はたしてそれはセルフレーム自由詩209/9/13 20:07
フライヤーしべ自由詩009/9/13 19:33
人間性を売る吉岡ペペロ散文(批評...309/9/13 19:19
芸術の至上生田 稔短歌109/9/13 19:08
自分の外から番田 自由詩109/9/13 18:44
秋の日は風の日西尾自由詩209/9/13 18:43
悪魔天使アハウ俳句209/9/13 17:00
蝉の抜け殻風見鶏自由詩309/9/13 16:31
いらないもの自由詩209/9/13 16:25
雲の色自由詩109/9/13 16:09
ブランニューモール自由詩109/9/13 15:22
点+点=線加羅自由詩1*09/9/13 14:35

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加筆訂正:
/……とある蛙[09/9/13 21:03]
行がえ1カ所
5.1sec.