空といふ空からお前が堕ちてくる

海といふ海にお前がひるがへる

そのときぼくは椅子をひとつ用意しよう

もちろんお前と話しあふための椅子だ

その椅子は木でできてゐて と ...
故郷の坂道を曲がりくねって下る途中で 
あの日の野球少年達が歓声を上げていた 
懐かしい公園が、見えて来る。 

場所取りで他校の生徒と 
取っ組みあいの喧嘩になった 
乱闘事件を思い出す ...
夕暮れの食品売場で 
偶然、2年前に他界した 
認知症の婆ちゃんの、嫁さんに会った。 

「あの・・・デイサービスのはっとりです」 
「あら・・・私達とっても感謝してますよ」 
「いえいえ ...
果たして、このままで良いのか悪いのか?
いつまでも携帯メールをメモ帳代わりに使ってられる筈がない
いつか絶対に壊れてしまう
それまでの記憶が消滅してしまうかも知れない
パソコンよりも寿命が短い
明日、 ...
カインツホーム
ぼくたちは
ある晴れた
空白が青く
平屋の建物に
くり抜かれた
にちように
ポカリと口を開け
まぶしいと
顔をしかめながら
柱から斜めに切れ込む
影に半身を切り取 ...
今にも泣き出しそうな 夜闇の中
一羽のカラスが 仲間にはぐれ{ルビ咽鳴=な}いている
今にも泣き出しそうな 夜闇に紛れて
一組の男女が 友に祝福されて泣いている
  
   -刹那-
   ...
生きている実感なんて

そんなものあるはずがない

なにかの中毒になる以外

そんなものあるはずがない


あるはずのないものを

目のまえにぶら下げて

ロックオンしなけれ ...
夜が起き出して
今夜はと舞台衣装に着替える
黒い不安と白い恐れの鍵盤を
交互に叩くその曲は
泡立つ恍惚の光り

濡れた海を拭くように
満月の落した布が
昼と夜の境界線から漂う
かもめ ...
荒んだ目の子が
昼を見ている
風は高い
指は遠い


地にあおむけの空が
上目づかいで地を見つめる
腕ひろげ
見つめる


誰かが見たいと望んだ数だけ
月 ...
ぼーっと
通路に座り込んで
足を投げ出して
そのまま横たわる途中で

ボートハウスの屋根の上
の丘
の上の空

見つけたんです

あと、30分
オムレツ

謎のオムレツ
僕は、謎の・・・なぞの
オムレツの唄をうたった

なぞのオムレツ
僕は、たしかに
昨日、うたったオムレツの唄

なぞのオムレツ
僕は、何時かの
スーパ ...
僕は知り得ない
しかしそのことが
僕を不自由にしない

僕は何者かになれる
それは対話に拠って
気付かれる
結びつきは
希跡
今の貴方の住む街は
どんな色でしょうか?

子どもたちの笑い声が
天高く響いて
私は今日も嬉しいです

私にはこの街が
どんな色かわかりませんが
きっと鮮やかな色が
広がっているこ ...
賛美歌の流れる中
娘の手をとりて
神の御前に歩み出ん

バージンロード

長き人生の
時の流れのように
一歩いっぽと歩まん

希望と不安を胸に

娘は 我腕に縋りて
神父と若 ...
言葉とは何だ
現実をぶちのめすものだ
そういうことにしよう
ペンとマイクで世界と戦う
俺はこれからの人生をそう定義した

今まではふりだしに戻ってばかりの人生だった
これからもそうかもし ...
「バトンミス」


連合運動会とかでよくあるけど
対抗リレーとかでよくあるけど
バトンミスで僅差で二位だったり
バトンミスで惨敗だと
バトンミスした奴ボロクソに言われるね
ミスしたの許 ...
「ゴールキーパー」



こっちのゴールマウスから
あっちのゴールマウスを見ていると
500mくらい離れている気がした
あっちのゴール付近ばかりが賑やかで
仲間外れにされた気分で突っ立 ...
昨日の大風(オオカゼ)に
樹々は直立した
雲のない秋空の朝
ストローの中で
聞こえる
はぐれた小さな嵐
目の前に2本の道があって
そっちに行こうか
あっちに行こうか
迷ったその時は
ワイルドなほうを選ぶんだ


いつもニヤニヤしてるやつらと
楽しそうに喋って
あとで陰でこそこそ馬鹿にさ ...
開けてしまった
くるしい

蓄積したさまざまな理不尽は
皮膚の表面から放出されることなく反射する
何度も
何度も
尾鰭が付いて膨らんでいく
出口を忘れてしまう
体内を回り続ける

...
 
 
青葉から

こぼれる雫 眺め見て

私の目から あふれる涙‥
 
からしとレンコンを見る
ゆるしてくれ
なにもできないんだ
扉を開けるとそこには
柔らかい膨らみをおびた
甘い香りの君がいた
とろける様な舌触りの
あの濃厚な感触が蘇る
僕は誘惑に負けた後の
リスクぐらい知っている
でも でも でも でも
君が ...
 流れにあらがい
     生きていた頃が、ありました
       いつもいつまでも
    淀み 聞かされた
 乳房の谷に湧き出る 
哀瀬の流れの
   さだまらなかった

  ...
寝るのは好き?
平穏を感じられない?

やすらぎを得られてる?
寝てるときの君は何処にいるの?
この世界に意識はないよね?

寝るのは好き?
どっか行きたい?

寝るのは好き?
...
青いバラを見ましたか
青いバラを見ましたよ
花屋さんのでっかいガラス張り冷蔵庫の中で
束になって真っ青してました

青いバラのニュースは聞いていたので
とうとう出回るようになったかと

...
流行曲はあるけれどヒトラーのロシアの貧しい生活に、ニューヨークを感じている光の中の、人々に流れる電車に。とうとうーパリのカフェの歌ってあるはずだー歌を探していた。眠りの中で見いだしたい。あるいは、ロン ... 言葉を
干からびた 食べようとした
白色のものが それは
干からびた 言葉を見ていく

取り出すように はき出されたものに
屍の外から 転がっていた 血から親指に
僕の魚のように
取り ...
ノートにひたすらに
どこかへと 僕が生きて行ければいいのだがと
並べられた夢を
手にしたことのないペンを 言葉を
僕は書き起こす

見ていないのに言葉を見ている 
目のまじめなように 言 ...
荒々しい岩場がつづくこのあたりには
人の住む気配はない
わずかの食料と水を持って
私はこの世界に逃げてきた

太陽が猛烈に照りつける
灼熱の午後
私は太陽の目を避ける穴を探して
岩場を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
欠損パンタタ自由詩009/9/22 21:46
地球という、夢 服部 剛自由詩109/9/22 21:29
観音像の笑う夕暮れ 自由詩109/9/22 21:18
記憶TASKE携帯写真+...109/9/22 20:57
_水町綜助自由詩709/9/22 20:41
この一瞬のためにもこもこわた...自由詩1*09/9/22 20:28
生きている吉岡ペペロ自由詩509/9/22 20:12
乱太郎自由詩10*09/9/22 18:01
降り来る言葉 XLIII木立 悟自由詩209/9/22 16:54
ボートを待ちながら伊織携帯写真+...209/9/22 15:31
オムレツ生田 稔自由詩409/9/22 15:17
無題渡辺亘自由詩009/9/22 12:37
街の色葛西曹達自由詩109/9/22 12:34
バージンロード青い風自由詩2*09/9/22 12:26
ハンマーポエッツ新守山ダダマ自由詩009/9/22 11:36
体育の授業中は哀しくなる事が多かった 4ゴースト(無...自由詩2*09/9/22 11:12
体育の授業中は哀しくなる事が多かった 3自由詩2*09/9/22 11:10
小さな嵐フクスケ自由詩009/9/22 10:14
ワイルドサイドを選べudegeu...自由詩2+*09/9/22 9:30
はこ伊織自由詩509/9/22 6:09
‐涙‐‐弘‐短歌109/9/22 4:43
嘘つきしべ自由詩009/9/22 3:43
夜中の誘惑加羅自由詩1*09/9/22 2:46
「珊瑚」月乃助自由詩7*09/9/22 2:01
希夢望夜恋自由詩009/9/22 1:40
青く染められた物語小池房枝自由詩3*09/9/22 1:40
電車の、音の、向こうで番田 自由詩009/9/22 1:35
砕く、石を見る自由詩109/9/22 1:32
原稿用紙に、座る自由詩0+09/9/22 1:31
言葉のない世界ばんざわ く...自由詩1*09/9/22 0:18

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4.54sec.